三溪園

三溪園
by http://itot.jp/14104/28
実業家で茶人の原三渓によってつくられた広大な日本庭園。こちらには、17棟の日本式建築が配置されており、国の名勝にも指定されています。四季を通じて様々な花が見られ、特に、梅や桜、紅葉の季節は景色も美しくお勧めです。桜の季節には開園時間を延長し、夜桜をライトアップした「観桜の夕べ」を開催しています。三渓園は、情緒ある日本式建築を貸し出しての結婚式も実施しており、訪れた際には美しい花嫁姿を見れるかもしれません。また、園内には十数匹の猫が住み着いており、訪れたものの心を和ませてくれます。アクセスは公共交通機関なら、横浜駅東口2番のり場・桜木町駅2番のり場・みなとみらい線元町・中華街駅4番出口山下町バス停から、バスとなります。車の場合、東京銀座・羽田方面からはベイブリッジ経由「本牧埠頭ランプ」、東名横浜町田・第三京浜方面からは「新山下ランプ」、横須賀・三浦方面は首都高湾岸線「三渓園ランプ」からとなります。

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三溪園の基本情報


【 住所 】神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1

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公式ページ

三溪園 ~魅力の宝庫なマイナースポット~

三渓園は横浜市中区に位置する大型の庭園で、園内に点在する歴史的建造物を広大な自然が包み込みます。

春は桜、初夏の杜若、夏の青々しさ、秋の紅葉、雪景色。「四季折々の美しさ」という言葉はまるで三渓園の為にあるかの様です。

この素晴らしい庭園は原三渓というたった1人の実業家の手によって作られました。横浜の観光名所が集中する「みなとみらい地区」からは少し距離があり徒歩アクセス可能な最寄駅は無いに等しい状況なので、まずはアクセスルートから確認していきます。

三溪園へのアクセス等

横浜市営バスを活用してアクセス頂く形となりますが、最近になって観光循環バスが運行を開始していますので、合わせてご紹介します。

1)JR根岸線「根岸駅」から横浜市営バス「58/99/101系統」のいずれかにご乗車頂きます。乗車時間はわずか10分程度で「本牧」にて下車。ここから徒歩10分程度で三渓園入り口です。

2)JR・東急東横線・みなとみらい線・京急・横浜市営地下鉄・相鉄線の「横浜駅」から横浜市営バス「8/148系統」のいずれかにご乗車頂きます。「三渓園入り口」にて下車。乗車時間が35分と長めですが、途中、横浜の中心街を通過しますので退屈はしないと思います。下車後は徒歩5分で三渓園入り口です。

3)JR根岸線・横浜市営地下鉄の「桜木町駅」から横浜市営バス「8/148系統」のいずれかにご乗車頂きます。上述2)のバスが、横浜駅を出た後に桜木町駅を経由、そして三渓園に向かいます。桜木町をご利用の場合は『横浜駅から乗って確実に座る』作戦も合わせてご検討ください。

4)みなとみらい線「元町・中華街駅」の4番出口至近にある「山下町」停留所から横浜市営バス「8/148系統」のいずれかにご乗車頂きます。こちらも前述2)のルート途中の停留所になります(横浜ー桜木町ー山下町ー三渓園入り口)。3)も踏まえて乗車ポイントをご検討ください。

5)『土休日運行』という条件付きではありますが、循環観光バスも利用できます。その名もズバリ『ぶらり三渓園BUS』で、横浜駅・桜木町駅の他、赤レンガ倉庫・中華街入り口など観光スポットだけに停車しながら三渓園に向かいます。

営業案内
三渓園は朝9時に開園。16時半に券売所が終了し、17時に閉園となります。例年、年末の数日を閉園日とする以外には常時開園しています。

入園料金は大人(中学生以上)500円。こどもが200円です。入場料の減免が各種ありますが、特筆すべきは「毎月の第二第四土曜日は高校生以下入場無料」です。

三溪園とは

公開から110年以上の歴史がある横浜屈指の庭園です。元々は生糸貿易で成功して莫大な財を有した「原三渓」という人物が個人で開園した庭園でした。

現在は横浜市が維持管理を行っています。原三渓は1890年代に同地に居住を開始し、1902年頃から自らの手で園内の造成を積極的に行いました。

特に、全国各地から優れた古建築を見出して完全移築する事に情熱を燃やし、結果、京都や鎌倉からも非常に歴史的価値の高い建築が移築されました。

全17棟に及ぶこれらの古建築物の内、10件は重要文化財指定、3件は横浜市の有形文化財登録されているという事実からも、原三渓の審美眼の高さを伺い知ることができます。

