大谷資料館

大谷資料館
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大谷石を掘り出して出来た巨大な地下空間。まるで地下神殿みたいな雰囲気のこちらは、「るろうに剣心」などの映画や加藤ミリヤなどのミュージックビデオにも度々登場しています。深さは30m、最も深いところでは地下60mあり、平均温度は8度程度なのでまるで別世界にいるような気分を味わえます。

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大谷資料館の基本情報


【スポット】大谷資料館
【ふりがな】おおやしりょうかん
【 住所 】〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909
【アクセス】JR宇都宮駅から関東バス「大谷・立岩」行きで約30分、「資料館入口」下車徒歩約5分
【最寄り駅】JR宇都宮駅
【営業時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【 料金 】大人(高校生以上)800円、中学生600円、小学生400円
【クーポン】公式ウェブサイトにて割引クーポンあり

大谷資料館
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公式ページ

夏休みの家族旅行にオススメ!宇都宮の大谷資料館

大谷資料館の歴史と概要

栃木県宇都宮市大谷町は江戸時代から採石場として発展した町です。

大谷石とは、この地方でしか採掘することができない頑丈な造りの石、 約2000年前の火山活動でできた凝灰岩で、軽くて柔らかく、加工しやすいのが特徴です。

1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年間に渡り、大谷町で採掘されていました。

大谷石の主な使用用途は、駅のプラットホーム、階段、門柱、石垣などで、人目に触れる場所に使用されています。

その大谷石の歴史を紹介するのが大谷資料館です。

特産の大谷石の採掘場跡を後世に残そうと1979年に開館されました。

東日本大震災時に崩落などの被害はほとんどなかったそうですが、余震による影響を考えて休館していたとのことです。

地下30mの大谷地下採石場跡は、約2万平方メートルもあり、手掘り時代は150キロもある石をひとつずつ背負って運び出しており、その苦労は石肌に刻まれたツルハシの跡からも感じ取れます。ひんやりとした空気のなか、幻想的な雰囲気に包まれた大谷資料館では、コンサートや展覧会などのイベントも開かれています。

営業時間
4月~11月 9:00〜17:00 (最終入館16:30まで)
12月~3月 9:30〜16:30 (最終入館16:00まで)

休館日
4月~11月無休
12月~3月毎週火曜日休館(火曜日が祭日の場合翌日休館)
年末・年始 12月26日~1月1日休館

料金
大人800円 子供400円(小・中学生)※未就学の子供は無料
団体料金(20名以上):大人700円 子供:350円(小・中学生)

