成就院

成就院
photo by @yabuti_2
不動明王像のポーズが恋人と腕を組んでいる様に似ていることから良縁に効くとされているパワースポット。アジサイの季節には賛同を埋め尽くすほど大量の花で覆われることでも有名です。

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成就院の基本情報


【 住所 】神奈川県鎌倉市極楽寺1−1−5


公式ページ

鎌倉観光の際には立ち寄っておきたい成就院

成就院の基本情報、アクセスなど

成就院は神奈川県鎌倉市極楽寺1−1−5にある真言宗大覚寺派の寺院で地元の人々からは長谷寺と並びアジサイの寺院として愛されています。

最近では縁結び、恋愛成就のパワースポットとしても人気があります。

山号は普明山、寺号は法立寺となっています。弘法大師空海が100日に渡って虚空蔵求聞持法という虚空蔵菩薩の真言を100万回唱える修行を行った地と言われ、そこに鎌倉幕府3代執権・北条泰時がこの寺院を建立しました。

当時の寺院は1333年の戦火で焼失したため、現在の成就院は江戸時代に再建されたものになります。

拝観時間は8:00開門から17:00閉門まで。冬季(11月1日から2月28日まで)は16:30閉門です。

拝観料は志納(志に見合った額という意味)となっており無料でも拝観できますが、多少は納めるのが良いでしょう。

交通アクセスは江ノ島電鉄・極楽寺駅下車徒歩3分。車でのアクセスは成就院及び極楽寺駅周辺には駐車場がないので江ノ島電鉄・長谷駅周辺の有料駐車場を利用することになります。

江ノ島電鉄・長谷駅へのアクセスは横須賀方面より国道134号線・坂ノ下交差点を右折後、星の井通り交差点を右折し、ひとつめの信号を左折後すぐ。

バイクの場合は排気量制限無しの駐輪場は近くにはないので横須賀線・鎌倉駅前にあるSCENECYCLEPARKINGに駐車し、徒歩や電車で向かうがおすすめ。

東京方面より国道134号線・滑川交差点を右折し直進、二の鳥居交差点を左折後、2本目の道を左折しつき当たりが駐輪場となっています。

成就院の魅力

江ノ島電鉄・極楽寺駅から成就院極楽寺駅は関東の駅百選にも選ばれている駅。小さな駅舎なのですが、昔ながらの駅舎なので都会生まれの人にはもの珍しく、それ以外の人であれば懐かしい感じのする駅舎ではないでしょうか。

春には駅舎前の桜が満開になり絶好のお花見スポットでもあります。駅を後にして東方面へ歩いて行くと手作り人形の店「ドールアンリミテッド」さんがあり、その交差点を右折すると切り通しと呼ばれる鎌倉時代に山を切り開いて作られた細い道。

戦の際には簡単に封鎖ができるようにと敢えて細くしてあるのです。鎌倉時代に思いを馳せつつ少し歩くと右手に成就院参道の入り口が見えてきます。

成就院参道から山門成就院はアジサイの寺と呼ばれるだけはあり、6月には参道に植えられたアジサイが咲き誇ります。

アジサイの数は262株となっており、これは般若心経の文字数になぞらえたもの。山門から街をを見下ろすと視界の左右にに広がる色彩豊かなアジサイと湘南、鎌倉の誇る由比ヶ浜、材木座海岸の青がなんともいえないコントラストを演出してくれます。

この景色は是非一度味わってもらいたいものです。

※2015年から続いていた参道の工事ですが2017年3月に参道工事が終了し、歩きやすくなったものの参道工事と東日本大震災の復興支援のためにアジサイが被災地に送られたので2017年はアジサイが見られません。再びアジサイが楽しめる時期は未定。アジサイを目的として成就院を訪れる場合は確認してから行くようにしてください。

境内境内には多くの仏像が祀られていますが、拝観者の多くが写真を撮っていく成就院の本尊・不動明王の御分身である仏像。

これは厳しい表情の不動明王のイメージとはかけ離れていますが、縁結びに御利益があると言われ、携帯電話の待ち受け画面に設定すると恋愛運の向上が期待できるとも言われています。

