サンメッセ日南
photo by @_hrk415_
サンメッセ日南の基本情報
【スポット】サンメッセ日南
【ふりがな】さんめっせにちなん
【 住所 】宮崎県日南市大字宮浦2650
【アクセス】JR日南線 油津駅 タクシー約20分
【最寄り駅】油津駅
【営業時間】9:30~17:00(最終入園16:30)
【 料金 】大人700円、中高生500円、小学生350円、幼児無料
【クーポン】公式サイトにて割引クーポンあり
サンメッセ日南
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日本でも本物のモアイに会える「サンメッセ日南」
モアイ像といえば太平洋の孤島、イースター島の巨大な石造。歴史のロマンを感じさせる存在として人気です。でも、イースター島に行かなくても、実は日本でもモアイ像に会える場所があります。それが宮崎県にある「サンメッセ日南」。
このサンメッセ日南は、「本物」のモアイ像に会えるスポットとしてひそかな人気を集めています。
「サンメッセ日南」の概要
「サンメッセ日南」は宮崎県日南市にあるテーマパークです。こちらのテーマは「太陽と南太平洋」。
実はかつてこの場所には京都の財団法人「一燈園」が牧場を作り、和牛の生産を行っていましたが、昭和62年に閉鎖。その後、村を盛り上げるため、平成8年の4月に村おこしを目的に、「サンメッセ日南」が誕生しました。
「サンメッセ日南」のモアイ像
「サンメッセ日南」のシンボルは7体のモアイ像。もちろん、ハリボテやプラスチックの偽物ではなく、高さ5.5メートル、重さ18トンにもなる本格的な物です。さらにこの「サンメッセ日南」のモアイ像は、世界で唯一、イースター島の長老会から許可を得て復元されたもの。いわば、本物といっても過言ではないモアイ像です。
それではなぜ、そんなモアイ像が「サンメッセ日南」に建てられたのでしょうか。そもそもモアイ像は、チリの西方3800キロという場所にある南太平洋の孤島です。日本からの距離は15000キロ、隣のタヒチからも4000キロも離れているため、外の世界とは隔絶された環境でした。
18世紀になると、イースター島にオランダ人の提督が上陸、ちょうどその日がキリスト教の復活祭である「イースター」に当たったことから、この島をイースター島と呼ぶようになりました。提督がまず驚いたのは、島の海岸近くに建てられたモアイ像。大きいものでは高さ20メートル、重さ90トンに達するという巨大な石造はヨーロッパ人の関心を引くようになり、それが作られた目的や、運搬の方法もはっきりとわからないことから、今でも世界の七不思議に数えられています。
そんなイースター島ですが、18世紀になるとヨーロッパ人の手によって多くの島民が奴隷として連れ出されるようになります。また、外部から持ち込まれた伝染病によって人口は激減、さらに部族間の争いなどもあり、イースター島の島民は絶滅寸前に追い込まれます。その上、1960年にはチリで大地震が発生、その結果、多くのモアイ像が倒壊してしまいます。
やがて、その様子を日本のテレビ局が放映、荒廃していく世界の文化財の修復こそ日本の果たすべき役割ではないかと訴えます。
それに答えたのが、四国のクレーンメーカーや、奈良の国立文化財研究所、建設会社の石工といった人々でした。話し合いの結果、「モアイ修復委員会」が結成され、チリ大学のイースター島博物館などの協力も得て、多くのモアイを修復、その結果、イースター島は「ラパヌイ国立公園」として世界遺産に登録されます。
その行動に感謝を示したのがイースター島の長老会の人々でした。長老会はモアイ修復委員会の希望に答えて、世界で初めてモアイの復刻を許可。さらに、モアイ修復で中心的な役割を果たした四国のクレーンメーカー「タダノ」は、「サンメッセ日南」の母体である一燈園が開催する研修会の参加メンバーであったことや、日南海岸の風景画イースター島に似ていることから「サンメッセ日南」に七体のモアイが誕生しました。
