関西ファミリー必見!五月山動物園と公園を子どもと満喫する徹底ガイド
大阪府池田市にある五月山動物園(さつきやまどうぶつえん)は、入園無料で楽しめる関西の穴場スポットです。周辺の五月山公園には大型遊具やハイキングコース、美しい展望台もあり、小さな子ども連れでも一日中のびのび遊べます。さらに池田市には児童文化センターや池田城跡公園など家族で訪れたい施設が充実!春夏秋冬いつ訪れても魅力たっぷりで、未就学児から小学生まで幅広い年齢の子どもが楽しめます。

本記事では、五月山動物園とその周辺施設を120%活用する方法を徹底解説します。珍しいウォンバットとの出会いからのんびりピクニック、季節ごとのイベント情報、子連れに嬉しい設備、そしてモデルコースまで、ファミリー目線で詳しくご紹介!この記事を読めば、関西在住のご家族のおでかけ計画がばっちり立てられるはずです。それでは早速、五月山の魅力を順に見ていきましょう。
五月山動物園の特徴と見どころ ~珍獣ウォンバットやアルパカに会おう~
五月山動物園は1957年開園の市立動物園で、こぢんまりとした規模ながら見どころが満載です。一番の注目ポイントは、なんといってもウォンバット!オーストラリア原産の有袋類で、コアラに似た愛嬌ある顔立ちとずんぐりした体形が特徴です。ウォンバットは日本国内で飼育している園がごくわずかしかなく、現在は長野県の動物園とここ五月山動物園でしか見ることができない超レアな動物です。そのため園内のウォンバット舎周辺は常に親子連れで賑わい、みんな珍しい姿をひと目見ようと集まっています。昼間は巣穴で寝ていることも多い夜行性の動物ですが、運が良ければ外に出て日向ぼっこをする可愛い姿に出会えます。丸っこい体でのんびり歩く様子は子どもだけでなく大人も癒されること間違いなしです。
ウォンバット以外にも、五月山動物園では子どもに人気の動物たちが揃っています。たとえばアルパカはフワフワの毛と人懐っこい表情で子どもたちに大人気。ほかにもエミュー(ダチョウの仲間)、小型のワラビー、ヒツジやヤギ、ミニブタ、ポニーなど、“穏やか系”の動物が中心です。ライオンやゾウといった大きくて迫力満点の動物はいませんが、そのぶん柵越しに間近で観察できるので小さな子どもでも怖がらずに親しめます。ケヅメリクガメ(大型の陸ガメ)ものんびり歩く姿を触れ合い広場で見られ、ゆったりした動物たちとの出会いは小さなお子さんにも安心です。「動物園デビュー」にもぴったりのラインナップですね。
園内をぐるっと回ってもゆっくり30分~1時間程度のコンパクトな動物園なので、小さい子どものペースでも無理なく全体を見て回れます。それでいて見ごたえは十分!日本では珍しいウォンバットに会えたり、モコモコのアルパカにほっこり癒されたりと、無料とは思えない充実ぶりです。入口近くには小さな展示室もあり、動物の剥製や解説パネルが置かれていて、親子で学びながら楽しむこともできますよ。
小さな子どもと動物に親しむためのポイント
初めての動物園おでかけでも、五月山動物園なら赤ちゃんや幼児連れでも安心です。ここでは子連れ目線での楽しみ方や注意点をご紹介します。
- ベビーカーOKの園内:園内は基本的にフラットで、大きな段差はありません。入口ゲートからベビーカーのまま入園でき、一部坂道はありますが押して歩ける範囲です。実際に訪れた親御さんからも「ベビーカーでもなんとか周れた」という声が上がっています。ただし山の中腹に位置するため急な坂のエリアが一箇所あります。大人二人以上で行く場合は、きつい坂だけお子さんを抱っこして、もう一人が空のベビーカーを押すとスムーズでしょう。坂の距離自体は短いので、「少し頑張ればベビーカーでも問題なく回れる」程度です。メイン通路は舗装されているので、乳母車や小さな子が歩くのにも歩きやすいですよ。
- 動物との距離が近い:檻や柵が低めで近く、ベビーカーに乗ったままでも子どもの目の高さで動物を観察できます。手を伸ばせば届きそうなくらい間近で見ることができ、動くものに興味が出始めた赤ちゃんでも大喜び間違いなしです。ガラス越しではなく直接柵越しに見られる動物も多いので、リアルな匂いや鳴き声を感じられるのも魅力です。0~2歳くらいのお子さんだと大きな動物園ではスケールが大きすぎて実感が湧きにくいですが、ここなら**「本物の動物が目の前にいる!」**という感覚をしっかり味わえます。
- ふれあい体験は時間をチェック:園内には「ふれあい広場」という小動物と触れ合えるコーナーがあります。ウサギやモルモット、ニワトリなどを直接なでたり抱っこしたりできる貴重な体験ができますよ。ただし開放時間が決まっており、午前は11:00~12:15、午後は13:45~14:40と時間限定です。触れ合い希望の場合は、この時間に合わせて動物園を回るようにしましょう。小さいお子さんには飼育スタッフさんが優しく触り方を教えてくれるので安心です。興奮して追いかけ回したりしないよう親御さんも声を掛けてあげてくださいね。触れ合いコーナーではウサギを抱っこできますが、赤ちゃんには難しいので親御さんがサポートしましょう。なお、触れ合い後は手洗い場でしっかり手を洗う習慣も教えてあげてください。
- エサやり体験で大興奮:園内では一部の草食動物にエサやり体験ができます。受付や売店で**専用のエサ(1袋100円)**を販売しており、購入して柵の前で差し出すと、ヒツジやヤギたちが「ちょうだいちょうだい!」と集まってくる姿が見られます。子どもたちは自分の手から動物が食べてくれることに大はしゃぎ!ただ、小さな子は指まで食べられないよう大人が持たせてあげるか、一緒に与えるようにしましょう。エサやりは動物たちとのコミュニケーションを間近に感じられる貴重な機会です。普段は大人しく草を食べているヒツジさんたちが、エサをもらおうと顔を寄せてくる様子に子どもも大喜びですよ。
- 嫌がったら早めに切り上げOK:入園無料なので「せっかくお金払ったのに見ないともったいない」なんて心配は不要です。もし動物を怖がってしまったり、途中で子どもが飽きてしまっても、気軽に外に出て休憩したり帰ったりできます。動物園デビューは子どもによって反応が様々ですが、無料で**“練習”**できるのは親にとっても嬉しいポイントです。何度か訪れるうちにお気に入りの動物ができたり、平気で触れるようになる子も多いですよ。
- 子どもの興味に合わせてゆったり:規模が大きすぎないので、ぜひお子さんのペースに合わせてゆっくり回ってみてください。たとえばお気に入りのモルモットの所で長居したり、柵の隙間からじっとカメを観察したり…時間に追われず**「子どもの発見」に付き合ってあげられる**のも小さな動物園ならではの楽しみ方です。焦らず「次行くよ~」と言わなくても全部回りきれる安心感があります。
このように、五月山動物園は小さな子ども連れに優しい工夫がたくさん詰まったスポットです。初めて本物の動物を見るお子さんも、きっと怖がるより興味津々で楽しんでくれるはずですよ。
五月山公園でめいっぱい遊ぼう!遊具広場・展望台・ハイキングコース
動物園のお隣に広がる五月山公園(さつきやまこうえん)は、自然豊かな総合公園です。標高315mの五月山の斜面に整備されており、園内からは池田市街地を一望できる絶景スポットまであります。子連れファミリーに特に人気なのが、公園内の**「遊具広場」**と呼ばれるエリア。忍者修行をテーマにしたユニークな大型遊具が設置されていて、まるで忍者になった気分で体を動かして遊べるんです!
