関東ファミリー必見!未就学児・小学生との遊園地デビューに最適な「あらかわ遊園」徹底ガイド

関東で子どもとおでかけスポットを探しているファミリーにとって、2022年にリニューアルした あらかわ遊園 は未就学児や小学生のお子さんとの遊園地デビューにぴったりの穴場スポットです。東京23区で唯一の公営(区営)遊園地であり、1922年開園という100年の歴史を持つこの遊園地は、昔ながらの温かみと最新設備が融合したファミリー向け施設です。広すぎずアトラクションも子ども向け中心のため、小さなお子さんでも安心して楽しめる“ゆる〜い”雰囲気が魅力で、親子三世代に愛されてきたのどかな遊園地でもあります。この記事では、関東在住のファミリーに向けて、未就学児〜小学生の子どもと訪れる際のあらかわ遊園の楽しみ方を徹底ガイドします。遊具・乗り物から動物ふれあい、飲食スポット、イベント情報、アクセスや混雑・安全対策、ベビー対応設備や近隣立ち寄りスポットまで盛りだくさんに紹介します。お出かけ前にぜひチェックして、親子で素敵な思い出を作りましょう。

あらかわ遊園とは?歴史と魅力を紹介

あらかわ遊園は、東京都荒川区にある区立の遊園地です。1922年(大正11年)に開園し、当初は温浴施設や演芸場も備えた民営レジャーランドとして誕生しました。戦後の1950年に荒川区営となり、地域の子どもたちを中心に長らく親しまれてきました。2018年末から約3年間にわたる大規模改修工事を経て、2022年4月にリニューアルオープンを迎えたばかりで、園内設備やアトラクションが一新されさらに魅力アップしています。リニューアル時には開園100周年も重なり注目を集め、現在では地元だけでなく区外・都外からも多くのファミリーが訪れる人気スポットとなっています。

リニューアル後のあらかわ遊園は、小さな子ども連れに優しい最新の設備とサービスが充実しています。(自称)日本一遅いといわれるジェットコースター(ファミリーコースター)や観覧車など昔からの定番遊具は安全性と快適性が向上し、屋内遊び場や大型複合遊具、水遊びエリアなど新設の遊び場も加わりました。ヤギやウサギと触れ合える動物広場には新たにカピバラやアルパカまで仲間入りし、小さな子どもも大興奮のコンテンツが満載です。レトロな良さを残しつつも現代的に生まれ変わったあらかわ遊園は、「子どもが初めて行く遊園地」として理想的な環境と言えるでしょう。実際、「3歳児からほとんどの乗り物に乗れるので幼児の遊園地デビューに最適」という声もあり、関東のファミリーには必見のスポットです。

アクセス方法:電車でも車でも行きやすい!

所在地: 東京都荒川区西尾久6-35-11(荒川区北東部、隅田川沿い)に位置するあらかわ遊園は、公共交通機関でも車でも比較的アクセスしやすい場所にあります。

電車でのアクセス

最寄り駅は都電荒川線(東京さくらトラム)の「荒川遊園地前」停留場で、そこから徒歩3〜4分と非常に近いです。都電荒川線は都内に残る路面電車で、レトロな車両が特徴。例えば東京メトロ千代田線・京成線の町屋駅で都電に乗り換えると約8分で荒川遊園地前に到着します。子鉄(電車好き)のお子さんなら、目的地に着く前から路面電車の旅にワクワクするでしょう。実際、運転席が見える一番前の席に座り、「チンチン」という発車ベルを聞きながら景色を楽しんでいると、あっという間に到着します。

JRを利用する場合は、JR高崎線・宇都宮線の尾久(おく)駅から徒歩約12分です。尾久駅は上野駅から3駅(約10分程度)ですので、上野・北千住方面からもアクセス可能です。駅からの道のりは住宅街を抜ける形ですが、途中案内板もあり迷わず歩けるでしょう。

ワンポイント: 都電荒川線は都内でも貴重な存在なので、時間に余裕があれば終点まで乗ってみるのもおすすめです。荒川遊園地前の一駅先「荒川車庫前」には後述する「都電おもいで広場」(古い都電車両の展示場)もあります。遊園地で遊んだ後に少し路面電車の旅を楽しんでみるのも、下町情緒あふれるプチ旅行になりますよ。

車でのアクセスと駐車場

車の場合、首都高速中央環状線(C2)の「扇大橋出口」(新宿方面からは「新板橋出口」)で降り、明治通り経由で向かうルートがわかりやすいです。荒川遊園には114台収容の地下駐車場が併設されており、平日なら最大500円で一日駐車できます。料金は平日30分100円(最大500円)、土日祝は1時間300円(長期休み期間中も1時間300円)となっています。遊園地の真下にあるためアクセスも楽々です。

ただし土日祝は朝10時頃には満車になることもあるため注意が必要です。周辺に事前予約できるコインパーキングもありますが、公式サイトでは「駐車台数に限りがあるので公共交通機関での来園を」とアナウンスされています。特に土日やイベント開催時はできるだけ電車・バスで訪れるほうがスムーズでしょう。車で行く場合は早めの時間に着くよう計画し、満車の場合に備えて付近の駐車場もチェックしておくと安心です。

補足: 荒川遊園地前停留場付近の道路は道幅が狭く一方通行も多いエリアです。カーナビに従って進入禁止の道に入らないよう、事前に地図でルート確認すると安全です。また、周辺は住宅街のため路上駐車は厳禁です。マナーを守って気持ちよくお出かけしましょう。

営業時間・料金・フリーパス情報

開園時間: 基本は9:00〜17:00(最終入園16:00)。夏季など特別な夜間開園日は〜20:00まで延長営業があります。夜間開園日は主に夏休み期間の特定日やイベント時で、後述のナイトズー開催日に合わせて実施されます。

休園日: 毎週火曜日(ただし学校の春・夏・冬休み期間中は火曜も営業)と年末年始(12月29日〜1月1日)です。火曜日が祝日の場合は開園し、翌平日がお休みとなることがありますのでカレンダーを確認してください。

入園料: 大人(中学生以上)800円、中学生400円、小学生200円、未就学児は無料です。また65歳以上のシニアは400円(証明書提示)で入園できます。小さなお子さん連れには、未就学児無料というのは嬉しいポイントですね。

のりもの券とフリーパス: 園内のアトラクションに乗るには入園料とは別に料金が必要です。有料の乗り物は全てのりもの券制になっており、アトラクションごとに必要な券枚数(1枚100円相当)が決まっています。例えば観覧車は大人4枚・子ども2枚(計600円)といった具合です。一日たっぷり遊ぶ予定ならフリーパス(のりもの乗り放題券)の購入がお得になります。

フリーパス料金: 大人1,800円、中学生1,000円、小学生700円、未就学児(3歳以上)500円、2歳以下は無料。フリーパスには入園料と、コイン式の小型遊具以外の全ての乗り物乗り放題、さらに屋内施設「わくわくパーク」の利用料も含まれます。そのため3歳以上の子どもで複数の乗り物に乗るなら、フリーパス購入が断然おすすめです。逆に「今日は観覧車とメリーゴーランドくらいしか乗らないかな」という場合は、都度のりもの券を買う形でもOKです。

