池袋サンシャインシティで子どもと楽しむ完全ガイド

池袋サンシャインシティ(以下サンシャインシティ)は、東京都豊島区東池袋にある巨大複合商業施設だ。ショッピングセンター、水族館、展望台(てんぼうパーク)、ホテル、会議場などが一体となった都市型リゾートで、ファミリー層からカップル、観光客まで幅広い客層に支持されている。特に「サンシャイン水族館」と「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」は、都会にいながら自然と触れ合え、子どもと一緒に遊び学べるスポットとして高い人気を誇る。本記事では、サンシャインシティの魅力を総合的に紹介しつつ、家族連れが快適に過ごすためのコツやモデルコースを丁寧に解説する。約20,000文字の大ボリュームで、施設の歴史から最新イベント情報まで網羅するので、初めて訪れる方はもちろん、リピーターの方もぜひ参考にしてほしい。

サンシャインシティの概要と歴史

サンシャインシティは、1978年に旧巣鴨プリズン跡地に開業した「サンシャイン60ビル」を核とする都市型再開発事業としてスタートした。オフィスや商業施設、ホテル、住宅などが集積した「サンシャイン60ビル」に加え、水族館や展望施設などのエンターテインメント施設を併設することで、単なるオフィス街ではなく、年間を通じて賑わう街づくりが目指された。現在は南北に延びる専門店街「アルパ」やレストラン街「スカイレストラン」、イベントホール「サンシャイン劇場」などが加わり、総延床面積は約54万平方メートル、年間来館者数は約3,000万人に達する。東京メトロ有楽町線「東池袋駅」と地下通路で直結しており、池袋駅からも徒歩10分ほどとアクセスが良いことも人気の理由だ。

1978年の開業から40年以上が経過した現在も、サンシャインシティは常に進化を続けている。2017年には水族館が全面リニューアルされ、屋上に「マリンガーデン — SKY JOURNEY —」がオープンした。ここでは都会の高層ビルの屋上でペンギンやアシカが泳ぐ姿を観察できるというユニークな展示が行われている。2023年には地上60階にあった展望台がリニューアルされ「てんぼうパーク」として生まれ変わり、芝生エリアやブランコなど遊具を備えた“空の公園”として家族連れの憩いの場となっている。

また、テナントもポケモンセンターなど子供が喜ぶ人気のお店も。ポケモンセンターでポケモンのぬいぐるみを購入し、ポケモンのイラスタが書かれた壁の前で記念撮影もおすすめ。

サンシャインシティを構成する主な施設

  1. サンシャイン60ビル – 高さ239.7メートル、地上60階・地下4階から成る超高層ビル。上層階はオフィスだが、中層階には「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」があり、レストランや展望エリアが配置されている。
  2. アルパ(専門店街) – 約180店が並ぶ大型ショッピングモール。ファッション、雑貨、書店、玩具店、キャラクターショップなどが充実し、親子で楽しめるショップも多い。屋上の噴水広場や「サンシャイン広場」では季節ごとにイベントやフードフェスが開催される。
  3. レストラン街(スカイレストラン、GARDEN Cityなど) – 和食・洋食・アジア料理・カフェなど多彩な飲食店がそろい、子ども向けメニューやアレルギー対応メニューを提供する店舗も多い。
  4. サンシャイン水族館 – 日本初の“都市型高層水族館”として知られる。屋内外に約80の水槽を持ち、世界各地の魚類や海獣を飼育している。2020年には屋上「マリンガーデン」が拡張され、360度から見上げることができる「天空のペンギン」展示やアシカが泳ぐ「サンシャインアクアリング」が話題を集めた。
  5. てんぼうパーク – 旧展望台「SKY CIRCUS」の後継施設で、芝生やブランコ、ベビールームを備えた室内公園。地上251メートルから東京の景色を360度一望でき、空調完備で雨の日でも快適に過ごせる。
  6. サンシャインシティプリンスホテル – ファミリー向けプランを備えたホテル。水族館や展望台とのセットプランも販売しており、遠方からの旅行客に好評。
  7. サンシャインシティ コンベンションセンター、サンシャイン劇場 – コンサートやイベント、ビジネス展示会などが行われる。季節ごとのキャラクターショーや子ども向けイベントも開催される。

