新倉山浅間公園
photo by @ak._.s2
新倉山浅間公園の基本情報
【スポット】新倉山浅間公園
【ふりがな】あらくらやませんげんこうえん
【 住所 】山梨県富士吉田市新倉3620
【アクセス】富士急行線 下吉田駅 徒歩約10分
【最寄り駅】下吉田駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
新倉山浅間公園
が含まれる観光マップ
まるで京都!山梨県の新倉山浅間公園の見どころや桜・紅葉見ごろ、アクセス方法
新倉山浅間公園とは
山梨県は富士吉田市の公園
新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)とは、新倉山の中腹、山梨県富士吉田市にある公園です。1959年の10月頃に造られた歴史深い公園で、約4.3ヘクタールほどの広さがあります。
絶好の富士山ビューポイント!?
新倉山浅間公園は山梨県にあります。山梨県といえば日本のシンボルであり、世界の国々の人にもファンが多い霊峰富士でしょう。新倉山浅間公園はその富士山をばっちり見れる富士ビューポイントとして、SNSなどでも人気が高まっているのです。
富士山を写真に撮りたいと思ったとき、どんな構図を思い浮かべますか?富士山だけを写しても綺麗ですが、いまいちありきたりな写真になってしまいますよね。富士山と比較して富士吉田市の街の景色を写すのも良いですが、もっと変わった写真が撮りたいと思う人は多いでしょう。
新倉山浅間公園からは、富士山だけではなく、戦没者忠霊塔である五重塔、そして桜という構図を眺めることができます。五重塔というところが京都をイメージさせることから、「京都のような景色が見れる公園」として日本国内外からも人気が高いのです。ルフトハンザ航空の機内誌、タイの教科書、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(改訂第4版)の表紙として最高されたこともあります。
桜と富士山の絶景
650本のソメイヨシノは圧巻
公園内にはおよそ650本のソメイヨシノが咲き乱れ、見ごろ時期にはどこもかしこもピンク色でいっぱいになり、なんとも幻想的な雰囲気を醸し出しています。参道から美しい桜が出迎えてくれており、階段を登っていくにつれてまるで別世界へ来たような景色を見れます。手前に桜、その少し奥に五重塔、そしてその後ろに富士山というまるで京都のような構図を是非眺めてください。
桜まつり
外国人観光客が増えてきたことから、2016年に第1回新倉山浅間公園桜まつりが開催されました。ステージイベントや飲食販売ブースと賑わいを見せる桜まつり、また桜の見ごろ時期になれば開催される予定です。とても楽しいので、時期が合えば行ってみましょう。
見ごろ時期
山梨は桜の開花が遅くなることがあり、見ごろもその年の気温によって変わります。例年通りであれば4月初旬頃から開花し始め、1週間ほどで満開となるでしょう。見ごろは4月半ばと考えておいてください、ただし春は天気が荒れやすいので、満開になっても風雨ですぐに散ってしまうこともあります。
注意
桜の見ごろ時期はとくに混みあいます。有料駐車場が用意されていますが、早朝に行っても満車となってしまいます。渋滞も多く人も多いこと、そして桜まつり期間中は他の人の迷惑となるので、展望デッキ付近での三脚は使用禁止となることに注意しましょう。ちなみに私が行ったときはは朝5時~夕方17時の間が三脚使用禁止でしたが、その時間以外は使用できました。
また、もう1つ注意しておきたいのが展望デッキまでの階段が398段もあってかなり辛いことです。駐車場の標高が約777mあり、展望台が約858m、咲くや姫階段というこの階段を上がると約81mもの標高差があります。体力がある人でもなかなかしんどいと感じるので、できれば荷物は少なくすることをおすすめします。
紅葉が美しい公園
桜で有名な新倉山浅間公園ですが、紅葉も美しいのです。紅葉のビューポイントは桜と同じく、展望デッキからとなります。彩り鮮やかな紅葉と赤い五重塔、そして雄大な富士山という構図もなかなかに京都を彷彿とさせる風景ではないでしょうか。
見ごろ時期
