鋸山ロープウェー

鋸山ロープウェー
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全長680mの鋸山山頂を繋ぐロープウェー。ロープウェーから見下ろす青い海は絶景そのもの!晴れた日は富士山も見れます。

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鋸山ロープウェーの基本情報


【 住所 】千葉県富津市金谷4052−1


公式ページ

鋸山へ行く理由 ~乗り物三昧東京湾横断、そして地獄~

鋸山ロープウェイは、その名の通り「鋸山」へのアクセス索道です。

千葉県の富津市にあり、昭和37年に開通して以来、鋸山にある日本寺への参詣ルート、観光ルートとしては絶対的に欠かせない物である一方、富士山を眺める絶景ロープウェイとしてもその名を知らしめています。

ロープウェイは鋸山山麓(標高106m)と鋸山山頂(標高329m)を3分程度で繋ぐシンプルな構成で、長さ680m、高低差223m、傾斜角約28度、ゴンドラの定員は41名となっています。

鋸山ロープウェイの利用者は「日本寺」への参拝、もしくは「地獄(後述)」を目的としている場合がほとんどです。

「日本寺」はおよそ1300年の歴史を有する曹洞禅宗の古刹です。御本尊は薬師瑠璃光如来さま(大仏)で、寺は弘法大師空海、源頼朝や足利尊氏、近世では徳川家、更には小林一茶や夏目漱石、正岡子規にまつわるエピソードもあり、その歴史の深さを感じさせます。

日本寺は1つの山全体が寺院となっており、ロープウェイを利用すると山頂エリアの手前までアクセスできます。

ここから山の中の起伏ある参道を巡る事になり、大仏さまや百式観音は勿論ですが、多くの人が「地獄」を目指します。

そこは山頂の展望台で、清々しいほどの絶景を拝む事ができる房総でも屈指の景勝地なのですが…。ある部分だけ鉄柵に覆われ、人々が順番にそこに立ち入っていきます。

長きにわたる採石で鋸山は垂直に切り立った崖が多く、その中でここは張り出すように残った一角なのです。

観光ポスターやTVは勿論、個人のSNSなどでも、鋸山と言えば地獄覗きと言い切れるほどの名所がここにあります。

何名かで訪問された際には、誰か一人は遠目から写真を撮影する役目を果たさねばいけなくなります。

鋸山は自然が豊かで、大仏広場付近でもサルを見かけたりしますし、寺院のあちこちで季節の花が咲き誇っていますので、いつ訪れても楽しめるお勧めスポットです。

ロープウェイ自体は乗車時間も短いのですが、これだけの高低差なので特に下りはスリル満点です。

少し風が吹いている位では止まる事はありませんが、心配な方は上りの利用時に「今日の風の具合や運行見込み」などを聞いておくと良いかもしれません。

鋸山ロープウェイへのアクセス

まずは「鋸山山麓」へのアクセスですが、幾つかのケースに分類してご紹介していきます。

鉄道利用:JR内房線をご利用になり「浜金谷駅」で下車。最寄の主要駅であるJR千葉駅からは、普通列車でおよそ80〜90分の乗車となります。駅からは徒歩でおよそ10分弱でロープウェイに到着します。ほぼ一本道ですし、ロープウェイ乗り場へのアクセス看板も掲示されています。

車利用:富津館山道路の「富津金谷IC」を下りてそのまま直進「館山」の表示を追いかけてください。道なりに進みますと、正面に東京湾を望む大きなカーブがあり「内房なぎさライン」と呼ばれる、房総の西岸道路に接続します。ここでも「館山」に従ってください。ここから南進していくと、左手にロープウェイ乗り場が見えてきます。高速降りてからおよそ5分足らずでの到着です。

フェリー利用:車は勿論、自転車、二輪、勿論徒歩での乗船も可能。詳細は後述致しますが、鋸山へフェリーで訪問するプランを強く強く推薦します。神奈川県横須賀市にある「久里浜港」からフェリーに乗船し、千葉県富津市の「金谷港」に接岸。金谷港からは右手方向に歩いてください。15分もかからずにロープウェイ乗り場に到着できます。

