川口市立グリーンセンターで子連れファミリーが楽しむための完全ガイド

東京や埼玉から日帰りで訪れるファミリーに大人気の「川口市立グリーンセンター」は、子連れでも一日中楽しめる魅力満載の総合公園です。広大な園内には四季折々の花と緑があふれ、小さな子ども向けの安全な遊び場から小学生が夢中になる大型遊具、さらにはピクニックができる芝生広場や温室、日本庭園まで幅広い世代に嬉しいスポットが揃っています。この記事では、未就学児〜小学生のお子さんと一緒にグリーンセンターを訪れる視点で、川口市立グリーンセンターの楽しみ方を徹底解説します。基本情報や園内施設紹介から、季節ごとの見どころ、子どもが喜ぶ遊び場、ランチの過ごし方、混雑回避のコツ、モデルコース、さらに周辺スポットまで余すところなくお届けします。ぜひお出かけ前の参考にしてくださいね。丁寧で親しみやすい口調でご案内します!

基本情報(所在地・アクセス・開園時間・料金など)

まずは川口市立グリーンセンターの基本情報を押さえておきましょう。

  • 所在地: 埼玉県川口市大字新井宿700(川口市南部の新井宿エリアに位置しています)
  • 電話: 048-281-2319(問い合わせ先)

アクセス: 東京方面・埼玉県内各地からのアクセスも良好です。電車の場合、埼玉高速鉄道線(SR)「新井宿駅」1番出口から東門まで徒歩約10分と歩ける距離です。また、JR京浜東北線「川口駅」東口やJR武蔵野線「東川口駅」南口などからバスも運行されています(「グリーンセンター」停留所または「川口市立医療センター」停留所で下車)。都内から公共交通で約1時間ほどで到着できる感覚です。車で行く場合は首都高速川口線・新井宿ICから約5分と近く、無料駐車場が4か所・合計約800台分整備されています(第1駐車場75台、第2駐車場243台、第3駐車場302台、第4駐車場270台※土日祝は満車注意)。週末やイベント日は駐車場が混み合うことも多いため、可能なら電車やバスの利用が安心です。

開園時間: 午前9時~午後5時(最終入園午後4時)です。閉園時間が早めなので、ゆっくり遊ぶには午前中から訪れるのがおすすめです。季節や施設によって営業時間が一部異なる場合があります(例:「冒険の森」というアスレチックは11~1月は午後4時までなど)。最新の時間は公式HPで確認しておきましょう。

休園日: 毎週火曜日が定休です(もし火曜が祝日の場合は開園し、翌平日が休園になります)。また年末年始は12月25日~1月4日がお休みです。ただし1月3日は「新年特別開園」として無料入園できる日が設けられる年もあります。その他にも臨時で休園となる場合があるので、遠方から行く際は事前に公式情報を確認すると安心ですね。

入園料: 公立の施設ですが、入園時に料金が必要です。ただしとてもリーズナブルな設定なので気軽に利用できます。

  • 一般(大人): 310円
  • 高校生(要学生証): 100円
  • 子ども(4歳~中学生): 100円
  • 幼児(3歳以下): 無料

川口市在住で68歳以上の方や障がいのある方は証明提示で無料になります。また、一年間有効の**年間パスポート(1,070円)**も販売しており、季節ごとに何度も訪れたい地元ファミリーには大人気です。

園内施設利用料金: 園内の一部遊具・施設は別途利用料がかかりますが、いずれもお手頃価格です。たとえばミニSL(後述)1回220円(3回券530円あり)、本格フィールドアスレチック(冒険の森)1回300円(高校生・子ども100円)などとなっています。大型滑り台など他の遊具は基本無料で利用できます。小さなお子さん向けの遊びはほぼ無料で楽しめるのも嬉しいポイントですね。

園内マップ: 広さ約15.8ヘクタール(東京ドーム約3個分!)の園内は、大きく分けて「正門エリア(西側)」と「東門エリア」に分かれます。正門側には花壇や温室、日本庭園、大集会堂(ホール)などがあり、東門側(医療センター側)に近い東側エリアにはわんぱく広場や大型遊具、ミニ鉄道など子ども向け施設が集まっています。案内図は公式サイトや入口掲示で確認できますので、入園時にチェックしましょう。各所にトイレ(多目的トイレあり)や水飲み場、ベンチも配置されているので安心です。

その他: ペットの入園は不可ですのでご注意ください(補助犬は除く)。また園内ではボール・バドミントン・自転車・キックボードなど車輪付き遊具、虫取り網などの持ち込みも禁止されています。安全と環境保護のためなので、遊び道具は持参せず身一つで遊ぶ感じですね。芝生広場での簡易テント(日除けテント)やレジャーシートでの休憩はOKですので、ピクニック用品があると便利です。

園内の主な施設と見どころ(大温室・日本庭園・展望すべり台・芝生広場など)

グリーンセンターは「植物園」としての顔と、「大型公園・遊具広場」としての顔を併せ持っています。この章では、大人も見て楽しい植物エリアの見どころと、子どもが大はしゃぎできる遊具エリアの見どころの両面から主な施設を紹介します。

花壇広場と大温室(温室ドーム)

正門を入ってまず目に飛び込んでくるのが、色とりどりの花々が植えられた花壇広場です。四季折々の草花が整備された花壇が広がり、春にはチューリップやパンジー、夏はサルビアやマリーゴールド、秋にはコスモス、冬にはビオラなど、一年中いつ訪れても美しい花景色を楽しむことができます。中央には大きな花時計が設置されており、季節ごとにデザインが変わる花時計は絶好のフォトスポットです。家族で記念写真を撮るならまずここがおすすめ!花時計を背景にするとグリーンセンターに来た記念になりますよ。

花壇広場の奥にそびえるのが**「大温室」**と呼ばれる巨大なガラス張りの温室ドームです。南国の植物を一年中鑑賞できるこの大温室は、グリーンセンターの象徴的存在でした。館内には背丈より高いサボテンがずらりと並ぶコーナーや、色鮮やかなブーゲンビリア、ラン、熱帯スイレンの咲く池など、普段なかなか見られない熱帯植物が生い茂りまるでジャングル探検のようなワクワク感があります。子ども達も「大きなサボテンだ!」「バナナの木があるよ!」と大興奮間違いなしのエリアです。特に冬場の寒い時期でも温室内は暖かく、南国気分を味わえるので人気でした。

**※大温室は現在老朽化に伴う再整備中です。**2022年3月をもって一時閉館となり、現在新しい温室施設の建設工事が進められています。リニューアルオープンは令和7年(2025年)春頃を目指しているとの情報がありますが、最新情報は公式発表をご確認ください。再開後はさらにパワーアップした展示が期待できますので、オープンした暁にはぜひ足を運んでみてくださいね。それまでは外観のみの見学になりますが、温室前の花壇や花時計は通常通り楽しめます。

日本庭園と茶室

花壇広場から少し進むと、趣ある日本庭園エリアがあります。川口市立グリーンセンターの日本庭園は、昭和期の著名な庭師・中島健氏が設計を手掛けた本格的な庭園です。広さ約3,000平方メートルにもおよぶ庭園内には、四季折々に表情を変える植栽と池が配置され、静かな和の風情を味わえます。入り口にはステンドグラスの孔雀の門という美しい門があり、ここをくぐると別世界のような落ち着いた雰囲気です。春は新緑とツツジ、秋には紅葉が見事で、日本の伝統美を感じながら散策できます。

庭園内には**茶室(茶屋)**も併設されています。昭和46年(1971年)に寄贈された趣深い和風建築の茶室で、通常は立ち入りできませんが、期間限定で一般開放されることがあります。夏季には茶室庭園が無料休憩所として開放され、縁台(ベンチ)に腰掛けて青もみじの木陰でひと休みできます。風鈴や金魚ちょうちんの涼しげな飾り付けがされる年もあり、日本の夏の情緒を味わえますよ(※お茶やお菓子の提供はありません)。お子さんも静かな環境で池の鯉やトンボを観察したり、「和」の空気に触れる良い機会になるでしょう。

庭園エリアはベビーカーでの通行も可能ですが、一部砂利道や段差もあるため、小さなお子さん連れなら抱っこ紐併用が安心かもしれません。日本庭園側から大集会堂(後述)方面へ抜けることもできますので、園内散策ルートに組み込んでみてください。都会の喧騒を忘れられる癒しスポットとして、大人にも人気のエリアです。

大集会堂(レトロ洋館)とクジャクの門

日本庭園の近くには、ひときわ目立つレトロ洋館風の建物「大集会堂」があります。これはホールや会議室などを備えた施設で、市民イベントや展示会などに使われることもあります。外観はヨーロッパのお城のような雰囲気で、建物前には季節の草花が彩る花壇が整備されています。特に5月頃にはバラの花壇が満開になり、洋館との組み合わせが絵画のような美しさです。写真撮影にもってこいのスポットなので、家族写真を撮るのもおすすめです。

大集会堂の正面入口には、日本庭園側から通じる孔雀の門があります。ステンドグラスがはめ込まれたこの門は、その名の通り孔雀が羽を広げたデザインでとても華やか。まるで美術館のような雰囲気で、「こんな所に素敵な門があるよ」と子どもと一緒に見に行くのも良いでしょう。門をよく見るとカラフルな色ガラス越しに陽の光が差し込み、晴れた日は足元に模様が映り込んで綺麗ですよ。

※大集会堂は現在、温室同様に再整備工事のため利用休止中となっています。建物自体に入ることはできませんが、外観周辺の散策や花壇見物は可能です。工事期間中は一部通路が封鎖されている場合もありますので、迂回路案内に従ってください。

滝と大噴水

園内中央付近には、水辺の景観施設として大噴水があります。緑豊かな木立を背景にした人工の滝はマイナスイオンたっぷりで、夏でも涼を感じられるスポットです。そして見逃せないのが大噴水。広場の一角に円形の噴水池があり、決まった時間になると一斉に水柱が高く吹き上がります。その水柱の高さと迫力には大人も驚くほど!子どもたちは「わぁ!すごい!」と歓声を上げて噴水ショーに釘付けになります。

噴水の運転時間は1日3回程度で、通常は10:00、12:00、14:00から各回約30分間の運転です(季節によって回数変更あり。7月・8月の夏季や冬季は10時と14時の2回になることも)。ちょうど噴水タイムに合わせて見に行くと、最高30m近くも水しぶきが上がる様子を楽しめます。天気の良い日には噴水の水煙に太陽光が反射して小さな虹が見えることもあり、子どもにとって素敵な思い出になりますよ。ただし運転時間外は水が止まっているので、「次は何時に始まるのかな?」と時間を確認してから向かうと良いでしょう。

噴水広場の周囲にはベンチもあり、噴水ショーを眺めながら一休みできます。夏は水しぶきが風に乗って届くこともあるので、涼みにもなりますよ。噴水を背景に動画を撮ったりすると臨場感たっぷりでおすすめです。