恋愛運だけではなく、人間関係の縁を結んでくれるとも言われ、成就院の和尚さんもこの写真も待ち受けにしているそうです。

続いて目に入ってくるのは「なでかえる」という比較的最近できた仏(蛙?)像。

一般的な仏像とは異なり、ゲームかアニメから飛び出てきたようなかわいらしいカエルの外見をしています。

台座には「善心廻幸 なで蛙 合唱」の文字が。これは善き心幸せを招きかえると言う意味があり、合唱は合掌とかえるのうたをかけた遊び心ですね。

「なでかえる」の名の通り思う存分触れて撫で回して良い仏像となっており、それを意識してかツルツルとした触り心地のよい石材で造られています。

子安地蔵菩薩・子生み石も触れることができる御地蔵様。子授け・安産・子育ての功徳がある御地蔵様で足元にある2つの丸い子生み石はなでることで御利益があると言われる霊石です。

その他にも鎌倉一美しい手水と言われている「龍の手水」や鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にも関係が深い「文覚上人荒行像」なども祀られており、境内だけで見所が多数あります。

本堂

成就院本堂に向かうとまず目に入るのは本堂脇に設置されているモニター。このモニターでは成就院の由来や来歴などを3分ほどの映像で紹介しているため事前知識がなくともここで学ぶことができます。

本堂には前述した不動明王の本体とも言える不動明王像が祀られているのですが残念ながら非公開です。

拝観料が志納となっているので本堂前にあるお賽銭箱に気持ち程度納めておきましょう。

虚空蔵堂(成就院境外仏)成就院の外にはなりますが、こちらも成就院が管理しているお寺。明鏡山円満院星井寺といい鎌倉十三仏に数えられる虚空蔵菩薩が祀られています。

こちらは成就院参道入り口からから3分ほど東に歩いた位置。高僧行基と縁があると伝えられ、御利益は頭脳明晰になる、学業成就ですね。

加えて丑年生まれ、寅年生まれの人々のお守り本尊であるため丑年生まれ、寅年生まれの人は是非。

「舟守地蔵」も安置され、海上安全や大魚満足、海難除に水難除と漁業や水に関係した御利益もあるのは鎌倉という土地柄でしょう。

気をつけるべきポイント

成就院は鎌倉三十三観音(第21番札所)や相模二十一大師(第13番札所)、鎌倉十三仏(虚空蔵菩薩)に指定されており、近年密かなブームとなっている御朱印集めの一環としもて訪れる人が数多くいます。

そのため成就院だけではなくその他の寺院も巡るのであれば歩きやすい服装をオススメします。

鎌倉という土地柄は坂道が多く、寺院の参道は長い階段があることも珍しいことではありません。

加えて極力電車での観光を強くオススメします。成就院には駐車場がありませんし、比較的近くに時間貸しの有料駐車場もありません。

成就院以外の寺院を巡る場合にも寺院に駐車場がなかったり、近くに有料駐車場があっても土日祝日などは空きがなく、目的の寺院の近くまで行ったのに駐車できずに参拝、拝観を諦める場合も多々あるためです。

車で成就院および鎌倉を訪れる場合には一度有料駐車場に駐車した後は徒歩や電車、バスなどを使っての観光がいいでしょう。

アジサイが見れなくとも一見の価値はあり!

前述したように鎌倉のアジサイの寺と呼ばれていた成就院ですが、諸事情により2017年時点ではアジサイを楽しむことができなくなってしまっています。

しかし、縁結びの不動明王をはじめとする様々な御利益や成就院からの眺望はやはり特筆すべきものがあり、アジサイが見られない分を補ってあまりあるものです。

成就院は春には桜、夏には新緑、秋冬には紅葉に落葉と四季折々の風景で楽しませてくれます。

更にアジサイが復活した際には「鬼に金棒」というのも寺院では変なので「成就院にアジサイ」と言ったところですね。

鎌倉を訪れる際には季節を問わずにオールシーズン楽しめる成就院に一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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