【駒沢公園】子連れで楽しむ1日♪おすすめスポット&過ごし方ガイド

都内でも有数の規模を誇る駒沢公園は、スポーツ・遊び・自然が揃ったファミリーの楽園です。未就学児から小学生まで、どんな子どもでも1日中楽しめるその魅力を徹底ガイド!

駒沢公園(正式名称: 駒沢オリンピック公園)は、東京世田谷区に位置する広大で緑豊かな都立公園です。1964年の東京オリンピックの第2会場として整備された歴史を持ちながら、現在ではスポーツ施設と豊かな緑が美しく調和した憩いの場として、週末になると多くの子連れファミリーで賑わい、笑顔があふれます。関東圏で「1日中遊べる公園」として有名な駒沢公園は、未就学児から小学生まで幅広い年齢の子どもが思い切り遊べるスポットが満載です。

本記事では、駒沢公園の楽しみ方を観光情報サイト向けに徹底解説します。広々とした広場でのピクニック、ユニークな遊具が揃う遊び場、子どもと一緒に爽快なサイクリング体験、ワンちゃんも喜ぶドッグラン、季節ごとのイベント情報など、ファミリーで訪れる際のポイントを幅広くご紹介。ベビーカーでの移動やトイレ・授乳室の設備、安全に遊ぶためのコツ、さらには子どもの年齢別のおすすめプランなど、「駒沢公園 子連れ」でのお出かけに役立つ情報をたっぷり盛り込みました。旅行や週末レジャーの計画にぜひお役立てください。

この記事を読み終えた頃には、駒沢公園で過ごすファミリーの一日がきっとイメージできるようになるでしょう。さっそく、公園の魅力を順に見ていきましょう。

駒沢公園の基本情報と魅力

まずは駒沢公園の基本情報から押さえておきましょう。駒沢オリンピック公園は、世田谷区と目黒区にまたがる約41ヘクタール(東京ドーム9個分以上)の広大な敷地を持つ都立公園です。園内には陸上競技場や体育館、フィールド(球技)場、サッカーコート、硬式野球場、テニスコート、弓道場、トレーニングルームなど、多種多様な運動施設が揃っており、スポーツの聖地としての顔を持つ一方、誰もが自由に利用できる広場や遊歩道、子供向けの遊具エリアなども充実しています。そのため、スポーツ愛好者から子連れファミリーまで、老若男女が思い思いに過ごせる懐の深い公園となっています。

1964年大会ではレスリングやバレーボール、サッカー、ホッケーなどの競技会場として使用され、大会終了後に公園として一般開放されました。また、駒沢公園は大規模災害時の広域避難場所にも指定されており、広い空間と給水塔などインフラが整っていることから、地域の防災拠点としての役割も担っています。普段から安全で快適な環境が維持されていることも、ファミリーにとって安心できるポイントです。

園内には樹齢50年以上のケヤキ並木や桜の木々がいたるところに植えられており、四季折々の美しい自然景観も楽しめます。春には桜のトンネルの下でお花見散歩を、小鳥のさえずりが聞こえる初夏には新緑の木陰で涼み、秋には色づいたイチョウやケヤキの紅葉を眺めながらジョギング、冬の澄んだ空気の中では広場で凧あげやボール遊びをする親子の姿も見られます。一年を通して駒沢公園 ファミリー層に嬉しいイベントや自然の見どころがあり、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。また、公園周辺は閑静な住宅街で、おしゃれなカフェや雑貨店も多く、ファミリー層から住みたい街として人気のエリアでもあります。公園で遊んだ後に周辺を散策して、お気に入りのカフェで休憩するといった楽しみ方もできるでしょう。

アクセス面でも便利です。東急田園都市線「駒沢大学駅」から徒歩15分ほどで到着しますし、渋谷駅から出ている東急バス(渋82系統 等)や恵比寿駅発のバス(恵32系統)を利用すれば、園内近くまでダイレクトにアクセス可能です。降車バス停は目的地に合わせて「駒沢公園東口」「駒沢公園西口」「駒沢公園」といった停留所があり、例えばカフェのMr.FARMERやジャブジャブ池方面なら「駒沢公園西口」下車すぐ、児童公園や中央広場に行くなら「駒沢公園」下車徒歩数分、と目的に応じて使い分けると良いでしょう。

車で訪れる場合、公園内に4ヶ所の有料駐車場があります。中でも第一駐車場(約181台収容)は園内北西側に位置し、ぶた公園・りす公園に近く子連れには便利です。第二駐車場(約42台収容)は南側テニスコート脇にありますが台数が少ないため満車リスクが高めです。駐車料金はいずれも1時間400円(以降30分毎200円、入庫後12時間最大1,600円)となっており、長時間遊ぶなら最大料金まで払っても比較的安心な設定です。土日祝は周辺道路も渋滞気味になるので、早めの時間に到着するか公共交通機関の利用も検討しましょう。

