船場センタービル
船場センタービルの基本情報
【スポット】船場センタービル
【ふりがな】せんばせんたーびる
【 住所 】大阪府大阪市中央区船場中央2丁目3番
【アクセス】大阪メトロ堺筋線・中央線 堺筋本町駅 徒歩約1分
【最寄り駅】堺筋本町駅
【営業時間】店舗により異なるが、一般的には10:00~20:00
【 料金 】無料(店舗利用に応じて異なる)
【クーポン】公式ウェブサイトや各店舗での割引クーポンあり
着倒れと食い倒れが楽しめる、船場センタービル
「船場センタービル」をご存じでしょうか。
大阪のビジネス街、本町にある商業ビルです。
高速道路の高架下にはまり込むような形の、知らない人には地味なビルにしか見えないこのスポット、実は知る人ぞ知るファッションとグルメのお得スポットなのです。
船場は豊臣秀吉が大阪城を築城した頃から城下町として発達、大阪経済の中心地になりました。
その後も江戸、明治、昭和と発展を続け、戦後になると交通に優れた立地から特に繊維卸業者が集中、「繊維の街」として知られるようになりました。
そのため現在も船場では、繊維や生地、またそれを加工した服などの取引が盛んで、それを効率的に行えるように誕生したのが「船場センタービル」なのです。
船場センタービルの中にはメンズ・レディース、和装、毛皮、生地などの卸業者が多数店舗を構え、またそれに伴ってバッグやアクセサリー、時計、そこで働く人の空腹を満たす飲食店が集まっています。
もちろん、卸売り業者とは言え、一般客が購入できるなお店も多く、卸売り価格ということで、通常のショップで購入するよりはるかにリーズナブルな商品価格となっています。
船場センタービルへのアクセス
船場センタービルへのアクセスは地下鉄が便利。
御堂筋線・本町駅、堺筋線・堺筋本町駅、中央線・本町駅、堺筋本町駅など3つの路線の4つの駅の改札口が船場センタービルの地下通路と直結、そのため雨でも濡れることもありません。
また四ツ橋線、本町駅とも連絡通路が設けられています。
車の場合も阪神高速、「本町出口」「信濃橋出口」からすぐ。
大きなお買い物をする方は車がいいかもしれません。
船場センタービル1~10号館
さて、船場センタービルは非常に大きな建物です。
なんと1号館から10号館まで、端から端まで約1000メートルという長さを誇っています。
1号館から3号館はインポートマーケット、4号館から9号館は繊維問屋、10号館は専門店が中心になっています。
業者向けの卸専門店と一般販売を行う店は建物によって区分されているわけではなく、それぞれの建物の中で混在しているので、興味のある店を見つけたら一般客でも大丈夫か尋ねてみるのがいいでしょう。
船場センタービルの中には800以上の店舗が入居しているので、掘り出し物がきっと見つかるはずです。
それでは1号館から見ていきましょう。
こちらはオフィスが中心ですが、雑貨やギフトショップも多くあります。
シルバーアクセサリーを扱う「ヒロ・シルバー」や、イタリアファッションを扱う「BOSCO」などのほか、和物の家具や雑貨を扱う「和さび」、ヨーロッパのインポートものを扱う「Vivienne」などが人気です。
2号館の中心はレディス衣料です。
サイズや価格帯、ヨーロピアンからエスニック、インナーなど、非常に幅広い品ぞろえになっているほか、アクセサリーやバッグ、靴なども充実しています。
3号館は雑貨やアクセサリーが並びます。
またちょっと珍しいペルシア絨毯の専門店「アリアトレーディング」や世界の地域少数民族グッズの「秦皇閣」、ステンドグラスを扱う「ワールドトレーディング」などがあるので、他で探したけれど見つからないなどがある場合は、こちらを訪ねてみてもいいかもしれません。
また三号館には「天牛堺書店」という書店もあります。
次は4号館です。
4号館は毛皮、レザーなどの「エルミタージュ」「よしみや4号館」、“オヤジのファッションライフを演出”という売り文句の「KAZUN」、フォーマルとドレスの専門店「ツイード」、LA直輸入のドレスが豊富な「ルデア」、自然の草花を金属にしたアクセサリーの「ブロンズリーフ」など個性的なお店がひしめいています。