忍者のとりでなどワクワク満載の遊具広場
遊具広場には**「忍者のとりで」**と名付けられた大きな複合遊具があります。これは木製の砦や見張り台のような遊具で、ネットや梯子、トンネルなどが組み合わされ、まさに忍者のアスレチックコースさながら!子どもたちは「忍者ごっこ」をしながら登ったり降りたり隠れたり、大冒険しています。滑り台やブランコ、鉄棒といった定番遊具も揃っており、幅広い年齢の子が楽しめる工夫がいっぱいです。幼児には低い滑り台や砂場エリア、小学生くらいならとりでの上まで登って見晴らしを楽しんだりと、年齢に応じた遊び方ができます。
特に人気なのが、遊具広場の名物**「ロング滑り台」**!公園の斜面を利用した長~いすべり台が2本並んで設置されており、ウェーブ状にくねくね曲がったコースを一気に滑り降りられます。左右に2本ありますので、兄弟やお友達同士で「よーいどん!」と競争することも可能。同時に滑って誰が早いか競べると盛り上がりますよ。結構スピードが出るので、初めて滑る時は大人も横で見守ってあげてくださいね。滑り終わったらまた階段で上に戻って…と何度でも繰り返したくなる楽しさで、子どもたちは夢中になっています。
遊具広場の周辺には広々とした芝生広場も広がっています。芝生の上は走り回っても安心で、よちよち歩きのお子さんが転んでもケガしにくい柔らかさ。ボール遊びや鬼ごっこをしてもよし、レジャーシートを広げて休憩してもよしの開放的なエリアです。手入れの行き届いたきれいな芝生なので、小さな子がハイハイしたり寝転がったりするのにも抵抗がありません。周囲は見通しがよく、広場にベンチもあるので、親はベンチから子どもを見守りつつ少しホッと一息…なんて過ごし方もできます。「ずっと後を追いかけなくても見渡せる」のは親にとっても嬉しいポイントですね。子どもたちはここぞとばかりに走り放題・転がり放題で、日頃「走っちゃダメ!」と言われがちな分もしっかり発散できます。親子でストレスフリーに過ごせる穴場空間です。
遊具広場と芝生広場、それに隣接する動物園と売店は、公園の南西エリアにコンパクトに集まっています。移動距離が少なく、このエリアだけでも十分すぎるほど楽しめるのが五月山公園の魅力です。園内の各所にきれいなトイレも整備されており、遊具広場そばの多目的トイレにはベビーベッド(おむつ替え台)も備え付けられています。芝生広場から遊具広場への移動には階段もありますが、実は滑り台での移動も可能です!先述のロング滑り台は、芝生エリア高台から遊具広場下まで繋がっているので、子どもにとっては「滑って降りる」楽しい移動手段になっています。登る時は階段、降りる時は滑り台と、ユニークな公園ならではの動線ですね。
絶景が望める秀望台へプチハイキング
元気が有り余っている子や、自然の中を歩く体験をさせたい場合は、公園内のハイキングコースにも挑戦してみましょう。遊具エリアの脇から山道が整備されており、緑のトンネルを抜けながら頂上付近の展望スポットまで歩いて行けます。舗装された歩きやすい道なので、小学生くらいなら無理なく登れる子どもに優しいコースです(ベビーカーでの山道は難しいので、抱っこひもなどで乳幼児を連れて行く場合は注意)。登り始めて約15分ほどで目的地の**「秀望台」(しゅうぼうだい)**と呼ばれる展望台に到着します。
秀望台は五月山ドライブウェイ沿いにある見晴らし台で、大阪平野を一望できる絶景スポット!青空の日中はもちろん、夕暮れ時には眼下に街の灯りが輝くロマンチックな光景も楽しめます。展望台には愛宕神社という火伏せの神様を祀る小さな神社があり、その赤い鳥居越しに眺める景色はとても印象的です。鳥居の向こうに広がる大パノラマには、遠く大阪湾まで続く街並みや、「ビッグハープ」と呼ばれる新猪名川大橋の雄大な姿も見渡せます。タイミングが合えば大阪国際空港(伊丹空港)を離発着する飛行機も見え、乗り物好きの子なら大興奮でしょう。「あ!ひこうき!」なんて声が聞こえてきそうですね。
ハイキングコースの途中や展望台付近には四季折々の自然も楽しめます。春には山ツツジや新緑、秋にはカエデなどの紅葉が色彩を添えてくれます。足元に目を凝らせば季節の野草や蝶々、小鳥のさえずりも聞こえてきて、プチ探検気分が味わえるでしょう。山道とはいえよく整備されているので歩きやすく、小さな子でも「山登りできた!」という自信につながる達成感があります。頂上で景色を楽しみながらおやつ休憩なんていうのも素敵ですね。
なお、車の場合は公園の売店脇に有料の五月山ドライブウェイ(通行料:普通車300円)が通じています。これを利用すれば車でも秀望台まで行けます。ドライブウェイ沿いには展望スポットが点在しており、実は関西有数の夜景スポットとしても知られています。日中たっぷり遊んだあと、「最後に綺麗な夜景を見て帰ろう!」と夕方にドライブウェイを走るのもおすすめです。ただし営業時間が17時~22時(展望台利用は~22時)なので、走行時間に注意しましょう。特に夏休み期間はファミリーで夜景を見に来る方も多いですよ。
公園で遊ぶ際のワンポイント
- 安全に配慮:遊具広場は自然の地形を活かしているため、高低差がある遊具もあります。小さい子は必ず大人が近くで見守り、必要に応じて支えてあげましょう。ロング滑り台は勢いがつきやすいので、怖がる子はお尻の下に上着を敷いて滑るとスピードが和らぎます。
- 日差し対策:広場は日影が少ないので、帽子や日焼け止めをお忘れなく。芝生広場周辺には藤棚付きのベンチもあり、ちょっとした日除けスポットになっています。夏場はこまめに休憩と水分補給をしてください。
- 虫対策:自然豊かな分、夏は蚊など虫もいます。虫除けスプレーを持参すると安心です。ハイキングコースでは長袖長ズボンが望ましいでしょう。
- 夜の利用:夜景目当てで夕方以降に訪れる場合、足元はかなり暗くなるので懐中電灯やライトを用意してください。小さい子連れの夜間の山道は危険も伴うので、基本は明るい時間帯の利用がおすすめです。
五月山公園の遊具エリア~展望台までは、このように遊びから自然体験まで幅広く楽しめる内容が盛りだくさんです。動物園だけで帰るにはもったいないくらいの魅力がありますので、ぜひ時間に余裕を持って公園全体を満喫してくださいね。
家族でのんびり過ごす方法~ピクニック&季節の自然体験~
アクティブに遊ぶのはもちろん、五月山動物園・公園エリアは家族でのんびり過ごすにも最適です。お弁当を広げてピクニックをしたり、季節ごとの自然を感じたりと、ゆったりした時間を楽しむポイントをご紹介します。
芝生でピクニックタイム
公園内の芝生広場やベンチは、お昼ご飯やおやつ休憩にうってつけのスポットです。天気の良い日はレジャーシートを持参して芝生に広げ、青空の下でピクニックを楽しみましょう。周囲に高い建物もなく開放感抜群で、吹き抜ける風がとても気持ちいいですよ。子どもは食べ終わったらすぐその場でゴロゴロ転がったり遊んだりでき、親は寝転びながら子どもを見守る…なんて贅沢も可能です。
