細倉マインパーク
photo by @atsushigandhi
細倉マインパークの基本情報
【スポット】細倉マインパーク
【ふりがな】ほそくらまいんぱーく
【 住所 】〒989-5402 宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2−3
【アクセス】JR東北新幹線 くりこま高原駅 タクシー約30分
【最寄り駅】くりこま高原駅
【営業時間】9:00~16:30(最終入場16:00)
【 料金 】大人(高校生以上)1,000円、子供(小中学生)500円、未就学児無料
【クーポン】公式ウェブサイトにて割引クーポンあり
意外に奥が深い!宮城県の「細倉マインパーク」
「細倉マインパーク」は宮城県栗原市鶯沢にある体験型テーマパークです。周囲を大自然に囲まれた「細倉マインパーク」は、かつて細倉鉱山だった坑道を利用した施設で、実際に採掘が行われていた鉱山の内部を探検感覚で楽しめる施設です。
「細倉マインパーク」の概要
「細倉マインパーク」があるのは宮城県栗原市鶯沢。この場所にはかつて細倉鉱山という鉄や亜鉛、鉛などの鉱物が採掘された長い歴史を誇った鉱山でした。江戸時代から伊達藩の直営で採掘が行われ、明治になると政府が所有、その後民間の鉱山となってからも長らく日本の経済を支えてきました。
そんな鉱山も1987年に閉山となりましたが、その跡地に作られたのが「細倉マインパーク」です。「細倉マインパーク」では当時の鉱山の様子や、そこで行われる作業を忠実に再現、観光坑道やスライダーなどの施設も人気となっています。また坑道の中は難関を通して約15度程度に気温が保たれているため、夏は涼しく冬は暖かいという環境で、またトンネル内であることから天候に関係なく楽しめる施設として人気を集めています。
リニューアル前の「細倉マインパーク」
実は「細倉マインパーク」は2016年に大規模なリニューアルが行われています。リニューアル前の「細倉マインパーク」は細倉鉱山の歴史と宇宙の神秘をテーマとした施設で、「鉱山の歴史ゾーン」と「タイムトラベルゾーン」の二つに分かれていました。
鉱山の歴史ゾーンでは、当時の坑道内に設けられた事務所や採掘現場などの作業の様子を展示、また「タイムトラベルゾーン」では地球創成期へとタイムスリップできるという施設で、こちらでは「ホソキュリアン」という生命体をシンボルに、ホソキュリアン誕生のシーンなどが再現されていました。
この場所を訪れる観光客は、ホソキュリアンの赤ちゃんとして坑道内を探検、制限時間20分でどれだけ砂金を集められるかを体験する「砂金集めゾーン」や、地殻変動の再現コーナー、大がかりな音響システムなどB級感あふれるスポットとして知る人ぞ知る存在でした。
「細倉マインパーク」の観光坑道
2016年に約2億円規模のリニューアルを行った「細倉マインパーク」。現在ではタイムトラベルゾーンが撤去となり、「アドベンチャーゾーン」、「スライダーパーク」、「ドームゾーン」と大きく分けると三つのエリアに分かれるようになりました。
「アドベンチャーゾーン」では以前と同様に細倉鉱山の作業風景や展示が行われています。なお、リニューアルに伴い、以前は表から眺めるだけだった鉱山事務所の内部にも入ることができ、リアルな人形とともに当時の様子を知ることができる場所となっています。
また、採掘した鉱石の運搬に使われていた作業用の坑道も公開。当時使われていた掘削機などを始めとする作業の様子が再現されています。また、掘削機には手を触れることもできるため、当時の作業を体験する貴重な機会となっています。
坑道の全長は777メートルとなっていて、冬でも夏でも気温も安定しているので、天気の悪い日や、暑い日、寒い日などの観光にも最適です。
なお、以前から人気のあった砂金取り体験はリニューアル後も健在。撮った砂金はラミネート加工して持ち帰ることもできるので、興味のある人はぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
「細倉マインパーク」のスライダー