芝生広場(大芝生)とピクニックエリア

グリーンセンターには子どもがのびのび駆け回れる広大な芝生広場が複数あります。代表的なのは正門近くの**「芝生広場」と呼ばれるエリアで、一面に手入れの行き届いた美しい芝生が広がっています。「大芝生」とも呼ばれ、ボール遊びは禁止ながらも思い切り走ったり寝転んだり、自由に過ごせる憩いの場所です。週末には多くの家族連れがシートや簡易テントを広げてピクニック**を楽しむ姿が見られます。お弁当持参で訪れて、芝生の上で食べるランチは格別ですよ。

芝生広場周辺には所々に桜の木やケヤキの木があり、木陰ができる場所もあります。テントを張らなくても木陰で休めますし、夏場はここにミストシャワーが設置されたり、水撒きが行われてクールダウンできるスポットになっています。秋には落ち葉が積もり、子どもが葉っぱの中をかけ回って遊ぶ姿も微笑ましいです。

また、東門側エリアには**「さくら広場」**と呼ばれる芝生スペースもあります。名前の通り桜の木々に囲まれた広場で、春にはお花見スポットとして人気です。桜の季節には満開の桜の下でレジャーシートを広げ、お花見ピクニックをする家族も多いです。桜広場もテント設営OKなので、春~秋はポップアップテントを持参すれば日除けになって便利。夏休み期間中などはテント村のようにたくさんのテントが並ぶこともあります。

このようにグリーンセンターは「川口の子ども遊び場」としてピクニックにも最適な環境です。広い芝生で安全に遊ばせられるので、小さなお子さん連れでも親は安心して見守れます。ぜひレジャーシートやテントを持って行き、ゆったりとしたファミリータイムを過ごしてみてください。

いきいき広場・ちびっこ広場

芝生広場の一角には、ユニークな健康遊具やハンモックが設置された「いきいき広場」というスペースもあります。こちらは子どもからお年寄りまで簡単なフィットネス感覚で体を動かせる器具が置いてあり、遊びながら運動不足解消にもなります。青空の下でハンモックに揺られてくつろぐこともでき、パパママの休憩にもピッタリですね。広場名の通り、訪れた皆が“いきいき”できるちょっとしたリフレッシュゾーンです。

その隣には、未就学児向けの**「ちびっこ広場」**もあります。ここには幼児でも遊べる低めの滑り台や小型の遊具、砂場などがあり、地面は柔らかいゴムチップ舗装がされているので転んでも安心です。対象年齢は2~5歳くらいまででしょうか。正門から入って左手方面に位置し、まず小さい子はこちらで準備運動…なんてこともできます。1~3歳くらいの子にはこちらのスペースが程よい遊び場となるでしょう。兄姉が大きな遊具に行ってしまっても、下の子はこちらでママやパパと遊ぶ、といった過ごし方もできますね。ベンチも近くにあり、親も腰掛けながら見守れます。

冒険の森(フィールドアスレチック)

小学生以上のお子さんがいるファミリーには、新設の**「冒険の森」もおすすめです。こちらは2022年2月にオープンした本格フィールドアスレチックコース**で、全部で22種類もの木製アスレチック遊具が森の斜面に展開されています。コースは難易度別に3ルート用意されており、初心者から上級者まで楽しめます。ターザンロープで森を滑空したり、ロープネットを渡ったり、忍者さながらの壁登りに挑戦したりと、子どもはもちろん大人でも思わず夢中になってしまうダイナミックな内容です。

利用対象は小学生以上となっており、残念ながら未就学児は安全管理上入場できません(大人同伴でも不可)。そのため、小さい子を連れた家族全員で入ることはできませんが、小学生の兄姉がいる場合は片方の親御さんが付き添ってアスレチック挑戦、もう片方の親御さんが下の子と別エリアで遊ぶ、といった使い分けも良いでしょう。利用料金は大人300円、子ども100円とリーズナブルで、受付をしてから時間内遊び放題です(2~10月は9:30~16:30、11~1月は~16:00まで営業、雨天中止)。利用の際は動きやすい服装と靴で挑みましょう。サンダルやヒール靴では入場できないので注意です。園内で思いきり体を動かしたい小学生キッズにはもってこいのエリアで、「またやりたい!」とリピートする子も多い人気スポットとなっています。

昆虫の森・森の生き物観察デッキ

自然好きな子には**「昆虫の森」**も魅力です。グリーンセンターの敷地内には、一部に武蔵野の雑木林を残したエリアがあり、そこを整備したのが昆虫の森です。人の手を入れすぎない自然のままの環境を保ちながら、小径や観察デッキが整えられており、虫や小動物たちのすみかになっています。季節によってカブトムシやトンボ、チョウなどが見られることもあり、夏休みには子どもたちが網を持たずとも自然と昆虫探しができます(※虫捕り網の持ち込みは禁止なので、目で観察を楽しみましょう)。「どんな虫がいるかな?」と親子で探索するのはワクワクしますね。都会の子には貴重な自然体験になるでしょう。

森の中には**「森のデッキ」**という木製のテラスがあり、ちょっとした森カフェ気分で休憩もできます。季節の野鳥の声に耳をすませたり、小川のせせらぎを感じたりと、大人にとってもリラックスできる空間です。子どもたちも探検気分でどんどん奥へ進みたがるかもしれませんが、マムシ注意の看板も出ているので草むらには入らないように見守ってくださいね。

以上が主な園内施設・見どころの概要です。「日本の都市公園100選」にも選定されているグリーンセンターだけあり、自然・景観面でも見応えたっぷりですし、一方で遊具やアクティビティも充実しているバランスの良い公園です。次章からは特に子どもが思い切り楽しめる遊び場に焦点を当てて詳しく紹介していきます。

子どもが楽しめるエリアと遊具(ミニSL・ジャンボすべり台・水遊び・動物ふれあい・遊具など)

小さなお子さんから小学生まで、子連れで行くなら絶対外せない遊びスポットがグリーンセンターには数多くあります。この章では、子どもが大喜びするエリアを具体的に見ていきましょう。「川口市立グリーンセンター 子連れ」で人気の遊具情報も盛り込んでいきます。

わんぱく広場と大型遊具「夢ふうせん」

園内東側、「わんぱく広場」と呼ばれるエリアはまさに子どもの楽園です。広い敷地にカラフルで巨大な複合遊具がそびえ立ち、子どもたちは見るや否や目を輝かせて駆け出していきます。メインとなる大型遊具は**「夢ふうせん」という愛称が付けられた複合遊具群で、滑り台、吊り橋、トンネル、ネットクライミングなどが迷路のようにつながった大規模な遊び場になっています。まさに「グリーンセンター 遊具」の象徴**的存在で、どこから遊ぼうか迷ってしまうほど要素が盛りだくさん!滑り台ひとつ取っても長~いローラー滑り台や、石でできたワイド滑り台、チューブ型のトンネル滑り台など複数あり、何度すべっても飽きません。

この夢ふうせんエリアには、子どもが大好きなターザンロープ(ロープウェイ)も2基あります。しかも地面が平坦ではなく少しくねくね曲がるコースになっているため、乗ると右へ左へ振られてスリル満点!行列ができるほどの人気で、「もう一回!」とリピートする子が続出です。他にも雲梯(うんてい)やジャングルジム、ネット遊具など、体をたくさん動かせる遊具が揃っています。まさにわんぱく盛りのお子さんにうってつけですね。

夢ふうせんの大型遊具の下には日陰になるスペースもあり、ベンチも置かれているので親御さんはそこから子どもを見守ることができます。もっとも、見ていると思わず一緒にやりたくなってしまうほど楽しそうですよ。対象年齢はだいたい3歳くらいから小学校高学年くらいまで幅広く、兄弟姉妹で一緒に遊べるのも良いですね。小さいお子さん向けには高さ低めの遊具コーナーも隣接していますので、安全に遊ばせられます。

ジャンボすべり台(展望すべり台)

「グリーンセンターに来たらこれを滑らずに帰れない!」と言われるほど有名なのが、わんぱく広場中央にそびえる巨大滑り台、その名も「展望すべり台」です。高さ約20メートル(ビル7階相当)、頂上部は展望台になっており園内を一望できます。そしてその塔かららせん状に地上へ伸びるチューブ型滑り台を一気に滑り降りるのです!まるでジェットコースターのようなスリルを味わえるジャンボ滑り台で、子ども達はもちろん、大人でも「キャー!」と声が出てしまうほどの爽快さ。長さも100m以上あり、途中でカーブしながら暗闇のトンネルをくぐり抜け、一気にゴールへ滑走します。

利用は5歳以上推奨で、5歳未満の子は保護者(18歳以上)と一緒なら滑ることが可能です。滑走時は靴下着用必須なので、サンダルの方も滑る時だけ靴下を履きましょう。また滑走用のマット(ヒップシート)は入口で無料貸出されますので、それをお尻に敷いて滑ります。このおかげでスピードがよく乗り、摩擦でお尻が熱くなる心配もありません。

頂上までは階段で上りますが、子ども達はワクワクしながら一気に駆け上がっていきます。親は結構息切れしますが…運動不足解消だと思って頑張りましょう!上からの眺めは素晴らしく、「ママ見てー!あそこに噴水が見えるよ!」なんて盛り上がります。そして係員さんの合図で順に滑走スタート。中は真っ暗なチューブでかなりのスピード感、途中で「キャッ」と声が出るお子さんもいますが、出口付近はスピードが緩やかになるので安心です。親子で滑る場合はどうしても速度が増すので、「着地前に足でブレーキかけてね」と注意書きがあります。親御さんはお子さんをしっかり抱えて、最後ゆるやかに着地してくださいね。

この展望すべり台は本当にリピーターが多く、一度滑ると「もう一回!」と何度も階段を往復する子が大勢います。我が家でも5歳の息子が大興奮で3回連続滑りました(笑)。無料とは思えないクオリティのアトラクションなので、ぜひ挑戦してみてください。ただし人気ゆえに混雑時は滑走待ちの列ができます。土日祝の午後などは順番待ち10~15分程度になることもありますので、比較的空いている午前中や夕方前を狙うと良いでしょう。

滑り台のふもと周辺には、ブランコや小型の滑り台などのプチ遊具や、100円を入れると動く電動の乗り物(動物や恐竜の乗り物)も設置されています。滑り台を怖がってできない小さな子はこちらで遊んでもOK。少し揺れるライド系の遊具にニコニコ乗っている姿も可愛らしいですよ。

そして滑り台脇には**売店「スマイル」**という軽食・おやつのお店もあります。かき氷、ソフトクリーム、フランクフルト、ポテト、飲み物など子どもウケ抜群のメニューが揃い、見ていると「アイス買って~」攻撃に遭うかもしれません(笑)。ここでおやつを買って、隣のベンチに腰掛け一息つくのも◎。遊び疲れた体に甘いものが染み渡ります。夏はかき氷、冬はホットドリンクが人気です。

ミニSL(ミニ鉄道)

遊具と並ぶグリーンセンターの目玉アトラクションが**「ミニSL(ミニ鉄道)」**です。園内をぐるっと一周する軌道型の乗り物で、小さな蒸気機関車(実際はディーゼルかな?)がカラフルな客車を引いてのんびり走ります。線路の全長は約600mもあり、所要時間はおよそ5分程度。小さいながら本格的な鉄道体験ができるとあって、電車好きキッズにはたまりません!