ランチの準備は、おうちでお弁当を作って持ってくるのはもちろん、池田駅周辺でテイクアウトを調達していくのもおすすめです。池田駅前には地元で人気のサンドイッチ専門店「あぷりこっと」や、話題のベーカリー「グルペット」などがあり、家族みんなでシェアしやすいメニューが揃います。駅直結のスーパーやコンビニでおにぎりや飲み物を買い足していくのも便利ですね。春にはイチゴたっぷりのフルーツサンド、食後のデザートにご当地スイーツ…など季節の味も取り入れてみましょう。
芝生広場には屋根付きの東屋風ベンチもあるので、日差しの強い日はこちらを確保すれば日陰で食べられます。ただ、春や秋の行楽シーズンは家族連れで混雑することもあるので、確実にピクニックしたいならレジャーシート持参がベターです。広場はとても広いので、少々人が多くても場所には困りません。お気に入りの場所にシートを敷いて、ゆっくりと家族団らんの時間を過ごしてください。
お腹が満たされたら、大人は芝生でゴロンと横になってリラックス…子どもたちはその周りを駆け回って遊ぶ…そんなほのぼのとした光景があちこちで見られます。普段忙しいパパママも、たまにはスマホを置いて青空を見上げながらウトウトするのも良いリフレッシュになりますよ。周辺は緑に囲まれ車の音も遠いので、聞こえるのは子どもたちの笑い声と鳥のさえずりくらい。まさに家族でのんびり過ごせる癒し空間です。
四季折々の自然を家族で満喫
五月山の豊かな自然は、季節ごとに違った表情を見せてくれます。年間を通じて楽しめる見どころと、開催されるイベントを季節別にまとめてみましょう。
- 春(3~4月):春の訪れと共に、公園内や周辺には桜が咲き誇ります。池田市は桜の名所が多く、五月山公園や池田城跡公園にもソメイヨシノやシダレザクラが植えられていてお花見が楽しめます。特に池田城跡公園では毎年**「池田五月山さくらまつり」**が開催され、大勢の花見客で賑わいます。満開の桜の下、琴の生演奏を聴きながらお抹茶をいただく野点(のだて)や、地元団体によるステージパフォーマンス、模擬店などが出てお祭りムードに。お子さんと一緒に桜並木を散策したり、風に舞う花びらを追いかけたり、春ならではの体験ができます。動物園でも春は出産シーズンで、ヒツジの赤ちゃんが生まれたりすることも。運が良ければヨチヨチ歩きの子ヒツジに出会えるかもしれません。4月下旬~5月には山ツツジが山肌を彩り、新緑も眩しい季節です。ゴールデンウィーク頃には児童文化センターで子どもの日イベント(巨大こいのぼり揚げなど)が行われる年もあり、館内のプラネタリウムでは子ども向け特別投影があることも。春は生命の息吹と華やかな景色にあふれ、家族のおでかけに最適なシーズンと言えます。
- 夏(7~8月):初夏の6月、池田城跡公園では約2,000株の白ユリが咲き乱れます。公園内の一角が真っ白なユリの花で埋め尽くされる光景は圧巻で、「白ゆりまつり」も開催されます。可憐なユリを愛でながら、地元のお茶会や音楽演奏など文化的な催しも楽しめ、親子で季節の花を満喫できます。夏本番の7月~8月、五月山公園は木々の緑が一層深まり、強い日差しの下でも木陰に入ると涼やかです。セミの大合唱やトンボが飛び交う様子に、子どもたちは夏休みの自由研究の題材を探すこともできそうです。夜にはカブトムシやクワガタムシ採集に挑戦する親子もいます(園内での捕獲はマナーを守って)。そして夏の池田市最大の伝統行事が**「がんがら火祭り」**です!毎年8月24日の夜、五月山の中腹に「一」の巨大な火文字が灯され、松明を持った人々が市街地を練り歩く勇壮なお祭りです。1644年から続く火難除けの祭礼で、大阪府無形民俗文化財にも指定されています。夜空を焦がす炎の迫力に子どもも度肝を抜かれることでしょう(小さなお子さん連れは混雑と火気に十分注意してくださいね)。夏は昼と夜で全く異なる表情を見せる五月山。昼は水遊びや昆虫採集、夜は伝統行事と、家族で夏の思い出を作れるイベントが目白押しです。
- 秋(9~11月):暑さが和らぐ秋は、五月山の紅葉狩りが楽しみになります。公園内やハイキングコース沿いではモミジやイチョウが色づき、澄んだ空気の下、ハイキングには最高の季節です。11月中旬~下旬には見頃を迎え、赤や黄色に染まった山をバックに家族写真を撮るのも素敵ですね。池田城跡公園も秋は見事な紅葉スポットです。池に映る紅葉や苔むした石垣とのコントラストが美しく、和装の七五三写真を撮影するご家族もよく見かけます。人出は春に比べ控えめで**“隠れ紅葉名所”とも言われ、親子でゆっくり秋の風情を味わえますよ。また、この季節は実りの秋にちなんだイベントも。児童文化センターでは自然観察会として「どんぐりで工作」や「秋の植物観察会」などが催される年もあります(要予約・少額材料費)。さらにスポーツの秋ということで、池田市内ではファミリー向けのハイキング大会やスタンプラリーイベントが行われることもあります。夏の賑やかさとは打って変わって、秋はしっとりと自然を感じるおでかけ**ができるでしょう。
- 冬(12~2月):冬の五月山公園は落葉して見通しが良くなり、空気が澄んで遠くの景色までクリアに見渡せます。展望台からは雪化粧した六甲山系や生駒山系まで望める日もあり、雄大な眺めに感動するかもしれません。池田市内は積雪はほとんどありませんが、まれにうっすら雪が積もれば、公園は雪遊びスポットに早変わり!芝生広場で雪だるまを作ったり、坂でミニそり遊びをしたりと、近場での雪遊びに飛び出すファミリーもいます(雪の日は足元に十分注意)。冬は動物園も閑散期ですが、その分ゆったり観覧できます。寒さで動かないかと思いきや、ウォンバットはモコモコの毛皮のおかげか意外と元気に歩き回っていたりしますよ。年末年始は休園日がありますが、三が日明けには初詣帰りに立ち寄る地元親子もいます。また元日には五月山から見る初日の出が隠れた人気です。まだ暗いうちからハイカーたちが山頂に登り、水平線から昇る新年の太陽を拝む姿も。小学生くらいになると「自分の足で登って初日の出を見る」という貴重な体験になるでしょう(防寒対策は万全に)。冬場はイベントは少ないですが、人も少なく静かな園内で冬ならではの澄んだ景色を楽しめる季節です。
このように、五月山動物園と周辺施設では季節ごとに様々な魅力があります。**「次は春に行ってみよう」「秋にも来てみたいね」**と、リピートしたくなること請け合いです。公式サイトや市の広報誌などでイベント情報を事前にチェックしておくと、タイミングよく特別イベントに参加できたりもします。季節感あふれる自然や催しを家族みんなで体験して、一年を通して思い出を積み重ねてください。
周辺施設も楽しもう!児童文化センター・池田城跡公園 etc.