チケット購入: 入園券やフリーパスは入口ゲート付近の券売機で購入します。当日窓口でも買えますが、土日などは券売機前に列ができるため、事前にオンライン購入・予約ができないか公式サイトで確認すると良いでしょう(※2022年のリニューアル直後は完全予約制でしたが、現在は予約不要で当日利用可能です)。

再入場: 当日であれば再入園も可能です。一時退園する際、ゲートで入園券またはフリーパスを提示してスタンプ等をもらえば、同日中なら何度でも出入りできます。近くのコンビニに行ったり車に荷物を取りに戻ったり、小さな子の着替えで車に戻る場合なども便利ですね。

その他の料金情報: 園内のコイン式遊具(バッテリーカー等)はフリーパス対象外で、現金100円〜200円で動かせます。動物広場内でのエサやり体験は1回100円(のりもの券1枚でも可)といった小口の現金利用もあります。現金硬貨も用意しておくとスムーズでしょう。また、16時以降の入園限定「アフター4チケット」が割引料金で販売されることがあります(時期限定)。夕方から短時間だけ遊びたい場合は、当日の券売情報を確認してみてください。

あらかわ遊園のアトラクション(乗り物)紹介

リニューアルにより大型遊具6種のうち5種が新しくなったあらかわ遊園のアトラクション。未就学児から大人まで親子で楽しめるラインナップを一挙にご紹介します。どどの乗り物も比較的スリルは控えめで、小さなお子さんの遊園地デビューに最適なものばかりです。各アトラクションの利用制限(年齢・身長など)や料金も合わせてチェックしておきましょう。

  • ファミリーコースター(いもむしコースター): あらかわ遊園一番人気ともいわれる、芋虫型の可愛らしいミニジェットコースターです。(自称)日本一遅いジェットコースターと紹介される通りスピードはゆっくりめですが、8の字状の全長138mコースを2周走り、後半には小さな下り坂とカーブでちょっぴりスリルも味わえます。絶叫マシンが苦手な方や幼児でも怖くないレベルなので、お子さまのジェットコースター初体験におすすめです。利用制限は3歳以上かつ身長80cm以上で、未就学児は大人の同乗が必要となっています。料金は中学生以上100円券2枚、小学生以下は1枚(フリーパス可)。なお、芋虫コースターはリニューアルで車体がピカピカに塗り直され、関連グッズ(ぬいぐるみやTシャツ)も販売されるほど人気の“ゆるキャラ”的存在です。
  • 観覧車: 園のシンボルである大観覧車は、今回の改修で高さ約40mにグレードアップしました。7色に塗られたゴンドラが28台あり、そのうち4台は床まで透明の「スケルトンゴンドラ」になっています。晴れた日には東京スカイツリーや池袋サンシャイン60、空気が澄めば富士山まで望める大パノラマビューが楽しめ、約9分間の空中散歩は子どもも大人も大興奮です。冷暖房(クーラー&座席ヒーター)完備で季節問わず快適に乗車できます。利用制限は年齢制限なしですが未就学児は保護者同伴が必要です。料金は中学生以上4枚、小学生以下2枚(2歳以下無料、フリーパス可)。4台しかない透明ゴンドラに乗れるかは運次第ですが、もし当たればスリル満点!ぜひ挑戦してみてください。
  • メリーゴーランド: 入園ゲートを入ってすぐ目に入る、遊園地の定番回転木馬です。あらかわ遊園の新メリーゴーランドは木馬や馬車のほかにパンダ・イルカ・恐竜などユニークな動物フィギュアにも乗れるのが特徴で、子どもたちは「どれに乗ろうかな?」と選ぶ段階からワクワクが止まりません。年齢制限はなく0歳からOKですが、未就学児は大人の付き添い必須です。大人も童心に返って一緒に回りましょう。料金は中学生以上2枚、小学生以下1枚(フリーパス可、2歳以下無料)。
  • スカイサイクル: 2人乗りの空中サイクリングです。園内上空約5mの高さに張り巡らされた軌道を漕いで進み、1周228mもの距離をぐるっと回ります。電動アシスト付きペダルにリニューアルされ、子どもでも楽に漕げるようになりました。まるで自転車で空を飛んでいるような開放感があり、親子で「せーの!」と息を合わせて漕ぐのも良い思い出になります。利用制限は明確な年齢規定はありませんが、小さい子は基本的に保護者同乗となります(座席は2つあるので大人と子どもで乗れます)。高さがある分、3歳前後だと怖がる場合もありますので様子を見て判断しましょう。料金は中学生以上2枚、小学生以下1枚(フリーパス可)。
  • 豆汽車(豆列車): 小さなお子さまに大人気のミニSL列車です。蒸気機関車風の可愛い機関車が園内をぐるりと一周し、途中「どうぶつ広場」の中を走り抜けるコースになっています。シュッシュという汽笛や蒸気音がリアルで、列車好きキッズでなくともテンションが上がること間違いなし。歴史も古く、荒川区が遊園地を引き継いだ1950年から走り続ける看板アトラクションです。赤ちゃんと一緒に乗れる乗り物でもあり、0〜2歳のお子さんも保護者の膝の上で乗車OK。家族みんなで楽しめます。料金は中学生以上2枚、小学生以下1枚(フリーパス可、2歳以下無料)。なお、乗り場は2階建てになっており、1階が豆汽車ホーム、2階がスカイサイクルホームと上下に分かれています。
  • ウォーターシューティングライド: リニューアルで新登場した注目のアトラクション。はしご消防車を模した2人乗りのゴンドラに乗り込み、上下に昇降しながら中央タワーに描かれた火炎マークをめがけて水鉄砲を発射!というゲーム性のあるライドです。制限時間約2分半の間に、水の穴に溜まった量で得点が決まり、60点以上かつ全車中1位を取るとゴンドラが最高点まで持ち上がりウィナーのファンファーレが鳴る仕掛け。親子で協力して高得点を狙うもよし、兄弟で競い合うもよし、と大盛り上がり間違いなしのアトラクションです。利用制限は3歳以上(未就学児は大人同伴)で、ゴンドラ1台に2名まで乗車可能。ウォーターガンも2丁あるので親子で並んで撃てます。料金は中学生以上2枚、小学生以下1枚(フリーパス可)。
  • ふわふわドーム: 芝生広場に設置された大きなエアートランポリン(エアドーム)です。靴を脱いでぴょんぴょん飛び跳ねたり転がったり、子どもたちが大好きな遊具でしょう。利用できるのは3〜12歳までで、大人や13歳以上は入れません。その代わり保護者は周囲のベンチから我が子の楽しそうな様子をゆったり見守ることができます。屋根付きなので日差しや小雨でも安心です。また、身長によって「青チーム」「赤チーム」に分け、約5分ごとの入れ替え制になっているのもポイント。大きい子と小さい子が衝突しないよう配慮されており、安全に遊べます。「高学年のお兄ちゃんたちと一緒だと怖い…」という幼児でも安心ですね。料金は1回5分程度で100円(のりもの券1枚、フリーパス可)です。
  • ロングすべり台: リニューアルで新設された全長約40mにもなる超ロングすべり台。園内の芝生広場にあり、緩やかなカーブを描いて地上に降りる一枚板タイプです。傾斜は穏やかですが長さゆえになかなかの疾走感で、大人でも爽快!ゴール地点の下は階段状の芝生になっていて、滑り終わったらそのまま芝生の段に腰掛けて休めるのどかな造りです。土日には行列必至の人気遊具なので、空いている朝イチや夕方が狙い目かもしれません。すべり台周辺には保護者が見守れるベンチも多数あります。
  • 複合遊具(わんぱく広場): ロングすべり台の隣にある大型複合遊具です。梯子や吊り輪、小さな滑り台、登り棒など、身体を使って遊べる仕掛けがたくさん詰まっています。対象年齢は明記されていませんが、小さなお子さんから小学生まで幅広く遊べる設計で、アスレチック感覚でチャレンジできます。ちょっとした公園の遊具の延長なので、待ち時間の合間に子どもを遊ばせておくのにも◎です。
  • バッテリーカー: 小さなお子さま向けのコイン式乗り物です。アンパンマン、ドラえもん、きかんしゃトーマスなど人気キャラクターの電動ミニカーがずらりと並び、100〜200円を入れると一定時間自動走行します。自分でハンドル操作できるものもあり、乗用玩具感覚で楽しめます。対象年齢の制限は特になく、親が隣で支えていれば1〜2歳でも乗れるため、遊園地デビュー前のデビューとも言える存在です。フリーパスやのりもの券は使えず現金のみなので、小銭のご準備を。お気に入りキャラの乗り物を発見したらぜひ乗せてあげてくださいね。