生地や手芸材料を探しているなら5号館がいいかもしれません。
「小林繊維」「コモテキスタイル」「三共」「マルイシ商店」などでは卸だけでなく一般販売も行っています。
もちろんこちらでもメンズ、レディース、キッズなどあらゆるジャンルのお店が並んでいます。
タオル卸の専門店「古谷商店」、「リサイクルきもの夢蔵」なども個性的です。
6号館でも生地や手芸材料が豊富で、また「開運招福屋」では天然石のアクセサリーなどもそろいます。
また船場センタービルでお買い得だと言われているのが着物。
6号館には「きもの絹司」「きもの八千代」「京都ことぶき和装船場店」「みしな」などがあり、手の届きやすい着物や和装小物も豊富にそろっているので、これから和装にチャレンジしたい、着物を一度は着てみたかったという人にはぴったりです。
7号館はレディスの店舗が多く並びますが、こちらで面白いのは「フジンセンジカ オリバー」です。
リクルートスーツ、ブラックフォーマルを多く取り扱うお店です。
他にも社交ダンスのドレスやシューズの「コーラル」、ブライダル生地・小物の「未樹」などがあります。
8号館の茶道・華道道具の「卯楽堂」、オーストリッチ・クロコダイルの専門店「オーストリッチサンエー」があります。
9号館は、希少天然石を扱う「石屋さんやまなみ銘石」など面白そうなお店がたくさんあります。
また10号館には「紙のギャラリー紙音」などの珍しいお店もあります。
駆け足で見てきた船場センタービルですが、魅力はこれだけではありません。
地下にの飲食店街
船場センタービルのもう一つの魅力は地下に広がる飲食店街。
もともと食べ物にうるさい大阪人の下を満足させる名店が軒を連ねています。
特にこちらの飲食店を利用するのは周辺で働くビジネスマンが中心。
安くておなか一杯になれるグルメが揃っています。
たとえば「山野屋本町本店」。つなぎを使わない十割そばが有名なだけでなく、ビッグサイズのかき揚げも評判です。
さらにランチでは「セルフ天丼」として180円でご飯が盛り放題になり好きな天ぷらを乗せた自分だけの天丼が楽しめます。
夜は居酒屋にもなるので一日買い物をしたあとの疲れを癒すにはぴったりのお店です。
洋食でおすすめなのは「山崎」。ランチだけでも10種類の中から選べ、それも800円からと非常にリーズナブル。しかも味も本格的です。
シュウマイで有名なのは「一芳亭」。こちらは大阪の名物として知られ、またボリュームのある定食は大人気です。
それ以外にも沖縄料理の「空 船場ゆいまーる店」のソーキソバやタコライス、インド料理の「ハリパリワール」、ボリューム満点の中華を提供する「幸梅軒」、999円ステーキが有名な「ステーキハウスキューブ」などどんな料理でも必ず見つけることができるはずです。
しかも食い倒れの街大阪なので、ほとんどハズレの店がありません。
また、喫茶店も充実しています。サイホンで丁寧に立てたコーヒーが人気の「ホーマー」のコーヒーは周辺で働く人の憩いの場になっています。
また「三輪」は昔なつかしい純喫茶の雰囲気で、フルーツパーラーとしても有名。プリンアラモードやフルーツパフェといった、最近は見かけなくなった喫茶店定番のスイーツが味わえます。
お得な買い物からグルメまで、楽しさがいっぱいの船場センタービルですが、最後に注意点をひとつ。
こちらは卸専門店としてスタートしたこともあり、業者さんが大勢訪れます。
一般販売も行っている店でも、業者さん相手が中心になることもあり、そのため店によっては忙しい時間では丁寧な接客などが難しい場合があります。
また小売りであっても布地など大きな量での販売になることがあるので注意しましょう。
さらに梱包は包んだだけという場合もあるので、大きめのバッグなどを持っていくといいでしょう。
とにかくたくさんの店があって、魅力的な船場センタービル。ゆっくり時間をとって訪ねると思いがけない発見があるはずです。
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