東京湾を船で横断:アクセスの項目で言及した「推薦プラン」をここでご紹介します。これは特に「普通のお出かけに飽きてきた」「何かSNSのネタになりそうな日帰り旅がしたい」「(誰かを)サプライズで連れ出したい」など、ちょっとだけ特別なアプローチでの旅のご提案です。

東京や神奈川方面から房総西海岸へ向かうのは割と距離があります。電車でも車でも時間がかかる…なら「海の上」行けばいいじゃないか!という発想です。

久里浜港と浜金谷港の間を『東京湾フェリー』が365日運行しています。片道およそ40分の船旅が大人往復1,320円で楽しめてしまいます。

船と言うとまず気になるのが運行頻度ですが、季節によってバラつきこそありますが、冬場の平日でも1日12便程度はあります。

朝の6時台から19時台まで概ね1時間1本程度はあるという捉え方で良いと思います。運行に関してはよほどのシケや台風接近などが無ければ運用されます。

神奈川側の港「久里浜港」への起点は、京浜急行の「京急久里浜駅」です。品川駅から約60分、横浜駅から約40分での到着となります。

駅から港までは約2kmと距離がありますので、京浜急行バスの利用をお勧めします。

2番乗場から「久7」「久8」系統のバスに乗車して下さい。いずれも行き先表示に『東京湾フェリー』と掲示されていますので迷う事は無いでしょう。

フェリーの出航に合わせた運用では無いので『乗車時間10分』『港での乗船券購入(空いていれば5分もかかりません)』を踏まえてご利用ください。1時間に2〜3本程度の頻度です。

歩く!という方は、是非とも途中で「ペリー提督上陸記念の碑」にお立ち寄りいただければと思います。

久里浜は日本開国の歴史に非常に深い関わりを有しており、あのペリーだって、船でこの辺にやってきたのです。

港に着くと、その非日常的な雰囲気や船を目の前にテンションが上がり、気がつくと出航が迫っていた!なんて事もあります。

待合所施設は大型で屋内ですし、時間に余裕を持って旅程を立ててください。

東京湾フェリーに乗船中は、是非ともデッキに出て時間を過ごしてください。フェリーは東京湾の要衝である「浦賀水道」を突っ切りますので、ここが海の道である事を強く実感できる光景が待ち受けているはずです。

商業船が無数に行き交いますし、小さな漁船も行き交います。運が良ければ超巨大客船を間近にする事だってありますし、お好きな方にはたまらない自衛隊船舶、米海軍の船舶にも会える事があります(なんと言っても、久里浜のお隣は横須賀ですから…)。

MARINE TRAFFICというアプリをご利用になると、船舶の位置をほぼリアルタイムで確認可能です。ご自身が乗っているフェリーは勿論、行き交う船の詳報が得られて面白いです。

久里浜→浜金谷のお楽しみは尽きません。出港すぐにはシンボリックな煙突が印象的な久里浜火力発電所の姿があり、それが小さくなってくる頃にはもう浦賀水道の真ん中です。

遠くには東京湾アクアラインや君津・木更津方面の工場地帯の影が揺らぎます。そして何より、進行方向正面の何やら「人為的に削られた様子の山」…。

そう、これが目的地。鋸山なのです。金谷港が近づく頃に今来た海を振り返ると、晴天であれば綺麗に富士山の姿が確認できるはずです。

こうして辿り着くのが浜金谷港です。港には千葉県のお土産センターの他、食事の施設もあり、さらに旅情が高まる事間違いなしです。

鋸山ロープウェイレポ

圧巻の眺望。海側は勿論、鋸山の山体に見る採石跡は印象的です。

ロープウェイを降りてからは未舗装の起伏ある山道を歩く部分もありますので、歩きやすい靴、服装をお勧めします。

また、標高が低いとはいえ海沿いにある山ですので、風が強くなる傾向がありますので、羽織り物を準備の上で訪問する事をお勧めします。

電車・バス・フェリー・ロープウェイと「乗り物天国」の1日も面白いですよ。

復路は時間が合えば、夕日に向かってフェリーが出航します。沈む夕日、富士のシルエット、デッキで軽くビール…。

こういう事は車に乗ってたら絶対に出来ないので、気軽な船旅で「鋸山ロープウェイ」を目指すプランは、いつもとは違うお出かけに最適です。

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