以上が主なアトラクションですが、この他にも園内には子ども達を飽きさせない仕掛けがいろいろあります。例えば、園路の途中に置かれた可愛いパンダや車の形のスプリング遊具、足で漕ぐミニボートなど、細かな遊具が点在しています。入園前の遊歩道にもすべり台などが2カ所あり、「早く中に行こうよ〜」と急ぐ親をよそに子どもが寄り道したがる…なんて微笑ましい光景もしばしばです。こうした無料エリアの遊具も含め、一日中子どもが遊び尽くせる充実ぶりとなっています。

どうぶつ広場で動物とふれあい体験

遊園地内にはミニ動物園の**「どうぶつ広場」**があり、約20種類もの動物たちに出会えます。リニューアルで園内配置が一新され、アルパカやワラビー、フクロウなど新顔も加わりました。小動物とのふれあいやエサやり体験ができるエリアと、動物の展示エリアがコンパクトにまとまっていて、小さなお子さんでも回りやすい動物コーナーです。

ふれあいエリア: ウサギやモルモット、ヤギ、ヒツジなど人懐こい動物たちと直接触れ合えます。特にウサギ・モルモットはスタッフさんが抱っこの仕方を教えてくれて、子どもの膝に乗せてナデナデすることもできます。フワフワの毛並みに子どもたちはニコニコ癒やされることでしょう。「小さい子どもが動物に触れるのはちょっと心配…」という親御さんも、スタッフがそばでサポートしてくれるので安心です。

エサやり体験: 囲われたエリア内では、ヤギやヒツジ、そしてリニューアルで仲間入りしたカピバラやアルパカへのエサやり体験もできます。エサ(動物のおやつ)は100円(またはのりもの券1枚)で購入可能で、トングやスコップを使ってあげるスタイルなので子どもでも安全に餌付けが楽しめます。カピバラの親子は普段のんびりしていますが、おやつを見せると一斉に集まってきて、その愛嬌たっぷりの表情に子どもも大喜び。アルパカも間近で見ると迫力がありますが、穏やかな性格で人に慣れているので怖がらなくても大丈夫。なお、ワラビーは広場の奥にいるため現在は直接触れ合えませんが、園内を走る豆汽車からよく見え、「今後はエサやり体験もできるようにする予定」とのことです。

展示エリア: ふれあい以外にも見どころ盛りだくさん。例えば、大きなケヅメリクガメがゆったり歩く姿や、水辺で羽を休めるフラミンゴ、キュートなプレーリードッグなど、多彩な動物が観察できます。中でも話題なのが猛禽類コーナーで、フクロウやミミズクといった猛禽(もうきん)類がのんびり暮らすスペースが新設されました。腕に乗せたりはできませんが、一緒に写真撮影ができるフォトスポットになっており、凛々しいフクロウとの記念写真はSNS映えも抜群です。また、小さなサバンナの人気者ミーアキャットも展示エリアで元気に走り回っています。立ち上がってキョロキョロあたりをうかがう様子は子どもたちから「かわいい!」と歓声が上がります。

ポニー乗馬体験: リニューアル後、新設の馬場でポニー乗馬も始まりました。対象は概ね4歳〜10歳程度のお子さんで、1日3回(10:30〜/13:30〜/15:00〜)開催されています。各回定員がありますが、入園口ですぐ受付しているので、乗りたい場合は入園後早めに申し込みましょう。スタッフがポニーの手綱を引いて場内を一周する「引き馬」方式なので、小さい子でも安心です。「初めて馬に乗ったよ!」という特別な体験に、お子さんもきっと誇らしげな笑顔を見せてくれるはずです。

豆汽車からも見える: なお、豆汽車のコースはこのどうぶつ広場の周囲をぐるっと囲むように走っており、汽車に乗りながら動物たちを眺めることもできます。「次はあの動物の所に行こうね!」なんて親子で会話しながら乗るのも楽しいですよ。

小さな子どもにとって動物との触れ合いは刺激的な体験です。あらかわ遊園のどうぶつ広場は広すぎず適度な規模なので、園内を移動しまくって疲れる心配もありません。ベビーカーでもスロープが整備されているので安心です。遊園地の乗り物とはまた違った癒やしと発見があるので、ぜひ時間をとって訪れてみてください。

雨の日も暑い日もOK!屋内遊び場「わくわくパーク」

天候や季節を気にせず遊べる施設として、2022年のリニューアルで新たに誕生したのが屋内型プレイグラウンド**「わくわくパーク」**です。約200平方メートルの広々とした室内遊技場で、雨天や猛暑の日でも涼しく快適に過ごせるとあって、オープン以来ファミリーに大人気のスポットとなっています。

場所・利用対象: 「わくわくパーク」は園内中央付近にある「わくわくハウス」という建物の2階にあります。対象年齢は6カ月〜12歳までと幅広く、赤ちゃんから小学生までみんなが楽しめる工夫が凝らされています。入口階段下にはベビーカー置き場も完備されており、ベビーカーを預けて親子でゆったり遊べます。利用料はフリーパスに含まれています(フリーパスを持っていない場合は1時間ごとの有料利用も可能で、子ども300円・大人200円という設定です)。