乗り場はわんぱく広場のすぐ横にあり、ホームや踏切、トンネルなど本物さながらの演出がされています。料金は1人220円(0歳から有料)で、小学生以下のお子さんには保護者同伴を推奨しています。お得な**回数券(3枚つづり530円)**もあるので、家族で乗る際や2回以上乗りたい時はこちらを買うと良いでしょう。

列車は15分おきほどの間隔で随時運行しており、最大で3編成ほど違うデザインの車両が交替で走っています。中でも人気なのは新幹線を模した黄色い「ドクターイエロー」風の列車!子ども達から「これに乗りたい!」と熱烈な支持を受けています。他にも蒸気機関車型やカラフルな客車型などがあり、タイミングによって乗れる列車が変わりますが、列車好きなら全部コンプリートしたくなっちゃうかも?

実際に乗ってみると、踏切を渡るときに「カンカンカン…」と警報機が鳴ったり、トンネルの中では一瞬の暗闇に「きゃー!」と盛り上がったり、線路脇の季節の花壇が間近に見えたりと、非常に趣向を凝らした楽しい旅です。大人も童心に返って景色を楽しめますよ。途中、冒険の森の脇や昆虫の森のそばも通りますので、「ここは虫の森かな」など話しながら乗ると良いでしょう。

ミニSLは土日祝は常に混雑気味ですが、回転が速いのでさほど長時間待つことはありません。とはいえ、昼過ぎは並ぶ傾向があるので、午前中のうちに乗ってしまうか、15時台以降の空いてくる時間に乗るのが狙い目です。乗車中は風が気持ちよいですが帽子が飛ばされないようご注意を。乗った後はぜひお子さんに感想を聞いてみてくださいね。「トンネル楽しかった!」「また乗りたい!」なんて笑顔が見られるでしょう。

水遊びエリア(スプラッシュ広場)

暑い夏にぜひ利用したいのが水遊びエリアです。グリーンセンターにはかつて流水プールや子どもプールがありましたが、老朽化のため現在は営業していません。その代わりに夏季限定で開設されるのが**「スプラッシュ広場」**という水遊びスポットです。これは園芸用の散水スプリンクラーを活用して子ども向けの噴水広場にするもので、**夏休み期間(6月下旬~9月下旬頃)**の毎日、決まった時間に水しぶきのシャワーを浴びて遊べます。

スプラッシュ広場はさくら広場(わんぱく広場内)と芝生広場の2か所に設置されます。例えば桜広場では一定間隔で地面からパシャーっと水が吹き出し、子ども達は水着や着替えを持参して大はしゃぎで水浴びを楽しみます。ビショ濡れOKな服装で挑めば、噴水の中を走り回ったり、友達きょうだいで水の掛け合いっこをしたりと大盛り上がり間違いなし!屋外の簡易水遊び場ですが、公園の植物に水やりも兼ねているとのことで、植物園ならではの工夫ですね。

運用時間は1日数回の「スプラッシュタイム」として、各回30分程度水が出ます(例えば11:00~/13:00~/15:00~などと設定。年度により変更あり)。広場ごとに時間が違うので、詳しいスケジュールは公式発表や掲示板でチェックしましょう。利用料は無料で予約不要です。ただし天候不良時は中止されることもあります。

小さいお子さんは水遊びオムツ着用や保護者近くで見守りが必要ですが、無料でこれだけ遊べるのはありがたいですね。噴水の周囲には保護者向けのテントやパラソルの日陰も確保されていますので、見守る大人も熱中症に気をつけつつ休めます。さらに夏の一部期間には早朝開園の日もあり(8月上旬の特定土日祝に朝7時開園することがあります)、涼しい朝に水遊びを楽しむこともできます。暑い真夏でもグリーンセンターならではの子どもの水遊びスポットで元気に乗り切りましょう!

バードセンター(鳥とのふれあい)

グリーンセンターには動物園のようなコーナーはありませんが、「バードセンター」と呼ばれる小さな鳥類専門の動物舎があります。温室エリアに隣接する形で設置されており、クジャクやキジ、カモ、文鳥など様々な鳥たちが飼育・展示されています。いわば小鳥の動物園といった趣で、ゲージ越しに綺麗な羽の孔雀がのんびり歩く姿や、珍しいキンケイ(中国の雉の一種)などを間近に見られます。小さいながら「へぇ、こんな鳥もいるんだ!」と大人も興味深く観察できますよ。

タイミングが良ければクジャクが羽を広げる豪華な姿に出会えるかもしれません。子どもにも「孔雀の羽ってこんなに大きいんだね」と新鮮な発見になるでしょう。鳥たちへのエサやり体験などはありませんが、静かに観察するだけでも十分楽しめます。インコやオウムが「こんにちは」と声真似するのを期待してみたり、ニワトリのコッコ鳴きを聞いたりと、小さな子にはプチ動物園気分です。

※ただしバードセンターも大温室同様に再整備対象となっており、現在立入不可となっています(温室とともに2022年より閉鎖中)。こちらも新温室完成と合わせてリニューアル予定とのことです。再開までは園内で直接動物と触れ合うことはできませんが、園内を歩いていると野生のリスや小鳥、トカゲなどちょっとした生き物に遭遇することもあります。シャボテン公園のような派手な動物園機能はないものの、自然の生き物と触れ合う機会は多い公園と言えます。

なお、グリーンセンターでは不定期で動物ふれあいイベントが開催される年もあります。過去にはポニーやウサギ、モルモットなど小動物が集まる「動物ふれあいまつり」が行われたこともありました(他市主催イベントとして開催例あり)。訪問時期によってはそうした催しがあるかもしれませんので、イベント情報もチェックしてみてください。

その他の遊具いろいろ

上記以外にも園内には子ども心をくすぐる遊具や仕掛けがたくさんあります。例えば、芝生広場の片隅にはおもしろい形の石の遊具(滑り台付きの岩山や乗り越え遊びができるオブジェ)があったり、園路沿いにところどころ小さな橋やトンネルがあったりします。特に幼児さんは大人には何でもない段差や置物でも遊び道具に変えてしまうもの。安全に配慮しつつ、子どもの好奇心の赴くまま遊ばせてあげましょう。芝生に寝転んだりアリを観察したりするだけでも立派な遊びです。

春~夏には園内にシャボン玉おじさんが登場することもあります(ボランティアの方が巨大シャボン玉を飛ばしてくれることがあり、遭遇するとラッキー!)。子ども達は大はしゃぎで追いかけます。秋には落ち葉プール、冬には霜柱探しなど、自然の中だからこその遊びも満載です。

また、園内各所にある遊具以外のインフラも子どもには魅力だったりします。例えば休憩所の水飲み蛇口で水を出したがったり、公園内の時計台を見つけて読み方を教えてと言ってきたり。小学生くらいになると冒険の森のコースマップを手に「次はこっちのコース行こう!」と作戦会議したりと、年齢に応じた楽しみ方が広がります。

このように川口市立グリーンセンターは遊具・遊び場の宝庫です。都内近郊でここまで多彩な遊びが詰まった公園は貴重で、「川口 子ども 遊び場」の決定版と言えるでしょう。親としても、子どもが目をキラキラさせて駆け回る姿を見ると連れてきてよかったなぁと感じられるはずです。

家族連れにやさしい設備(ベビーカー対応・授乳室・おむつ替え台・トイレなど)

小さなお子さんを連れての外出では、施設の使いやすさも重要なポイントですよね。グリーンセンターはファミリー層に配慮した設備が充実しているので、赤ちゃん連れでも安心して過ごせます。この章ではベビーカー利用やおむつ替え・授乳といった観点での情報をまとめます。

園内のバリアフリーとベビーカー利用

園内の主な通路は舗装された平坦な路面で、段差も少なくベビーカーでも移動しやすい設計です。正門・東門ともスロープになっていてベビーカーでそのまま入園できます。広大な敷地なので、まだ歩けない赤ちゃんや長時間歩けない幼児連れにはベビーカーがあると移動がかなり楽でしょう。入口では**無料の車椅子貸出(先着順、約10台)**も行っているので、お子さんのお昼寝時などに車椅子をベビーカー代わりに利用した例もあるようです(必要な場合はご相談を)。

各広場や施設間は比較的ゆったりした園路で結ばれ、急な坂道もほとんどありません。ただ、冒険の森の周辺など一部未舗装で凸凹した小道もあるので、ベビーカーはオフロードタイプでなくてもいけますが、無理は禁物。どうしても通りにくい所は周り道を選びましょう。芝生広場もベビーカーで乗り入れできますが、芝上は少し押すのが重いかもしれません。そんなときはベビーカーを木陰に置いてレジャーシートで休憩、といった感じで状況に応じて使い分けると良いです。

トイレのバリアフリーも万全で、ほとんど全てのトイレ棟に多目的トイレ(車椅子対応トイレ)が併設されています。和式・洋式も揃い、幼児用補助便座が付いている個室もあります。子どもの「今行きたい!」にもすぐ対応できるよう、マップでトイレ位置を確認しておくと安心ですね。なお、唯一「わんぱく広場」のトイレのみ多目的トイレが無いので、車椅子やベビーカーの場合は少し離れた別のトイレを利用する必要があります(園内放送棟そばなどにあり)。

授乳室・おむつ替えシート

赤ちゃん連れにとって嬉しいのが、グリーンセンターには専用の授乳・おむつ交換スペースが用意されていることです。園内に全部で2か所あり、場所は「わんぱく広場内」と「レストラン建物内(グリーンプラザ)」です。

  • わんぱく広場 授乳&おむつ交換ハウス
    わんぱく広場の端に、かわいらしい小屋風の建物があり、通称「キャットハウス」と呼ばれています。これは猫の顔を模したような装飾のある授乳・おむつ替え専用ルームです。中にはカーテンで仕切れる授乳スペースとベンチ、おむつ替えベッドが完備され、冷暖房も効いて快適です。使用中は入口に表示が出せるのでプライバシーも安心。鍵もかかります。公園でこれだけしっかりした授乳室があるのは珍しく、本当にありがたい設備です。ミルク用のお湯は備え付けがないので、必要なら魔法瓶等で持参しましょう。わんぱく広場で遊んでいる最中に赤ちゃんが泣き出しても、すぐそばで授乳対応できるので助かりますね。
  • グリーンプラザ内 ベビールーム
    正門近くのレストハウス「グリーンプラザ」(花と緑の休憩所)という施設の裏手にも、授乳&おむつ替えができるベビールームがあります。場所が少しわかりにくいのですが、レストハウス建物の外側から回り込むように進んだ所に入り口があります。こちらも授乳椅子と調乳台、おむつ替えシートなどを備えています。正門入ってすぐなので、入園して早々オムツ替えや授乳をしたい時や、帰り際にオムツを整えてから退園したい時などに便利です。

また、上記の専用部屋以外にも各トイレの多目的トイレ内におむつ替えシートが設置されています。一部男子トイレにもベビーシートがあり、パパでも替えやすいです。「子ども用トイレがある」と口コミに書かれていることもありますが、専用子どもトイレはなく、大人用洋式に補助便座備え付けという形になります。おむつ専用ゴミ箱はありませんので、使用済みオムツは各自持ち帰るマナーでお願いします。