五月山動物園と公園だけでも十分楽しめますが、池田市には子連れに嬉しい周辺施設が他にもあります。せっかく訪れたなら立ち寄ってみたいスポットとして、代表的な2つをご紹介します。
池田市立五月山児童文化センター(科学館・プラネタリウム)
動物園から徒歩数分ほど(※)の場所には、「池田市立五月山児童文化センター」があります。【※所在地は池田市綾羽2-5-9】 こちらは子ども向けの科学館・社会教育施設で、館内になんとプラネタリウムまで備えた本格的な施設です。「子どもたちの生きる力を育む」ことをモットーに、科学実験教室や自然観察会、手作り工作、アウトドア体験、料理教室、人形劇、コンサートなど実に多彩なプログラムを実施しています。未就園児と保護者を対象にしたイベントも随時開催されており、小さな子から大人まで幅広い年代が楽しめるよう工夫されています。
プラネタリウムでは、美しい星空とともに星座や宇宙の話をわかりやすく紹介してくれます。親子でプラネタリウムなんてワクワクしますよね。通常は1回の投影で約45分程度、土日祝を中心に一般向けの投影が行われています(10名以上の団体は要予約)。幼児には難しい内容かな?と思いきや、子ども向け番組もあるので安心です。たとえば「プラネタリウムで宇宙探検!」的な楽しいストーリー仕立ての回もあり、小さな子でも飽きずに見られます。満天の星空に包まれる体験は、きっと子どもの心に残るでしょう。
また、館内には実験室や工作室、図書コーナーなどもあり、自由に遊べるおもちゃや絵本が用意されているスペースもあります。卓球台やボードゲームが置いてあり、小学生が友達同士で遊んでいる姿も見られます。未就学児向けにはビデオシアターや紙芝居の時間も設けられていて、雨の日や暑い日の屋内遊び場としても重宝します。利用は基本無料(一部クラブ活動や材料費が必要なプログラムあり)なので、気軽にふらっと立ち寄れるのも嬉しいですね。
館内設備としては、乳幼児連れに配慮して授乳スペースやおむつ交換コーナーもあります。小さいお子さんが疲れた時の休憩スポットとしてもぴったりです。開館時間は9:00~17:00、休館日は月曜・火曜・祝日(※祝日がこどもの日や文化の日の場合は開館)と定められていますので訪問時は注意しましょう。駐車場はありませんが、五月山公園の駐車場から歩いて行ける範囲です。
動物園・公園で屋外遊びを楽しんだ後、児童文化センターで涼みながら科学や工作体験…という組み合わせも、知的好奇心が刺激されておすすめです。夏休み期間には特別企画展や星空観望会なども開催されるので、興味があればぜひスケジュールをチェックしてみてください。天候に左右されず楽しめる屋内スポットが近くにあると、家族連れには心強いですよね。
池田城跡公園(歴史公園+日本庭園)
もう一つ紹介したいのが、動物園から少し南東へ下った場所にある**「池田城跡公園」です。戦国時代にこの地を治めていた池田氏の居城跡に整備された公園で、今は石垣や庭園が美しく整備された市民憩いの場**となっています。入園無料で9:00~17:00(4~10月は~19:00)まで開放されており、火曜が休園日です。
池田城跡公園の魅力は何と言ってもその開放感と静けさ。池田駅から徒歩15分ほどの住宅街に突如広がるこの公園、実は知る人ぞ知る穴場スポットでいつ訪れても人が少なめです。特に平日はゆったりしていて、小さな子どもを自由に歩き回らせるには絶好の環境。「走っちゃダメ!」といつも注意ばかりしているママも、ここでは思う存分走らせてあげられます。園内は段差が少なくスロープが整備されているため、ベビーカーでも楽々移動OK。広々とした敷地ですが見通しが良いフラットな地形なので、親が少し離れたベンチからでも子どもの姿を見渡せます。「ちょっとベンチで休憩」が叶う貴重な公園です。
園内にはきれいに手入れされた芝生エリアが広がり、ここもまた開放されています。最近は芝生に入れない公園も増えていますが、池田城跡公園では芝生の上で思い切り遊べます。転んでも芝生のおかげで痛くなく、1歳児でもニコニコとハイハイやヨチヨチ歩きを練習していました。服が緑に染まる覚悟だけは必要ですが…(替えの服があると安心です)。暖かい陽気の日には、親子で芝生に寝転んで日向ぼっこするのも最高ですよ。
歴史公園らしく、園内には当時の城郭を模した天守閣風の展望休憩舎があります。こぢんまりとした二重櫓ですが、中に入って階段を上ることができ、頂上からは池田市街地を一望できます。子どもにとってはちょっとしたお城探検気分ですね。階段は急なので抱っこが必要な子は注意ですが、上から自分の家を探したり、遠くの電車や山並みを眺めたりと好奇心をくすぐられるようです。「僕の町が見えるかな?」なんてワクワクしながら登っていましたよ。
園内には大きな池もあり、色鮮やかな鯉がたくさん泳いでいます。入口の券売機で**鯉のエサ(100円)**を購入でき、粒状のエサや麩菓子(モナカ)をあげることができます。エサをまくと大小様々な鯉が口をパクパクさせながら集まってきて、その迫力に子どもたちは大喜び!「すごーい、お魚がいっぱい!」と歓声を上げながら夢中でエサやりを楽しんでいます。冬場は鯉の食いが落ちると案内はありますが、実際は寒くてもものすごい勢いでモグモグ食べていたので、季節問わず楽しめそうです。ゆったり泳ぐ大きな鯉に、小さな子も「おっきなお魚さんだね」と興味津々でした。
また、公園には茶室(閑松庵)があり、春や秋のイベント時にはお茶会が開かれることもあります。普段は外観を眺めるだけですが、和風建築が趣深く、日本庭園の風情を演出しています。園内全体が非常に綺麗に整備されているので、背景としても映えるスポットがたくさん。実は写真映えスポットとしても優秀で、七五三や成人式の前撮り、家族写真のロケ地に選ぶ人もいます。お城・池・茶室・庭園と揃ったロケーションで、人が少ないので撮影もしやすいのです。我が家も「今度七五三の記念写真はここで撮りたいね」なんて話したほどでした。
親子で遊ぶ際は、芝生でボール遊びや追いかけっこをしたり、石畳の上を散策したり、まったり過ごすのがおすすめです。大きな遊具はありませんが、その分想像力を働かせて駆け回ったり、葉っぱや木の実を拾って遊んだりと自然の中で創造的に遊べる環境です。ベンチが随所にあり、屋根付きの東屋も設けられているので、おやつ休憩にも困りません。売店は小さなものが一箇所ありアイス程度しか買えませんので、飲み物や軽食は持参したほうが良いでしょう(自販機はあります)。
トイレは女性用におむつ替え台が設置されています。残念ながら男性用や多目的トイレには無いようなので、パパと赤ちゃんで行く場合は注意です(男性でも管理事務所にお願いすれば替えさせてもらえるかもしれません)。ベビーカーは園内フラットなのでスムーズですが、天守閣に上る際や池周辺の階段では畳む必要があります。
アクセスは、阪急池田駅から北へ徒歩約15分。最後に少し急な坂がありますが、ベビーカーでも押して上がれないほどではありません。駐車場は公園前にコインパーキングが5台分と限られているため、車の場合は近隣の五月山公園第3駐車場などに停めて徒歩で向かうのがおすすめです(第3駐車場から徒歩5~6分)。春と秋の観光シーズンには池田駅周辺~城跡公園~五月山公園を巡回する無料観光バスも運行されるので、タイミングが合えば利用してみましょう。