このように、サンシャインシティは単なるショッピング施設ではなく、都市に暮らす人々に総合的な楽しみを提供する都市型リゾートとして発展してきた。次章では、特に人気の高い水族館と展望台を中心に、子どもと一緒に楽しめる魅力を徹底紹介する。

サンシャイン水族館で海の世界を体験

施設全体の特徴

サンシャイン水族館は「天空のオアシス」をコンセプトに掲げる都市型高層水族館だ。世界中の海や川に棲む生きもの約7,500点(約550種)を展示しており、屋内外の展示エリアを行き来しながら1日中楽しめる。特に屋上の「マリンガーデン — SKY JOURNEY —」は都心のビル群を背景にペンギンやアシカが泳ぐ姿を眺められる唯一無二の施設で、昼と夜で異なる雰囲気を味わえる。

水族館は、主に次の3つのゾーンに分かれている。

  1. 大海の旅ゾーン(屋内) – 海の中をモチーフにしたエリアで、サメやエイ、マンボウなど大型魚の泳ぐ水槽や、珊瑚礁に棲むカラフルな熱帯魚の水槽が並ぶ。子どもたちの好奇心を刺激する光と音の演出が特徴で、時間ごとに照明が変化し、朝の海から夜の海までを再現する。
  2. 河川の旅ゾーン(屋内) – アマゾンやアフリカの湖など世界各地の淡水環境を再現したエリア。ピラルクやカピバラ、ワニなど珍しい生きものを間近で観察できる。日本の里山を模した水槽では、メダカやヤマメなど身近な生きものも展示しており、環境保全の重要性を伝えている。
  3. マリンガーデン — SKY JOURNEY —(屋上) – 2020年にリニューアルされた屋外エリア。熱帯のリゾート地のようなヤシの木が立ち並び、座って休めるベンチや芝生スペースが整備されている。ここではペンギン、アシカ、カワウソ、ペリカンなどが都会の天空を背景に暮らす姿を見ることができるsunshinecity.jp。特に、展示「天空のペンギン」は、長さ約12 メートルの透明な水槽が空中に張り出し、下や横からペンギンが泳ぐ姿を観察できる人気スポットだsunshinecity.jp

子どもと一緒に楽しむためのポイント

1. 屋内展示で海の不思議を学ぼう

屋内の「大海の旅」「河川の旅」ゾーンには、大型水槽のほかにも魚の生態や環境保全を学べる解説パネルが充実している。例えば、アマゾン川の淡水水槽ではピラルクの大きさを実感できるほか、サンゴ礁の水槽ではクマノミとイソギンチャクの共生関係を説明するイラストが掲示されており、親子で読みながら学習するのに最適だ。各水槽にはタッチパネル式のインタラクティブな解説もあり、魚の名前や特徴をクイズ形式で確認できる。幼児でも興味を持ちやすいように、魚のイラストがかわいらしく描かれ、読み仮名付きで説明されているため、ひらがなを覚えたばかりの子どもでも楽しめる。

毎日行われる餌やりや飼育員による解説ショーは必見である。サメやエイに餌を与えるダイバーショーでは、飼育員が水中で魚たちを誘導しながら解説し、海の生態系や魚の食性について分かりやすく解説してくれる。また、アシカショーやカワウソのパフォーマンスもあり、愛嬌たっぷりの姿に子どもたちは釘付けになる。ショーの時間は公式サイトや場内案内板で確認できるため、事前にスケジュールをチェックすると良い。

2. マリンガーデンで「天空のペンギン」「サンシャインアクアリング」を満喫

屋上の「マリンガーデン — SKY JOURNEY —」は、都心にいながらリゾート気分を味わえる場所だ。陽射しが降り注ぐ昼間はペンギンたちが元気に水中を泳ぎ回り、夕方になると都市の夜景を背景に神秘的なシルエットを浮かべる。特に「天空のペンギン」では、床から天井まで透明な水槽が張り出しているので、子どもを抱き上げて下から見上げたり、寝そべって横から見たりと、さまざまな角度からペンギンを観察できる。水槽上部には波と泡の音を再現する高音質スピーカーが設置されており、リラックスしながら鑑賞できるよう工夫されている。