公園自体は常時開園・入園無料(一部スポーツ施設を除く)ですので、思い立ったときにいつでも立ち寄れる気軽さも魅力です。

広場・芝生エリアでピクニックを満喫

駒沢公園には子どもをのびのび遊ばせられる広場や芝生エリアが点在し、ピクニックにも絶好のロケーションです。園内中央に広がる中央広場は約2ヘクタールもの大きな石畳の広場で、イベント会場としても利用される開放的な空間です。中央広場南側には幅80mもの大階段があり、公園シンボルの「オリンピック記念塔」を背景にした景観は圧巻です。大階段を上がった先の中央広場周辺は見晴らしがよく、子どもたちが走り回ったりシャボン玉を追いかけたりと、思い思いに体を動かせます。

中央広場のすぐ近くには、緑豊かな芝生が心地よい自由広場もあります。名前の通りボール遊びや鬼ごっこなど自由に遊べる広場で、レジャーシートを広げてお弁当を食べたり休憩したりする親子連れの姿が多く見られます。週末には「駒沢公園でピクニック」を楽しもうと、朝からお弁当やテントを持ち込むファミリーもたくさんいます。芝生は定期的に手入れされているため清潔で、子どもが転んでも安心感があります。木陰になるスペースも点在しているので、夏場でも木陰にシートを敷けば涼しく過ごせるでしょう。

広場で過ごす際のポイントとして、ボールやフリスビーなどの遊び道具を持参すると子どもがより楽しめます。公園内の売店でもバドミントンセットやボールが販売されているので、手ぶらでも思い立ったら遊び道具を入手できます。また、中央広場には噴水を備えた池もあり、水辺を眺めながらゆったりすることもできます。暑い季節には噴水のミストが心地よく、子どもたちが水しぶきを触って喜ぶ光景も見られます。ただし広場は日差しを遮るものが少ないため、夏はテントやパラソルの利用、冬場は防寒対策など季節に応じた準備をしていくと良いでしょう。

なお、公園内では直火やバーベキューなど火器の使用は禁止されています。またゴミ箱の数は多くないため、出たゴミは各自で持ち帰るのが原則です。マナーを守って、気持ちよくピクニックを楽しみましょう。

子どもが喜ぶ遊び場「うま公園・ぶた公園・りす公園」

駒沢公園最大の魅力の一つが、ユニークな遊具が揃った子ども向けの遊び場エリアです。園内には動物の名前が付けられた3つの児童公園(遊具広場)があり、その名も「うま公園」「ぶた公園」「りす公園」。それぞれのエリアにカラフルでレトロな雰囲気の遊具が設置され、親子連れで常に賑わっています。遊具はいずれも昭和の時代から使われてきたレトロなデザインで、親世代にはどこか懐かしく映り、子ども達にはカラフルで新鮮な魅力として映ります。動物モチーフのオブジェは格好のフォトスポットにもなっており、思わず写真を撮りたくなる可愛らしさです。「駒沢公園 遊び場」として多くの家族に知られるスポットで、小さなお子さんでも安心して遊べる砂場や滑り台から、小学生が夢中になるダイナミックなすべり台までバラエティ豊かな設備が魅力です。

ぶた公園は第一駐車場のすぐ近くに位置し、園内でもっとも幼児向けと言える遊具広場です。入り口では大小様々なたくさんのブタのオブジェがお出迎えしてくれ、小さな子どもは大喜び。砂場、ブランコ、滑り台など定番の遊具がコンパクトにまとまっており、公園デビューしたばかりの赤ちゃんや未就学児でも無理なく遊べます。遊具の数や広さは他のエリアに比べるとやや控えめですが、その分目が行き届きやすく、小さなお子さん連れにはちょうど良いでしょう。周囲にはベンチもあるので、保護者は座って見守ることができます。比較的日当たりが良く明るい雰囲気で、初めての公園遊びデビューにも「ぶた公園」は最適です。

うま公園は園内のやや奥まった場所にあり、3つの児童公園の中で最も広く遊具の種類も豊富です。大きな複合遊具や長い滑り台、アスレチック風の遊具に加えて、丸太を組んだようなミニアスレチックコーナーや円形の小さな土俵のようなエリアもあり、子どもたちは飽きずに走り回ります。うま公園という名前ですが、馬のモチーフの遊具はそれほど目立たず、動物というより“たくさん遊べる公園”という印象です。広いスペースを活かして鬼ごっこをする子もおり、小学校低学年くらいまでの子どもなら十分楽しめるでしょう。園内の奥にあるため第一・第二駐車場からはやや距離がありますが、その分週末でも混雑が緩和されており、穴場的にのびのび遊べるのが魅力です。「うま公園までちょっと遠足気分で歩いた甲斐があった!」と感じられる充実度で、子ども達からの満足度も高めです。

りす公園は第一駐車場からアクセスしやすい場所にあり、りすの石像がお出迎えしてくれます。特徴はなんといっても公園全体が緩やかな斜面になっている地形を活かした複数の滑り台。長さや角度の異なる滑り台がいくつも設置され、中には斜面をダイナミックに滑り降りるタイプもあります。スピード感のある滑り台に子どもたちは大興奮で、特に小学生くらいの子には「一番のお気に入り!」と言われるほど人気の遊具です。ただし傾斜地ゆえに小さなお子さんには少しハードルが高い場合も。滑り台を逆走して登ろうとする子がいたり、速く滑る子とゆっくりな子が交錯したりと、活発な遊びが展開されるので、幼児を遊ばせる際はしっかりサポートしてあげる必要があります。周囲は木々に囲まれ涼しい反面、夕方は薄暗く感じるほど木陰が濃いエリアなので、日中の明るい時間帯に遊ぶのがおすすめです。りす公園は週末は常に子ども達で賑わう人気スポットのため、混雑時は順番を守って利用しましょう。

