生石神社
生石神社の基本情報
【スポット】生石神社
【ふりがな】おうしこじんじゃ
【 住所 】兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
【アクセス】JR神戸線 曽根駅 タクシー約10分
【最寄り駅】曽根駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
生石神社
が含まれる観光マップ
奇石?奇跡?水面に浮かぶ謎の巨石がある生石神社のアクセス情報まとめ
生石神社の由来やご神体について
巨石 「石の宝殿」とは
兵庫県は高砂市、宝殿山の山腹に位置する生石(おうしこ)神社は、とても奇妙で不思議な巨石をご神体として祀っています。
「石の宝殿」と呼ばれるそれは大きな石造物は、宮城県は鹽竈神社の塩竈、鹿児島県は霧島神宮の天逆鉾と並んで「日本三奇」と称されているのです。
横幅は約6.4m、高さ約5.7m、そして奥行約7.2mと巨大なだけではなく、何と水面に浮かんで見える事から、浮石と呼ばれてもいます。
どうしてこの地のこんなにも大きな石があるのか、何故こんな場所にあるのかも、未だ解っていないそうです。
しかし、生石神社の付近ではその昔から竜山石(たつやまいし)という名の凝灰岩が採石されていたのです。
古墳時代には石棺の材料としても用いられていた事、石の宝殿も竜山丘陵にあり岩山を切り崩している事で、「採石途中だったのでは」と囁かれています。
巨石がご神体となった理由
石の宝殿は8世紀よりも前から存在していると伝わっています。
生石神社略記によれば、大穴牟遅命と少毘古那命の二神が天津神の命により石の宝殿を作りましたが、最中に阿賀の神の反乱を受けてしまいました。
その為、夜明けまでに石の宮殿を正面に起こせず、未完の宮殿のまま二神は石へと籠もり、国土を鎮める事になったとも伝わっているのです。
石の宝殿は鎮の石室(しずのいわや)とも呼ばれており、こういった話から、巨石が神格化され今も尚、現存しているのでしょう。
また、石の宝殿が生石神社のご神体となったのは崇神天皇の時代からです。
社伝によれば日本で疫病が流行った時に、石の宝殿に鎮まる大穴牟遅命、少毘古那命の二神が崇神天皇の夢に現れました。
「吾らを祀ると天下は泰平になるだろう」と二神より告げられた崇神天皇は、夢に従い今の場所へ生石神社を創建したと残されています。
生石神社のご利益
生石神社の主祭神は、大己貴命(大国主命)と少彦名命です。
ご利益は「必勝祈願・厄除・病気平癒・健康・安産」です。
また、その巨大な奇石の姿から「強力なパワーを授かる」としてパワースポットとしても人気です。
生石神社の拝観時間・拝観料
拝観時間
拝観自由
拝観料
奇石「石の宝殿」拝観には100円の拝観料がかかります。
アクセス方法
車の場合
県道391号線の交差地点を左折→北進→歩道橋のある竜山交差点から更に北進→県道392号線→峠を上った所に生石神社駐車場あり
電車の場合
JR宝殿駅から徒歩約25分
生石神社の見どころ
1:水に浮く?奇石「石の宝殿」
生石神社の一番の見どころは、水の上に浮いているかのように見える、生石神社のご神体である石の宝殿です。
まずは拝殿の中央を通り抜け、本殿へと進み参拝を済ませておきましょう。
この本殿の奥には石の宝殿がありますから、拝観料100円を支払ってから奥へと進みましょう。
すると、目の前にとても大きな真四角の岩が見えますが、これこそが石の宝殿です。
少し横に周ってみれば石の側面には切り込みが入っており、かつて人の手が加わった事が伺えます。
この事から「採掘の際に何らかの事情により、この巨石の採掘を止めたのでは?」、「UFOなのでは?」といった話もあるのです。
石の下を見てみると、水の上に石が浮いているような様子が伺えます。
この状態を浮石と呼びますが、本当に浮いているのではなく、「基盤から遊離して不安定な状態」を指すのです。
石の宝殿も、恐らく下から採掘をしている途中で止めてしまったので、このような不可思議な状態になったのでしょう。
2:裏山からも眺められます
もっと石の宝殿を見たいと思ったならば、裏山から下にある巨石を眺めてみましょう。
裏山への道は生石神社の横にある、石を切り出して作られた階段を登っていきます。
ここからは石の宝殿の全体図を上からじっくり見れる他、遠くにある瀬戸内海や、淡路島まで見えるのです。
天気の良い日は是非ここへ上がってみましょう、美しい夕焼けを眺めてゆっくりとした時間を過ごせますよ。
3:巨石近くには霊岩があります