「サンシャインアクアリング」は長さ約27 メートルの円形水槽で、アシカが自由に泳ぐ姿を見上げられる。水槽上部はアクリル製のリングになっており、空とビル群を背景に泳ぐアシカのシルエットが映える。ショーの時間外でもアシカが優雅に泳ぐ様子を眺められるので、屋上のベンチに座ってゆったりと観察しよう。夕暮れ時には、ライトアップされた水槽と夕焼けのコントラストが美しく、写真映えするスポットとして人気だ。

また「草原のペンギン」エリアでは、南アフリカのケープタウンを再現し、巣穴から顔を出すケープペンギンが暮らしている。ちょうど繁殖期にはヒナが親の後ろをよちよち歩く姿が見られ、子育て中の親鳥の鳴き声を聞くことができる。さらに「オットセイの水辺」では、カワウソが小枝を使って遊んだり、鳴き声でコミュニケーションしたりする様子を間近で観察できる。

3. 子ども向け体験プログラムとワークショップ

サンシャイン水族館では、子ども向けの体験イベントやワークショップを定期的に開催している。代表的なものをいくつか紹介する。

  • バックヤードツアー – 館内のバックヤードを飼育員が案内し、巨大水槽の上部構造や給餌装置を見学できるツアー。普段は見られない水族館の裏側に子どもたちは大興奮。魚たちがどのように飼育されているかを学び、飼育員の仕事に興味を持つきっかけにもなる。
  • いきもの博士教室 – 小学生向けに開催される、海の生きものについて深く学ぶワークショップ。専門スタッフがクイズ形式で解説し、実際に触れる標本や歯などを手に取って観察する。夏休みの自由研究にも最適だ。
  • 絵本の読み聞かせ&クラフト体験 – 未就学児向けの親子イベント。海の生きものが登場する絵本の読み聞かせと、紙皿や色紙を使ったクラフト制作を組み合わせたプログラム。完成した作品は持ち帰れるため、家でも思い出を振り返ることができる。

このほか、季節ごとの特別展示やコラボイベントも実施される。たとえば夏には「ナイトアクアリウム」として夜間営業を行い、幻想的な光の演出とともに水槽の魚を眺められるイベントが人気。冬にはクリスマス装飾が施されるなど、何度訪れても楽しめる工夫が凝らされている。

サンシャイン水族館の施設設備とサービス

水族館内には授乳室やおむつ交換スペースが複数設けられており、小さい子ども連れでも安心して滞在できる。館内バリアフリーで、ベビーカーの貸し出しも行っている。また、水族館内のカフェ「ペンギンカフェ」では、かわいいペンギン型のパンやアイスクリーム、サンドイッチなど子どもが喜ぶメニューが提供され、アレルギー表示も丁寧に記載されている。屋外のマリンガーデンには休憩スペースや日除け付きテーブルもあるので、季節や天候に合わせて適宜休憩を取るとよい。

サンシャイン60展望台 てんぼうパークで空と遊ぶ

てんぼうパークとは

「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」は2023年4月にリニューアルオープンした。コンセプトは「空に近い公園」で、地上251 メートル・地上60階に広がる約400平方メートルの芝生エリアを中心に、ブランコやベンチ、バーカウンターなどが設置されている。従来の展望台に比べ、単に景色を眺めるだけでなく、来場者が長時間滞在し、寝転んだり遊んだりできる「憩いの場」として整備されたのが特徴だ。公式サイトでは、赤ちゃんや幼児でも利用しやすく、季節や天候に左右されずに遊べる空間であることが強調されている。

子どもに人気の遊びポイント

1. 芝生エリアとブランコ

展望台の中心に設けられた人工芝の広場は、靴を脱いで寝そべったり、赤ちゃんがハイハイしたりできる開放的な空間だ。大人用のリクライニングチェアやピクニックシートの貸出もあり、家族でゆったりと過ごせる。芝生の近くには大型ブランコが設置されており、ガラス窓に向けて漕ぎ出せば、空中に飛び出したかのような浮遊感と絶景を同時に味わえる。子どもだけでなく大人も笑顔になるアクティビティだ。