3つの児童公園はそれぞれ少し離れた場所にありますが、公園内の遊歩道やジョギングコースで繋がっており、散歩がてらハシゴすることも可能です。年齢の異なる兄弟がいる場合には、年長の子はりす公園でスリル満点の滑り台を、年少の子はぶた公園でのんびり砂遊び、といった風に遊び場を使い分けるのも良いでしょう。駒沢公園 小学生の子どもから小さな幼児まで、誰もが安全に楽しめる遊具エリアが揃っていることが、駒沢公園がファミリー層に愛される大きな理由です。

子どもと楽しむサイクリングコース

駒沢公園には、子どもと一緒に体を動かせるアクティビティとしてサイクリングも人気です。園内の外周に沿って全長約2.1kmのサイクリングコースが整備されており、木漏れ日の下を爽快にサイクリングが楽しめます。コースは反時計回りの一方通行で適度にカーブが設けられており、自転車がスピードを出し過ぎないよう工夫されています。また、歩行者が横断する箇所には横断歩道が設置され、安全面にも配慮された設計です。アップダウンもほとんどなく、小学生のお子さんであれば自力で一周走破できるちょうど良い距離と言えるでしょう。自転車で風を切って走る体験は子どもにとって格別で、「家族みんなでサイクリングできた!」という達成感は親子の素敵な思い出になります。

自転車を持参していなくても大丈夫。駒沢公園には**サイクリングセンター(レンタサイクル)**があり、誰でも手軽に自転車を借りることができます。子ども用自転車(補助輪付きも含む)、大人用自転車はもちろん、親子で二人乗りができるタンデム自転車や、家族で並んで座れる4輪のファミリー自転車「ペアペア」など、ユニークな乗り物も用意されています。料金も良心的で、子供用は最初の1時間100円(以降30分ごとに50円)、大人用は1時間200円とお手頃です。ペアペアやタンデムは1周あたり200円から利用できるので、話のタネに挑戦してみるのもおすすめです。レンタサイクルの受付は午前9時から午後4時まで(返却は4時30分まで)で、月曜定休(祝日の場合翌日休)となっているため、利用時は営業時間に注意しましょう。

小さなお子さんには、自転車デビューを応援する施設も充実しています。園内には幼児向けの補助輪付き自転車やストライダー(ペダル無し二輪車)で練習できる専用のチリリンコース(一周約320m)とチリリン広場(一周約160m)が整備されています。どちらも安全に配慮されたミニサイクリングコースで、周囲が柵で囲まれているため、小さな子どもが飛び出してしまう心配もありません。保護者と一緒にゆっくり練習でき、補助輪を外す練習にもぴったりです。初めて自転車に乗れた瞬間を写真に収める親御さんも多く、このチリリンコースで自転車に乗れるようになった子は次のステップとして本格的な外周サイクリングコースデビューへとつなげていけます。

サイクリングを楽しむ際は、子どもの自転車サイズや体力に合わせて無理のない範囲で利用しましょう。幼児の場合はチリリン広場で十分ですし、小学生であれば家族で外周2.1kmにチャレンジしても良いでしょう。ヘルメットの貸し出しもありますので、小さなお子さんには必ず着用させ、安全第一で楽しんでください。途中、園内の景色を楽しみながらゆっくり走れば、親子の会話も弾むはずです。

愛犬も一緒に!ドッグラン情報

駒沢公園はペット連れのファミリーにも人気のスポットです。特に評判なのが、広大な敷地を誇るドッグラン。公園の南側エリア(駒沢通りに面した第二駐車場のすぐ隣)に位置し、約1,200平方メートルという都内有数の広さを誇ります。エリアは中・大型犬エリア(約800㎡)と小型犬専用エリア(約400㎡)に分かれており、愛犬のサイズに応じて安心して遊ばせることができます。地面は土と芝でワンちゃんの足に優しく、施設内にはベンチや犬用の水飲み場も完備。週末や祝日にはドッグラン入口に行列ができるほどの盛況ぶりで、犬同士が元気に駆け回る姿に子ども達も大喜びすることでしょう。

ドッグランの利用は無料ですが、事前に登録が必要です。初めて利用する際は公園管理所で犬の登録手続きを行いましょう(狂犬病予防接種済票や鑑札の提示が求められます)。登録を済ませると利用カードが発行され、それ以降はカードを持参すれば自由にドッグランを利用できます。利用登録制度が設けられていることで、マナーを守って利用できる環境が整っています。犬を飼っていないファミリーでも、ドッグラン越しにさまざまな犬種のワンちゃんが遊ぶ様子を見学できるため、犬好きの子どもにとっては格好の“動物ふれあい”スポットにもなっています。「ワンちゃんと一緒に駒沢公園へ!」というキャッチコピーのイベントが開催されることもあり、ペット連れファミリーにも優しい公園であることが伺えます。