池田城跡公園は四季折々の花と歴史情緒が楽しめ、静かで安全なファミリースポットです。動物園・公園エリアからさほど遠くないので、時間が許せばぜひ立ち寄ってみてください。桜・ユリ・紅葉など季節ごとの美しい風景に癒され、親子でゆったりした時間を過ごせるでしょう。
子連れに嬉しい設備・サービスあれこれ(授乳室・トイレ・ベビーカー対応 等)
ファミリーでおでかけする際に気になるのが、現地の設備やサービスですよね。五月山動物園および公園周辺には、小さな子連れでも安心の施設が整っています。知っておくと便利な情報をまとめました。
- 授乳室・おむつ交換台:動物園の入口ゲート横にある総合案内所(公園管理事務所)の建物内には、授乳やおむつ替えができる専用スペースがあります。6畳ほどの和室が開放されており、乳児連れでも落ち着いてお世話が可能です。カーテン等で区切られてはいませんが、利用者同士ゆずり合って使う形です。混雑時で場所が分からない場合は、スタッフに声をかければ案内してもらえます。授乳室には畳敷きで座布団もあり、授乳ケープが無くても比較的人目を気にせず授乳できます。室内には「おしめ交換時にお使いください」と書かれた簡易ベッドタイプのおむつ替えシートも備え付けられていました。建物内なので冷暖房完備ですし、いつでも駆け込める距離にあるので安心感がありますね。児童文化センター内にも授乳・オムツ替え設備がありますので、公園エリアで困った時はそちらを利用する手もあります。
- トイレ事情:五月山公園内には複数のトイレ棟があり、いずれも清潔に保たれています。多目的トイレが各所に設置され、ベビーチェア付きやベビーベッド付きのところもあります。遊具広場そばの多目的トイレはベビーカーごと入れる広さで、おむつ替え台も完備されていました。入口付近のトイレには自販機が併設されている場所もあり、急なオムツ替えや水分補給にも便利です。城跡公園のトイレにも女性用におむつ替えシートが1台あります。男性用に無いのは少々残念ですが、必要であれば身障者用トイレで替えるか、係員にお願いして対応してもらうことも可能かもしれません。小さな子ども用の低い便器や補助便座などは特にありませんが、きれいで広めの個室が多いので親子で入っても余裕があります。トイレの場所は公園マップで事前に確認しておくと安心ですね。
- ベビーカー利用:前述の通り、動物園~公園エリアはベビーカー移動が概ね可能です。園内メイン通路は段差がなく舗装路なのでスムーズに進めます。ただし急坂では押すのが大変なので、安全第一でゆっくり歩きましょう。遊具広場から芝生広場へは階段経由になりますが、遠回りすればスロープで行けるルートもあります。ハイキングコースや城跡公園の天守閣上りはベビーカー不可なので、必要に応じて入口付近に置いて抱っこで対応しましょう。五月山公園は自然公園ゆえ舗装されていない小径もありますから、アウトドア用の頑丈めベビーカーだと安心です。ベビーカーの無料貸し出しは特にありませんので、自分のものを持参してくださいね。
- 休憩施設・売店:公園内、第2駐車場付近に**「五月山売店」**という小さな売店があります。営業時間は10時~17時(火曜定休)で、お菓子やアイスクリーム、飲み物、ちょっとしたお土産などを販売しています。ここには自由に利用できるフリースペースが併設され、テーブルとイスが置かれているので買ったものをすぐ食べたり休憩したりできます。授乳の際も、このフリースペースの隅で腰掛けて行うことができます(女性一人なら他のお客さんがいないタイミングを選ぶと良いでしょう)。また、フリースペース内には五月山の自然や歴史を紹介するパネル展示もあり、子どもと一緒に学べるようになっています。総合案内所も兼ねているため、公園全体のマップやイベントチラシなども手に入ります。スタッフの方に近隣情報を尋ねることもできますよ。動物園の敷地内にもスナック菓子やジュースの自販機が1台ありますので、飲み物には困りませんが、ランチになるような食べ物はないので注意です(売店にカップ麺程度はあったかもしれません)。ピクニックの予定がなくても、小腹が空いた時用におやつを持って行くと安心でしょう。
- アクセスサポート:公共交通で来園する場合、阪急池田駅からのバス路線があります。駅前の4番のりばから出る阪急バス「五月山公園・大広寺」行きに乗り約10分、「五月山公園・大広寺」バス停で下車すれば公園入口近くまでアクセス可能です。ベビーカーでバスに乗る際は、混雑時は折りたたんで乗車する必要がありますが、本数が1時間に6本程度と多いので、無理せず空いている便を狙うと良いでしょう。車いすやご年配で坂道が困難な方は、バス停そばの五月山体育館前まで車両で入ることも可能となっています(事前申請要)。ハンディキャップのある方でも極力楽しめるよう、市としても配慮がなされています。
- 周辺環境:五月山公園の周辺は閑静な住宅街です。公園近くまで来ると商店等はほぼありませんので、必要なもの(飲食物・おむつなど)は駅周辺で調達しておきましょう。幸い池田駅前にはドラッグストアやスーパー、100円ショップも揃っているので、万一忘れ物があっても大抵は現地調達できます。公園内はゴミ箱が設置されていますが、ごみは各自持ち帰るのが望ましいです。おむつの処理用にビニール袋を持参するといいですね。
以上のように、五月山動物園とその周辺は子連れ向けの設備がひと通り揃っている印象です。とりわけ無料の動物園に授乳室があるのは貴重で、赤ちゃん連れでも不安なく訪れられます。おでかけ前にこれらを頭に入れておけば、現地で困ることも少ないでしょう。小さなお子さんとのおでかけでは「いざという時どこでオムツ替えできるかな…」「ぐずったら休める場所あるかな…」と心配になるものですが、五月山なら心強いですよ。
アクセス方法と駐車場情報(電車・バス・車での行き方)
続いて、五月山動物園・公園へのアクセスについて詳しく解説します。電車・バス利用の場合と車利用の場合、それぞれの行き方と駐車場事情を確認しておきましょう。
電車+バスでのアクセス
**最寄駅は阪急宝塚線「池田駅」**です。梅田(大阪梅田駅)から急行で約20分と、意外に都心からのアクセスも良好です。神戸方面(阪急神戸線)からは十三駅で宝塚線に乗り換えになります。池田駅で下車したら、そこから先は徒歩またはバスです。
- 徒歩の場合:池田駅から五月山動物園までは徒歩約15~20分です。駅北側の商店街を抜け、緩やかな坂道(商店街→市役所横→五月山体育館方面)を登っていくと公園入口に至ります。ただし、動物園は山の中腹に位置するため、終盤はかなりの急坂になります。ベビーカーや小さな子ども連れでこの坂を上がるのは少し大変です。体力に自信があれば徒歩でもOKですが、夏場や荷物が多い時は無理せずバスを利用することをおすすめします。
