吉見百穴

吉見百穴
photo by @st_63_44
古墳時代末期に作られた、横穴式のお墓の遺跡で穴は219個あると言われています。百穴の中には一定の気温と湿度が保たれた環境でしか育成しない希少な苔「ヒカリゴケ」が見られることでも有名です。また地下には軍需工場があった流れから埼玉の心霊スポットとしても知られています。なお多数の穴が開いた景色は個性的なことから「仮面ライダー」を始めロケ地としても使用されることが多いです。

おしゃれで少し気の強いアヤコ
埼玉のカッパドキアって呼ばれてるらしいよ。でも私、カッパドキアって何かしらかかったからよくわからなかったけど、結構インパクトあったよ。
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吉見百穴の基本情報


【 住所 】埼玉県比企郡吉見町北吉見327
【アクセス】東武東上線東松山駅下車後、「鴻巣免許センター行き」のバスに乗り「百穴入口」下車、その後徒歩7分 その後、「東松山駅」では「鴻巣免許センター行き」のバスに乗り「百穴入口」下車。バス停からは徒歩7分で「吉見百穴」に到着です。
【営業時間】8:30~17:00まで 年中無休
【 料金 】中学生以上300円、小学生200円、小学生未満は無料


吉見百穴 公式情報

埼玉の不思議スポット!吉見百穴でお勧めの楽しみ方を紹介

吉見百穴ってどんなところ?

吉見百穴は今から1400年前の古墳時代終末期の横穴墓群です。山の斜面にいくつも穴が開いているので、古代より人々に興味をもたれていた場所です。

吉見百穴の穴
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明治20年、当時東京大学大学院生だった、坪井正五郎博士が発掘調査を行いました。

中には、玉類・金属器・土器類など、多数の遺物が出土し、大正12年には国指定の史跡になりました。

現在、219個の穴が数えられ、洞窟の中にはヒカリゴケがが緑色の幻想的な光を放っています。

とっても貴重なヒカリゴケは見どころの一つと言えるでしょう。国の天然指定記念物にも指定されている吉見百穴は、見る価値がありますよ。

吉見百穴の穴から見える景色
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吉見百穴の基本情報

営業時間は8:30~17:00まで。年中無休で営業しています。

観覧料は、中学生以上300円、小学生200円、小学生未満は無料となります。20名以上で団体扱いになり、団体割引が利用できます。

大型車が止められる無料の駐車場が完備されており、普通車ですと200台が止められる大型スペースを確保してあります。

吉見百穴の行き方について

公共交通機関で行く場合(池袋発)東武東上線、準急「川越市行」に乗車、約1時間ほどで「東松山駅」到着します。

その後、「東松山駅」では「鴻巣免許センター行き」のバスに乗り「百穴入口」下車。バス停からは徒歩7分で「吉見百穴」に到着です。

車で行く場合(池袋駅発)首都中央環状線経由で1時間10分位で現地に到着します。無料駐車場が完備されているので、そちらに駐車してください。

吉見百穴で出来るおもしろ体験

※現在新型コロナウィルスの影響で「勾玉づくり」と「埴輪づくり」の体験は休止中です。

吉見百穴構内には吉見町埋蔵文化センターがあります。ここでは、町内の貴重な文化財が展示され、吉見百穴の入園料を払えば見る事ができます。企画展が展示されることもあり、文化に触れる事ができます。

また、貴重な体験もでき、「勾玉づくり」や「埴輪づくり」が体験できます。勾玉づくりは、古代人のアクセサリで有名な勾玉を天然石をつかって作る体験です。

所要時間は1時間~1時間半ほどで完成し、お土産として持ち帰れます。体験料は350円なので、気軽にチャレンジできるコースになっています。

そして、もう一つの埴輪づくりコース。古墳時代をイメージする埴輪を実際に作るコースです。

好きなデザインで製作をし、躍動感あふれる踊る埴輪も作れます。製作後に一か月ほど乾燥してからの返却になるので、再度訪問する必要があります。

万が一、再訪が難しいようであれば、宅配便での配送も可能です。所要時間は1時間半~2時間程度で完成し、料金は500円で体験できます。

普段なかなか体験できないコースなので、思い出になる内容だと思います。

また埴輪は職人さんが手作りしたものも購入可能です。
インテリアにもピッタリなのでお土産にいかがでしょうか?