注意点として、土日は周辺駐車場も含め非常に混み合いますので、ペット連れで訪れる場合は時間に余裕を持って出かけることをおすすめします。また、園内はリード着用が原則で、ドッグラン以外の場所ではリードを外さないようにしましょう。広い公園内を散歩するだけでも犬にとって良い運動になりますし、子ども達もお気に入りのペットと一緒に自然の中を歩くことで情操教育にもつながります。駒沢公園なら、家族の一員であるペットとも素敵な思い出を作れます。

スポーツ施設とイベントで親子体験

オリンピックの名を冠する駒沢公園には、スポーツに関する設備やイベントも豊富です。園内の陸上競技場や体育館では、地域のスポーツ大会や子ども向けスポーツ教室、プロの試合などが開催されることがあります。運が良ければ、有名アスリートの練習風景を見学できたり、スポーツイベントに参加できたりする機会も。子どもがスポーツに興味を持つきっかけ作りにもなるでしょう。特に毎年10月の「スポーツの日」前後には、誰もがスポーツを楽しく体験できるイベント「KOMAスポ☆PLAY PARK」などが開催され、親子で参加できるミニ競技やスタンプラリー、スポーツ体験ブースが登場します。こうしたイベント情報は公園公式サイトや区報などでチェックできるので、タイミングが合えばぜひ参加してみてください。

また、駒沢公園の中央広場は様々なイベントの舞台になります。秋には全国のラーメン店が集う「東京ラーメンショー(東京ラーメンフェスタ)」が開催され、家族みんなでご当地ラーメンの食べ比べを楽しむ姿が見られます。キッチンカーが多数出店するフードフェスや、地元の夏祭り・盆踊り大会、フリーマーケット、さらには犬関連の「わんこ祭り」など、季節を問わず多彩な催しが行われているのも駒沢公園の魅力です。イベント開催時は通常より人出が多く賑わいますので、小さなお子さんとはぐれないよう注意しつつ、イベントならではの活気を家族で味わってみましょう。さらに毎年11月には、駒沢公園を会場として「世田谷246ハーフマラソン」が開催され、公園内外のコースを大勢のランナーが駆け抜けます。駒沢オリンピック公園陸上競技場がスタート・ゴール地点となり、沿道は多くの親子連れや地域住民の声援で賑わいます。スポーツに親しむ街ならではのビッグイベントで、観戦するだけでも元気をもらえるでしょう。

日常的な楽しみ方としては、園内の**ストリートスポーツ広場(SS広場)**にも注目です。ここはスケートボードやBMX、自転車の練習を自由にできる専用エリアで、子どもから大人までストリートスポーツを安全に楽しめるよう整備されています。小学校高学年くらいでスケボーに興味が出てきた子なら、親子でルールを守って挑戦してみるのも良いでしょう(利用時はヘルメット等の防具を着用し、初心者は上手な人の邪魔にならないように端で練習するなどマナーを守りましょう)。アクティブに遊ぶ他の子たちの姿を見るだけでも刺激になり、「自分もやってみたい!」という意欲に繋がるかもしれません。

さらに、公園の体育館地下1階には東京オリンピックメモリアルギャラリーという無料の展示スペースがあり、1964年大会当時の写真パネルや聖火台などが展示されています。スポーツ好きのお子さんであれば、一緒に立ち寄って東京オリンピックの歴史に触れてみるのも教育的でおすすめです。展示はコンパクトですが、当時の選手のユニフォームやメダルのレプリカなどが見られ、親世代にとっても懐かしく興味深い内容でしょう。

このように、駒沢公園はただ遊ぶだけでなく親子でスポーツ体験やイベント参加ができる公園です。休日に訪れれば何かしらのアクティビティが行われていることも多いので、事前に駒沢公園のイベントカレンダーを確認してから出かけると、より充実した一日になるでしょう。

四季折々の自然も楽しもう

駒沢公園では、スポーツや遊びだけでなく美しい自然風景も楽しめます。園内には桜や紅葉の名所も点在し、季節ごとに違った表情を見せてくれます。春には約130本ものソメイヨシノやヤマザクラが園内各所で咲き誇り、お花見シーズンには自由広場周辺が淡いピンクの桜並木に包まれます。芝生にシートを広げて満開の桜を眺めながらランチをする家族連れも多く、子どもたちも舞い散る花びらに大はしゃぎすることでしょう。桜以外にも、春はツツジやハナミズキといった色とりどりの花々が咲き、新年度の始まりを華やかに演出してくれます。

夏は深緑の季節です。ケヤキやクスノキなど大樹の葉が生い茂り、ジョギングコースは木陰のトンネルとなって涼しさを提供してくれます。強い日差しの下でも木漏れ日のスポットを見つけて一休みすれば、汗もすぐに引くでしょう。また、園内のジャブジャブ池(夏季限定の浅い水遊び場)では子ども達が水しぶきを上げて遊び、見ているだけでも涼を感じられます。噴水から吹き上がる水に虹がかかることもあり、夏ならではの光景に出会えるかもしれません。トンボや蝶々が芝生の上を舞い、セミの鳴き声が賑やかなのも夏の駒沢公園の特徴です。

