千鳥ケ淵
photo by @dobokaigram
千鳥ケ淵の基本情報
【スポット】千鳥ケ淵
【アクセス】大手町駅から徒歩5分
千鳥ケ淵ってどんなところ?観光スポットやアクセス方法まとめ
千鳥ケ淵とは
桜の名所として有名な場所
千鳥ケ淵(ちどりがふち)は、東京都にあります。皇居から北西の方面に造られたお堀で、この場所は毎年とても美しい桜が咲き乱れる、桜の名所としても有名です。
都内でも自然いっぱいの場所
桜以外にも、水の中には水草や魚、貝の他、実はトンボやヘイケボタルもいます。更にオシドリという水鳥も遊びにくることもある、自然豊かな場所なのです。環境省では千鳥ヶ淵の千鳥ヶ淵環境再生プランを進めていることから、この先も更に美しい景観を期待できるでしょう。
ボートやライトアップもある
千鳥ヶ淵はボートで遊べる場所があったり、ライトアップする時期もあります。都内で自然を感じたい、綺麗な景色を観たいという人も、デートや友達と遊びに行く場合にもおすすめなスポットです。
千鳥ケ淵の歴史
江戸開府のあとに造られた
千鳥ヶ淵が造られたのは、江戸開府のあとの頃になります。江戸城をもう少し拡張しようというときに、局沢川という川を半蔵門、田安門の土橋でせき止めることによってできたお堀です。以前は半蔵濠とつながっていたのですが、明治33年の頃、つまり1900年に道路を造るために埋め立てて、それぞれ別のお堀にしました。そのため千鳥ヶ淵公園の近くには、半蔵濠があります。
千鳥ケ淵の由来
千鳥ケ淵という名前がつけられた理由、それは、千鳥の形に似ているからだそうです。千鳥といえばちょっと丸っとした可愛らしい、千鳥柄などといわれる鳥の模様ですね。
千鳥ケ淵の戦没者墓苑
戦没者墓苑とは
千鳥ヶ淵のほとりには、千鳥ケ淵戦没者墓苑(ちどりがふちせんぼつしゃぼえん)があります。ここには第二次世界大戦の折、国外で亡くなられた方の中で、遺族にお渡しすることの叶わなかった遺骨を安置している戦没者慰霊施設です。当時は日本の軍人や軍属の方、民間人の方で、どうしても引き取り手を見つけることのできない遺骨がたくさんありました。そのことから1959年に建てられたのです。ちなみにこちらは、特定の宗教や宗派に属することのない施設となっています。
六角堂
遺骨を安置しているのは、六角堂と呼ばれる建物です。こちらは上から見下ろすとちょうど六角形の姿であることから、六角堂と呼ばれています。六角堂を設計したのは谷口吉郎さんといって、帝国劇場も手掛けたことのある日本の有名な建築家です。
季節によって行事が行われることもある
5月には拝礼式、秋頃には秋季慰霊祭、他にも様々な行事が催されることがあります。こちらの行事には皇族の方々や内閣総理大臣、その他にも多くの人たちが参列するため、毎年すごい人の数になるのです。
千鳥ケ淵のじゃぶじゃぶ池
小さい子供用のプール
じゃぶじゃぶ池というのは、子供のために造られた水深の浅い水場のことですね。千鳥ケ淵にもあり、ここは都内でもなかなか人気の高い水遊びスポットとなっています。ここはプールのような造りになっているのですが、水の入れ替えは頻繁に行われていて清潔度が高いです。それに監視員の方もいたので、安心して遊ばせることができました。じゃぶじゃぶ池の利用を推奨しているのは、小学校に入る前の年のお子さんと、その保護者の方です、遊ぶ際には水着を着て遊ばせるようにしましょう。尚、水遊びをする用のおむつですが、こちらは水着を着せてあげれば使用可となっています。
近くに遊具があります
じゃぶじゃぶ池の近くには子供用の遊具があります。ブランコの他色んな種類の遊具があるので、プールが人でいっぱいのときはこちらで遊びながら空くのを待ってもいいですね。ただしプールの利用時間が決められているので、遊具にばかり夢中になっているとプールに入り損ねる場合もあるので要注意です。
千鳥ケ淵のハウス
千鳥ケ淵ハウスという、とても豪華な物件があります。こちらは地下2階から地上13階建ての鉄筋コンクリート造りです。60部屋以上あり、見た目は綺麗なオフィスビルのようになっています。東京メトロ東西線の九段下駅から徒歩10分ほど、東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅からだと約徒歩8分と都内でも人気の物件です。