吉見百穴の見どころ① 軍需工場跡

この場所は、昭和19年~20年に、吉見百穴とその周辺の丘陵地帯に大規模な軍事工場が作られました。

吉見百穴がある丘
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この地下軍事工場跡は、今でも通行可能な場所になっています。直径3メートルほどの開口部をくぐると、縦と横の巣窟がそれぞれ交差し基盤の目のようになっているのが特徴です。

吉見百穴の穴の軍事工場跡
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太平洋戦争の末期、アメリカの大規模な空襲によって、日本の航空機製造工場は壊滅的なダメージを受けました。

当時、武蔵野市にあった、中島飛行機工場を地下に移す計画がありましたが、間に合いませんでした。

昭和19年に二度の空襲によって生産力が10分の1に低下。このことで、今のさいたま市にあった中島飛行工場の移転先が急速に高まり、生活物資の調達もしやすく掘削もできるこの場所が選べれました。

吉見百穴にある地下軍需工場跡は、空襲を受けながらも航空機の部品を製造する目的でつくられました。

本来、市ノ川は湾曲した地形でしたが、地下軍需工場の前に平地を確保するために、川を西の方角に移し、現在のような直線の川にしました。

とても大きな工事だったとわかります。

吉見百穴の見どころ➁ ヒカリゴケ

暗闇に美しく光を放つように見えるコケ、ヒカリゴケはコケ類の一種であり、緑色の綺麗なコケです。

吉見百穴のヒカリゴケ
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とてもデリケートなコケなので、一定の気温と湿度が保たれた環境でしか育成しません。

吉見百穴の横穴墓穴は、この条件がそろっているため、ヒカリコケが自生しています。

ヒカリゴケは、通常中部以北の山地に見られますが、ここで生育していることは極めて貴重です。

吉見百穴の見どころ③ 松山城跡

吉見百穴の道を挟んで向かいにあります。帰りがけに寄り道をしてもしても楽しめるスポットです。

松山城は応永6年、築城者は大河原安戸城主の上田智道。この城は、松山城風流歌合戦の後、北条市の拠点となり永禄年に上杉謙信に攻略をされました。

これを氏家が奪還し小田原合戦で落城しました。古城にしては保存状態が良く、丘の上には上司の碑がたち、土塁・空塀が残っています。

平成20年に国指定の史跡に指定されました。入口には観音堂があり、お城好きにはたまらないスポットだとおもいます。

吉見百穴で開催されるイベント

毎年、春になるとさくらまつりが開催されます。


当日は、特大の吉見郷土かるた大会が開催され、小学生以下なら誰でも参加できます。

桜の木をバックにして、大きなカルタ取り大会に盛り上がりましょう。当日参加すると参加賞がもらえるので、親子で訪れてもいいかもしれません。

そして、午後になると郷土芸能である大太鼓が披露されます。迫力のある太鼓の音色、威勢のいい掛け声が桜の風景に馴染みます。

他にも、ツリークライミングや畳細工など、一日中遊べる内容が盛り沢山。早めに訪れると、朝市が開催され「吉見いちご」の直売会で購入できます。

日没過ぎからは、桜がライトアップされ昼間の景色が一転して、幻想的な風景が楽しめます。

当日は、洞窟内にカフェスペースができ、中で飲食しながら休憩ができます。普段とは違った吉見百穴の楽しみ方ができるので、おすすめのイベントです。

吉見百穴の近くにある「道の駅 いちごの里よしみ」もオススメ

イチゴの里でもある吉見には、見どころたくさんの道の駅があります。吉見百穴の帰りに寄り道をしたくなるスポットです。


道の駅中には、物産館があり、地粉を使ったおいしいうどんや吉見町のB級グルメ「ミニあぶら味噌丼」などが食べられます。

売店では、懐かしい駄菓子やイチゴを使用したお土産が購入できます。中でも珍しい「いちごのかまぼこ」は切り口がイチゴの絵になって見た目がとってもかわいいです!

冷凍で持ち帰れるのでおすすめですよ。体験教室も開催しており、予約制でうどんの手打ち体験ができます。

午前と午後の二部制で開催され、15人まで体験ができます。講師が直接教えてくれて、包丁切をして茹で上げます。

茹で上がったうどんはその場で食べられ、いつもとは違った満足感がありそうです。

家族そろって体験して、食べ比べをしてみても面白そうですね。

一番の目玉でもある吉見いちごのイチゴ狩り。季節限定の営業になりますが、だいたい1月から5月くらいまで営業し、30分の食べ放題ができます。


一日限定50名までで、土日限定のオープンです。先着順になるのでお目当ての人は、吉見百穴に行く前に寄ったほうがいいと思います。

ぜひ、吉見百穴へ足を運んでみよう!

とてもインパクトのある吉見百穴は、なんとも不思議な形です。

古代からの歴史を振り返ると、このような形になったのも納得がいきます。

時代とともに使用目的が変化して、長い歴史を刻んできた感慨深い史跡でもあります。

歴史を詳しく知った上で訪問すると、吉見百穴を深く楽しむ事ができますね。

保存状態が良く、当時の面影のまま残る場所で古代の風を感じてみましょう。

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