授乳室の場所については、園内マップでピンク色のベビーマークが付いているので目印にしましょう。もし見当たらない時はお近くのスタッフさんに尋ねれば教えてくれますよ。総じてグリーンセンターは赤ちゃん連れウェルカムな環境で、周りも子連ればかりなので気兼ねなく利用できます。

休憩所・日陰の設備

長時間滞在する際は、適度な休憩も大事です。園内には**休憩用の東屋(あずまや)**が点在しており、和風の東屋や洋風のパーゴラ風休憩所など雰囲気の異なる小屋がいくつもあります。例えば昆虫の森そばの「あずまや」は木陰でひっそりしていて、ベンチで昼寝しているお父さんも見かけます。また、わんぱく広場周辺にはテーブル付きベンチの休憩コーナーがあり、自販機も近くに設置されています。子どもが遊ぶ横で飲み物を飲みながら一息つけるのはありがたいですね。

園内中央の「花と緑の休憩所 グリーンプラザ」は冷暖房完備の屋内休憩所も兼ねています。売店とレストランを兼ねた建物ですが、飲食せずとも自由に椅子やソファで休むことができます。夏の暑い日や冬の寒い日は、ここで空調にあたりながら体力回復ができますので、うまく活用しましょう。絵本やパンフレットが置いてあり、ちょっとした図書館のように寛ぐ親子もいますよ。

ベンチは本当に各所に多数あります。子どもが「疲れた~」と言ったら近くの木陰のベンチを探してあげましょう。飲み物の自動販売機も点在しています(価格は市価程度)。休憩スペースが充実しているおかげで、おじいちゃんおばあちゃんを連れての三世代訪問でも無理なく園内を回れるはずです。

衛生面では、各トイレにハンドソープが備えられている他、所々に手洗い場も設置されています。砂場や土いじりの後に手を洗いたい時など便利です。コロナ禍以降は消毒液スタンドも入口等に置いてあります。小さなけがに備えて、入口事務所には救護セットもありますので、万一のときは係員に声をかけましょう。迷子対応も場内アナウンス等でしてもらえます。

このように、グリーンセンターは子連れファミリーに優しい設備がしっかり整っています。「設備が行き届いているので子ども連れでも快適だった」との口コミが多いのも納得です。初めてのお出かけで不安な新米ママ・パパでも、安心して一日を過ごせるでしょう。

季節ごとの楽しみ方(春の花・夏のプール[水遊び]・秋の紅葉・冬の温室やライトアップ)

グリーンセンターは一年を通じて様々な顔を見せてくれます。四季折々の自然が豊かなので、それぞれの季節に合わせた楽しみ方を知っておくと何度訪れても新鮮ですよ。この章では季節別の見どころやイベントを紹介します。

春(3~5月):桜・花壇シーズン&園芸イベント

春の訪れとともにグリーンセンターは色鮮やかな花々に包まれます。まず3月下旬~4月上旬には**桜(ソメイヨシノ)**が園内各所で開花し、「さくら広場」はもちろん、日本庭園周辺や園路沿いがピンク色に染まります。規模としては数十本程度ですが、十分お花見が楽しめる雰囲気です。桜広場でのピクニックは最高ですし、ベビーカーで桜並木を散歩するのも気持ち良いですよ。比較的穴場なので、都内の混雑した桜名所よりものんびりお花見できるでしょう。

4月になるとチューリップパンジーなど春花壇が見頃を迎えます。花壇広場では色とりどりのチューリップが咲き乱れ、お子さんと「赤が綺麗だね」「黄色もあるね」と会話が弾みます。温室前の花時計も春バージョンに衣替えし、春の陽射しの下キラキラと映えます。写真愛好家も訪れるほどで、幼稚園児くらいの子には「こんなにいっぱいお花があるよ!」と五感を刺激する体験になるでしょう。

4~5月にはツツジ山のツツジやシャクヤクボタン園の牡丹も開花します。大集会堂前ではちょうど5月にバラも咲きますから、お散歩しながら花巡りが楽しめます。また、梅林の梅の花は2月末~3月初旬に香り高く咲き、菜の花やモクレンなども順次咲いてきます。園内はまさに花ざかりの連続で、「次は何が咲くかな?」と訪れる度に発見があるでしょう。

春は植物イベントも開催されます。例えば園芸市や苗の配布会ガーデニング教室などが行われ、親子で参加できるワークショップも企画されることがあります。過去には「ミニひまわりを植えてみよう」といった体験や、盆栽展、ガーデニングコンテスト展示などもありました。お子さんと一緒に種まき体験すれば、命の大切さを学ぶ良い機会になりますね。

気候も穏やかで過ごしやすい春は、まさにグリーンセンターのベストシーズンです。新年度の始まりに合わせて新しい年パスを購入し、春夏秋冬訪れるファミリーも多いとか。桜やチューリップを背景にした家族写真は、きっと素敵な思い出になることでしょう。

夏(6~8月):水遊び・昆虫採集&早朝オープン

夏のグリーンセンターは緑が濃く、生き物たちの活動も活発になります。木陰は涼しい風が吹き抜けますが、やはり日中は暑いので水遊び朝夕の時間帯を上手く活用して遊びましょう。

前述したスプラッシュ広場(噴水の水遊び場)は夏の目玉です。7~8月の夏休み期間は連日子ども達が水着でびしょ濡れになりながら遊んでいます。「夏のプール」の代替ですが、無料で手軽に水遊びできるとあって、遠方からも親子が集まるほど人気です。炎天下でも水と戯れている間はクールダウンできますし、親も水しぶきを浴びてちょっと涼しくなれますよ。おむつの子は水遊び用オムツ着用、走り回って転倒しないよう目を離さないなど、安全に楽しんでくださいね。

夏といえば昆虫採集シーズンでもあります。グリーンセンターの昆虫の森では、夜行性のカブトムシやクワガタは日中は隠れていますが、昼間でもセミ取りやバッタ探し程度はできるでしょう(※虫網持込禁止ですのであくまで観察メインで)。ただ、閉園後の夕方には園内の明かりにカブトムシが飛来してくることもあるとか。昆虫好きの子には、自然豊かな環境で虫探し散策をするだけでもワクワクですね。池にはカエルやオタマジャクシ、トンボもいます。セミの抜け殻集めをしている子どもたちもよく見かけますよ。

夏期は子ども向けの体験イベントが企画されることもあります。例えば「夜の昆虫観察会」や「朝のラジオ体操&生き物観察」など、通常時間外に特別開催される催しがあり、親子で参加すると貴重な体験ができます。過去には収穫体験(ジャガイモ掘り等)なんかもあったそうです。

そして暑い夏を少しでも快適に過ごせるよう、グリーンセンターでは**「夏の早朝開園」という取り組みも行われています。2025年は8月上旬の特定週末(お盆前後など)に、通常より2時間早い朝7時開園**の日がありました。早朝なら気温も低く、人出も少なくて快適!この日に合わせて来園し、朝の爽やかな空気の中で散策や水遊びを楽しむ家族も多かったです。早朝開園日には、7:30からミニSL・展望滑り台・アスレチックも稼働しましたし、園内各所にミストシャワー機や打ち水スポットが設置され、パン屋さんの出張販売があったり、朝からアイス販売があったりとスペシャルな雰囲気でした。年によって実施状況は異なりますが、公式サイトの情報を要チェックです。

真夏の日中はさすがに熱中症リスクもありますので、暑さ対策は万全に。帽子・日焼け止めはもちろん、こまめな水分補給をしましょう。園内には木陰も多く、涼しい建物(グリーンプラザ等)もあるので適宜避難してください。どうしても暑い日は無理せず、屋内施設で過ごすのも手です。例えば近隣にある川口市立科学館(プラネタリウム)などに午後は移動するのもアリでしょう。

それでも夏の青空の下、思い切り水と緑に親しんだ経験はお子さんにとってかけがえのない思い出となります。芝生にテントを張ってセミの声をBGMに昼寝…なんて贅沢も、夏のグリーンセンターならではですよ。

秋(9~11月):紅葉・コスモス&ハロウィン装飾

秋になるとグリーンセンターはまた違った魅力を見せます。暑さが和らぎ、外遊びに最適な季節。園内の木々も徐々に色づき始め、紅葉狩りが楽しめます。

まず10月頃には**コキア(ほうき草)**が真っ赤に紅葉します。花壇広場奥の花畑約1200㎡に植えられた約3600株のコキアが、一斉に赤く染まる様子は圧巻!夏は爽やかな緑色だったコキアが、初秋にはグラデーション、そして秋本番には燃えるような赤に変化します。まるでミニチュアの紅葉の森のようで、フォトジェニックですし子どもも「ふわふわの丸い木みたい!」と興味津々です。コキアと一緒にコスモスなど秋の花も咲き揃い、花壇広場は秋色パレットとなります。

11月になるとイチョウやモミジといった樹木が黄葉・紅葉します。日本庭園のモミジやカエデが赤や橙に染まり、池に映る様は風情たっぷりです。茶室の周りも落ち葉が敷き詰められ、和傘を持って写真を撮りたくなる美しさですよ。芝生広場のケヤキ並木も黄金色に染まります。落ち葉拾いをしたり、踏みしめてサクサク音を楽しんだりと、自然遊びもはかどりますね。子どもって大量の落ち葉を集めて空に放り投げたりするの大好きですよね(笑)。ぜひおおらかな気持ちで付き合ってあげてください。

秋はハロウィンや収穫祭にちなんだ装飾やイベントも見逃せません。10月下旬になると、園内エントランスや売店にジャックオランタン(カボチャのおばけ)のデコレーションが施されたり、フォトスポットが登場したりします。子どもと一緒に仮装して訪れて写真を撮るのも楽しいでしょう。過去にはハロウィン当日に子ども向けのスタンプラリーイベントが行われ、お菓子がもらえたりする企画もありました。

また、秋の園芸教室ではハロウィンリース作りや、多肉植物の寄せ植え作りなど季節感あるテーマが開催されることも。お子さんが小学高学年くらいになれば一緒に参加してみても良いかもしれません。さらに、11月上旬には川口市全体の菊花展が大集会堂前で開かれたり、市民文化祭の展示会場になったりと文化的催しもあります。

運動会シーズンでもある秋、グリーンセンターでは大規模なスポーツイベントはありませんが、芝生広場でのんびりとボール遊び(持ち込みは禁止ですが現地でゴロゴロ転がるくらいなら黙認?)をする家族も見かけます。空が高く澄んだ秋の日は、お弁当が一段とおいしく感じられますね。虫の声を聞きながら夕方まで遊ぶのも風情があります。

秋の夕暮れは早いので、16時を過ぎると少しずつ暗くなります。閉園時間も17時とまだ早めなので、紅葉シーズンは日中の明るいうちに存分に楽しみましょう。暑くも寒くもない秋の一日は、本当にあっという間ですよ。

冬(12~2月):温室植物&ライトアップイベント

冬のグリーンセンターはオフシーズンと思われがちですが、実は冬ならではの楽しみも用意されています。寒さに負けず工夫次第で快適に遊べますよ。

まず寒い時期の味方だったのが大温室です。現在は改築中で入れませんが、例年冬には温室内で熱帯花木の特別展示ラン展などが行われ、ひと足早い春を感じられる空間でした。新温室がオープンすれば、真冬でも色鮮やかなトロピカルフラワーや温室ツアーが楽しめるでしょう。例えばシンビジウムやポインセチア、ベゴニアなどが冬の温室を彩っていた記録があります。再開が待ち遠しいですね。