その後、モアイ像は「サンメッセ日南」のシンボルとして定着、現在では、七体それぞれに「仕事運」「健康運」「恋愛運」などのパワーがあると言われるようになり、日南のパワースポットとしても人気を集めるようになりました。
また、海沿いの七体のほか、「サンメッセ日南」の恋人の丘にはカップル向けのパワースポットとして恋愛成就のモアイ像が、また別の場所には「縁切り」のモアイ像が作られ、それぞれ人気を集めています。
「サンメッセ日南」の見どころ
「サンメッセ日南」の見どころはモアイだけではありません。園内には様々な施設がもうけられ、大きな人気となっています。モアイの近くにある「モアイ牧場」&「ふれあい広場」には動物たちが飼育、海を臨む雄大な風景と動物とのふれあいを楽しむことができます。さらにこちらに作られたブランコは、フォトスポットとしても人気です。
また、園内には様々なアート作品が配置、特に「モアイと海を見るヴォワイアン」は海を見下ろすベンチにカラフルなペイントをされた人間の像が並ぶという不思議な作品で、こちらもフォトスポットとして人気となっています。
「サンメッセ日南」のカート
「サンメッセ日南」は非常に敷地が広く、さらに海を見下ろす丘に作られているため、園内の移動はなかなか大変なもの。そんなときに便利なのが「ラウンドカー」です。「サンメッセ日南」のラウンドカーは、ゴルフ場で使われるような専用カート。このカートに乗って園内を移動するだけでも、ちょっとしたアトラクションを楽しむことができます。
また、丘の上から見下ろす日南海岸の風景はまさに絶景。坂を上るのはしんどいけど、風景だけは絶対に楽しみたい!という人には、カートでの移動がおすすめです。
「サンメッセ日南」のチキン南蛮
「サンメッセ日南」では併設のレストラン「南洋レストランnoa・noa」も大人気。こちらでは宮崎ならではの絶品グルメを楽しむことができます。特におすすめなのは「チキン南蛮」。言うまでもなくチキン南蛮は宮崎が誇る地元のグルメですが、「南洋レストランnoa・noa」では定番のチキン南蛮を味わうことができます。
また、宮崎といえば地鶏の産地として知られていますが、「地頭鶏」を使用した親子丼も人気のメニューとなっています。
さらに南国ならではのパインやマンゴーを使用したジュースなども絶品。テラスから眺める日南海岸の景色も楽しめるため、「サンメッセ日南」を訪れたときにはぜひこちらのレストランもおすすめです。
「サンメッセ日南」の癒しスポット
「サンメッセ日南」を訪れるとき、もし雨が降っていたらおすすめは「嵐の湯」。こちらは岩盤浴と温泉が楽しめる癒しのスポットです。
こちらで使われているのは水道水ではなく天然の温泉。温泉水を15種類の薬石に散布、蒸気にすることで健康効果を高めています。室温は約45度、湿度は85%という環境でしっかり汗をかくことでデトックス効果もバツグン。ゆっくりと時間を過ごしたいという方にはこちらもおすすめの施設となっています。
「サンメッセ日南」と青島神社
「サンメッセ日南」を訪れたときには、ぜひ一緒に行ってみたいのが青島神社。こちらは恋愛のパワースポットとして人気のある神社です。
天然記念物「鬼の洗濯板」の中心にある青島神社は古代のラブロマンスの主人公である山幸彦と豊玉姫命を祀った場所で、恋愛だけでなく、開運や交通安全のご利益もあるとか。近くには縁結びと安産にご利益のあるパワースポット「鵜戸神宮」もあり、モアイと合わせて訪問すると、もっと運が開けるかもしれません。
「サンメッセ日南」へのアクセス
「サンメッセ日南」へのアクセスは自動車の場合、宮崎空港、宮崎インターチェンジ下車で約40分、または宮崎駅前バスセンターから日南行きに乗車、「サンメッセ日南」バス停下車となります。バスの場合、宮崎駅前からの所要時間は約1時間20分となっています。
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