大型遊具エリア: わくわくパークの目玉は、屋内とは思えないスケールの大型遊具**「リバーブリッジ」**です。丈夫で耐久性の高い複合遊具で、滑り台やネットクライミング、ボールプール的な仕掛けなど子どもが体を大きく使って遊べる要素が満載(対象3歳以上)。まさに子ども達が大はしゃぎで駆け回る姿が目に浮かびます。屋内なので天候に左右されず、夏の熱中症の心配や冬の防寒も気にせず遊ばせられるのは親にとっても助かりますね。

スカイウォーク: リバーブリッジの一角には「スカイウォーク」という壁登り遊具もあります。ボルダリング感覚で壁面をよじ登るアクティビティで、こちらも3歳から挑戦可能。自分の力で上まで登れたときの子どもの達成感はひとしおです。もちろん安全マットが敷かれているので転んでも安心。運動好きのキッズに人気のコーナーです。

乳幼児エリア: 小さなお子さん向けにも専用スペースが充実。**「ベビーラウンジ」**と呼ばれる0〜1歳半くらいの赤ちゃん専用エリアがあり、柔らかいマットや知育玩具、木製おもちゃがたくさん用意されています。ハイハイ期の赤ちゃんでも安全に遊べるよう配慮された空間で、パパママも靴を脱いで一緒に入って見守れます。カラフルなブロックや音のでるオモチャなどに夢中になって遊ぶ赤ちゃんの姿は微笑ましいですよ。

ごっこ遊び&工作コーナー: また、幼児向けには木の温もりあふれるおままごとコーナーもあり、まるで絵本に出てくるような可愛い木製キッチンでお料理ごっこができます。さらには紙や木片、工具などを備えた工作コーナーも用意されており、創造力を刺激するワークショップなども開催予定です。雨の日でも一日中遊園地にいたくなる充実の屋内施設との謳い文句に偽りなしで、遊びの種類がとても豊富です。

休憩スペース: わくわくパーク内にはベンチやソファもあり、保護者の休憩がてら子どもを遊ばせることができます。冷暖房完備なので、夏の暑さで火照った体をクールダウンしたり、冬の寒さで冷えた手を温めたりするのにも最適。建物1階には後述のカフェ「コッペぱんクック」もあるので、交代で休憩しつつ親子で長居してしまいそうです。

注意点: 室内施設ゆえ、土日や長期休みには入場制限がかかる場合も考えられます。フリーパス所持者は何度でも出入り自由ですが、一度に入れる人数に制限がある際は入口で整理券を配布することも。混雑時には時間を決めて利用し、譲り合って遊びましょう。また大人だけでの利用はできませんので(必ず子ども同伴)、保護者も一緒に童心に返って遊んでみてください♪

その他の施設・遊び体験

金魚釣り堀で釣りデビュー!

あらかわ遊園には遊園地には珍しく**「釣り堀(金魚の池)」**があります。昔からファンの多い名物スポットで、リニューアルを機に鯉やフナではなく金魚釣り専用の池に生まれ変わりました。大小様々な金魚が泳ぐ浅い池で、釣り竿と練り餌を使って金魚を釣り上げる体験ができます。

  • 対象年齢: 4歳以上(未就学児は大人の付き添い要)。3歳以下は池の中に入ること自体できませんのでご注意ください。
  • 利用方法: 池の周囲に腰掛けて竿を垂らします。釣りに必要な道具(竿・エサ)は利用料金に含まれていて無料貸し出しされるので手ぶらでOKです。池には子どもが落ちないよう柵やベンチが設置されており、安全面も配慮されています。
  • 料金・時間: のりもの券で中学生以上5枚、小学生以下2枚(フリーパス利用不可)で1時間遊べます。受付時間は9:00〜15:50で、16:50までには終了です。
  • ルール: 釣った金魚は持ち帰り不可でリリース制です。あくまで釣り体験を楽しむ場となっています。また、小学生以下は必ずライフジャケット着用が義務付けられています。ライフジャケットは無料で貸してもらえるので安心です。
  • 混雑時: 土日や繁忙期は当日現地での整理券予約制になる場合があります。お昼頃には満員(定員オーバー)になることもあるため、釣り堀目当ての場合は朝イチで受付を済ませておくのがベターです。

初めての釣り体験にもピッタリの環境なので、ぜひチャレンジしてみてください。小さなお子さんには釣り方のレクチャー紙も配布されるので、親子で読みながらコツを掴めます。「自分で金魚を釣った!」という達成感に子どももきっと目を輝かせることでしょう。

ふれあいハウス(下町都電ミニ資料館)

園内の北側には洋館風の建物**「ふれあいハウス」があります。一見レストランのようなお洒落な外観ですが、中は展示&休憩所になっています。1階は下町都電ミニ資料館と称し、荒川遊園周辺の昔と今を再現した精巧なジオラマ(鉄道模型レイアウト)や、懐かしい都電の写真・資料が展示されています。さらにはNゲージ(鉄道模型)の運転体験コーナーもあり、電車好きの子にはたまらない空間です。なんと入館無料**なのでぜひ立ち寄ってみてください。ミニ資料館のNゲージ運転体験は日曜のみ実施で、小学生までが対象となっています。自分で模型の電車を走らせてジオラマの街を走行させる体験は、子ども心をくすぐります。

ふれあいハウス2階は多目的ルームになっており、イベントやワークショップがない日は休憩所として開放されています。室内にはおもちゃや絵本スペースも用意されており、実質的に赤ちゃん連れの遊び場兼休憩室として利用できます。ベビーベッドやキッズチェアが置かれ、おむつ替えもできるので、園内でちょっと静かに休みたい時に便利です。授乳室は別途ベビールームがありますが、2階は人も少なめでエアコンも効いているため、赤ちゃんをあやしながらママが一息つくには穴場スポットですよ。

水あそび広場(じゃぶじゃぶ池)

入園ゲート左手の一角には、子どもたちが水遊びできる**「水あそび広場」があります。浅い小川のように水が流れるスペースで、噴水のような派手さはありませんが、小さな子がパチャパチャと水に触れて遊ぶのにちょうど良い涼みスポットです。入園料だけで自由に利用可能で追加料金はいりません。夏場(初夏〜秋)には多くの子どもでにぎわう人気エリアですが、実は通年で水が流れている**ので暖かい春の日や残暑の残る秋にも利用できます。「こんな時期に水遊びできるの!?」と驚きますが、最近は春や秋でも暑い日がありますから、季節を問わず子どもが涼を取れるのはありがたいですね。

利用時の注意として、更衣室やシャワー設備はありませんので、着替えを忘れずに持参しましょう。小さい子なら水遊び用オムツやサンダルも用意しておくと安心です。水あそび広場の周囲にはベンチもあるので、親は腰掛けて見守れます。なお、旧施設にあった夏季限定の「こどもプール」(有料プール)は2023年度をもって廃止されました。現在はこの無料の水あそび広場が水遊びニーズを担っています。

夏の炎天下で子どもが汗だくになったら、水あそび広場でひと遊びしてクールダウンすると良いでしょう。タオルを持っていって、遊んだ後はベビールームで着替えさせれば風邪の心配もありません。家族でピクニック的に芝生で腰を下ろしながら、水にじゃぶじゃぶ入る我が子を眺める時間は、暑さも忘れる微笑ましさですよ。