- 阪急バスの場合:池田駅北口のバスターミナルから路線バスが出ています。4番のりばから発車する「五月丘(さつきがおか)線」系統で、行き先表示に「五月山公園・大広寺」と書かれたバスに乗車してください。運賃は大人220円・子ども110円(ICカード利用可)、乗車時間は約10分です。バスはおおむね10~15分間隔で運行されています。駅改札を出てすぐバス乗り場があるので迷うこともないでしょう。 バスを降りる停留所は終点の**「五月山公園・大広寺」**です。ここが公園エリアの入り口付近になります。バス停のすぐ横には「池田市立五月山体育館」や「大広寺(だいこうじ)」というお寺があり、それらを右手に見ながら道路を少し登れば、第3駐車場および五月山公園入口に到着します。動物園のゲートまではバス停から徒歩5分ほど坂道を上る必要がありますが、徒歩全行程に比べればかなり楽です。小さな子はバスでエネルギーを温存し、肝心の遊びに備えましょう。 帰りのバスも同じ停留所から池田駅行きが出ます。時刻表をチェックしておき、疲れて歩けなさそうなら迷わずバス利用がおすすめです。駅までは下り坂なので徒歩20分程度で戻れますが、子どもの機嫌や体力に応じて臨機応変に判断しましょう。ベビーカーの場合、乗車時に運転手さんへ一声かければそのまま乗せてくれることもあります(混雑時は畳むよう指示される場合あり)。池田駅行き最終バスは夜遅くまでありますが、公園利用後は夕方までに駅へ戻ることが多いでしょう。
車・自家用車でのアクセス
車で行く場合、大阪市内からは新御堂筋や国道176号などを北上して約30~40分、宝塚方面からは国道176号で東へ20分ほどで池田市街に着きます。名神高速・中国道をご利用なら「中国豊中IC」や「池田IC」から降りると近いです。カーナビには目的地を「五月山公園」(住所:池田市綾羽2丁目)または「五月山動物園」(同2丁目5-33)で設定しましょう。
池田市街地に入ると、要所要所に**「五月山公園→」の案内看板が出ています。これに従って山手に向かって進めば、公園入口にたどり着けます。公園へは市役所前の道から西方向へ坂を登るルート**が一般的です。道幅は少し狭いですが、大型バスも通る道なので乗用車でも問題ありません。週末やイベント時はこの坂道で渋滞する場合があるので注意です。
駐車場情報
五月山公園には公式の有料駐車場が3箇所あります(市営コインパーキング)。それぞれ園内の位置関係は次の通りです。
- 第1駐車場(67台):一番上(山頂側)にあり、動物園入口ゲートに最も近い駐車場です。動物園や遊具広場へは徒歩1分と便利ですが、その分一番人気で混みやすいです。土日祝は昼前には満車になることもしばしば。
- 第2駐車場(28台):坂道途中、売店の近くにあります。遊具広場・芝生広場メインで遊ぶなら最寄の駐車場です。台数が少ないためここもすぐ満車になりがちです。桜の季節にはこの近くに臨時駐車場が設けられる年もあります。
- 第3駐車場 (65台):坂を上り始める手前の右手にある駐車場です。**一番下(ふもと)**に位置しており、ここから動物園ゲートまでは徒歩5~7分ほど坂道を上がる必要があります。距離はありますが、収容台数も多く比較的停めやすい穴場です。
駐車料金はいずれも共通で、最初の1時間300円、以降20分ごとに100円(最大料金設定なし)となっています。例えば2時間利用で600円、3時間で900円という計算です。リーズナブルな料金設定ですが、まれに1日遊ぶと1,200円以上かかることもあるので小銭や千円札を用意しておきましょう(精算機はお札対応あり)。
駐車場利用のコツとして、混雑日に関しては「無理に第1駐車場を狙わない」ことです。多くの車が動物園に近い第1を目指して坂を上がっていきますが、上で渋滞していると身動き取れず待たされてしまいます。実際、週末には「第1に入れず車が坂の途中で30分以上行列」というケースも…。もし公園手前の信号付近まで車が並んでいるのが見えたら、あえて第3駐車場にサッと停めてしまうのがおすすめです。第3なら空いている可能性が高く、少し歩くことにはなりますが結果的にスムーズに遊び始められます。第1に固執すると「あとちょっとなのに動かない~」と子どもがグズる原因にもなりがちですので、状況判断して上手に選びましょう。
なお、一度坂を登り始めてしまうと途中でUターンするのは難しい構造です。「やっぱり下に停めればよかった…」となっても引き返せません。ですので、駐車場待ちの列が長いと感じたら登らずに第3へ右折IN!これを頭の片隅に置いておくと良いでしょう。坂道では交通整理の係員さんが出ている場合があり、空いた順に案内してもらえますが、ピーク時は列が市役所付近まで延びることもあります。できれば午前中の早めの時間(開園9時台~10時頃まで)に着くよう計画するとベストです。逆に夕方近くになると空いてきます。
池田城跡公園を併せて車で行く場合は、同公園には専用駐車場がほぼ無いため、上記五月山公園駐車場に停めたまま歩いて行くか、駅周辺のコインPを利用するのが現実的です。第3駐車場から城跡公園へは徒歩5分ほどと比較的近いので、動物園→第3に戻って荷物を置く→城跡公園へ徒歩という流れも可能です。
現地までの道路状況
最後に、現地近くの道路状況を補足します。公園へ続く坂道(五月山ドライブウェイ入り口付近)は片側1車線ですが、駐車場待ちで左車線が塞がると一般車が通り抜けにくくなります。係員の指示に従い、列に加わる場合は車間を詰めすぎず周囲に配慮しましょう。また、公園周辺の路上駐車は厳禁です。近隣は住宅街のため、迷惑駐車にならないよう必ずコインパーキング等を利用してください。
夜景目当てで夜間に訪れる場合、五月山ドライブウェイの料金所(売店近く)で通行料を払い、展望駐車場に停める形になります。夜間は街灯が少なく見通しが悪い箇所もあるので、徐行運転で安全第一に。夜景スポットは若者の車も多く集まるので、小さな子連れの場合は無理せず車内から眺めるくらいに留めるのも良いでしょう。
以上のように、公共交通・マイカーそれぞれのアクセス方法がありますが、総合的には**「電車+バス」**が便利でおすすめです。池田駅からのバスは本数も多く、終点なので乗り過ごしの心配もありません。バス停からも歩いてすぐ遊具広場なので、子どもにも負担が少ないですよ。もちろん大量の荷物がある、郊外から移動距離が長いという場合は車も快適です。駐車場さえ確保できればベビーカーも積めますし、お昼寝した子をすぐ車で休ませることもできます。それぞれのご家庭の状況に合わせ、無理のないアクセス手段を選んでくださいね。
周辺のランチ&カフェ情報~子ども歓迎の飲食スポットで美味しく楽しく~
思い切り遊んだあとのお楽しみといえばランチタイムですよね。ここでは、五月山動物園・公園周辺で家族で食事を楽しめるスポットをご紹介します。ピクニックのお供を買えるお店から、子連れ歓迎のランチ処・カフェまで、シーン別にまとめます。
公園でピクニック派に:テイクアウトできるお店
先にも触れましたが、公園内でピクニックするなら池田駅前で食料を調達して行くのが賢明です。地元民にも愛されるテイクアウトの名店がいくつかあります。
