大井川鐵道

大井川鐵道の概要

大井川鐵道は、静岡県の島田市金谷から榛原郡川根本町千頭、そして静岡市葵区井川までを結ぶ鉄道です。特にSL（蒸気機関車）の運行で知られ、鉄道ファンや観光客に人気があります。大井川沿いの美しい自然景観を楽しみながら、ノスタルジックな列車の旅を満喫できるのが魅力です。

大井川鐵道の楽しみ方

大井川鐵道の楽しみ方は多岐にわたります。まず、SL（蒸気機関車）に乗ることが一番の魅力です。SL列車は、金谷駅から千頭駅までの約39.5kmを約2時間かけて走ります。車窓からは大井川の清流や茶畑、山々の美しい風景が広がり、四季折々の自然を楽しむことができます。特に春の桜や秋の紅葉は見逃せません。

SL列車の車内では、昔懐かしい雰囲気を味わうことができます。木製の座席やレトロな内装が、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚を与えてくれます。また、車内販売では地元の特産品やお弁当が購入でき、旅の楽しみを一層引き立てます。

千頭駅に到着したら、次は井川線（南アルプスあぷとライン）に乗り換えて、さらに山奥へと進むことができます。井川線は、日本で唯一のアプト式鉄道で、急勾配を登るために特別な歯車を使っています。この区間では、さらに壮大な自然景観を楽しむことができ、特に長島ダムや奥大井湖上駅などの絶景スポットは必見です。

また、大井川鐵道沿線には温泉やキャンプ場、ハイキングコースなどの観光スポットも豊富です。例えば、寸又峡温泉は美肌の湯として知られ、リラックスしたひとときを過ごすことができます。さらに、川根本町には茶畑が広がり、茶摘み体験や茶工場見学も楽しめます。

イベントも充実しており、季節ごとに様々な催しが行われます。例えば、夏には「SLナイトトレイン」が運行され、夜の大井川を走るSLの幻想的な風景を楽しむことができます。冬には「SLクリスマストレイン」が運行され、車内がクリスマスの装飾で彩られます。

大井川鐵道は、ただの移動手段ではなく、旅そのものが目的となる特別な体験を提供してくれます。家族連れやカップル、友人同士で訪れても、それぞれの楽しみ方が見つかることでしょう。

大井川鐵道へのアクセス

大井川鐵道へのアクセスは、JR東海道本線の金谷駅から大井川鐵道の金谷駅に乗り換えるのが便利です。金谷駅は、東京から新幹線で約1時間半、名古屋からは約1時間の距離にあります。金谷駅からSL列車や井川線に乗り換えて、各観光スポットへとアクセスできます。車で訪れる場合は、東名高速道路の相良牧之原ICから約30分です。