一心寺

一心寺
by http://www.isshinji.or.jp/nokotsu.html
こちらのお寺には納骨された骨で作られた仏さまがあることで有名です。納骨で作られる仏さまは10年に一度作られるため、仏さまにしてほしいと希望の納骨は大事に作られる時まで保存されているそうです。

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一心寺の基本情報


【 住所 】大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69

一心寺
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公式ページ

一心寺 近代的な街並みからいっきに歴史の世界へ。真田丸ファンは行くべし。

ハルカスなど、近代的な高層ビルが立ち並ぶ天王寺。

そんな場所に、歴史を身近に感じることができる場所があるのを、ご存じですか?

都会の中の静寂。心が落ち着くひととき。ぜひぜひ、歴史好きでなくても、訪れていただきたい一心寺を、ご紹介します。

一心寺とはどんなお寺?

大阪市天王寺区にある、浄土宗のお寺です。

正式名称は坂松山高岳院一心寺(ばんしょうざんこうがくいんいっしんじ)です。

徳川家康直筆の「坂松山」のレプリカが、大本堂の中に掲げられています。

そして、この自由に参詣できる大本堂で、あげられているお経を聞いていると心が落ち着きます。

納骨されたお骨で造立される骨仏の寺として、よく知られています。

天王寺公園に隣接しており、1185年創建で、本尊は阿弥陀如来です。

徳川家康とは縁が深く、大阪冬の陣で徳川家康の本陣が置かれました。

宗派を問わない、年中無休で営むおせがきの寺です。

法然情人二十五霊場第七番札所。

参詣時間は?