秋が訪れると、公園の木々は赤や黄金色に染まり絶好の紅葉スポットとなります。ケヤキ並木やイチョウ並木が次第に色づき、11月頃には園内各所で落ち葉のじゅうたんが広がります。自由広場で子どもがガサガサと落ち葉を踏みしめて遊んだり、イチョウの葉を集めてブーケにしたりと、秋ならではの遊びが楽しめます。また、ドングリや松ぼっくり拾いも人気で、「どっちがたくさん拾えるか競争だ!」と兄弟で夢中になる光景も。秋晴れの日には遠くに富士山が顔を出すこともあり、澄んだ空気の中、公園全体が明るく爽やかな雰囲気に包まれます。

冬の駒沢公園は、人出も少し落ち着き静かな時間が流れます。常緑樹の緑が映える園内では、寒椿(サザンカ)や梅の花がひっそりと咲き、ひんやりと澄んだ空気の中で凛とした美しさを楽しめます。朝の冷え込んだ時間帯には霜がおり、芝生が白くきらめくこともあります。冬は外遊びが億劫になりがちですが、駒沢公園には子どもが走り回って体を温められる広場がありますし、サイクリングなどで体を動かせば寒さも吹き飛びます。晴れた日中であれば日差しがポカポカと暖かく、ベンチでホットドリンクを飲みながらゆっくり過ごす親子連れの姿も見られます。

このように四季折々の自然が豊かな駒沢公園では、子ども達に季節の移ろいを感じさせる良い機会にもなります。花の名前を覚えたり、木の実を拾ったり、野鳥を探してみたりと、遊びながら自然学習ができる点もファミリーには嬉しいポイントです。家族で毎季節訪れてみて、「春にはこんな花が咲いていたね」「秋には葉っぱが全部落ちて景色が変わったね」と会話すれば、子どもの感性も豊かに育まれることでしょう。

なお、園内には“宇宙けやき”と呼ばれる珍しい木も存在します。これは駒沢公園で採取されたケヤキの種を宇宙飛行士がスペースシャトルに乗せて宇宙に送り、地球を約2週間旅した後に園内に植樹されたものです。宇宙を旅した木として親しまれており、子どもたちに宇宙への夢と希望を感じさせてくれるシンボルとなっています。自然の中に隠れたトリビアとして、親子で探してみるのも面白いでしょう。

子連れに優しい設備とサービス(ベビーカー・トイレ・休憩所など)

ファミリーでお出かけする際に気になるのが、赤ちゃん連れでも快適に過ごせるかどうかです。駒沢公園はその点でも安心できる設備が整っています。まず、公園内の多くのトイレにはおむつ交換台が設置されており、急なおむつ替えにも困りません。トイレ自体もバリアフリー対応の「だれでもトイレ」が複数あり、ベビーカーのまま入っておむつ替えできる広さがあります。特に、公園内の体育館(駒沢屋内球技場)地下1階には、多目的トイレに授乳スペースが設けられており、授乳や着替えが必要なときに利用できます(体育館地下(駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場のB1階)に授乳スペース付きの多目的トイレがあります)。授乳室は広い園内でここだけですが、個室になっていて鍵もかかるため、周囲を気にせず赤ちゃんのお世話が可能です。初めて訪れる場合は場所がわかりにくいかもしれませんので、公園マップで体育館の位置を確認しておくと良いでしょう。

次に、園内でのベビーカー利用についてです。駒沢公園は全体的に道幅が広く平坦な造りのため、ベビーカーでの移動はとてもスムーズです。園路やジョギングコースはアスファルト舗装され段差もほとんどないので、小回りの利かない大型のベビーカーでもストレスなく走行できます。実際、平日昼間はベビーカーを押したママさんたちが公園内を散歩している姿が多く見られ、「ベビーカー散歩デビュー」にもぴったりです。ただし、中央広場南側の大階段だけは段差が大きいので、ベビーカーで移動する場合は階段脇のスロープや別ルートを利用しましょう。遊具の周辺では砂場など未舗装の地面もあるため、遊び場ではベビーカーを入口に置いておいて、子どもと一緒に中へ入るスタイルがおすすめです。

休憩所や飲食施設も親子連れには重要なポイントです。駒沢公園には2ヶ所の公園売店「パークス」があり、飲み物や軽食、アイスクリームなどを購入できます。パークス駒沢オリンピック中央広場店(中央広場付近)とパークスこまざわコッペ(駒沢競技場付近)があり、それぞれ9:00〜17:00頃まで営業しています(定休日は店舗により異なります)。歩き回ってお腹が空いたら、ここでホットスナックやソフトクリームを買って一息つくといいでしょう。加えて、公園内には**おしゃれなカフェレストラン「Mr.FARMER」**もあります。Mr.FARMER駒沢公園店は、野菜たっぷりのメニューが人気のカフェで、テラス席も用意されているため子連れでも利用しやすい雰囲気です。朝7時から夜21時まで営業しており、ランチタイムにはベビーカー連れのママ会や家族連れで賑わっています。公園遊びの合間に立ち寄って栄養満点の食事を楽しんだり、テイクアウトして芝生でピクニックランチにしても良いでしょう。