外の植物では、サザンカ(山茶花)や椿といった冬の花がひっそりと咲きます。常緑の針葉樹も多いので園内は意外と緑が残り、寂しい印象はありません。2月になると梅林の梅の花が見頃になり、ほのかな梅の香りが漂います。蝋梅(ロウバイ)もあればぜひ探してみてください。黄色い可憐な花は寒い季節の喜びです。

そして冬の目玉イベントと言えば、ライトアップ・イルミネーションです。グリーンセンターでは近年、秋~冬にかけて夜間開放イベント「ナイトガーデン」や、川口市主催のイルミネーション企画**「かわぐち光のファンタジー」**の一環で園内がライトアップされる日があります。例えば2024年は9月末に3夜限定でナイトガーデンが開催され、園内各所が美しくライトアップされました。さらに12月には「光のファンタジー」と題して、グリーンセンター内特設会場にて華やかな電飾イベントが行われました。サザンカの花をモチーフにしたイルミネーションが点灯し、冬の夜空の下で幻想的な光景が楽しめましたよ。

イルミネーション期間中は、通常閉園後の夜間に有料特別開園し、光のトンネルやプロジェクションマッピング的な演出もあり、大人も子どもも大興奮でした。温室跡地を使った光の庭園はデートスポットにもなり、家族で訪れても「わぁきれい!」と目を輝かせるお子さんの姿が印象的でした。入場料は別途かかりますが、グリーンセンター入園料込みで割安設定されています。

冬は空気が澄んでいるので、昼間は遠くの富士山が見えることもあります。実は新井宿駅からグリーンセンターへ向かう途中の坂道(富士見二重坂)から、条件が良ければ富士山が拝めるスポットもあります。もし午後の空にくっきりと富士山が見えたら、ぜひお子さんと「日本一の山だよ」と教えてあげてください。

また、冬季はかつて園内プールが屋外スケートリンクになっていたこともありました(現在は廃止)。今は無いものの、子どもがスケートをやりたいと言ったら近隣のスケート場情報を教えてあげるのも良いでしょう。グリーンセンター自体は雪が積もれば雪だるま作り放題ですし、霜柱を踏んだり、葉っぱについた霜を観察したりと、冬なりの自然遊びがあります。人出も少なめなので、貸切気分で広場を走り回る子もいますね。

寒さ対策はしっかりしつつ、暖を取る休憩もこまめに入れて楽しみましょう。売店では温かいココアや肉まんの販売が始まります。吐く息が白い中、ホットドリンク片手に芝生広場で凧揚げなんてのも冬らしくて素敵です。

このようにグリーンセンターは春夏秋冬いつ行っても見どころがあり、通年で楽しめるファミリーお出かけスポットと言えます。ぜひ季節を変えて何度も訪れてみてください。子どもの成長とともに感じ方も変わるはずですよ。

お弁当持ち込みと食事スポット(売店・ピクニックエリア・レストハウス)

遊びに行く際に気になるのが食事事情ですよね。グリーンセンターは飲食物の持ち込みOKで、ピクニックにも最適な環境です。また園内に軽食売店やレストランもありますので、手ぶらでも安心です。この章ではランチやおやつの過ごし方をご紹介します。

お弁当・ピクニックエリア

前述した通り、園内には広大な芝生広場やテーブル付きベンチが数多くあり、お弁当を持参してピクニックするファミリーがとても多いです。「川口市立グリーンセンター ピクニック」がママ友の間で人気なのも頷けます。レジャーシートとお弁当があれば、好きな場所に陣取って青空ランチが楽しめます。芝生の上で食べるおにぎりやサンドイッチの味は格別ですよね!子どもも外だと不思議とモリモリ食べてくれたりします。

おすすめピクニックスポットは、正門側の芝生広場か東門側のさくら広場です。芝生広場は園内の中央で噴水も見える開放的なロケーション。さくら広場は周囲に桜や木立があり少し落ち着いた雰囲気で、テント組はこちらによく集まっています。どちらもトイレが近くにあるので安心です。子どもたちは食べ終わったらすぐまた遊びに行ってしまうでしょうが、大人はのんびり芝生に寝転んで空を見上げたりとリフレッシュできます。

木陰の下に広げれば夏でも直射日光を避けられますし、肌寒い季節は上着を羽織って暖かい飲み物でも用意すればOK。冬でも風がなければ日向はぽかぽか暖かいですよ。小さいお子さんならお昼を食べて芝生でハイハイしたり、つかまり立ちの練習をしたり、歩き始めた子はよちよち散策したり、芝生は最高の遊び場です。

ただし注意点として、園内では火気厳禁ですのでバーベキューやコンロ使用はNGです。温かいスープなど飲みたい場合は保温ジャー等に入れて持参してください。また、食べ物のゴミは各自持ち帰りが原則です(一応ゴミ箱もありますが混雑時は自分で持ち帰る方が良いでしょう)。自然の中なので多少アリや虫が寄ってくることも。食後はしっかり片付けてゴミを放置しないようにしましょう。カラスは少ないですがゼロではないので、食料を広げたままその場を離れないように気を付けてください。

もしテントを使用する場合は、風で飛ばされないようペグダウンするか重しを乗せるなどして安全管理を。ポップアップテント程度ならOKですが、大型のキャンプ用テントは禁止です(広げている人は見かけません)。周りの迷惑にならない範囲で、皆でマナーを守ってピクニックを楽しみましょう。

園内のレストラン・売店

手ぶら派の方や、お弁当を作る時間がなかった…という場合でもご心配なく。グリーンセンター園内には飲食店・売店がちゃんとあります。主に以下の施設があります。

  • レストラン「武蔵野うどん あらい」(正門入ってすぐ右手)
  • 休憩所「グリーンプラザ」(上記あらいを含む建物、洋食中心のメニューあり)
  • 売店「スマイル」(わんぱく広場内、軽食・おやつ)
  • 自動販売機コーナー(各所に飲料)

まず、「武蔵野うどん あらい」は地元で人気の武蔵野うどんのお店が出店しているレストランです。正門を入ってすぐ右手にあり、外観は和風の食事処といった感じ。店内はカウンターで注文するセルフサービス形式です。名物の武蔵野うどんはコシが強くモチモチで、肉汁うどんやきのこ汁うどんなどつけ汁の種類も豊富。お蕎麦や天ぷら、ご飯物も揃っています。お子様向けに小さいサイズのうどんメニューもありますし、取り皿や子ども用フォークも貸してくれます。我が家も何度か利用しましたが、素朴で優しい味わいのうどんは子どもにも好評でした。麺類以外にカレーライスや丼物もあるので、がっつり食べたいパパにも◎です。

あらいではソフトクリームも販売しており、園内で遊んだ後に立ち寄ってデザートだけいただくのもOKです。実際、遊び疲れた午後に「ソフトクリーム食べてこう!」と寄る親子がたくさんいます。濃厚でおいしいバニラソフトですよ。テラス席もあるので、ベビーカー連れでも利用しやすいです。

次に、「グリーンプラザ(花と緑の休憩所)」は先ほど授乳室の項目にも出ましたが、飲食スペースになっている建物です。あらいと同じ建物内にあり、こちらでは洋食メニューや軽食を提供しています。ハンバーグ定食やカレーライス、スパゲティなどファミリーレストラン風のメニューが揃っています。カツカレーはボリューム満点で大人に人気、お子様ランチもおもちゃ付きで子ども心をがっちり掴んでいました。編集部Aさん家族のレポートによれば、このお子様ランチのおもちゃがとても可愛くて子どもが大喜びだったとのこと。価格もお手頃で助かりますね。

グリーンプラザ内はテーブル席が多数あり、窓からは花壇広場が見渡せます。明るい雰囲気で、ベビーカーも入れますし、入り口にはちゃんとスロープが設置されているので車椅子・ベビーカーでも安心です。フードコート形式で気軽に利用できますから、お昼時は多くの家族連れで賑わいます。正午前から混み始めますので、11時台に行けると良いでしょう。逆に13時過ぎれば多少空いてきます。空いた窓際席に座れれば、季節の花を眺めながらゆったり食事ができますよ。

スマイル」は、わんぱく広場(展望滑り台の横)にある小さな売店です。こちらでは軽食やスナック、おやつ類が中心です。メニュー例を挙げると、焼きそば、フランクフルト、チュロス、かき氷、ソフトクリーム、ホットスナック、ジュース類などなど。子どもが「お腹すいた!」と訴えた時にすぐ利用できて便利です。テイクアウト専門ですが、すぐ横にベンチやテーブルがあるのでその場で食べられます。夏はかき氷やアイスキャンディーでクールダウン、冬は肉まん・ココアで温まるのもいいですね。値段は300~500円程度が多く、お小遣いでも買えるものが多いです。滑り台に夢中になっていた子どもに「ちょっとおやつ休憩しよう」と誘導する口実にもなります(笑)。

自動販売機はトイレ近くなどに点在し、飲料だけでなく一部にはアイスクリームの自販機もあります。真夏にハーゲンダッツを買っている方も見かけました。また、園内ではありませんが東門前の川口市立医療センター内にもコンビニ自販機があるので、飲み物が切れた時など外出がてら利用する手もあります。

園内で売っている食べ物の味や価格は概ね好評です。なにより子連れウェルカムの雰囲気なので、レストランで子どもが騒いでもお互い様な感じで気が楽ですよ(もちろんマナーは守りつつ)。レストランで休憩がてら温かいものを食べ、午後からまた頑張って遊ぶ、という計画も良いでしょう。

混雑しやすい時間帯とその回避方法

人気スポットゆえに、グリーンセンターも混雑する時期・時間があります。うまく避けてストレスフリーに楽しむコツをお伝えします。

混雑が予想されるのは以下のタイミングです:

  • 春の行楽シーズン週末・祝日(特に桜満開の週末、および5月連休)
  • ゴールデンウィーク(5月3~5日のこどもの日含む連休)
  • 夏休みの土日・お盆休み期間(7月下旬~8月中旬)
  • 秋の3連休(体育の日など)
  • イベント開催日(ハロウィン、ナイトガーデン、光のファンタジー等)

具体的には、**こどもの日(5月5日)**は子ども入園無料デーになる年もあり、毎年大変な賑わいです。駐車場は午前中で満車、園内もテントと人でいっぱいになります。同様にGW期間や秋の連休も、開園から多くの家族連れが訪れます。また地元の保育園・幼稚園の遠足で平日に利用されることもあり、春・秋は平日でも団体さんでにぎわうことがあります。

時間帯では、やはり11時~15時頃がピークです。午前中ゆっくり来園した人と、お昼を園で食べて午後も遊ぶ人がちょうど重なる時間帯ですね。特に12時台はレストランが混み合い、売店に行列ができます。芝生のテントも最も多くなり、展望滑り台やミニSLも待ち時間が発生しやすいです。