年中無休です。山門は午前9時に開き、午後6時に閉まります。その間は自由に参詣できます。

本堂、受付、休息所、お線香、ローソク売り場は午前9時から午後4時までです。

駐車場はありません。

山門

「八窓の茶室」や大阪城の三の丸玉造門を移設した「黒門」と呼ばれた大きな山門が有名でしたが、その山門は大阪空襲で焼失しました。

現在の山門は、高口恭行氏作の鉄とコンクリートの斬新なものになっています。

山門をくぐる時、その力強さ、大きさに圧倒され、厳粛な気分になります。

骨仏

江戸時代末期より、通常は盆の間だけの施餓鬼法要が、一心寺では年中できるということで、賑わっていました。

また、今も昔も宗派に関係なく、参詣や納骨ができるお寺のため、全国から納骨が集まりました。

1851年に遺骨数万体で、最初の大きな骨仏(阿弥陀仏)が作られました。

1887年以降は10年ごとに集まった納骨で骨仏が作られています。

太平洋戦争期の空襲で戦前の骨仏は焼失しましたが、1947年から骨仏を再開。現在も10年ごとに骨仏が作られています。

徳川家康との関係

1600年、関ケ原の戦いの年に、徳川家康の第8男仙千代君が夭折しました。

家康と同郷だった一心寺の僧が、その葬儀を営み、それから家康とのかかわりが深くなりました。

1614年大阪冬の陣では、家康の本陣が一心寺におかれました。

徳川家康は境内の孤松の姿を讃え、「坂松山」の寺額を贈りました。

今でも、大本堂でそのレプリカを見ることができます。

本多忠朝の墓所

境内に本田忠朝のお墓があります。

冬の陣で、お酒を飲んでいた本多忠朝は敗退し、徳川家康に叱責されました。

その後、大阪夏の陣、天王寺・岡山の戦いのおり、最前線で討ち死にしました。

その時、死ぬ間際に「酒のために身をあやまる者を救おう」と言ったと言われています。

それにちなみ、本多忠朝は「酒封じの神」とされ、その墓所は禁酒を誓う人たちが詣でる場所ともなっています。

断酒祈願のしゃもじに願い事を書いて、たくさん奉納されています。

芸能界無縁塚

一心寺には武将、学者、承認、歌舞伎俳優、相撲力士、落語家、漫才師などのお墓があります。

この芸能界無縁塚は、芸能史に名を残すことなく、亡くなった、身寄りのない多くの、昔の芸能人を弔うためにたてられました。

一心寺が町人の町、大阪の大衆のためのお寺だったことがうかがわれます。

現在、一心寺は一心寺シアターという劇場を持っています。

この一心寺シアターでは、劇、ダンス、落語など、さまざまなジャンルの芸能の催しが開催されています。

霧ふりの松

一心寺の北門を入って左手すぐにある、大きな松の幹です。

大阪夏の陣の時、この松の下で、徳川家康は真田幸村に追い詰められました。

そして、まさに真田幸村が徳川家康に切りかかり、あわや、という時に、この松から霧が出てきて、家康の窮地を救ったと言われている松です。

真田幸村が最後を迎えた、安居神社は、この北門を出て、道路を渡るとすぐです。

真田の抜け穴

真田の抜け穴は、上田城や真田丸にもありますが、一心寺にもあります。

井戸には蓋がされており、中は見れませんが、真田が陣を置いた茶臼山の近くです。

三千沸堂

一心寺の境内東側に隣接しています。

朝9時から午後4時まで自由に参詣できます。

大回廊に寄進によって造立する仏像「千躰佛」をお祀りしています。

大回廊にずらっと黄金の仏像が並ぶさまは、厳かで心洗われます。

写経もできます。

写経は午前9時から午後4時の間、いつでもできますが、

受付は午前9時から午後2時まで。(毎週水曜日と12月28日から31日はお休み。)

ご回向料は一巻につき千円です。

Zonmudoアニメシアター

一心寺から出て、少し歩いたところにあります。すぐ近くです。

現在のロケーションに、夏の陣の当時の舞台の動きを重ね合わせたアニメ(7分間)を上映しています。

茶臼山側に真田幸村、毛利勝永らの西軍、ハルカス側に徳川家康、松平忠平ら東軍。

東西の谷筋を境に、戦いが繰り広げられるようすが、現在の街並みと重ねて表示されるので、とても興味深く見ることができます。

アニメを見終えて出てくると、壁面にその戦場の様子を描いた陶板屏風図を見ることができます。

大阪城天守閣所蔵の重要文化財「大坂夏の陣図屏風」の複製です。

真田幸村、徳川家康、伊達政宗、本田忠朝など12名の武将も描かれているので、探して、間近で見ることができます。

このアニメを見てから、通りに出ると、今まで見ていた街並みからも歴史を感じられて、違う風景に感じます。

一心寺までのアクセス

地下鉄 御堂筋線の場合
天王寺駅6番出口を出てください。

JR 天王寺駅の場合
北口(公園口)を出てください。

近鉄 阿部野橋駅の場合
西改札出て北側入口、歩道橋を上がります。

地下鉄御堂筋線天王寺駅、JR天王寺駅、近鉄阿部野橋駅は隣接していますので、一心寺までの道順はほぼ同じです。

駅の出口を出たら谷町筋を北へ進みます。

天王寺公園を越え、びっくりドンキー、郵便局、堀越神社を通り過ぎ、うどんの前田も通り過ぎたら、ローソンの角を西側へ曲がります。

そのまままっすぐ進むと、国道25号線に出る手前に一心寺の山門があります。

駅から徒歩15分ぐらいです。

地下鉄谷町線 天王寺駅の場合
6番出口を出ると、びっくりドンキーの前あたりに出ます。

そのまま、谷町筋を北へ進み、同じく、郵便局、堀越神社、うどんの前田を通り過ぎて、ローソンの角を西へ曲がり、まっすく進むと一心寺の山門があります。

駅から徒歩15分くらいです。

地下鉄 谷町線 四天王寺前夕陽が丘駅の場合

4番出入口 天王寺方面(エスカレーター有)か、5番出入口 梅田方面(エレベーター有)から出ます。

谷町筋に出ますので、そのまま谷町筋を南へすすみ大阪星光学院、大阪府立特許情報センターを通り過ぎ、国道25号線との交差点まできたら、西へ曲がります。

そのまま進むと一心堂写経堂がありますので、その前の横断歩道を渡ると一心寺の山門に出ます。

駅から徒歩12分くらいです。

地下鉄 堺筋線 恵美須町駅の場合
2番出入口か3番出入口を出ます。

国道25号線に出ますので、25号線沿いに東へ進みます。

そのまま、天王寺動物園を通り過ぎると一心寺の山門に出ます。

駅から徒歩8分くらいです。

さまざまな歴史を感じる一心寺

夏の陣、冬の陣での徳川家康と真田幸村の息吹を感じるだけでなく、昔の歌舞伎役者、ぼやき漫才の創始者、俳人などの芸能や文化人、町人のお墓もあり、江戸時代の町人のくらしも感じられるお寺です。

ハルカスの展望台で現在の天王寺を満喫したら、ぜひ寄って歴史も感じていただきたい、場所です。

こんな近代的なビルが立ち並ぶ街中に、歴史を感じるものがある、そして、この街中で夏の陣、冬の陣が繰り広げられたということを実感できることに、きっと感動できると思います。

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