オンライン映えが消費を刺激!?実際に皆が買った映えアイテムを紹介します
新型コロナウィルスが猛威を振るう中、外出がし辛い世の中になり、今まで対面で行っていたことをオンライン上で済ますことが増えてきました。ZOOMなどのオンラインビデオ通話を用いて仕事のミーティングをするだけではなく、恋人や結婚相手を探す男女がオンライン上で交流をする「オンライン婚活」や複数の仲間と集まって一緒にお酒を飲む「オンライン飲み会」など様々な形でビデオ通話を活用しているが現状です。
そんな中、画面越しでも自分をよりよく見せるための「オンライン映え」をするためのアイテムを買ったり、工夫を凝らしている人が増えています。
オンライン映えとは
そもそも「オンライン映え」とはZOOMなどのビデオ通話をする際に、相手の画面に映る自分の姿をより良く見えるようにしたり、画面を通して相手に良い印象を持ってもらうような演出をしたりすることと定義付けられます。同義語の「画面映え」「ZOOM映え」という言葉で表現をされることも多いです。
今回はWEB調査と共に「オンライン映え」の実態を紹介します。WEB調査は以下の通りです。
調査方法:WEBアンケート
対象:ZOOMなどのオンラインビデオ通話の使用経験がある20代~50代男女100人
各年代別オンラインビデオ通話の使用シーン
最初に各年代ごとのオンラインビデオ通話使用シーンについて見てみましょう。
20代のオンラインビデオ通話使用シーン
20代のオンラインビデオ通話の使用シーンでは、男性は「仕事の会議や打ち合わせ」が最も多く、女性は「友人との会話」が最も多くなりました。コロナ禍で「オンライン飲み会(オンラインお茶会)」という言葉が生まれましたが、調査結果では男性よりも女性のほうがより「オンライン飲み会(オンラインお茶会)」を楽しんでいる人の割合が多い結果となりました。また大学や専門学校などが新型コロナウィルスの影響により、オンライン授業を開講していることから「授業の受講(学校関係)」目的で使用する人の割合が多く見られました。
30代のオンラインビデオ通話使用シーン
30代男性は「仕事の会議や打ち合わせ」が使用シーンで最も多く、30代女性は「友人との会話」が最も多くなりました。また、男女ともに30代が1番「遠方に住む家族と会話」をするシーンで使用する人の割合が多い結果となりました。30代の男女は小さい子供を持つ方も多く、親へ孫の姿を見せる目的で「オンライン帰省」を行っているのではないかと考えられます。
40代のオンラインビデオ通話使用シーン
40代男性は「仕事の会議や打ち合わせ」が使用シーンで1番多く、40代女性は「友人との会話」が最も多い使用シーンとなりました。「オンライン飲み会(オンラインお茶会)」をする人はいるものの、40代男性はビデオ通話はプライベートよりも仕事で使用することが浸透している様子です。
50代のオンラインビデオ通話使用シーン
50代男性は「仕事の会議や打ち合わせ」が使用シーンが最も多く、50代女性は「友人との会話」が1番多い使用シーンとなりました。特徴的なのが、50代女性は全年代性別の中で1番「セミナーの受講」で使用する人の割合が多かった点です。習い事も密を避けるために、ビデオ通話を活用して講座開催を行っているケースも多く、そういった講座に積極的に参加する50代女性が多いこともわかりました。
オンライン映え消費の実態調査結果
「オンライン映え」の実態調査結果を紹介します。
年代・性別毎のオンライン映え消費比率
「ビデオ通話をする際に、画面映りを良くする「オンライン映え」のために何か物品を購入したことはありますか?」の問いに対して「はい」と回答した割合は以下の通りとなっています。
20代男性が最も比率が高く、ビデオ通話を使用した人のうち、50%が実際にオンライン映えのために何か消費を行いました。ついで50代女性の43%、40代男性の40%がオンライン映え消費を行っています。また、全体では27%の人がオンライン映え消費を行っていました。
商品別・オンライン映え消費のために購入したことがある人の割合
「オンライン映えのために購入したことがあるアイテム」の問いに対する回答は以下の通りとなりました。
全体で1番多かったのが「照明用ライト」で、オンライン映え消費を行った人のうち25%(4人に1人)が「照明用ライト」を購入しています。
性別毎にみてみると、女性が実際にオンライン映え消費をしたものの1位が「洋服」、2位が「メイク用品」、3位が「照明用ライト」となっています。一方男性では、1位が「照明用ライト」、2位が「壁紙」、3位が「パソコンスタンド」となりました。傾向として、女性は自分自身が美しく映るようにするアイテム、男性は自分自身にプラスして周辺環境もより良く見せるようなアイテムを好んで消費をしていることが分かりました。
オンライン映え消費の具体的事例
・賢そうに見える本を並んでいる様子を映すために本を購入しました。(35歳・男性)
・首元がキレイに見える服を買った。(49歳・女性)
・顔全体を明るくするためにライトと部屋の間接照明を購入(35歳・女性)
・高性能なWebカメラを購入したので壁の汚れが見えないように白地の壁紙と手元と顔がはっきりするようにライトを購入しました。(23歳・男性)
・オンライン飲み会用に可愛いルームウェアを買った(29歳・女性)
シーン別・オンライン映え消費をしたことのある人の割合
ビデオ通話の使用シーンごとにオンライン映え消費を行った比率を算出しました。右に行くほどオンライン映え消費を行った割合が高くなります。
傾向として女性よりも男性のほうがオンライン映え消費をしている割合が高いことが分かります。特に「授業の受講(学校関係)」や「オンライン飲み会・オンラインお茶会」でビデオ通話を使用したことがある人の約60%がオンライン映え消費を行いました。一方で「遠方に住む家族との会話」や「友人との会話」シーンではあまりオンライン映え消費を行っていない傾向があります。
他方、女性は「オンライン飲み会・オンラインお茶会」のシーンで最もオンライン映え消費を行い、次いで「友人との会話」での消費が多くなっていました。全体的に女性は男性よりも満遍ないシーンでオンライン映え消費を行っていました。
「オンライン映え」のため実際に購入された物
・画面に映る肌が美しく見えるようにSHISEIDO シンクロスキン ティンティッド ジェルクリーム・SHISEIDO エリクシール シュペリエル つや玉ミストを購入しました。(45歳・女性)
・白や薄いピンクなどの明るい色の服、アイシャドウを赤っぽい色に変えました。(45歳・女性)
・自室にあるパソコンの位置関係的に光があまり当たりずらい環境だったので照明を買い相手にしっかりと顔が映るように工夫しました。スタンドライトでデスク用として簡易的に購入しました。また、パソコンをしっかりと固定し顔がぶれないようにパソコンスタンドを購入しました。(21歳・男性)
・スマホ用三脚付き自撮り棒:自撮り棒に三脚がついていて高さが変えられる物。(26歳・女性)
・卓上のLEDリングライト(Oha Yoo)スマホスタンドがついたもので、3色切り替え調光できるタイプですUSBで給電できるのでコンセントがない場所でも使えます。(50歳・女性)
・暖色のクリップライト。(20歳・男性)
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