その他、公園内には所々にベンチや東屋(休憩用の簡易屋根付きスペース)が設置されています。木陰のベンチで赤ちゃんをあやしながら休んだり、子どもがお昼寝してしまった時に東屋で風に当てながら休憩するといった使い方もできます。自動販売機も園内に複数あり、水分補給にも困りません。小さなお子さん連れの場合は、公園に到着したらまずマップでトイレと休憩スポットの場所をチェックしておくと安心です。

安全面についても触れておきましょう。駒沢公園内は車両の乗り入れが制限されており、園路は歩行者・ジョギング・自転車コースが区分けされています。そのため園内を歩いていて車と接触する危険はほぼありません。ただし、自転車専用コースから子どもが飛び出してしまうと危ないので、横断する際は必ず手をつないで確認するようにしましょう。また、広場や遊具エリアでは、転倒や衝突といった軽微なケガは起こり得ますので、保護者の目の届く範囲で遊ばせるのが鉄則です。幸い、駒沢公園には公園管理のスタッフも巡回しており、何かトラブルがあった際も案内所で応急セットの貸し出しや迷子対応などサポートを受けられます。迷子といえば、週末は多くの家族連れが訪れるため子ども見失い事故を防ぐためにも、人混みではお子さんの手を離さないように心掛けましょう。事前に「もしはぐれたらここに集合しよう」と待ち合わせ場所を決めておくのも有効です。

なお、公園内では打ち上げ花火や手持ち花火、炭火など火気の使用は禁止されています。バーベキューも行えませんので、ルールを守って安全に利用しましょう。

また、公園自体は夜間も立ち入り可能ですが、日没後は照明の少ないエリアもあり見通しが悪くなります。子ども連れの場合は遅くとも夕方までに遊びを切り上げ、暗くなる前に帰路につくよう心がけてください。

駒沢公園を満喫するモデルコース

時間に余裕がある日は、駒沢公園の魅力を余すところなく楽しむモデルコースで1日満喫してみましょう。

  • 9:30 駒沢公園第一駐車場に到着。まずは近くの「ぶた公園」で小さな子も遊具に慣れさせ、家族全員で準備運動代わりにひと遊び。
  • 10:30 公園外周のサイクリングセンターで自転車をレンタルし、家族そろってサイクリングスタート!2.1kmのコースを爽快に一周します。途中、季節の花壇や競技場を眺めながら写真撮影もしましょう。
  • 11:30 サイクリングを終えたら、中央広場の近くにあるカフェ「Mr.FARMER」でランチタイム。新鮮野菜たっぷりのメニューで英気を養います(テイクアウトして芝生でピクニックも◎)。
  • 13:00 昼食後は「りす公園」へ移動。スリル満点の滑り台やアスレチック遊具で小学生の子どもも思い切り体を動かします。幼児は近くの砂場やブランコでのんびり遊ばせましょう。
  • 14:30 遊具で遊び疲れたら、自由広場の木陰でおやつ休憩。売店で購入したソフトクリームや飲み物で一息つきます。子ども達はシャボン玉やボール遊びでクールダウン。
  • 15:30 元気が回復したら、ストリートスポーツ広場を見学。スケボーやBMXに挑戦しているお兄さん・お姉さん達の技に子ども達も目を輝かせます。
  • 16:00 最後にドッグランへ立ち寄り。たくさんのワンちゃんが遊ぶ様子を見てほっこり。犬を飼っていなくても動物園感覚で子どもも喜びます。
  • 17:00 駐車場へ戻りつつ、夕暮れのジョギングコースを家族でゆっくり散策。今日一日の楽しかった出来事を話しながら、笑顔で駒沢公園を後にします。

このモデルプランは一例ですが、天候やお子さんの体力に合わせて無理なく調整してください。

子どもの年齢別おすすめの過ごし方

広大な駒沢公園では、子どもの年齢に応じて楽しみ方のポイントが少し異なります。未就学児と小学生それぞれに合った過ごし方の例をいくつかご紹介します。

未就学児(乳児〜幼児)と楽しむ場合

まだ小さなお子さんと駒沢公園に行く場合は、無理のない範囲で短時間でも満喫できるスポットを中心に計画しましょう。おすすめは、まずぶた公園で遊具デビューをすること。砂場やミニ滑り台で遊んだり、ブタのオブジェと写真を撮ったり、小さな世界で十分に楽しめます。お昼近くになったら自由広場の芝生に移動してピクニックタイム。ベビーカーから降ろして芝生の上をハイハイさせたり、ヨチヨチ歩きを練習させるのも良い経験です。赤ちゃん連れならテントを簡易的に張って日陰を作り、授乳やおむつ替えの拠点にすると快適に過ごせます(テントは周囲の迷惑にならない範囲で設置しましょう)。

夏場であれば、ジャブジャブ池(噴水池)の水遊びも幼児に人気です。おむつが外れていない赤ちゃんは水遊び用おむつを着用し、保護者がしっかり支えながら浅瀬でパチャパチャ水に触れるだけでも大はしゃぎします。着替えとタオルを多めに持って、初めての水遊びデビューにもぴったりです。ただし真夏の昼間は混雑するので、午前中の比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。