桜(ソメイヨシノ)、カエデやケヤキといった紅葉樹があることから、見ごろは例年通りであれば10月中旬~11月下旬となります。その年によって気温で色づき始める時期も前後するので気をつけましょう。
注意
桜ほどではないものの、紅葉の見ごろ時期も混み合います。土日祝日はかなりの人手が予想されるので、できれば平日に紅葉観賞することがおすすめです。見ごろ時期は朝早く行っても展望デッキの一番良い場所に人が多く集まっているので、なるべく人の少ない日に見に行きましょう。
桜を綺麗に撮るなら8時以降
実はこの場所、春は朝8時以降にならないと太陽の光が綺麗に入ってこないのです。8時前は桜が陰って暗く見えてしまうので、朝8時以降の太陽光で照らされているときに桜と五重塔、富士山を撮影することをおすすめします。そしてより綺麗に写したいのであればPLフィルターを一眼レフカメラのレンズにつけて撮影しましょう。
五重塔(忠霊塔)
咲くや姫階段を全て登りきると、頂上には忠霊塔が見えてきます。見た目は五重塔ですが、こちらは仏塔ではありません。五重塔は愛称で本当は忠霊塔(ちゅうれいとう)、戦争に出兵して戦死した方を顕彰、称えることを象徴した塔です。この塔と桜や紅葉、そして富士山の景色はとても美しく、外国の教科書にも掲載されているほどです。
富士山と忠霊塔が見える展望デッキは忠霊塔の裏にあります。もう1つ、富士パノラマ台という展望デッキがありますが、こちらは富士山しか見えないことからあまり人がいません。屋根とちょっとした椅子もあるので、疲れたらここで休憩しながら富士山を眺めるのもおすすめです。
外国人観光客の増加
海外航空機の機内誌やタイの義務教育の教科書に掲載された他、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで星2つの評価を得ました。そのことからも外国人観光客が増加しつつあり、ちょっとした問題が起きました。それは外国人観光客が石積みや斜面にまで来てしまうこと、そこで安全面確保のために展望デッキに柵などが設けられたのです。
外国人観光客は春に最も増えると考えられます。桜の見ごろ時期は人混みに注意して出かけましょう。
咲くや姫階段
元々は397段だった階段、しかし397(さくな・咲くな)と読めることから1段足され、398(さくや・咲くや)となりました。咲くや姫階段を上がると美しい景色を眺められる展望デッキへと向かうことができますが、標高が上がることで体調不良にならないよう気をつけてください。
バスツアー
桜の時期になるとバスツアーが開催されます。およそ7,000円の参加費で、新倉山浅間公園や富士河口湖さくらまつり、道の駅富士吉田を周れるのです。たっぷり富士山を楽しみたいけれど移動が面倒という人におすすめです。ツアー会社によって料金やプランも変わるので、これだと思うものを探してみてください。
ライブカメラ
今の富士山の様子がどんなものか確かめたい、そんな人はライブカメラで見てみましょう。例えばこちら、河口湖など様々な場所のライブカメラ映像が集まっています。
アクセス方法
電車
下吉田駅から歩いて約10分ほどで到着します。
車
東京郊外からなら中央道から河口湖ICへ、そこから約15分ほどです。
※神社境内~忠霊塔までの車道ですが、冬季凍結などの問題のために12月27日から3月中旬頃まで車両通行止めとなります。
バス
新宿バスターミナル(バスタ新宿)から中央道下吉田バス停到着、そこから徒歩約10分です。
駐車場
公園専用駐車場は24時間開放されています。
※イベント期間中は有料となります
※忠霊塔までの道がかなり狭く混雑しやすいので、忠霊塔前の駐車スペースの利用はおすすめできません
新倉富士浅間神社
下吉田駅近くには新倉富士浅間神社(あらくらふじせんげんじんじゃ)があります。705年(慶雲3年)創設の神社で、武田信玄の父である武田信虎が必勝祈願をし、刀を奉納したともいわれています。
富士山といえば北口本宮冨士浅間神社ですが、新倉富士浅間神社もこじんまりとしてはいるものの、地元に根付いた神社なのです。ご朱印もいただけるので、是非公園へ行く前に参拝してください。
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