駐車場に関しては、土日祝は10時半頃までに到着しないと満車の可能性があります。遅いと第1~3駐車場が埋まり、第4駐車場もいっぱいに…ということもありますので、車で行くなら早め出発を心がけましょう。万一満車でも、近隣にコインパーキング等はありませんから注意です(臨時で医療センターの駐車場を案内される場合もありますが期待せずに)。

混雑回避のポイント:

  1. 朝早く行く・午後遅めに行く – 一番はこれです。開園9時を狙って行けば駐車も楽々、人気遊具も貸切状態で遊べます。午前中の涼しい時間に回り、お昼前後に混んできたら一旦園外に出て昼食を取る、もしくは早めに帰路につくのも手です。逆に午後遅め(14時以降)に入園して夕方まで遊ぶのもあり。15時を過ぎるとピクニック勢が帰り始め、滑り台も待ち時間なしになることがあります。
  2. 平日を狙う – 可能であれば平日の来園が断然おすすめです。保護者の休日が取れるなら、月曜や金曜などに行くと驚くほど空いています。特に冬の平日は「貸切?」と思うほどのことも。ただし火曜休園なのと、遠足シーズン(春秋)は平日に幼稚園団体が入るので、避けるなら6月・9月あたりの平日がベストでしょう。
  3. イベント日は時間をずらす – 例えばナイトガーデン開催日は、夕方以降混雑しますが日中は意外と空いています。逆に無料デーの午前中は混むけど午後は落ち着く、といったパターンもあります。イベントの詳細を見て、混みそうな時間を避ける計画を立てましょう。
  4. 駐車場は第3・第4も視野に – どうしても出遅れた場合は、入口に近い第1駐車場にこだわらず、少し離れた第3・第4駐車場を狙うと停められる可能性があります。第4からは少し歩きますがベビーカーがあれば問題ありません。なお、東門側に専用駐車場はありませんのでご注意ください。
  5. チケットは回数券活用で時短 – ミニSLの券売は券売機で回数券購入すれば一度で3枚買えて、都度並ぶ手間が省けます。複数回乗るなら最初に回数券購入がおすすめ。混雑時は少しでも効率的に動けるようにしておくと良いですね。

とはいえ、混雑するとは言っても極端に身動きできないようなラッシュになることはあまりなく、敷地が広い分ゆとりがあります。テントの間隔もそれなりに保たれていますし、子どもの遊具待ちも概ね数分~15分程度でしょう。どうしてもダメなら遊具を後回しにして別エリアへ…など調整も効きます。

一番注意すべきは帰りの駐車場渋滞です。閉園後の17時前後は、駐車場出口が混み合い園外へ出るまでに時間がかかります。みんな一斉に帰るので仕方ないですね。これを避けるには、16時頃に早めに切り上げて出庫してしまうか、逆に園駐車場で少し車内待機してピークをずらす方法があります。子どもがお昼寝してしまったなら、無理に起こさず車の中で30分~1時間休んでから動き出すと、渋滞は緩和されているでしょう。

混雑とうまく付き合いながら、快適なファミリータイムをお過ごしください。子どもにとっては人が多かろうと関係なく楽しい場所ですから、親が上手に立ち回ってあげたいですね。

雨の日や暑い日・寒い日のおすすめの過ごし方

お出かけ当日の天気が悪かったり、極端に暑かったり寒かったりすると、どう楽しむか悩んでしまいますよね。ここでは雨天時や真夏日・真冬日の過ごし方アイデアを提案します。

雨の日の過ごし方

雨の日は基本的に屋外遊具は厳しくなります。ただ、小雨程度であればカッパを着てお散歩するのも意外と楽しいものです。植物が生き生きとして、誰もいない園内を独占できます。子どもは水たまりが大好きなので、長靴でピチャピチャ跳ねたり、雨滴でキラキラ光る花壇を観察したりと、雨の日探検に出てみましょう。大人は足元注意ですが、アジサイの葉にカタツムリを見つけたり、普段とは違う自然の表情が楽しめます。

本格的な雨の場合は、園内屋内施設や他スポットとの併用をおすすめします。現在温室は閉まっていますが、再開後であれば温室見学は雨でも濡れずにOKです。傘立てに傘を置いて熱帯植物をじっくり鑑賞するのも乙なものですよ。温室内はフォトスポットも多いですし、雨音を聞きながらのんびり散策もできるでしょう。

他に濡れずに過ごせる場所として、グリーンプラザ休憩所があります。売店で飲み物や軽食を買って、ソファ席でまったりおしゃべりというのもアリです。子どもが退屈しないよう、お絵かき帳や携帯ゲームなど静かに遊べるものを持参しておくと良いでしょう。トランプやカードゲームで家族対戦も楽しそうですね。

もし雨脚が強ければ、早めに切り上げて周辺の室内施設へ移動するプランも。例えば車なら約15分の場所に大型ショッピングモール(イオンモール川口など)もありますし、川口市立科学館(SKIPシティ内)なら電車移動で新井宿から鳩ヶ谷駅へ行き、そこからバスなどで行けます。科学館は屋内で子どもが遊べる展示が多いですしプラネタリウムもあります。グリーンセンター入園料は安いので、多少滞在が短くても「また天気の良い日にリベンジしよう!」と切り替えるのもアリですね。

なお、園内の展望すべり台やミニSLは雨天時安全のため運休になる場合があります。またフィールドアスレチックも雨の日は営業中止です。ですので、雨の日は無理にアスレチック目的で行かない方が良いでしょう。全天候型の遊具は少ないので、雨の日向けには自然観察や屋内休憩中心のゆったりプランに切り替えてください。

暑い日の過ごし方

真夏日の屋外は危険が伴いますが、対策を取れば楽しめることもあります。暑さ対策の基本は以下の通り:

  • なるべく午前中か夕方の涼しい時間に活動し、日中は休憩中心にする
  • こまめな水分補給・塩分補給を行う(飲み物持参+自販機活用)
  • 帽子を必ず被る(首に保冷剤タオル巻くのも◎)
  • 水で濡らしたタオルやミストで体を冷やす
  • 無理せず屋内や日陰でクールダウンする

グリーンセンターでは暑い日向けの仕掛けが色々あります。園内各所にミストシャワー装置が設置されており、スイッチを押すと霧状の水が噴出して体を冷やせます。子どもたちは嬉しがって頭から浴びていますよ。またスプラッシュ広場は最高の暑さ対策ですね。水遊びを存分にすれば体温も下がり、汗も流せてサッパリします。水着を着ずとも服のまま遊んで、着替えをするお子さんもたくさんいます。

木陰や室内を賢く利用しましょう。日中は日本庭園昆虫の森は木陰が多く涼しいです。森林浴気分で散策すれば直射日光を避けられます。芝生広場にいる場合でも、木の下やテント内で休みながら遊ばせましょう。ベビーカーの赤ちゃんには、ベビーカー用扇風機やUVカットカバーなどもあると安心です。

どうしても暑さが厳しい場合は、一旦退園してクーラーの効いた場所へ避難するのも手です。例えば車に避難してエアコン休憩、近くのコンビニへアイスを買いに行く、医療センターのカフェテリアで休む(一般利用可の場合)など。再入園は原則できませんが、入園料は安いので午後再び別途払って入り直しても良いくらいですね。無理せず、一番涼しい方法を選びましょう。

なお、夏は夕方でもしばらく暑さが残るので、閉園間際まで油断せずに。16時以降になると幾分過ごしやすくなりますので、その時間に合わせて子どもを解放するのもいいですね。夕暮れの芝生で吹く風に「あ~涼しくなってきたね」と言いながらまったりするのも幸せです。

寒い日の過ごし方

冬の寒い日は、長時間屋外にいると身体が冷え切ってしまいます。とはいえ子どもは元気に走り回るので、意外と「寒くない!」と言って遊び続けたりしますが、大人は厳しいですよね。寒さ対策のポイントは:

  • 重ね着やカイロで防寒(特に足元を暖かく)
  • 風を避ける(建物の陰や東屋で休憩)
  • 温かい飲み物やスープを用意しておく
  • 適度に屋内施設で休む
  • 体を動かす遊びをして体温を上げる

温室再開後であれば、温室巡りは最強の寒さ対策レジャーです。外は寒くても温室内は20℃超えの暖かさですから、上着を脱いで南国気分が味わえます。熱帯の花や果実を眺めていると、冬であることを忘れてしまうほど。小一時間温室で過ごしてから外に出ると、ちょっとした温冷浴効果で身体がホカホカになりますよ。

屋内休憩所グリーンプラザは暖房完備なので、寒くなったらすぐ駆け込みましょう。熱いコーヒーやラーメンなど温かい食事を取れば、また元気に外遊びに戻れます。売店の肉まん・豚汁なども体が温まりますね。もちろん無理せず、短時間で切り上げるのも一つです。午前中だけ遊んで午後は早めに帰宅し、家でゆっくり温まるのも良いでしょう。

体を動かす遊びとしては、冬ならではの凧揚げ鬼ごっこがおすすめです。広い芝生があるので凧揚げにはもってこいですよ。走ればポカポカになりますし、凧が上がれば子どもも大喜びです。ただ他の来園者にぶつからないよう周囲に気を配ってくださいね。雪が積もった日は一面銀世界のグリーンセンターになります!そり遊びはできませんが、芝生で雪だるまを作ったり雪合戦をしたり、これも特別な思い出になります。

冬季は閉園時間も早いので、日没後の凍えるような寒さになる前に撤収できるのがいいですね。帰り道、もし希望があれば近くの日帰り温泉や自宅のお風呂でしっかり温まって、風邪をひかないようにしましょう。寒い日に外で遊んだ経験は、きっと子どもにとっても強い心と体を育むはずです。

所要時間別モデルコース(2時間・半日・1日滞在)

お子さん連れでグリーンセンターを訪れる場合、滞在時間によって回り方を工夫すると効率よく楽しめます。ここでは「2時間」「半日(約4~5時間)」「1日フル」の3パターンで、モデルコースの例をご提案します。お子さんの年齢や興味に合わせてアレンジしてみてください。

モデルコース1:さくっと2時間遊び尽くしコース

「午前中だけ」「夕方までの2時間だけ」など短時間で主要スポットを回りたい方向けです。幼児連れや、とりあえず雰囲気を掴みたい初訪問にも。

  • 9:00 グリーンセンター正門から入園。まずは花壇広場で季節の花を眺めつつ記念写真を1枚。子どもと花時計をバックにニッコリ。
  • 9:15 すぐ右手の**大型遊具広場(夢ふうせん)**へ直行!平日朝なら貸切状態。ローラー滑り台や迷路遊具を思う存分遊ばせます。パパママも一緒に冒険!
  • 9:40 広場内の展望すべり台に挑戦。時間がないのでここは1回勝負。親子で手を繋いで滑り降り、スリルを味わいます。
  • 9:50 滑り台下の売店スマイルで子どもにかき氷(夏)やホットドリンク(冬)を素早く買い与え、水分補給と小休止(5分)。
  • 9:55 広場すぐ横のミニSL乗り場へ。タイミング良く来た列車に乗車!(もし発車まで待ちがあればその間トイレ休憩を)。列車から園内風景を一周楽しみます。
  • 10:10 ミニSL降車後、その足で昆虫の森方面へ散策。短時間でも自然に触れたいので、木陰のデッキまで行ってUターン。途中でどんぐりや木の実拾い。
  • 10:30 正門エリアに戻り日本庭園をサクッと一周。茶室や池をさっと眺め、「静かで綺麗だね」と親子で会話。風情を感じます。
  • 10:45 最後に大温室前の花時計付近で締め。温室は現在入れないので外観だけ見て、「また新しくなったら来ようね」とお話。
  • 11:00 正門から退園。2時間でも主要な遊具は制覇し、お花と自然にも触れられました!