小さな子は昼過ぎには疲れてお昼寝タイムになることも多いでしょう。そんな時は無理せずベビーカーに乗せて、公園内をゆっくり散歩しましょう。木陰のジョギングコースを一周すれば、大人の運動不足解消にもなります。子どもが眠った隙に、スターバックスでコーヒーをテイクアウトして飲みながら散策する親御さんの姿も見られます。途中で子どもが起きたら、園内の花壇で季節の花を見せたり、鳥の鳴き声を一緒に聞いたりといった自然観察も良いでしょう。まだ激しいアクティビティは難しい年齢だからこそ、駒沢公園の豊かな自然環境の中で五感を刺激する経験をさせてあげてください。

小学生の子どもと楽しむ場合

活発に動ける小学生のお子さんが一緒なら、駒沢公園をよりアクティブに堪能しましょう。まず最初のおすすめはサイクリングコースの一周チャレンジです。親子でレンタサイクルを借りて、公園外周約2kmのコースを走ってみましょう。適度な長さと爽快感に、子どもも達成感を味わえるはず。途中、ケヤキ並木のトンネルを抜けたり、陸上競技場や野球場など普段見られない施設を横目に走ったりと、冒険気分で盛り上がれます。ゴールまで走りきったら「よく頑張ったね!」とハイタッチすれば、親子の絆も一層深まるでしょう。

サイクリングの後は、公園内の難所(?)りす公園の滑り台に挑戦です。スピードの出る長い滑り台や、少しテクニックがいる遊具に、小学生ならではのチャレンジ精神がくすぐられます。兄弟や友達同士で競争して滑り降りれば、笑顔と歓声が絶えません。ただし勢い余ってケガをしないよう、「一人ずつ順番に滑る」「下に人がいないか確認してから滑る」といったルールは事前に確認しましょう。

十分遊んだら、遅めのランチは園内のMr.FARMERでヘルシーご飯を楽しむのはいかがでしょう。体を動かした後の食事は格別です。キッズメニューもあるので、野菜が苦手な子も自転車を頑張ったご褒美に挑戦してみるかもしれません。テラス席でひと休みしたら、午後はストリートスポーツ広場でスケートボードやキックボードにトライしたり、自由広場で持参したサッカーボールでミニゲームをしたりと、さらに体を動かす遊びがおすすめです。広場では他の子ども達とも自然と交流が生まれ、「一緒にドッジボールしよう!」と即席の仲間ができることも。年齢が上がると親から少し離れて子ども同士で遊ぶ場面も増えますが、駒沢公園の広場は見通しが良いので、保護者はベンチから見守りつつ子ども達だけの世界を尊重してあげましょう。

最後は夕方前にもう一度ジョギングコースをゆっくり散策しながら駐車場や駅に戻るルートがおすすめです。日が傾きかけた公園は昼間とは違った静けさがあり、走り回った子ども達も少しクールダウンできるでしょう。遊び疲れて「もう歩けない〜」となったらベンチで休憩しつつ、「今日一番楽しかったこと何かな?」と問いかければ、きっと楽しい思い出話が返ってくるはずです。

駒沢公園 子連れファミリーに嬉しいポイント(まとめ)

  • 遊具エリアが充実:昭和レトロな遊具もあり、うま公園・ぶた公園・りす公園の3つの児童公園で、年齢に合わせて遊べる
  • 広大な芝生広場:ボール遊びやテント設営もでき、自由広場でピクニックやボール遊びが楽しめ、家族でのんびり過ごせる
  • レンタサイクルあり:親子で自転車デビューができ、2kmのサイクリングコースを親子で走れる。子供用自転車や4輪ファミリー自転車もレンタル可能
  • 夏は水遊び:噴水のじゃぶじゃぶ池で涼をとれ、夏季限定のジャブジャブ池で水遊びができ、小さな子も大喜び
  • ペット同伴OK:大型ドッグラン完備で、犬連れファミリーでも楽しめる
  • イベント豊富:ラーメンフェスやマラソン大会など、季節ごとにフードフェスやスポーツイベントが開催され、訪れるタイミングで様々な催しに遭遇できる
  • 設備が整って安心:トイレ・ベンチ多数でおむつ替え台や授乳スペース、売店・カフェもあり、小さな子連れでも快適
  • アクセス良好:駐車場完備&駅から徒歩圏で電車・バスで行きやすく、駐車場も完備。都内から気軽に行けるロケーション
  • 四季折々の自然:桜並木や紅葉が美しく、桜、紅葉、花々など自然景観も美しく、都会で自然体験ができる
  • 入園無料:何時間遊んでもタダで、公園の入場料は無料!一日たっぷり遊んでもお財布に優しい

これらのポイントを挙げても、駒沢公園の魅力はまだまだ尽きません。広さ・楽しさ・安心感、その全てを兼ね備えた公園だからこそ、親子で一度訪れればリピーターになること間違いなしです。

駒沢公園を利用する際のQ&A

Q1. ベビーカーで園内を一周できますか?