ランチ・休憩に便利!園内の飲食スポット

子どもと一緒のお出かけでは、「どこでご飯を食べるか」も大事なポイントですよね。あらかわ遊園には3カ所の飲食施設があり、ランチやおやつ休憩に困りません。持ち込みもOKなので、お弁当を持参して芝生広場でピクニックすることも可能です。ここでは各飲食スポットの特徴をご紹介します。

もぐもぐハウス(レストラン&休憩所)

園内最大の飲食スペースが**「もぐもぐハウス」**です。2階建ての建物で、1階がフードカウンターと売店、2階が広々とした休憩スペースになっています。メニューはカレーライス、オムライス、うどん、焼きそばといった主食系から、ポテトやコロッケなどの軽食、お子さまランチまで幅広く揃っています。価格もリーズナブルで、お子様ランチボックス(オレンジジュース付き)780円、大人用ランチボックス880円など親子で楽しめるセットがあります。

利用方法: 食券制ではなく、カウンターで注文して受け取るスタイルです。受け取った料理は店内2階の席や、外のテラス席、芝生のベンチなど好きな場所で食べられます。2階休憩スペースには電子レンジもあり、持参した離乳食を温めたり哺乳瓶のお湯を作ったり自由に使えます。冷水機も設置されているので水分補給にも便利です。

施設の魅力: 2階席からは隅田川や園内の観覧車を眺めることができ、景色も抜群。子どもが遊び疲れてお昼寝してしまったら、この休憩スペースで涼みながら親も一息つけます。16時半以降はディナーメニューになり、昼とは違うメニュー(カレーやパスタなど)が提供されます。夕方まで滞在する場合もここで早めの夕食がとれるので安心ですね。

ショップ: 1階の売店コーナーでは、荒川遊園オリジナルのお菓子や玩具、雑貨などお土産グッズも販売しています。いもむしコースターのキャラクタープリントTシャツや缶バッジ、オリジナルサイダー(ラベルに昔の荒川遊園の絵が描かれた「トーキョーサイダー」)など、ここでしか買えない記念品も要チェックです。

コッペぱんクック(ベーカリーカフェ)

パン派のファミリーには、わくわくハウス1階に併設された**「コッペぱんクック」**がおすすめです。昔懐かしいコッペパンに様々な具を挟んだサンドイッチを提供するテイクアウト形式のお店で、おかず系からスイーツ系まで手作りコッペパンがずらりと並びます。例えば人気の「ナポリタンドッグコッペ」(1,180円セット)は、ふわふわパンにナポリタンと大きなソーセージを豪快にサンドしたボリューム満点の一品。子どもでも食べやすい柔らかさのパンなので、家族みんなで頬張れます。他にもたまごコッペ、カツサンド風コッペ、さらにカスタードやホイップを挟んだデザート系まで種類豊富です。

ユニークメニュー: 話題になっているのが「あら」「かわ」の文字型に揚げた米粉チュロスが乗ったパフェ(各880円)で、写真映えすると人気上昇中です。子どもの名前と同じ字があれば記念になりますね。その他ソフトクリームやドリンクも販売しています。

店内にはカラフルなカウンターがあり、簡易な休憩スペースも併設。ちょうど芝生広場に面しているので、外で遊ぶ子どもを見ながら一服するのにも最適です。ベビーカーのまま入店も可能です。ランチというよりおやつタイム向きですが、軽めに済ませたいお昼にも利用できます。

カフェ193(一球さん号)

入園ゲート付近でひときわ目を引くレトロな緑色の車両…実はあれがカフェ「193(イクミ)」(一球さん号)です。かつて都電荒川線で活躍した6000形電車(愛称: 一球さん号)をリノベーションして作られたユニークなカフェとなっています。昭和の雰囲気を残す内装で、吊り革や座席も当時のまま。電車好きにはたまりませんし、そうでなくてもノスタルジックな空間に心惹かれます。

提供メニュー: 自家焙煎コーヒーや自家製レモネードなどこだわりのドリンク類、そして軽食やスイーツがいただけます。ポップコーンやかき氷、アイスクリームなど子ども向けのおやつも揃っています。ユニークなのは、都電の吊り革を模した「カタカタつりわパン」(270円)というパン菓子や、地元和菓子店とコラボした「都電もなか」(5個入り1,050円)など荒川ラインにちなんだオリジナルスイーツも販売されていること。旅の記念に買って帰る人も多いですよ。

座席: 車内にはカウンター席とテーブル席があり、また外にはテラス席も設けられています。天気の良い日はテラスで風を感じながら、暑い日は冷房の効いた車内で、と状況に合わせて選べるのが嬉しいです。電車車両内という非日常感も手伝って、子ども達もおとなしく座ってくれるかもしれません。現役当時そのままの運転席も残っているので、ぜひ覗いてみてください。「本当に動き出しそう!」と子どもが目を輝かせること請け合いです。

補足: なお、園内にはこの他に自動販売機や売店も点在しています。夏場はこまめに水分補給しつつ、体を休めながら遊んでくださいね。お弁当持参の場合は、芝生広場や2階休憩所で広げて食べられます(電子レンジやお湯も自由に使えるので便利です)。ゴミ箱も園内各所にあるので、ゴミ分別に協力しつつ利用しましょう。

季節ごとのイベントも楽しもう!

あらかわ遊園では季節に応じたイベントも開催され、通常営業日とはひと味違った楽しみ方ができます。主なものをいくつか紹介します。

ナイトズー(夜間開園&イルミネーション)

リニューアル後の新名物イベントとして、夏の特定日に夜間特別開園を行い「ナイトズー」と称した催しが行われています。普段は17時閉園のところ、夜20時まで延長営業し、園内各所に美しいイルミネーションが灯る幻想的な夜の遊園地を楽しめます。昼とは違う雰囲気に子どもも大人もワクワク。動物広場では夜行性動物たちが活発に動く様子を観察でき、フクロウがフワリと羽ばたく姿や、昼間は寝ている動物がエサを探す姿など貴重な光景が見られます。園内には地元キャラクター「荒川区公式キャラのあら坊・あらみぃ」も登場し、一緒に写真を撮れるサービスもあり子どもたちは大喜び。2024年は7月と8月に各2日間ずつ開催されました。ナイトズー限定で、普段いない動物(例えばナマケモノ)が特別展示されたり、夜ならではのアトラクションイベントが企画されたりと、非常に内容盛り沢山です。開催日は公式サイトやSNSで告知されるので、夏休み時期に旅行予定の方は要チェックです。夜の涼しい時間に輝く観覧車に乗るのもロマンチックですよ。

通年イルミネーション

上記ナイトズー期間以外でも、園入口ゲートから続く遊歩道(荒川遊園通り)では季節ごとにライトアップが行われます。桜の季節には桜色の、ハロウィン時期にはオレンジ系の照明に変えるなど、1年中楽しめる工夫を凝らしているそうです。2022年のリニューアル時にはバラの新苗も植えられ、春と秋には遊歩道沿いにバラの花が満開になります。満開の桜並木やバラを眺めながら親子で散歩するだけでも絵になりますね。園の外からも観覧車のライトアップが見えるので、近隣住民にとっても名物スポットになっています。