ポイント: 2時間コースでは欲張らず、遊具エリアに集中しましょう。花壇・日本庭園は駆け足になりましたが、子どもが遊び疲れる前に撤収できるので機嫌よく帰れます。帰りに車で5分の「川口ハイウェイオアシス」に立ち寄って早めランチ&休憩するのも良いです。

モデルコース2:半日ゆったり満喫コース(主に午前~午後半ば)

お弁当を持って**半日(4~5時間)**遊ぶファミリー向けです。幼児から小学生までバランスよく楽しめるプラン。

  • 9:30 新井宿駅から徒歩で東門到着・入園(または車で9:30着)。東門から入ったらすぐわんぱく広場なので、そのまま大型遊具へダイブ!兄姉はローラー滑り台、未就学児はちびっこ遊具ゾーンで朝の遊び開始。
  • 10:00 遊具に飽きてきた頃合いで展望すべり台に誘導。家族全員で次々滑り、2回くらいリピート。パパママもちょっと息切れ。
  • 10:20 ミニSLに乗車。ドクターイエローだったらラッキー!トンネルで「ワァ!」と盛り上がり、ほっこり楽しい時間。
  • 10:40 ミニSL降り場から徒歩2分の芝生エリアさくら広場へ移動。木陰にレジャーシートとテントを広げてピクニック拠点を設置します。お腹が空いた子にはおやつタイムを少し。
  • 11:00 パパと小学生のお兄ちゃんは冒険の森(アスレチック)に出発!約1時間、汗だくでフィールドアスレチックに挑戦。ママと幼児はテントでお絵かきしたり、近くの砂場で遊んだりして過ごします。
  • 12:00 アスレチック組と合流して、お待ちかねお弁当タイム!芝生の上で手作りおにぎりやサンドイッチを頬張ります。いっぱい遊んだ後なのでみんな食欲旺盛。「デザートはぶどうだよ~」に子ども達ニッコリ。
  • 12:45 食後はテントで少しゴロゴロ休憩。小さい子は絵本を読んでいるうちにお昼寝突入…その間、お兄ちゃんとパパはターザンロープや周辺の遊具へ2人で行って遊びます。ママは日陰でゆったり読書。
  • 13:30 下の子も目覚めたので、片付けをして移動開始。広場を離れ正門方面へ散策しつつ、「大噴水14時の回」を目指します。途中、昆虫の森で木の実を拾ったり、日本庭園の紅葉を眺めたり寄り道しながら。
  • 14:00 大噴水ショーを家族で鑑賞!「わぁ高い!」「虹が見えるよ!」と子ども達大興奮。30分間ゆっくり噴水を楽しみます。
  • 14:30 少し歩いて花壇広場へ。季節の花々が鮮やかなので、みんなでお気に入りの色を探したり香りを嗅いだり。記念撮影もここでもう一枚。
  • 14:45 すぐ横のグリーンプラザで休憩。ソフトクリームとコーヒーを買って、室内席でクールダウン&トイレ休憩。子ども達はミルク味のソフトにご満悦。
  • 15:00 休憩後、仕上げに芝生広場を軽く散策。ハンモックに乗ったり、鬼ごっこを5分だけしたりして笑い合います。
  • 15:30 正門から退園。半日でしたが盛り沢山に遊びました!帰り道は子ども達ぐっすり…楽しい思い出がまた1ページ増えました。

ポイント: 半日は午前中心・午後中心どちらでもOKですが、今回は午前遊び~お昼~午後おやつくらいの流れにしました。メリハリをつけて遊具→休憩→景色観賞と組み合わせると疲れすぎず楽しめます。テント基地があると荷物置きや昼寝に便利でしたね。時間が余れば温室(再開後)やバードセンターも加えて。

モデルコース3:1日じっくり大満喫コース

開園から閉園まで丸一日たっぷり遊び尽くしたいファミリー向けプランです。遠方からの来訪や、お子さんの体力が十分ある場合に。

  • 9:00 車で開園と同時に第1駐車場へ。良い場所に駐車できラッキー。正門から入園し、まずは芝生広場で準備運動!子ども達が駆け回るのを見つつ、家族全員でラジオ体操を軽くやって体をほぐします(周囲の人も巻き込んで和気あいあい)。
  • 9:20 正門近くの花壇広場へ。朝の澄んだ空気の中、露を帯びた花々が生き生きしています。ゆっくり一巡りして「きれいだね~」とお花観察。そのまま日本庭園にも足を延ばして、静寂の庭をお散歩。早朝は鳥のさえずりが響き渡り爽快です。茶室の縁台で一服しても。
  • 10:00 動植物を見た後は遊具タイム!東側わんぱく広場へ移動します。途中、昆虫の森で大きなカマキリ発見、みんなでびっくり。
  • 10:15 **大型遊具(夢ふうせん)**にてひと遊び。すべり台も網くぐりも全制覇だ!父も童心に返り一緒に迷路に。幼児も安全なエリアで砂遊びしたり、小さなすべり台に挑戦したりニコニコ。
  • 10:45 ミニSLに乗って休憩がてら園内周遊。「次はあの滑り台行こうね」と作戦会議しながら景色を満喫。
  • 11:00 列車を降りたら、すぐ隣の展望すべり台へGO。午前中は空いているので2回連続で滑れました!「キャー!もう一回!」と子ども達絶叫&大喜び。
  • 11:20 そろそろお腹も空いたので、正門方面に戻りながら**大噴水11:30~**の回を見ることに。噴水前で待機し、豪快な水しぶきと音に癒されます。
  • 11:45 噴水鑑賞後、正門近くの**レストラン「あらい」**で昼食にしましょう。店内に入り、パパは肉汁うどん、ママは天ぷらうどん、子ども達はお子様うどんセットを注文。熱々で美味しく、ボリュームも丁度良いです。お子様セットのオモチャに子ども大興奮。
  • 12:30 食後はレストラン横のグリーンプラザで少し休憩。授乳室で赤ちゃんにミルクを飲ませ、上の子たちはガチャガチャコーナーで遊んだりしてクールダウン。
  • 13:00 午後はゆったり観賞モードへ。まずは(再開していれば)新・大温室を見学!色とりどりの熱帯植物や巨大サボテンに大人も子どもも圧倒されます。クイズラリーをやっているので家族で挑戦、全問正解で記念バッジをゲット!温室内の亜熱帯気候に汗をかきましたが楽しかった。
  • 13:40 温室を出て、バードセンターにも立ち寄り。ちょうど孔雀が羽を広げてお出迎え!子ども達は「すごーい、きれい!」と大興奮です。珍しい鳥たちを観察してプチ動物園気分を味わいます。
  • 14:00 再び東エリアへ戻り、冒険の森にチャレンジ!小学生のお兄ちゃんとパパは本格コースへ。ママと幼児は別行動で芝生広場にシートを敷き、おやつタイム&シャボン玉遊び。
  • 14:50 冒険の森組は無事ゴールして爽快感いっぱい。みんな合流して木陰で一緒におやつ休憩。持ってきた冷え冷えゼリーとお茶をいただきます。「頑張ったね!」と称え合い。
  • 15:10 最後に子ども達がもう一度遊びたいという展望すべり台へリピート。夕方近くになり滑り台は空いています。「今度は一人で滑れるよ!」と成長を見せる場面も。存分に滑って満足。
  • 15:30 帰り支度として、わんぱく広場の授乳室でおむつ替えと授乳を済ませます。ついでに売店スマイルで全員アイス最終補給。
  • 15:45 名残惜しいですがそろそろ出口へ向かいます。東門から出て駐車場へ戻り、車に乗り込むころには子ども達はぐっすり…。一日たっぷり遊んだ証拠ですね。
  • 16:00 帰り道、せっかくなので川口ハイウェイオアシスに立ち寄ります。併設の天然温泉に家族で入浴し、疲れを癒してから帰路につきました。まさに大満足の一日!

ポイント: 1日コースは欲張りプランですが、要所要所でしっかり休憩と水分補給を取るのがコツ。昼食は持参弁当でもOKですが、今回はあえてレストランを利用し体力温存しました。午後はのんびりモードにしたことで子どもの機嫌も崩れず最後まで楽しめました。帰りに周辺スポット(温泉やショッピング)も組み込めば、親もリフレッシュできますね。

ファミリー層向け実体験コラム:我が家のグリーンセンター冒険記

最後に、実際に東京から訪れたある家族の体験談をコラム風にご紹介します。同じファミリー目線で綴ることで、当日のイメージが湧きやすくなると思います。

●はじめての川口市立グリーンセンター(5歳と2歳を連れて)

「たくさん遊具があって、ミニ鉄道にも乗れて、テントも張ってピクニックできる!面白そう!」──ネットで見つけた情報にワクワクし、5歳息子と2歳娘を連れて家族4人で行くことにしました。朝9時、首都高を飛ばして車で川口市立グリーンセンターへ。東京北部からは思ったより近く、1時間弱で到着。無料駐車場の広さにびっくりしつつ(これ全部タダ!?)、まだ空いている第1駐車場に停められました。早起き成功!

ゲートで入園券を買って(子ども100円なの安っ!)、いざ園内へ。入った途端目に飛び込んでくる綺麗な花壇と大きな花時計に娘が「おはな、いっぱい!」と大喜び。よしよし、滑り台に行く前にまずは一枚写真を…と家族でパシャリ。幸先良いスタートです。

長居はせず、目指すは東エリアの遊具広場!広い園内を地図見ながら進みます。途中、大きな噴水が豪快に水を吹き上げていて「わぁ~!」とみんな足を止めて見とれました。「帰りにちゃんと見ようね」と子ども達に約束しつつ、さらに歩くと…見えてきました、カラフルな遊具の数々!息子は「うおー!すげえ、滑り台だ!」と目の色を変えて走り出し、娘も「すべりだい!すべりだい!」と興奮気味。子ども心をわしづかみする景色でした。

まずは夢ふうせんと呼ばれる巨大複合遊具にチャレンジ。迷路みたいに色んな遊具が繋がっていて、私もついて回るのが大変(笑)。息子は長~いローラー滑り台を何度も滑り、娘はパパと一緒に小さな滑り台をシューッ。ふたりとも満面の笑みです。途中、網トンネルで息子が「ママも来て!」と呼ぶので、えいっと私もハイハイで挑戦。出口でお尻からズデンと落ちて息子と大笑いしました。こんな風に一緒に遊べちゃう自分にもびっくり。