2. 雲をイメージしたカフェとキッズメニュー

芝生エリアの一角には雲をモチーフにしたカフェ「TENBO Café」があり、軽食やドリンクを販売している。白やライトブルーを基調としたインテリアは、まるで雲の上で食事をしているかのような雰囲気を演出する。メニューにはキッズカレーやパンケーキ、季節のフルーツジュースなど子ども向けメニューが用意されており、ベビーフードも販売されている。また、カフェで購入した飲食物は芝生エリアやベンチで食べることができ、11:00〜14:00の間は自宅から持ち込んだ弁当も飲食可能。

3. 季節のイベントとフォトスポット

てんぼうパークでは、四季折々のイベントやアート展示が開催される。夏は屋内にフラワーオブジェが飾られ、ハワイアンミュージックが流れる「ハワイフェア」が実施されることもある。春には桜やチューリップをテーマにしたフォトスポット、秋にはハロウィン装飾が登場し、季節ごとに違った景観を楽しめる。また、特定のキャラクターとのコラボイベントやスタンプラリーもあり、子どもが飽きずに楽しめる工夫が豊富だ。

赤ちゃん連れに優しい設備

てんぼうパークにはベビールームや授乳室があり、オムツ交換台や電子レンジ、給湯設備が備わっている。利用者は追加料金なしで自由に使えるため、離乳食を温めたり授乳したりするのに便利。また、ベビーカーの貸出(無料)が行われており、展望台内はバリアフリー設計なので、ベビーカーのまま移動できる。小さな子ども連れでも安心して長時間滞在できる。

観光と学びの融合

てんぼうパークでは、窓際に東京の名所や建物を示す案内パネルが設置されている。東京スカイツリー、東京ドーム、新宿副都心、富士山など主要なランドマークの方角や距離が分かり、子どもと一緒に地理学習をするのにもおすすめだ。また、床に描かれた動物のシルエットを踏むと鳴き声が聞こえる仕掛けなど、遊びながら学べる工夫がある。芝生エリアではヨガやストレッチの無料講座が行われる日もあり、親子で一緒に体を動かせる。

サンシャイン水族館とセットで楽しむモデルコース

てんぼうパークからは、水族館の屋外エリアを上から眺めることができる。ペンギンの泳ぐ姿やアシカが休む姿を見下ろすことができ、訪れる時間帯によっては給餌やトレーニングの様子も見られる。そのため、午前中に水族館を訪れて屋外エリアを堪能し、昼食を挟んで午後にてんぼうパークに行くと、異なる角度から同じ動物を観察できて楽しい。サンシャインシティでは、水族館とてんぼうパークのセットチケットも販売しており、個別に購入するよりお得だ。

サンシャインシティ全体で楽しむファミリーモデルコース

ここからは、サンシャインシティを丸1日楽しむモデルコースを紹介する。午前〜夜まで家族みんなが満足できるプランなので、初めての方にもおすすめだ。

1日目の午前:水族館で海の世界に浸る

9:30 水族館に到着 – 営業開始直後は比較的空いているので、人気の屋外「マリンガーデン」から回るのがおすすめ。晴れの日は特に天空のペンギンが元気に泳ぐ姿が見られる。カメラを構えるなら逆光になりにくい午前中がベスト。

11:00 室内展示を巡る – マリンガーデンで外の空気を楽しんだら、屋内展示をじっくり見学。子どもが飽きないように、ところどころにある解説パネルや体験型展示でゲーム感覚で学習しよう。ダイバーショーや餌やりのスケジュールをチェックして、子どもが興味を示しそうなイベントに合わせて移動すると効率的だ。

12:30 ペンギンカフェで昼食 – カフェでペンギンモチーフのランチを楽しみつつ休憩。水族館内には軽食コーナーとショップがあり、海の生きものグッズやお菓子を購入できる。子どもへのお土産にぬいぐるみやキーホルダーを選ぶのも楽しみの一つだ。