XR観覧車イベント

近年、新技術を取り入れたユニークなイベントも登場しました。2025年にはXR(Extended Reality)技術を使った体験型アトラクション**「光のクジラと空の遊園地 in あらかわ遊園」**が開催され、観覧車に乗りながら空飛ぶクジラのホログラム映像や音楽に囲まれる幻想的な体験ができました。ゴンドラ内に設置されたタブレット端末で周辺施設の説明が聞けるサービスも常設されていますが、それを拡張したような期間限定の試みです。テクノロジーと遊園地のコラボで子どもも大興奮間違いなしですね。今後も最新の体験イベントが企画される可能性があり、見逃せません。

季節の催し

このほか、地元の商店街や公園と連携したイベントも随時行われます。例えば秋には荒川遊園を会場に地元グルメを楽しめる「オグトーバーフェスト(尾久+オクトーバーフェスト)」というビアガーデン&フードイベントが開催されたり、隅田川沿いの宮前公園と合同でワークショップやマルシェを開いた「すみだがわオープンテラス」という催しも行われました。園内でもハロウィンの仮装パレードやクリスマスイベント、キャラクターショー(戦隊ヒーローショーなど)が企画される年もあります。さらに、誕生日月に来園した子どもには「お誕生日おめでとうステッカー」がプレゼントされるサービスも2025年から始まっています(要証明書提示)。小さな心遣いですが、子どもにとっては特別感があって嬉しいですね。

イベント情報は公式サイトや荒川区の広報、また公式SNSで随時発信されています。行く前にチェックして、もし特別イベントの日に当たればラッキー!通常営業日とは違う楽しみを体験してみてください。ただしイベント開催日は混雑も予想されるので、時間に余裕を持って行動しましょう。

混雑状況と混雑対策

ファミリーに人気のあらかわ遊園、やはり週末や長期休みは混雑します。どのくらい混むのか、どう対策すれば快適に遊べるのか、ポイントを押さえておきましょう。

混雑ピーク: 一般的な傾向として、朝の開園直後が入園待ちのピークになります。土日祝の9時前にはゲート前に列ができ、開園と同時に多くの家族連れが入場します。一旦入ってしまえば敷地が広がる分混雑は分散しますが、それでも人気の観覧車やコースターには午前中から列ができます。特に春や秋の行楽シーズン、ゴールデンウィークは終日混み合います。例えばGWや週末の昼前には、観覧車や豆汽車で30分待ち程度、コースターで20分待ち程度になることもあります。ただ、「他の大型レジャーランドのような長蛇の列にはならない」ため、そこまで神経質になる必要はないとの声もあります。子連れでも快適に楽しめる絶妙な規模感と言えるでしょう。

時間帯による変化: 午前中に一気に人が増え、昼過ぎが混雑の山場となります。お昼12時〜14時頃はランチ客とアトラクション待ちが重なり園内が最も賑わいます。しかし夕方近くになるとかなり落ち着く傾向です。小さい子連れは15〜16時頃には帰路につく方も多く、夕方17時までのラスト1時間は人気ライドでもほぼ待ち時間なしで乗れることもあります。「閉園間際は貸し切り状態だった」という声もあるほどです。

混雑対策のコツ

  • 平日or午後を狙う: もし可能なら平日に訪れるのが一番です。平日は幼稚園・学校があるため、小さなお子さん連れか近隣の高齢者が中心で、各乗り物ほぼ待ち時間ゼロという日も珍しくありません。週末しか行けない場合は、敢えて午後からゆっくり入園するのも手です。開園直後の入園列を避け、昼過ぎに着けば駐車場も空き始め、園内も徐々に空いてきます。ただしイベント開催日などは午後までずっと混雑する場合もあるので、その見極めは必要です。
  • 開園ダッシュは控えめに: 朝イチから目当ての乗り物に直行したい気持ちもありますが、子ども連れだと焦りは禁物。開園時に長蛇の列ができているようなら、少し時間をずらして開園15〜30分後に入園するのもありです。特にベビーカー連れですと、開門直後の混雑は移動しにくいので、ゆっくり入った方が安全です。入園後すぐはみんな人気ライドに集中するので、その間に別の空いている乗り物から攻める逆張り作戦も効果的です。
  • リアルタイム情報を活用: あらかわ遊園の公式SNS(旧TwitterのX)では、待ち時間や混雑状況を随時発信してくれています。入園前にチェックして、「観覧車只今15分待ち」「本日駐車場満車です」といった情報を得ておきましょう。また、園内放送でも待ち時間をアナウンスする場合があります。当日の状況に応じて臨機応変に動くのが混雑回避の鍵です。
  • ランチタイムの工夫: 12時台のレストラン(もぐもぐハウス)は注文列ができます。早めの11時台に食事を済ませるか、逆に13時過ぎまで遊んでから遅めランチにするのがおすすめです。持参したお弁当なら待ち時間なく好きなときに食べられます。2階休憩所は昼時混み合いますが、屋外芝生なら比較的スペースに余裕があります。
  • フリーパスを活用: 混雑時でもフリーパスがあれば乗り物券をいちいち買う手間が省けます。列に並んでいる間に別の券を買い足しに行く必要がないので楽です。また、一度に全部乗れなくても、空いてきた夕方に「最後もう1回乗ろう!」と気軽にリピートできるのもフリーパスの利点ですね。
  • 再入場を使う: 園内が混雑で疲れたら、一旦外に出て休憩するのも手です。再入園OKなので、隣接の隅田川テラスを散歩してリフレッシュしたり、近所のカフェでお茶してクールダウンすることもできます。再入園時はチケットの提示が必要なので無くさないよう注意してください。

以上のように、あまり神経質になる必要はありませんが、ちょっと工夫するだけでより快適に遊べます。「子連れでも長時間並ばなくて助かる!」という点があらかわ遊園の大きな魅力でもありますので、肩の力を抜いてのんびり楽しみましょう。

安全対策と子連れ安心ポイント

小さな子どもを連れて遊園地に行く際は、安全面や子連れサービスが気になりますよね。あらかわ遊園は区営ならではのきめ細やかな配慮が随所にあり、安全・安心に遊べる環境が整っています。