他方、庭園造成への意欲も漲っており、三渓園庭園を作らせる庭師をわざわざ関西方面に「庭園視察」に行かせている程です。

こうして横浜の辺鄙な片田舎に原三渓の理想郷が作られていきます。この頃には実業家としての地位を不動の物として、日本画壇の名だたる画家のパトロンとなり、三渓園は「知と美の集まる場所」として洗練されていきます。

三渓園は1945年の横浜大空襲で壊滅的な打撃を受けました。庭園裏手は横浜港で、様々な産業が集約されていた為、同地は空襲のターゲットエリアとなっていた為です。

1953年には横浜市が庭園を譲り受ける形となり、三渓園復活に向けて歩みだし、全体復旧を終えた2年後の1960年には、岐阜の白川郷合掌造りを移築するなど、原三渓の意思が引き継がれていきました。

三溪園レポ

三渓園はその入り口に辿り着くまでも楽しい場所です。特に春の桜の季節は「桜のトンネル」が見事で桜渋滞となります。

三渓園のある本牧エリアは横浜港沿岸が工業地帯に、内陸側が住宅地として発展してきましたが、この三渓園の広大な敷地だけは別世界です。

自分が横浜にいる事を忘れさせてくれる空の広さを感じられます。景観を眺め、古建築を辿って一周するだけで軽く1時間はかかり、しかも自然の高低差を巧みに活用した構成から、なかなかの運動量となります。

そこで三渓園のお楽しみです。庭園の中には数カ所のお茶処があり、常に人で賑わっています。

お団子やお汁粉に始まりお蕎麦、果てはラーメンまで揃う充実ぶりで、三渓園ファンは、ここをお目当てに訪問したりもしています。

こうした店舗がある事から、ここで食事をする事を前提にした観光プランも組みやすいので、遠方である事に臆さず訪問してほしい庭園です。

上述したように、園内は広大で且つ高低差・起伏のある構成をしていますので、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。

また大変自然豊かな環境ですので夏場は「ヤブ蚊」がいっぱい飛んでいたりしますから、虫除けなどもあると万全です(生態系に悪影響を及ぼす為、スプレー剤は園外で事前にお願いします)。

関連して、横浜市域とは思えないほどに多様な生態系を育んでいる事も特徴の1つです。特に鳥類は豊富で、それを目的とした来園者も見受けられます。

三渓園ミュージアムショップでは原三渓にまつわる、他では入手できないお土産が見つかりますので是非覗いてみてください。

閉館時間が、三渓園の閉園よりも早いのでご確認ください。横浜は「お土産らしいお土産が少ない」と揶揄されますが、三渓園のような個性ある庭園でお土産が見つかれば、きっと特別な贈り物になるはずです。

催しが豊富な事も三渓園の特徴で、正月三が日には伝統的な日本の正月を感じさせる催しが続き、2月には観梅会、3月には観桜、6月には横浜では数少ない「蛍鑑賞」が催されています。

この蛍の時期は夜間入園も可能となり、普段とは一味違う三渓園を楽しめます。この他、年に2度ほど、普段は非公開の古建築を公開していたり、俳句会や茶会などでも活用されており、原三渓の時代と同じく「知と美の集う場所」として三渓園は存続しています。

神奈川県内のニュースでは、頻繁に、季節の到来を告げる話題として三渓園での花の開花や催しが取り上げられる程です。

三渓園を訪れる際には、JR根岸線の根岸駅からバスを利用する方も多いと思うのですが、この時にお時間があれば、是非近隣の「根岸森林公園」及び「馬の博物館」などへも足を伸ばしていただけると、もっと横浜の魅力に触れることが出来るはずです。

また、三渓園の裏手にあたる本牧市民公園もオススメします。当地の地形がとても良く見える他、上海横浜友好園(2017.02現在、建物老朽化の為立ち入り不可)や蒸気機関車D51の屋外展示など見所豊富な公園です。

三渓園は開園が早いので、横浜観光の朝1番手として強く推薦したいと思います。午前中はまだ人も少ないですし、庭園の貸切散歩気分が味わえます。

天気が良い日は勿論ですが、雨の日は本当に人も少なく、霧立ち込める景観などに巡り会える事も。そして雪の日も本当に美しい場所です。

みなとみらいや横浜駅から少し遠いという事実は、逆手に取れば、他人とは異なる横浜観光ができるという事です。

本当に様々な魅力に満ちた三渓園はあなたをきっと裏切りません。個人的には、横浜には1度2度来た事があるという方々にこそ強くプッシュしたいです。まだまだ、横浜は奥が深いんです。

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