午後:てんぼうパークとショッピング

13:30 てんぼうパークへ移動 – 水族館から5分ほどでサンシャイン60ビルのエレベーターに到着する。てんぼうパークへ移動したら、芝生エリアでのんびり休憩したりブランコに乗ったりして絶景を堪能しよう。子どもは広々とした空間で自由に動き回れるため、午前中の水族館で発散しきれなかったエネルギーをここで発散できる。

15:00 アルパでショッピングとおやつ – 展望台を満喫した後は、アルパの専門店街でショッピング。キャラクターショップや絵本専門店、アパレルなどさまざまなショップがある。子ども向けの屋内プレイスペース「TOMICAショップ&プラレールショップ」や、プリキュアグッズが充実したショップなど、親子で楽しめる店も多数。またフードコートやカフェにはキッズメニューやベビーチェアが用意されている店舗が多い。途中でアイスクリームやクレープを楽しみながら歩き回るのもよい。

16:30 サンシャイン広場でイベント鑑賞 – アルパの外にある「サンシャイン広場」では、季節ごとにイベントやフェスが開催される。夏は巨大な噴水ショーや縁日、冬はイルミネーションとクリスマスマーケットが人気。イベントによっては子ども向けキャラクターショーやワークショップが開催されるため、事前に公式サイトでスケジュールを確認しておくと良い。

夜:レストランでディナー & 夜景鑑賞

18:00 スカイレストランで夕食 – サンシャイン60の58〜59階には景色を楽しめるレストラン街があり、和食、イタリアン、中華など幅広いジャンルから選べる。キッズメニューを用意する店も多く、ベビーチェアや子ども用食器の貸出も行われている。夕暮れから夜にかけての東京の夜景を眺めながら食事できるのはサンシャインシティならではだ。

20:00 てんぼうパークの夜景と光の演出 – ディナーの後もう一度展望台に戻り、夜景を満喫するのもおすすめ。夜のてんぼうパークは、床や壁に光の演出が映し出される幻想的な空間に変わる。東京の街が宝石のように輝き、子どもの記憶にも残ることであろう。昼間と同じ芝生エリアやブランコでも、夜はまた違った雰囲気を味わえるため、二度目の訪問も楽しめる。

宿泊オプション

遠方から訪れる場合は、「サンシャインシティプリンスホテル」に宿泊するのも良い。水族館やてんぼうパークの入場券がセットになった宿泊プランや、遅いチェックイン・レイトチェックアウトプランが用意されている。ホテル内にはファミリールームもあり、子ども用パジャマや歯ブラシの用意、ベッドガードの貸出などサービスが充実している。朝食ビュッフェでは和洋折衷のメニューが楽しめ、キッズコーナーにはミニサイズのパンケーキやシリアルも用意されている。

サンシャインシティ内の子ども向けスポット

水族館とてんぼうパーク以外にも、サンシャインシティ内には子どもと一緒に楽しめるスポットが多数存在する。以下に主な場所を紹介する。

サンシャインシティ噴水広場・ガーデン

アルパ2階の屋外には「サンシャイン広場」と「サンシャインガーデン」が広がっている。広場では噴水ショーが行われ、子どもたちが水の動きに歓声を上げる。春にはツツジやサクラ、夏にはヒマワリ、秋には紅葉など四季折々の花が咲き、撮影スポットとして人気だ。近くにはベンチやパラソルが設置されており、休憩しながら子どもが走り回るのを見守れる。季節ごとのフードフェスやマルシェも開催されるので、食べ歩きやワークショップを楽しむこともできる。

ナムコ・アソビモのアミューズメント施設

アルパ内にはナムコのゲームセンター「ナンジャタウン」(旧称)や「J-WORLD TOKYO」跡地をリニューアルした体験型施設があり、キャラクターの世界観を楽しみながらゲームやアトラクションに参加できる。また、キャラクターと写真が撮れるフォトスポットやオリジナルグッズのショップも多い。小学生以上向けではあるが、幼児でも楽しめる簡単なゲームやぬいぐるみクレーンなどがあり、親子で盛り上がれる。これら施設は時間制で利用でき、混雑時には整理券が発券されることもある。