  • 各種アトラクションの安全性: 前述の通り、あらかわ遊園の乗り物はどれもスピードや高さが控えめで、幼児でも怖がりにくい設計です。「日本一遅いコースター」をはじめ、小さな子の遊園地デビューを意識した穏やかな乗り心地になっています。それでも各乗り物には年齢・身長制限や同乗ルールがしっかり定められており、例えばファミリーコースターは3歳以上80cm以上のみ、未就学児には大人付き添い必須など厳守されています。園のスタッフさん達も慣れたもので、乗車の際は安全バーやシートベルトの装着確認を丁寧に行い、子どもが怖がっていないか声かけをしてくれます。保護者も安心して任せられますね。
  • ライフジャケットの貸与: 釣り堀(金魚の池)では小学生以下の子にはライフジャケット着用が必須とされています。無料で貸し出され、スタッフがしっかり装着を手伝ってくれるので、万一池に落ちても浮くようになっています。池の周囲には転落防止柵も巡らされており、安全対策は万全です。「遊園地で子どもにライフジャケット?」と最初は驚きますが、それだけ子どもの命を第一に考えた運営をしている証拠でしょう。
  • バリアフリー・ベビーカー対応: リニューアル改修により、園内は段差が少なくフラットになりました。スロープやエレベーターが整備されており、ベビーカーや車椅子でも各エリアにアクセスしやすいです。実際、無料ベビーカー貸出サービスも行っており、2歳11カ月までの子が対象のB型ベビーカーを園内で借りられます。入口総合案内で申し込めば、台数に限りはありますが気軽に利用できます。小さい子を長時間抱っこしなくて済むので助かりますね(貸出ベビーカーでの乗り物乗車は不可ですが、乗り場に置いておけます)。リニューアル後はバリアフリートイレが5カ所に増え、通路も広げられているため、ベビーカーのままトイレブースに入ることも可能です。
  • ベビールーム(授乳室)完備: 小さな赤ちゃん連れには欠かせない授乳・おむつ替えスペースも充実しています。園内にはベビールームが4室あり、それぞれに授乳用の個室が備え付けられています。カーテンで仕切れるソファ付きスペースで、ママも赤ちゃんも周囲を気にせず授乳できます。電子レンジや調乳用の温水器もあり、離乳食やミルク作りも安心。さらには使用済みおむつ専用のダストボックス(ゴミ箱)まで設置されており、汚れたおむつを持ち帰らずに済むのは地味にありがたいポイントです。におい漏れもしない特殊容器なので衛生的にも◎。これらベビールームは園内の複数箇所に散らばっているので、移動中に急なオムツ替えが必要になっても慌てずに済みます。
  • トイレ設備: 一般トイレにも幼児用補助便座やステップが用意されていますとの口コミ報告があり、トイトレ中のお子さんでも使いやすいよう配慮されています。また男子トイレにもおむつ替え台があるため、パパが一人でお子さんを連れていても安心です。洗面台も子ども用に低めの高さのものが設置されているので、うがいや手洗いがしやすいですよ。
  • スタッフ対応: 区立遊園地だけあって、スタッフさん達は子どもの扱いに慣れた優しい方ばかりです。「怖くないよ〜」「いってらっしゃい!」と笑顔で声をかけてくれ、親が写真を撮りやすいようちょっと待ってくれる心遣いも。迷子センターも整備されており、迷子放送も適宜流してくれます。園がコンパクトなので迷子になりにくいですが、それでも不安な場合は入園時に迷子シール(子どもの名前や連絡先を書くシール)を貼っておくと安心です(スタッフに声をかければシールをもらえます)。
  • 救護設備: 万一ケガや体調不良が起きた場合に備え、救護室も園内にあります。夏場は熱中症対策としてミスト扇風機や簡易テントも用意される場合があります。コロナ禍を経て衛生管理も徹底されており、消毒液スタンドが各所に設置、屋内施設では適宜換気も行われています。2022年の再開当初は入園予約制で人数制限もしていましたが、現在は不要となりました。状況に応じて柔軟に安全策を講じる運営姿勢なので信頼できますね。

このように、あらかわ遊園は子どもの安全第一&親への配慮が行き届いた施設です。お財布に優しい価格設定と相まって「ファミリーに嬉しい遊園地」との評価も高く、初めての子連れ遊園地デビューでも安心して訪れることができます。

子どもの年齢別・楽しみ方アドバイス

同じあらかわ遊園でも、子どもの年齢によって楽しみ方は少し変わってきます。未就学児と小学生、それぞれの年代に合わせたポイントを押さえておくと、より充実した時間を過ごせます。

未就学児(乳幼児〜幼稚園児)と楽しむ場合

あらかわ遊園は未就学児にとってまさに楽園!入園料が無料なのはもちろん、乗り物もほとんどが幼児OKなので、小さな子の遊園地デビューにうってつけです。例えば0〜2歳でも、豆汽車や観覧車、メリーゴーランドなどは保護者の膝上で一緒に乗れます。保護者同伴なら3歳からコースターにも乗れますし、怖がりのお子さんにはまず豆汽車で笑顔になってもらい、慣れたらコースターに挑戦…というステップも踏めます。「絶叫系はまだ無理だけど遊園地の雰囲気を味わわせたい」という遊園地デビューに最適なのです。

おすすめポイント: 幼児連れならではの楽しみ方としては、やはり動物との触れ合いでしょう。ウサギを撫でたりヤギにミルクをあげたりする体験は、図鑑で見るのとは違う生の感触・温もりを子どもに与えてくれます。怖がりさんでもモルモットのフワフワには思わず笑顔になるはず。動物広場での体験は五感に刺激を与え、情操教育にも良いと言われますよね。

負担軽減: 未就学児は急な昼寝や機嫌の波もありますが、あらかわ遊園なら屋内施設やベビールームが充実しているので、その都度ペースダウンできます。暑かったらわくわくパークで涼み、疲れたらベビーカーに乗せて園内をお散歩、授乳やおむつ替えもすぐにできるので安心感が違います。トイレに補助便座があるなど細かな設備も助かります。売店でベビーフードの販売も確認されており、もしもの時の備えも万全です。

スケジュール例: 午前中は混雑も少ないのでアトラクション中心に回り、お昼前後に動物広場や水遊びでリラックス。午後は屋内施設で遊びつつ、子どもの体力と相談して疲れたら早めに切り上げる、という流れが無理がありません。フリーパスがあれば午前中にお気に入りの乗り物をリピートすることもできます。「もう1回乗りたい!」にすぐ応えられるのは親としても嬉しいですね。

この年代の子にとって、荒川遊園での経験一つひとつが新鮮な発見です。公園デビューの延長線上に遊園地デビューとして気軽に訪れ、家では見られないようなキラキラした表情を引き出してあげましょう。親もカメラを忘れずに!乗り物に乗る真剣な顔、動物に手を伸ばす勇敢な姿、笑顔ではしゃぐ瞬間…どれも成長の記録として宝物になるはずです。

小学生(低学年〜高学年)と楽しむ場合

小学生になると、あらかわ遊園での楽しみ方もぐっとアクティブに。ある程度身長が伸びてくると、園内の全アトラクションを制覇することも可能です。高学年になれば保護者が近くで見守る中で子ども同士だけで乗り物に乗ることもできます。あらかわ遊園は園地がコンパクトで見通しも良いため、「じゃあ観覧車乗ったらここに戻っておいで」と約束して子どもたちだけで行かせても安心感があります(もちろん完全に目を離さない範囲で)。

冒険&挑戦: この年代にぜひ挑戦してほしいのが、ウォーターシューティングライドでのハイスコア狙いです。親に頼らず自分たちで協力して1位を目指す過程はドキドキでしょうし、結果が出た時の盛り上がりは最高です。スカイサイクルも低学年くらいなら自力で漕げる子もいるでしょう。電動アシスト付きなので「こんな景色の中を自分で運転できた!」という達成感が味わえます。