駐車場
入り口前にある第1駐車場は身障者・高齢者専用、団体バス、第2、第3、第4駐車場が一般用

大谷資料館への交通アクセス

電車の場合、都心から宇都宮まではJRの在来線や新幹線、東武鉄道を利用する方法があります。

いずれもアクセスがよく、時間と予算に合わせて選ぶといいでしょう。

宇都宮駅からは関東バス大谷・立岩行きで30分、資料館入口で下車し、徒歩7分です。

駅構内の観光案内所ではお得な「大谷観光一日乗車券」を販売しています。

バス往復料金(900円)+大谷資料館の入場料(700円)+大谷観音の拝観料(300円)、合計1900円が1500円とちょっぴりお得になっています。

高速バスは羽田空港から運行されています。遠方からの旅行の場合、空港から直行で宇都宮まで行くことができます。

所要時間は約3時間で、料金は3600円です。

車の場合は、東北自動車道鹿沼ICより13km(25分)、又は宇都宮ICより8km(15分)となっています。

大谷資料館のバスツアー

東京都内から栃木県の観光名所を巡るバスツアーに大谷資料館が組み込まれています。

日光東照宮やいちご狩り、鬼怒川温泉などとセットされることが多く、人気の観光名所になっています。

大谷資料館の見どころ・オススメ

大谷資料館の見どころといえばやはり、巨大な空間が見るものを圧倒する採石場跡でしょう。

その広さは東京ドームに匹敵するとも云われています。

地下採掘場の年平均気温は8℃前後、猛暑の夏の日には、最適な避暑地になります。

石を切り出したところが柱になっていたり、階段があったりとまるで地下神殿のよう、照明も暗くしているので、異次元の世界に入り込んだ気持ちになります。

また、資料館では大谷石採掘に関する歴史と変遷が分かりやすく紹介されており、採掘道具や運搬具などの資料も展示されています。

第二次世界大戦中には地下の秘密工場として武器弾薬が製造され、戦後は日本政府による「米の貯蔵庫」としても利用されていました。

その幻想的な雰囲気から、地下採掘場跡はたびたび映画やテレビドラマのロケ地、ミュージックプロモーションビデオの撮影にも利用されています。

また、音響がよい坑内では、演劇やコンサート会場として利用されることもあるのだそうです。

そのほか、美術館や教会など多種多様な使用用途で利用されています。

大谷資料館内には大谷石を使った小物、手作り品などのお土産品を販売しているお店や喫茶室もあります。

大谷資料館の写真撮影スポットについて

大谷資料館の地下採掘場で撮影された映画やドラマ、ミュージックプロモーションビデオなどの場所を巡る聖地巡礼が人気です。

アーティストのファンであれば、ミュージックプロモーションデオの撮影現場に立ち、そこで写真を撮れたらうれしいですよね。

ちなみに、長淵 剛やTM NETWORK、GLAYのほか、最近では三代目 J Soul Brothers などもここで撮影をしたことがあるそうです。

数多くの映画でも撮影されており、暗殺教室(2015年)やリアル鬼ごっこ(2015年)、るろうに剣心京都大火編(2014年)などのヒット映画がここで作られています。

金田一少年の事件簿(2001年)、勇者ヨシヒコと導かれし七人(2016年)、ウルトラマンオーブ(2016,2017年)などのドラマのロケ地にもなっています。

テレビCMやテレビ番組でも紹介されており、インスタ映えする写真を撮りたいのであればオススメの写真撮影スポットです。

ただ、照明が暗いため、多少の技術がないと、うまく写真を撮ることができないことも。暗所での写真撮影方法を確認しておく必要があるでしょう。

大谷資料館の周辺情報

大谷資料館から徒歩8分のところにある平和観音は高さ27m、胴まわり20mあり、自然の岩壁に彫られたものです。

戦没者の慰霊と世界平和を祈念して昭和23年より6年をかけ、総手彫りで製作されています。

また、大谷寺・大谷観音は日本最古の石窟仏、徒歩7分程度に行く事ができます。

弘法大師の作ともいわれている千手観音立像で、本堂内には、千手観音とともに、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊が配置されています。

その十体を総称して大谷崖窟仏と呼ばれ、国の特別史跡重要文化財の二重指定を受けているのだそうです。

いずれも、大谷資料館から徒歩圏内なので一緒に観光しておきたいスポットです。

また、宇都宮インターから車で約10分、大谷資料館からは3.7キロのところにある「道の駅 うつのみやろまんちっく村」は、プール、温泉、宿泊施設、バラ園まである大きな道の駅です。大谷資料館からも近く、宿泊施設としても便利です。

宇都宮市内には、大谷石を利用して作った石蔵を改造し、レストランやカフェとして利用しているところがあります。

中でも有名なのが「石の蔵」というレストランです。約60年前に建てられた倉庫をレストランに改装しているそうです。

ランチはビュッフェスタイルで、創作和食の前菜やデザート、選択可能なメイン料理とドリンク、お得感たっぷりのランチでオススメです。

宇都宮駅から15分ほどかかりますが、大谷石つながりで是非行っておきたいお店です。

また、宇都宮にきたらやはり餃子を食べたいところではないでしょうか。

宇都宮の駅前まで戻れば餃子店はたくさんあります。

やはり、人気有名店「みんみん」を押さえたいところ。時間があれば餃子店のハシゴも楽しいかもしれません。

大谷資料館のまとめ

猛暑の季節、避暑をかねて宇都宮の大谷資料館を訪れることをオススメします。

同じ日本とは思えない幻想的な風景を探索、ちょっとした冒険気分を味わえます。

猛暑からも解消され、最後は美味しい餃子を食べて帰る。

余裕があれば日光東照宮まで足を延ばしてもいいでしょう。

栃木は人気都道府県ランキングでは下位のほうから数えたほうが早いのですが、魅力的な観光名所がたくさんあります。

リーズナブルで1泊2日の家族旅行にも最適です。夏休みに是非訪れて欲しい観光地です。

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