A. はい、駒沢公園は園路が舗装され段差も少ないため、ベビーカーで園内約2kmの外周コースを一周することも可能です。ただし中央広場の大階段は上れないので、迂回路を使いましょう。また長距離になるので、途中で休憩を挟むのがおすすめです。

Q2. ピクニックはどこでもしていいですか?

A. 芝生広場(自由広場)やベンチがある場所でピクニック可能です。ただし直火やバーベキューは禁止で、ゴミは必ず持ち帰りましょう。他の来園者の迷惑にならない範囲で楽しく過ごしてください。

Q3. ペットと入園できますか?

A. できます。リードを付ければ犬と一緒に園内を散歩できますし、登録済みであればドッグランも利用可能です。ペットの排泄物の処理などマナーを守って楽しみましょう。

Q4. 授乳室やおむつ替え施設はありますか?

A. 園内の体育館地下に授乳スペース付きの多目的トイレがあります。また各トイレにおむつ替え台が設置されています。授乳室は1ヶ所と限られるため、混雑時は車やベビーカー内での授乳対策(授乳ケープ持参など)も考えておくと安心です。

Q5. 自転車は持ち込みできますか?

A. 公園のサイクリングコースは自前の自転車でももちろん走行可能です。小さなお子さん連れであれば、公園まで自転車を持って行かなくても現地でレンタサイクルを利用するのが便利ですが、ご自身の自転車で家族サイクリングを楽しむこともできます。

Q6. 駐車場は何時まで利用できますか?

A. 第一・第二駐車場は24時間営業で、深夜も出庫可能です。ただし、敷地内の別駐車場には利用時間が限られているものもあります(例:きりんさんパーキングは7:00〜23:00など)。夜間に利用する際は事前に営業時間を確認しておきましょう。

Q7. 公園内にコンビニやレストランはありますか?

A. 園内には売店とカフェ(Mr.FARMER)のみですが、公園のすぐ外にはコンビニエンスストア(ローソン駒沢オリンピック公園前店、セブンイレブン駒澤大学駅近くなど)や飲食店が複数あります。お弁当を持参しなくても、公園周辺でテイクアウトを調達してピクニックを楽しむこともできます。

Q8. 駒沢公園へ行く際の服装や持ち物は?

A. 子どもも大人も動きやすい服装・靴で行くのがベストです。特にサイクリングや遊具遊びをするなら、走ったり滑ったりしやすい恰好にしましょう。また、砂場で遊ぶと服が汚れる可能性もあるので、汚れても構わない動きやすい服装がおすすめです。夏は帽子・日焼け止め、水遊びするなら着替えとタオル、冬は防寒着を忘れずに。ピクニックをするならレジャーシート、お気に入りのおもちゃ(ボールやシャボン玉)などがあると一層楽しめます。

Q9. 混雑を避けるにはいつ訪れるのが良いですか?

A. 土日祝はどうしても家族連れで賑わうため、午前10時~午後3時頃が混雑ピークになります。混雑を避けるなら、平日のお出かけが一番です。それが難しければ、土日でも朝早め(9時前後)に到着するか、夕方にかけてゆったり過ごすと比較的空いています。また、イベント開催日(ラーメンショーやマラソン大会など)は特に人が多くなるので、静かに過ごしたい場合はイベントの無い日を選ぶのもポイントです。

Q10. 雨の日でも遊べますか?

A. 駒沢公園は屋外施設が中心のため、雨天時は十分に遊ぶことが難しいです。しかし小雨程度ならベビーカー散歩をしたり、雨具を着て少しだけ外遊びを楽しむ家族もいます。また、屋内施設として体育館ロビーやオリンピック記念ギャラリーの見学も可能です。雨の日は無理せず、天気の良い日に改めて訪れることをおすすめします。

まとめ:駒沢公園でファミリーの思い出作りを

都内屈指の規模と充実度を誇る駒沢公園は、子連れファミリーにとって理想的なお出かけスポットです。広場でのびのびと遊び、ユニークな遊具に夢中になり、親子でサイクリングやスポーツに挑戦し、自然の中で四季を感じる——そんな体験が一箇所で叶う公園はそう多くありません。ベビーカーでも安心して散策でき、トイレや休憩施設も整っているため、小さな子ども連れでも一日ゆったり過ごすことができます。駒沢公園は、都会にいながら思い切り体を動かせる貴重な存在と言えるでしょう。世田谷区内には他にも砧公園や羽根木公園などファミリーに人気の公園がありますが、スポーツ施設から遊具広場まで総合的に揃った駒沢公園は格別の存在です。駒沢公園でのひとときが、ファミリーにとって素敵な思い出となりますように。次の週末は、ぜひ駒沢公園でファミリーのピクニックと遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

なお、駒沢公園は施設の改修や新設も行われており、2023年には屋内球技場(体育館)のリニューアルオープン記念イベントとして、親子で参加できるアトラクションが実施されました。常に進化を続ける公園でもあり、訪れるたびに新しい発見があります。

以上、駒沢公園の魅力をたっぷりご紹介しました。親子で過ごす時間がより充実したものになりますように。ぜひ一度体験してみてください!きっとご家族みんなで大満足の一日が過ごせるはずです。

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