知的好奇心も満たす: また、小学生にはミニ資料館のジオラマやNゲージ運転もぜひ体験させてあげてください。電車好きならずとも、精巧な街並みに電車が走る様子は大人も見入る面白さですし、自分で操作できるとあっては夢中になります。社会科や理科への興味にもつながるかもしれません。

兄弟で: 兄弟姉妹で訪れる場合、上の子が下の子の面倒を見てくれる場面も出てくるでしょう。あらかわ遊園は上の子にとっては少し物足りないかな?と思う親御さんもいるかもしれません。しかし実際は、高学年でも**「懐かしい遊具で童心に返って遊べる」**魅力があり、それに加えて“小さな弟妹に教えてあげる”という役割ができることで満足度が上がるようです。例えば一緒にメリーゴーランドに乗って「怖くないよ、大丈夫」と声をかけたり、ふわふわドームで手を引いてあげたり、普段見せないお兄ちゃんお姉ちゃんの頼もしさに親は成長を感じるでしょう。

プチ冒険: 少し大きい子には、園外の都電おもいで広場や自然公園へのミニ旅も提案してみると良いでしょう(後述の「周辺スポット」を参照)。遊園地の外まで行ってみることで、自分たちで切符を買って都電に乗る経験や、公園で季節の植物を観察するといった幅も広がります。あらかわ遊園を拠点に、下町プチ冒険へ踏み出すきっかけにもなるかもしれません。

総じて、小学生にとってあらかわ遊園は「小さい頃に来た思い出の場所」をアップデートする場とも言えます。幼児期に怖かったコースターに今度は平気で乗れたり、お化け屋敷(※現在はありませんが)を怖がらずに入れたり、自分の成長を実感できる場でもあるのです。親にとっても、子どもができることが増えたなあと感じられて感慨深いもの。ぜひ年齢に応じた楽しみ方で、何度でも訪れてみてください。

周辺の立ち寄りスポットもチェック!

あらかわ遊園でたっぷり遊んだ後、または行き帰りの途中で、周辺の観光・おでかけスポットに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。荒川遊園地前駅〜尾久駅周辺には、子ども連れで楽しめるスポットが点在しています。その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

  • 都電おもいで広場(荒川車庫前停留場すぐ): 荒川線の車両基地に併設された無料の展示広場です。昭和レトロな都電の旧型車両2台が保存・展示されており、実際に車内に乗り込んで見学できます。昔の停留場を再現したホームや信号機もあり、鉄道好きキッズにはたまらない空間です。あらかわ遊園からは都電で1駅(徒歩でも7〜8分程度)なので、帰り道に少し寄り道するのにちょうど良いです。レトロ車両の運転台に触れてみたり、記念撮影をしたりと、無料とは思えない満足感がありますよ。
  • 荒川自然公園(荒川二丁目停留場・町屋駅近く): 少し距離はありますが、都電で数駅先に進むと広大な荒川自然公園があります(JR尾久駅からですと逆方向、徒歩20分ほど)。園内には大きな池やジョギングコース、遊具のある広場、季節の花壇、ミニSLの乗車体験(日曜・祝日)などがあり、一日遊べる無料スポットとして人気です。温室や昆虫観察園もあって、自然学習にも最適。遊園地で室内・機械遊具を満喫したら、こちらでは思いきり自然の中で体を動かしてリフレッシュ…というプランも素敵です。特に春は桜やチューリップ、秋は紅葉が見事なので、季節を感じに訪れてみてください。
  • 汐入公園(南千住駅・三ノ輪橋停留場方面): 隅田川を下った場所にある大きな河川敷公園です。荒川遊園からは少し離れますが、電車帰りの途中に立ち寄れるスポットとしてご紹介。広い芝生と児童向け遊具、水遊びできるじゃぶじゃぶ池(夏季)、さらに目の前にそびえる東京スカイツリーの眺望が魅力です。ピクニックや凧揚げを楽しむファミリーが多く、こちらも関東ファミリーに人気のおでかけ先です。遊園地でエネルギーが余っていたら、最後にここで走り回ってクールダウンしても良いでしょう。
  • カフェ 子鉄(荒川遊園地前駅 徒歩1分): 小さなお子さん連れにぜひ教えたい穴場がこちら。駅近くにあるキッズカフェで、店内にプラレールのジオラマが設置され自由に遊べます。ミニ電車のおもちゃが縦横無尽に走り回り、子どもは夢中、大人は座って休憩…という理想的なスポットです。おむつ替えスペースやキッズメニューもあり、小さな子連れでも安心して入れます。遊園地帰りにちょっとお茶しつつ子どもを遊ばせたい時に最適です。距離も遊園地から徒歩7分程度と近いので、ぐずる前に駆け込めますよ。
  • 飛鳥山公園(王子方面): JR尾久駅からJRで一駅の王子には、飛鳥山公園という桜の名所&子どもスポットがあります。園内には都内でも珍しい無料のモノレール「アスカルゴ」や、SL機関車と市電の実物展示、小さな子向けの遊具広場、紙の博物館・渋沢資料館といった文化施設も揃い、1日楽しめます。荒川遊園と直接関係はありませんが、都電荒川線の旅の延長として訪れる人も多いようです。時間と余裕があれば足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

このように、あらかわ遊園の周辺にはちょっとした寄り道スポットが点在しています。遊園地だけで帰るのももちろんOKですが、「せっかくだから…」とプラスワンの思い出作りにぜひ訪れてみてください。特に都電荒川線沿線は下町情緒あふれるエリアですので、親子でゆったり街歩きを楽しむのもオツなものですよ。

まとめ:あらかわ遊園で親子の思い出を作ろう

最後に、あらかわ遊園の魅力を振り返ってみましょう。

関東のファミリーにとって、あらかわ遊園は子どもとおでかけするのに理想的なスポットです。リニューアルにより施設が綺麗で快適になり、赤ちゃんから小学生まで幅広い年齢に対応した遊び場が揃いました。観覧車やコースターなどワクワクする乗り物体験、動物とのほのぼの触れ合い、雨の日も安心の屋内遊び、夏には水遊び…子どもの「楽しい!」が詰まった遊園地です。そして入園無料の未就学児に優しい料金設定や、ベビールーム完備、スタッフの気配りなど、お父さんお母さんにとっても嬉しいポイントがたくさんあります。

大規模テーマパークのような派手さや最新絶叫マシンはないかもしれません。しかし、その分待ち時間が短くストレスフリーで遊べ、アットホームで穏やかな雰囲気の中、親子の時間をゆったり楽しめるのが荒川遊園の魅力です。実際に訪れた方からも「ファミリーはもちろん、大人だけで行ってものんびり楽しめる」「お財布にやさしい価格設定も嬉しい」といった声が上がっています。

子どもにとっては、小さな遊園地とはいえ初めて見る景色・体験の連続で、帰る頃には「また来たい!」と言うことでしょう。親にとっても子どもの成長を感じたり、一緒に童心に返って笑い合ったりできる貴重な時間になります。ぜひ次のお休みには、遊園地デビューにもぴったりの**「あらかわ遊園」**へ親子で足を運んでみてください。きっと関東ファミリーの新定番おでかけ先になるはずですよ。

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