- あぷりこっと池田店(サンドイッチ専門店):池田駅からすぐのところにある老舗サンドイッチ屋さんです。揚げたてカツサンドやフルーツサンドなど約30種類のサンドイッチがショーケースにずらり!子どもが好きな卵サンドやハムサンドはもちろん、ボリューム満点のチキンカツや焼きそばパンまで揃います。家族それぞれ好みの具材を選んで、芝生広場でシェアして食べるのも楽しいですね。季節限定のメニューも登場するので要チェックです。朝6時から営業しているので、朝イチで立ち寄って行けば開園時間にちょうど良いですよ。
- グルペット(パン屋):こちらは2020年オープンの新進ベーカリー。駅から少し離れていますが、車で行くなら立ち寄る価値ありです。ハード系の本格パンを中心に常時70種類ほど並び、中でも地元野菜を使ったサンドウィッチや惣菜パンが絶品!厚焼き玉子サンドやピザ風バゲットなど、どれも具沢山で食べ応えがあります。子ども向けには素朴な塩パンやメロンパンもあり、デザート系クロワッサンも充実。午前9時開店で売り切れ次第終了なので、早めの訪問が吉です。公園近くへ車で向かう途中に立ち寄れる場所にあります。
- ガッツうまい米 橋本(おにぎり専門店):阪急池田駅高架下にあったおにぎり屋さんです。全国各地から厳選したお米をその場で精米して握るおにぎりは、米そのものの甘みが違うと評判でした。定番の鮭や昆布から肉味噌入りの贅沢おにぎりまで約30種類!家族全員の好みを叶えてくれる品揃えでしたが、残念ながら2022年に閉店してしまいました…。しかし駅周辺には他にもお弁当屋さんやコンビニがあるので、美味しいおにぎりやお弁当調達自体は問題ないでしょう。お米好きファミリーなら駅ビル内の「穂の香」というおこわおにぎり店などもおすすめです。
テイクアウトをゲットしたら、あとは公園で自由に食事タイム!朝早くから動物園で遊んでいると子どもはお腹ペコペコになります。11時~12時台は芝生広場のレジャーシート組が増えてきますが、広いのでスペースに余裕はあります。運動した後、青空の下で食べるランチの美味しさは格別ですよね。ぜひ手軽に食べられるものを用意して、ファミリーピクニックを満喫してください。
お店でゆっくり派に:子連れ歓迎のランチスポット
「外のベンチじゃ落ち着かないし、ちゃんとテーブル席で食べたい」というご家族には、近隣の子ども歓迎のお店がおすすめです。池田駅周辺には子連れに優しいカフェやレストランが点在しています。その中から特に評判の良いスポットをいくつかピックアップします。
- ototo coffee(オトトコーヒー):池田駅から徒歩5分ほど、栄本町商店街の路地裏にある築80年の長屋を改装したカフェ。実はこちら、子連れに超優しいとママたちに人気のお店なんです!店内には小上がりの畳座敷席があり、靴を脱いでゆったり過ごせます。座敷席の横には秘密基地のようなキッズスペースがあり、滑り台や絵本、おもちゃが揃っています。子どもたちはお店のおもちゃで遊び、大人は隣で美味しいコーヒーとランチ…という夢のような空間。さらに授乳室やおむつ替え台まで完備しており、乳児連れでも気兼ねなく利用できます。ランチメニューは、お子様カレーやパスタ、パンケーキなど子ども向けも充実。キッズメニューには可愛い盛り付けがしてあり子どもも大喜びです。もちろん大人向けには自家焙煎コーヒーや名物の「あいがけカレー」など本格メニューが揃い、味も評判です。日・月定休なので営業日に注意ですが、座敷が2卓のみと少ないため予約必須の人気店です。ゆっくり室内で休憩したい時や、赤ちゃん連れで周囲に気を遣わず食事したい時に非常に頼れる存在ですよ。
- 川西リバーカフェ:お隣の川西市になりますが、公園から車で10分ほどの「キセラ川西」というショッピングモール内にある大型カフェです。90席以上ある広々店内でベビーカー入店もOK。ソファ席やキッズチェアも用意され、子ども用メニュー(お子様ランチ・キッズカレー・キッズパスタ)も揃っています。和洋折衷の創作ランチが人気で、少しずつ色んなおかずが楽しめる御膳スタイルのメニューもあり、ママにも嬉しい内容です。デザートも充実しているので、遊び疲れた午後に立ち寄ってスイーツタイムにするのも◎。同じモール内にユニクロやスーパー、100均などが入っているので、ついでにお買い物も済ませられて便利です。公園からは徒歩だと20分ほどありますが、能勢電鉄・絹延橋駅からすぐの立地なので、動物園帰りに絹延橋駅(池田から1駅)まで出て利用する手もあります。「大箱カフェでゆったり食事したい」「ついでにおむつや食材も買いたい」という場合には良い選択肢でしょう。
- 絹延橋うどん研究所:上記川西リバーカフェの最寄り駅「絹延橋」にあるユニークなうどん屋さんです。石臼挽き自家製粉の全粒粉うどんというこだわりの麺が売りで、コシのあるうどんは大人にも大好評。おかずやご飯もの、カフェ並みのスイーツも揃っており、なんとメニュー全て乳・卵不使用というアレルギー対応までされています。小さな古民家風のお店ですが、2階はカフェスペースになっていて、窓から五月山を眺めながら休憩できます。絵本やおもちゃも置いてあり、幼児連れでもほっと一息つける雰囲気。うどん単品に好きなおかずを組み合わせる「きぬのべセット」は量の調整もしてくれるので、親子でシェアして食べることもできます。「観光帰りにほっこりしたい」「子どもに安全な材料のご飯を食べさせたい」という時にぴったりです。こちらも能勢電・絹延橋駅すぐなので、公共交通で来た方は帰りに立ち寄りやすいでしょう。営業時間が短め(水~日のお昼中心)なので要確認です。
- 麺彩(めんさい):池田といえば**「インスタントラーメン発祥の地」。池田市内にはラーメン屋さんも多くあります。その中で池田駅から徒歩2分という立地にあるのが「麺彩」。醤油ラーメンが人気で、あっさり系なのでお子さんでも食べやすい味です。醤油・塩・味噌・つけ麺・担々麺・まぜそば…とメニュー豊富なので、家族で好みが分かれても安心ですね。2階には4人掛けテーブル席もあり、ベビーカーは1階に置いて上がる形ですが子連れでも入りやすいです。営業時間も昼夜通しで開いているので、「帰りにちょっと早めの夕飯を済ませて帰ろう」なんて時にも使えます。近くには他にもファミリー向けの飲食店(ファミレスやお寿司屋さん、ファストフード)が駅周辺に点在しています。おでかけの最後に池田名物のラーメンを啜って締める**のも、土地柄を味わえて良いかもしれませんね。
このように、池田駅周辺には子連れウェルカムなお店がいくつもあります。動物園・公園エリア自体には飲食店がないため、お昼をどうするかは事前に計画しておくとスムーズでしょう。「午前中めいっぱい遊んで、お昼は駅前に戻ってランチ」「お弁当持参で公園ピクニック」「午後から別の施設でお茶」など、いろいろ組み合わせてみてください。ちなみに、池田市には他にも魅力的なお店があり、例えば黒豆を使った和菓子屋さんや、話題の親子カフェ、一休みできるスターバックス(阪急池田駅店)なども揃っています。時間と余裕があれば是非探索してみてくださいね。
家族のおでかけモデルコース ~五月山を満喫する一日の過ごし方~
最後に、今回ご紹介したスポットや遊び方を盛り込みつつ、家族連れにおすすめの一日モデルコースを提案します。午前から夕方まで五月山エリアをめいっぱい楽しみ、無理なく回れるプランです。お子さんの年齢や興味に合わせて調整しながら、ぜひ参考にしてください。
〔モデルコース〕関西ファミリーの五月山満喫プラン