「細倉マインパーク」の名物のひとつが「スライダーパーク」に設けられた巨大なスライダーです。こちらは自然の中に設けられたスケールの大きなスライダ―で、全長はなんと555メートル。スライダ―を楽しむときには、まず333メートルの大型リフトで展望台までをのぼります。
このとき、必見のポイントが展望台からの眺めです。晴れた日は遠くまでの景色を見ることができるため、絶景ポイントとしても非常に人気となっています。その後スライダ―を楽しむと言う流れですが、555メートルのスライダ―は予想している以上の大迫力。もちろん、滑るのが怖くなってしまったと言う場合、リフトに乗って下に降りることも可能です。
なお、「細倉マインパーク」にはジェットコースターや本格的なゴーカート、映像に合わせてシートが動く体験型のシュミレーションシアターなどがある「ドームゾーン」がありますが、このジェットコースターは非常に横揺れが激しいため、子どもがケガをする事故などが発生、そのため現在では「ドームゾーン」の運営は休止となっています。
「細倉マインパーク」のイベント
「細倉マインパーク」では季節ごとに行われるイベントも人気です。1月中旬ごろに行われる「どんと祭り」からスタートし、4~5月にかけてはこいのぼりが飾られます。また、ゴールデンウィークには音楽イベントや縁日なども開催するため、この期間は特に多くの人が訪れています。
また6月には恒例の「小さな町の小さなカーフェスタ」が開催されます。このイベントは全国から自慢のバイクや車が集まるイベントで、中には日本に数台という貴重な車が集まることなどもあるため、やはり人気のイベントとなっています。
7月から8月の夏休みシーズンにかけては、「カンテラ祭り」が開催。これは坑道内に手作りのカンテラを掲げるという、元鉱山ならではのお祭りで、淡い光が坑道を照らす様子は幻想的だと話題です。
またマルシェやフリーマーケットなどが開催されることもあるため、イベントを狙って「細倉マインパーク」を訪問するのも楽しい経験になることでしょう。
「細倉マインパーク」での食事やお土産
「細倉マインパーク」では専用のレストラン「風鶯亭(ふうおうてい)」が設けられ、実はこちらも人気を集めています。使用されるのはな栗駒山麓の恵まれた環境で育った、地場産野菜等の食材。自家製のじっくり煮込んだトマトソースを使用したパスタやハンバーグ、ピザといったイタリアンのメニューは意外なほど本格的だと評判です。
また、「細倉マインパーク」がある栗原市はそばの産地としても有名で、特に寒暖の差が大きい環境の花山地区で育つそばは絶品だと評判。周辺には挽き立て、打ち立てのそばが味わえるお店も多いため「細倉マインパーク」を訪れたときには少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
さらに「細倉マインパーク」を訪れたときにはお土産も忘れてはいけません。こちらでは鉱山ということもあり、天然石やオリジナルのアクセサリーなども人気。実際の鉱物なども販売していることもあり、パワーストーンに興味があるという人にもぴったりです。
「細倉マインパーク」へのアクセス
「細倉マインパーク」へアクセスする場合は車の利用が便利です。車の場合、仙台方面からは築館インターチェンジ下車で約25分、岩手方面からの場合には若柳・金成インターチェンジ下車で約25分です。
かつては「細倉マインパーク」へアクセスする場合にはくりはら田園鉄道線の「細倉マインパーク前駅」が最寄り駅となっていましたが、2007年に廃線となっていますので、「細倉マインパーク」へアクセスする際には注意が必要です。
また「細倉マインパーク」の営業時間は3月から11月までは9:30から17:00、12月から2月は9:30から16:00までとシーズンによって異なるため、訪問の際はあらかじめ営業時間を調べて行くのがいいでしょう。また、毎週火曜日と年末年始は休館となっています。
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