一通り遊具を制覇した頃、そろそろミニSLの時間。線路沿いに小さな黄色い新幹線列車が走ってきて、息子「ドクターイエローだ!」と歓声。3人分の乗車券を買って、パパ・息子・娘で並んで乗り込みました。私は撮影役でホームから手を振ります。ポッポーと汽笛が鳴り、列車は出発。トンネルに入るときの子どものキャッキャした声がこちらにも聞こえてきて微笑ましいこと。5分ほどで一周して戻ってきた息子、「踏切があってね、カンカンカンって鳴ったよ!トンネル暗かった!」と興奮冷めやらぬ様子。娘もうんうん頷いて、「もっかいのる!」。うーん、時間的にもう一周は無理かな。また今度ね、と約束しました。

そして「次はあれ!」と指さす先には、高い塔の展望すべり台。見上げれば子ども達が筒状の滑り台でビューン!と滑り降りています。これはやるしかない!靴を脱がせ、貸出マットをお尻に敷いて、まずはパパと息子のペアで滑走。上から「いくぞー!」の声、次の瞬間「きゃー!」という悲鳴(?)とともに二人がニョロニョロっと滑り出てきました。笑いが止まらない二人。「すごい速い!暗い!おしりビリビリした!」と大はしゃぎ。見ていた娘も「○○もすべるー!」と譲らず、18kgの娘を抱え私もいざ35mの高さへ。怖がるかと思いきや、滑り出しから娘大興奮で「キャッキャ」笑っています。私はむしろスピードにビビってしまいましたが…(苦笑)。でも親子でスリルを味わうのってなかなか無い体験!出口で「もう一回!」とねだられ、結局3回も滑っちゃいました。

そうこうしているうちに、お昼近くでお腹もペコペコ。今日はお天気もいいし、ピクニックしましょうということで、持ってきたレジャーシートを芝生広場に広げました。傍らにはたくさんのテントや家族連れでにぎわっていて、ちょっとしたフェス会場みたい。うちはテント無しでしたが木陰を確保できてラッキー。ママ特製のおにぎりと卵焼きをほおばり、みんなで「おいしいね~」と笑顔。おやつのフルーツまでしっかり平らげて、子ども達も満腹になった様子。

お昼を食べ終わると、案の定娘はトロンと眠そうに…。そこでパパが持参したコンパクトチェアに抱っこして座り、そのままゆらゆらあやしたらスヤスヤ寝てくれました。よし、この隙に…と、私は息子と二人でちょっとお散歩へ。テントで昼寝中の家族を横目に、近くの昆虫の森エリアへ探検に行きました。森の中は涼しく静かで、鳥の声が響きます。すると足元でガサゴソ…大きなトカゲが!「おお!すごい!触れる?」と息子。いや触れないから(笑)。昆虫観察デッキでは、舞うチョウチョを追いかけたり、苔むした丸太を眺めたり、プチ探検隊気分を味わいました。「アリの巣いっぱいだね」とか、普段しない話がゆっくりできて、これはこれで楽しい時間でした。

1時間ほどして芝生に戻ると、娘も目覚めてご機嫌に。「アイスたべる?」とパパがニヤリ。広場近くの売店でかき氷とアイスキャンデーを買い、糖分チャージ!シャリシャリ冷たいイチゴ味に子ども達歓喜です。体も冷えたところで、午後はゆったり花や景色を見に行こうと決めました。幸い雲が出てきて日差しも和らいできました。

まずは大集会堂近くのバラ花壇へ。5月だったので綺麗なバラが咲いていて、「いいにおい~」と娘もうっとり。入口の日本庭園にも再度寄り、今度は茶室縁側で休憩しながら風鈴の音色に耳を傾けました。息子も「さっきとは全然違う場所みたいだね、静か」とつぶやいて、何か感じるものがあった様子。普段活発な子ですが、こういう環境に来ると心が落ち着くのかな。親としても嬉しい発見でした。

最後は正門エリアの大花壇。ちょうどブルーサルビアが見頃で紫の絨毯みたい!娘が「ラベンダー?」と聞いてきたので違うお花だよと教えると、「パパにおみやげ~」と一輪拾おうとして慌てて止めたり(笑)。花時計前で子ども達だけの写真を撮ろうとしたら、二人で変顔してこちらが爆笑。そんな何気ないやりとりも旅の思い出です。

時計を見るともう16時近く。「そろそろ帰ろうか」と出口に向かいました。息子は「えーもっと遊びたい!」と名残惜しそう。でも目はキラキラして満足そうでした。「また来ようね」と娘とハイタッチし、出口ゲートを後に。帰りの車では二人ともすぐ夢の中へ…きっと楽しい夢を見ていることでしょう。


編集後記: 我が家のグリーンセンター初体験は、想像以上に充実した一日になりました。芝生にテントを張っているファミリーも多く、本当に皆それぞれのスタイルで楽しんでいる印象。「川口 子ども 遊び場」の代表格といえる場所ですね!子連れでこれだけ安心して思い切り遊べる公園は貴重なので、これから季節を変えてリピートしたいと思います。息子はもう「次は冒険の森やりたい!」と張り切っていますし、娘も大きくなったらまた違う遊びができるでしょう。東京からも十分日帰り可能なので、迷っている方はぜひ訪れてみてください。きっと家族の笑顔が溢れる一日になりますよ。

周辺施設との組み合わせ(帰りに寄れるショッピング施設や立ち寄りスポット)

グリーンセンターでめいっぱい遊んだ帰り、「もう少し寄り道していこうかな」と思うこともありますよね。せっかく川口方面まで来たなら、周辺のショッピング施設立ち寄りスポットも併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。ファミリーにおすすめの場所をいくつかご紹介します。

イイナパーク川口(川口ハイウェイオアシス)

グリーンセンターから車で約10分(首都高川口PA隣接)。2022年4月に全面開園した新しい公園と高速道路サービスエリアが一体化した施設です。敷地内には**「フワフワドーム」という大きなトランポリン遊具や芝生広場、歴史自然資料館などがあり、子どももまだまだ遊べます。高速道路からも一般道からも入れる「川口ハイウェイオアシス」には、フードコートやお土産ショップ、カフェ、さらには全天候型の室内遊び場「ASOBooN(アソブーン)」**もあります。アソブーンはボールプールやデジタル砂遊びなど最新の遊具が揃った屋内プレイグラウンドで、もしグリーンセンターで遊び足りない元気キッズがいたらここでさらに発散するのも手です(有料、事前予約制あり)。

川口ハイウェイオアシスには**日帰り温泉「湯屋処まつばら」**も併設されています(2023現在休館中ですが、今後再開の可能性あり)。営業していれば、お風呂に入って疲れを癒してから帰るという贅沢もできます。サービスエリアなので、美味しいご当地グルメ(川口名物太麺焼きそば等)やスイーツも充実。グリーンセンターから非常に近いので、車で来た方には一押しの寄り道スポットです。

イオンモール川口

2021年にリニューアルオープンした大型ショッピングモールで、グリーンセンターから車で約15~20分ほどの場所にあります(電車ならSR鳩ヶ谷駅からバスもあり)。広い館内には200以上の専門店が入り、フードコートやレストランも多数。遊び疲れた夕方に寄ってフードコートでラクラク夕食を済ませたり、子ども服やおもちゃを買い足したりするのに便利です。

キッズ向けの室内遊園地「リトルプラネット」(AR技術を使ったデジタル遊び場)もあり、体力の余っているお子さんも大満足。映画館(ユナイテッドシネマ)も併設しているので、大人は交代で映画鑑賞なんてこともできます。また期間限定でキャラクターショーやワークショップイベントが行われていることもあるので要チェック。無料の屋内遊び場スペースもありますから、小さな子を遊ばせながら親は休憩…という使い方もできます。

ショッピングモールなので駐車場・授乳室など設備も充実しています。グリーンセンターでかなり日焼け&汗だくになるので、モール内でゆっくりお茶しながらクールダウンするのもいいですよ。

川口市立科学館(SKIPシティ)

少し教育的なスポットも挙げておきます。グリーンセンターから車で約20分、川口市芝地区のSKIPシティ内にある科学館です。小学生くらいのお子さんがいれば特におすすめ。館内には体験型の科学展示が多く、触って遊べる実験装置がずらり。光や水、宇宙に関する不思議を楽しみながら学べます。中でも直径20mのプラネタリウムは圧巻で、季節の星空解説からファミリー向けのアニメ番組上映までラインナップ豊富。お昼間に星空が見られて、子どもも「わぁ~」と目を輝かせますよ。

科学館の隣には映像ミュージアム(NHKのCG技術体験などができる施設)もあり、こちらも子どもは喜びます。科学館と映像ミュージアムはセット券もあります。雨の日プランにもなるスポットですが、グリーンセンター帰りにちょっと知的体験…なんてのも良いですね。SKIPシティ内にはカフェや休憩スペースもあります。

川口駅周辺(キュポ・ラ広場、かわぐち光のファンタジー会場など)

公共交通で来ている方や、帰りに電車でご飯を食べて帰りたい場合は、JR川口駅周辺に立ち寄るのも手です。川口駅東口には「キュポ・ラ」という駅ビルと広場があり、飲食店やスーパー銭湯(川口天然温泉ゆの郷 ※2023現在休館中)がありました。現在温泉施設は休業中ですが、駅前には他にもファミリー向けの飲食店(ファミレス、回転寿司など)が多いです。ショッピングなら駅直結の「アリオ川口」や「そごう川口店」(※2021閉店し現在建て替え計画中)もありました。現状はキュポ・ラ内のレストラン街で夕飯を済ませたり、お惣菜を買って帰宅するのも良いでしょう。

季節によりますが、冬季には川口駅周辺で**「かわぐち光のファンタジー」**というイルミネーションが開催されます。駅西公園や駅前ペデストリアンデッキが電飾で彩られ、街全体がキラキラに。グリーンセンターが会場になる年もありますが、駅前も負けじと豪華ですので、時間があれば散歩がてら見ていくのもおすすめです。子どもは光物が大好きなので、「わぁ~きれい!」と夜のお出かけ気分を味わえるでしょう。

その他ドライブ圏内スポット

車なら少し足を伸ばして、以下のようなスポットも候補になります:

  • さいたま水族館(羽生市):川口から高速で北上し約50分、小さいながら淡水魚中心の水族館。時間に余裕があれば。
  • 鉄道博物館(さいたま市):大宮方面に30~40分、電車好きならこちらも聖地。グリーンセンターで遊んだ翌日に行くプランも。
  • 農産物直売所:近隣のJA直売所で川口の新鮮野菜を買って帰るのも◎。とれたてのネギやトマトが安価で手に入ります。

…など、挙げればキリがないですが、グリーンセンター+αで1日を有効活用すると、更に充実した家族のお出かけになるでしょう。もちろんグリーンセンターだけでも十分満足度は高いので、体力・時間と相談して無理なくプランニングしてくださいね。


以上、川口市立グリーンセンターの楽しみ方ガイドをたっぷりとお届けしました。東京やさいたま市方面からのアクセスも良く、子連れファミリーにとって理想的な日帰りおでかけスポットであることがお分かりいただけたと思います。季節の自然に触れ、体を動かし、家族みんなで笑顔になれるグリーンセンターで、ぜひ素敵な思い出を作ってくださいね。準備万端でお出かけすれば、きっと「また行きたい!」と子ども達にせがまれるお気に入りスポットになることでしょう。お読みいただきありがとうございました。どうぞ安全に気をつけて、楽しいファミリータイムをお過ごしください!

SNS映えマップから探す