サンシャイン劇場や展示会イベント

サンシャインシティ内のイベントホールや劇場では、子ども向けアニメやヒーローショー、キャラクターコンサートなどが定期的に開催される。特に長期休みに合わせて開催される「プリキュアショー」や「戦隊ヒーローショー」はファミリー人気が高い。サンシャインシティは交通の便が良いため、地方からの観光客もアクセスしやすい。チケットはオンライン予約が基本で、イベント当日は広場に物販ブースや飲食屋台が出店するため、ショーと併せて楽しめる。

こども絵本専門店・ワークショップ

アルパ内には絵本専門店や知育玩具ショップがあり、定期的に読み聞かせイベントやワークショップが開催されている。季節の絵本や海外の絵本、しかけ絵本など豊富なラインナップが揃い、スタッフが子どもの興味に合わせて選書を手伝ってくれる。また、手形や足形を使って作品を作るアートイベントや、紙芝居・パペットショーなどのイベントもあり、創造力を育む機会が豊富。

屋内プレイスペースと授乳室

サンシャインシティには、無料で利用できる屋内プレイスペースが複数存在するs。特に未就学児向けのプレイエリアには大型ブロックやソフトマットが設置されており、安全に遊ばせることができる。授乳室やおむつ交換室は各フロアに設けられており、休憩スペースには自動販売機や電子レンジも完備。週末や雨の日には遊び場が混雑することもあるため、早めの時間帯に利用すると良い。

サンシャインシティへのアクセスと周辺環境

交通アクセス

サンシャインシティは東京メトロ有楽町線「東池袋駅」と地下通路で直結しており、雨天でも傘なしでアクセスできる。JR線・東京メトロ各線の「池袋駅」からは徒歩約10分ほどで、地下道やサンシャイン通りを通ってアクセスできる。また、豊島区を走る循環バス「IKEBUS」もサンシャインシティ周辺を経由し、ベビーカーでも乗り降りしやすい赤いレトロバスとして人気だ。地下駐車場も完備しており、約1,800台分の駐車スペースが用意されている。駐車料金は30分毎に300円で、サンシャインシティ内の店舗で一定額以上利用すると割引が適用される。

周辺の見どころ

池袋エリアにはサンシャインシティ以外にも家族で楽しめるスポットが多数ある。例えば、池袋西口公園や立教大学キャンパスでは季節の花や緑を楽しめる散策コースがあり、冬にはイルミネーションも開催される。また、サンシャインシティの近くには「南池袋公園」という芝生広場があり、カフェや遊具が充実していて休日には子ども連れで賑わう。さらに、池袋駅周辺にはアニメショップやゲームセンター、映画館が集まっているため、家族それぞれの趣味に合わせて散策できる。

まとめ:都会にありながら自然と遊びが融合した複合施設

サンシャインシティは、ショッピングとエンターテインメント、自然と癒やしが融合した稀有な複合施設である。サンシャイン水族館では、屋内外の多彩な水槽やショーを通して海の世界を身近に感じられ、子どもの好奇心と学びの欲求を満たしてくれる。屋上のマリンガーデンでは都会の空の下でペンギンやアシカが泳ぐ姿を眺め、日常とは違ったリゾート気分を味わえる。一方、てんぼうパークでは芝生やブランコで遊びながら東京の大パノラマを楽しめ、赤ちゃん連れにも優しい設備が整っている。

ショッピングモールやレストラン街には家族で楽しめる店が豊富で、屋内プレイスペースや授乳室などのサービスも充実している。また、年間を通してさまざまなイベントやフェアが開催されるため、何度訪れても新しい発見がある。アクセスも良く、地下鉄やバスで便利に行ける上、遠方からの旅行者にはホテルの宿泊プランも魅力的だ。

都会の中心にありながら自然を身近に感じられるサンシャインシティは、子どもと一緒に訪れるのに最適なスポットだ。この記事を参考に、家族の興味や年齢に合わせてオリジナルのプランを組み立て、思い出に残る1日を過ごしてほしい。

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