石の宝殿の付近には、霊岩と呼ばれるこれまた大きな岩と立て看板があります。
立て看板には「この岩は石乃宝殿の分岩です。全身の力を込めて押し下さい」と書いているのです。
そうすると神様から力を授けてもらえるので、岩に触れた手で身体の良くない部分を撫でましょう、との事です。
巣鴨のとげぬき地蔵のように、「岩に触ると不思議な力を授かる」という言い伝えがあるのですね。
触ると意外にもつるつるしていて触り心地が良かったです。
4:お守りは買っておくべき
生石神社のお守りは、竜山石という願い石です。
石がお守りというのは結構変わっていますね、生石神社へ行った際には是非購入して持っておきましょう。
5:パワースポットとしても有名
とても大きく、そして不思議な形をしたご神体があるという事で、生石神社はパワースポットとしても有名です。
必勝祈願や厄除、病気平癒に健康、安産といったご利益があるともいわれています。
最近何だか疲れやすい、体に心配な部分がある、勝ちたい試合があるという時には参拝して力を貰ってもいいですね。
生石神社での注意点
1:池に硬貨を入れない事
石の宝殿の足元にある水辺に硬貨を入れないようにしましょう。
硬貨には銅が含まれている事からも、池の中で泳いでいる魚には毒になってしまいます。
お賽銭や拝観料は必ず専用の場所へと納める事が大切です。
2:体力必須
車であれば細い峠道を通るという難所があるものの、駐車場からすぐに生石神社境内へと入る事ができます。
しかし電車でのアクセスの場合は、最寄り駅からゆっくり歩いても30分はかかってしまうのです。
出来れば駅からタクシーを利用してのアクセスをおすすめします。
どうしても徒歩でアクセスするという場合には、峠道で迷ったり、車やバイクと接触事故を起こさないよう気を付けましょう。
3:裏山は夜は危険です
拝観自由の神社ではあるものの、夜間に裏山へ登る事はあまりおすすめできません。
裏山へと続く石の階段は滑りやすく、なかなか段数が多い事と、高さがあるからです。
夜は明かりが少ないので星や夜景が美しく見える場所でもありますが、慣れていない場合はやめておきましょう。
生石神社周辺の観光スポット
1:鹿島川沿いの桜並木
生石神社から約1.5kmの所には鹿島川があります。
ここは春になればおよそ300本以上もの桜の樹が色づき、それは見事な桜並木の道ができるのです。
明姫幹線南~県道718号線の辺りまでずーっと続く桃色のトンネルはとても美しく、夜には照明がつけられます。
ほんのりと灯る桜と川の景色を、生石神社からの帰りに眺めてみませんか?
2:あらい浜風公園
生石神社より約5kmと遠くなりますが、山陽電鉄荒井駅を降りて徒歩約20分の場所にはあらい浜風公園があります。
ベンチもありますし、すぐ近くには海の景色も見えて、とても眺めがよい場所です。
海の向こうには天気が良い日に島が見えたりして、おすすめの休憩&観光スポットです。
温かい日にはここでお弁当を食べるのも良いでしょう。
3:市ノ池公園
子供連れで生石神社へ来ている場合、お子さんは神社だけでは満足しないかもしれません。
そんな時は、神社から約3.5km程の所にある公園へ行ってみませんか?
こちらの市ノ池公園には遊具がありますし、景色も良いので休憩にもおすすめです。
植物園ゾーンや芝生ゾーンがあり、意外と遊べる場所なので、神社の参拝後に立ち寄ってみてください。
4:Cuerna Vaca
生石神社で参拝を済ませた後にちょっと休憩したい時、おすすめなのがこちらのカフェです。
夜20時30分まで営業しているレトロなカフェで、パフェや軽食が美味しいのです。
ちょっと疲れた時や座りたい時なんかに行ってみましょう。
住所:兵庫県高砂市松陽4-644-2
最寄り:伊保駅
営業時間:8:30~20:30まで
日本三奇の生石神社で奇跡を目撃しよう
日本の中でも、生石神社のご神体「石の宝殿」のような不思議な巨石を見かける事はないでしょう。
海も山も近い土地ですから、是非一度は観光がてら生石神社へと出かけてみてください。
パワースポットでもありますので、ちょっと心が弱っている時に行くと元気が貰えるかもしれませんよ。
厄除け等のご利益もあるようですから、今お守りを持っていないならば、こちらで守り石の守りを購入してもいいですね。
近くに観光スポットや美味しいパフェの食べられるカフェもあるので、休みの日にでも一度参拝してみてくださいね。
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