千鳥ケ淵ハウスが人気なのは上の階のお部屋からだと、皇居庭園を眺めることができるからでしょう。とくに12階、13階からの景色は夢のようです。都内に住みたい、できれば綺麗な景色を眺められるマンションが良いという人におすすめします。
千鳥ケ淵のライトアップ
桜の時期にライトアップ開催
千鳥ケ淵では桜が美しく咲く時期になると、ライトアップイベントが開催されます。桜は千鳥ヶ淵緑道沿いに植えられているのですが、ライトアップされた桜が水面に浮かび、なんとも幻想的な景色を堪能することができますよ。ライトアップ時に使用されているのはLED電球のため、ほんのりと青い光で桜が照らされます。インスタ映えするフォトスポットとしてもおすすめなので、ライトアップ時期には是非千鳥ケ淵へ行きましょう。
千代田のさくらまつり
ライトアップ時期になると、千代田のさくらまつりというイベントも一緒に開催されるのです。お祭りという名前の通り、千鳥ケ淵の付近では様々な楽しい催しものもあります。
ライトアップ時の三脚は危ない
夜桜見物となるので、より綺麗にライトアップされた桜を撮影しようと思ったら三脚が欲しいと感じる人もいるでしょう。しかし千鳥ケ淵のライトアップイベントには毎年大勢の見物客が詰めかけるため、場所を取ってしまう三脚はやめておくべきです。
千鳥ケ淵のボート
ボート遊びができる
千鳥ケ淵にはボート場があり、ボートに乗って遊ぶことも可能です。千鳥ヶ淵ボート場が開いているのは春頃なので、ちょうど桜を見物しながらボート遊びができますね。ちなみに桜のライトアップ時もボートを利用することができるのです。営業時間は例年通りであれば9:00~20:30までなので、夕陽に照らされる桜や、ライトアップされている桜を水の上から眺められます。いつもとは違った視点から桜を眺めたいという人は、是非ライトアップ時期にボートに乗ってみましょう。
予約できる?
千鳥ヶ淵ボート場ですが、ここは予約ができないようです。桜の時期は大勢の観光客で賑わうため、どうしてもボートも順番待ちとなってしまいます。ボートに乗る場合はできる限り時間に余裕を持って行きましょう。平日も休日と変わりなく混み合います。2~3時間待ったという人もいるほどなので、小さいお子さん連れのご家族や、遠方から来て時間に余裕がない人は要注意です。
千鳥ケ淵の屋台
お花見といえばやっぱり屋台
千鳥ケ淵の桜の時期には屋台も出ます。場所は例年通りであればさくらまつりが開催されている時期の、靖国神社の境内です。ただし靖国神社外苑整備工事で屋台が出なかったこともあるため、行く前に最新情報をチェックした方が良いでしょう。
屋台はスタンダードに大判焼き、タコ焼きといったメニューから、飴細工やモツ煮、各地のB級グルメを見かけたこともあります。なかなかに混み合うので、小さいお子さんを連れて行く場合はベビーカーは、周りの人にも危険です、気をつけてください。
千鳥ケ淵のアクセス方法
電車
千鳥ヶ淵の緑道入口へ行きたいなら、地下鉄の九段下駅、2番出口からがおすすめです。もしくは地下鉄の半蔵門駅、5番出口から向かいましょう。どちらの駅からでも歩いて約5分ほどと近い場所にあります。
バス
千代田のさくらまつり開催時期になると、丸の内シャトルバスがコースを延長してさくらまつり会場も巡回します。さくらまつり会場の他も観てまわりたいときは、シャトルバスで移動すると良いでしょう。
一番おすすめなのは半蔵門駅
普段はそこまで混み合いませんが、さくらまつりの時期は全国各地、それこそ国外からも人が押し寄せるので九段下駅もバスもかなり混雑します。車もさくらまつり開催時期はおすすめしません、道路も渋滞しやすくなりますし、駐車場も見つかりにくいからです。おすすめなのは半蔵門駅、こちらはまだ九段下駅よりは混雑しません。
どうしても人混みを避けたいなら、他の周辺駅から歩いて向かいましょう。時間はかかりますが、混雑は比較的避けられるはずです。
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