-
9:30 池田駅集合・出発
マイカーならこの頃までに五月山公園の駐車場に到着(週末は早めが吉)。電車組は阪急池田駅で降りたら、まず駅前でランチ用のお弁当や飲み物を調達しておきましょう。サンドイッチやおにぎり、フルーツなどを買ってリュックにIN!準備ができたら駅北口4番のりばから阪急バスに乗車します。ベビーカーは畳んで乗り込みましょう。 -
9:50 「五月山公園・大広寺」バス停下車
バス停に着いたら山側へ少し歩き、公園入口へ。まずは五月山動物園を目指します。第3駐車場に停めた車組も合流して、みんなで動物園ゲートへ向かいましょう。入園無料なのでそのままスムーズに入れます。園内マップを入口でもらい、いざ動物たちのもとへ! -
10:00~11:30 五月山動物園をゆったり一周
午前中の比較的涼しい時間帯に、動物園を存分に楽しみます。まずは一番人気のウォンバット舎へ。外に出ていればラッキー!写真を撮ったり観察したり、のんびりした姿に癒されましょう。続いてアルパカやポニー、エミューなど周囲の動物を見て回ります。途中、ヤギやヒツジにはエサやり体験をぜひ。用意してきた100円玉でエサを買い、子どもの手に持たせてみましょう。ヒツジたちが集まってきて大興奮間違いなし!その後、11時になったらふれあい広場へ移動。モルモットやウサギを抱っこ・ナデナデして、小動物のぬくもりを感じます。怖がるお子さんは無理せず見ているだけでもOKです。触れ合い広場でたっぷり遊んだら、園内をひと回りして見残しがないかチェック。ミニブタやカメを見たり、展示室で動物の剥製を眺めたりして、最後にもう一度ウォンバットにご挨拶。約1時間~1時間半ほどで動物園を満喫できました! -
11:30~12:30 芝生広場でお昼ご飯&休憩
動物園のすぐ隣にある芝生広場に移動して、早めのお昼タイムにします。日差しが強ければ藤棚下のベンチを陣取り、持参したレジャーシートを敷きます。みんなで輪になってお弁当を広げましょう。子どもはお気に入りのおにぎりにかぶりつき、パパママは交代で温かいコーヒーを買いに売店へ。風が心地よく、外で食べるご飯のおいしいこと!デザートにフルーツサンドやフルーツジュースもいただきます。食後はそのまま芝生でゴロンと横になったり、子どもと軽くボール遊びをしたりしてのんびり過ごします。空を見上げて「雲が泳いでるね~」なんておしゃべりしながら、家族団らんの時間を満喫しましょう。 -
12:30~13:30 遊具広場でめいっぱい体を動かす
エネルギー補給が済んだら、芝生広場に隣接する遊具広場へGO!子どもたちのお待ちかね、忍者のとりでで遊ぶ時間です。まずは親子で一緒にとりでの頂上まで登ってみます。「すごーい、見晴らしいいね!」と景色を楽しんだら、勇気を出してロング滑り台へチャレンジ。パパと子どもで2本並んで滑り降り、どっちが早かったかな?滑り終わると「もう一回!」と子どもは大興奮。何度も階段を駆け上がって滑り台リピートです。ママは下で動画を撮ったり、合間にブランコを押してあげたりと大忙し。でも子どもの笑顔で疲れも吹き飛びます。小さな弟や妹は低い滑り台や砂場で遊び、お兄ちゃんお姉ちゃんはとりでのネットをくぐったり、鬼ごっこを始めたり。1時間も遊べば大人もヘトヘトですが、子どもはまだまだ遊び足りない様子です。 -
13:30~14:15 希望者は秀望台へプチハイキング
ここで、家族の体力と相談です。もしまだ元気があれば、遊具広場横のハイキングコースにトライしてみましょう!「山のてっぺんまで探検に行ってみる?」と誘い、5歳のお兄ちゃんは大張り切り。2歳妹はお昼寝しそうなのでおんぶして、いざ出発です。15分ほどゆっくり登ると、無事秀望台に到着。鳥居から見下ろす池田の街と、遠く光る大阪湾に「わぁ~!」と歓声。頑張って登った達成感も相まって、素晴らしい景色に家族みんな感動です。休憩スペースでお茶を飲みながら一息つき、写真撮影も忘れずに。お兄ちゃんは「あれが空港かな?飛行機飛んでる!」と大興奮でした。十分景色を堪能したら、安全に気を付けて下山します。山道では木の枝や葉っぱを拾ったり、リスを探してみたりと、小さな冒険気分を味わいながら戻りました。もし体力的に厳しそうなら、ハイキングは無理せずパスして大丈夫です。広場のベンチでアイスを食べたり、売店横のフリースペースで図鑑を眺めたりして休憩タイムに充てましょう。 -
14:30~15:15 児童文化センターでクールダウン
いっぱい遊んで歩いて、そろそろ子どもも大人も疲れが出てくる頃。そこで、公園入口近くにある五月山児童文化センターに立ち寄ります(※徒歩数分/車は第3駐車場に置いたまま歩いて移動)。館内に入ると涼しい空調が心地よく、ロビーにはミニSLの模型が飾られていたりして子どもは興味津々。「ちょっとだけ寄るつもり」が結局30分以上、図書コーナーで絵本を読んだり、展示室で実験装置に触れたりと楽しんでしまいました。14時からのプラネタリウム一般投影(約45分)は今回はパスしましたが、時間が合えば参加しても良かったですね。職員さんに声をかけて授乳室をお借りし、下の子にお乳をあげておむつ替えも完了。快適な室内で体力をチャージできました。お兄ちゃんは「今度は星見たい!」とプラネタリウムに興味津々だったので、次回のお楽しみにとっておくことにします。 -
15:15 五月山エリアを出発、池田城跡公園へ移動
そろそろ帰り支度です。駐車場に戻り車に乗り込むか、バス停へ向かいましょう。このまま帰路につくのもありですが、せっかくなので池田城跡公園にも立ち寄ってみます。車組は第3駐車場から3分ほど市街地側に走れば城跡公園近くのコインパーキング(空いていれば駐車)に到着。電車バス組も、児童文化センター前のバス停「水月公園前」から池田駅行きに乗り2つ目「五月山公園・大広寺」で降りれば、そこから徒歩5分で城跡公園に行けます(※もしくは池田駅まで戻って徒歩15分)。 -
15:30~16:30 池田城跡公園でのんびり散策
池田城跡公園に入園。門をくぐると視界がぱっと開け、緑の芝生と石垣がお出迎えです。「うわ~広い!綺麗!」とママも感嘆。人影はまばらで、貸切状態の芝生を子どもたちは元気に駆け回ります。パパは売店で鯉のエサ(100円)を購入し、池の鯉にエサやりを体験。大きな口で群がる鯉に1歳の妹も大興奮で拍手しています。8歳のお兄ちゃんは「お城の上に登りたい!」と言うので、一緒に模擬天守の展望台へ上がりました。急な階段にドキドキしつつ上り詰めると、「あ、さっきまでいた五月山の方角が見える!」と自分たちが登った山を発見。しばし街並みを眺め、「僕んちどこだ?」と探す微笑ましい姿も。下に降りてからは茶室の周りを散策し、綺麗な紅葉(秋だったので)に感激。ママは写真を撮りまくります。お昼寝から目覚めた妹は芝生でヨチヨチ歩きの練習。この柔らかい芝生なら何度転んでも平気です。親子で鬼ごっこやかけっこをしたり、木の葉を拾って見せ合ったり、自由にのびのび過ごしました。最後に家族全員で石垣前で記念写真をパシャリ。人が少ないのでセルフタイマーでもばっちり撮れましたよ。 -
16:30 解散・帰路へ
たっぷり遊んで夕方になりました。駅へ戻る前に、公園内の自販機でジュースを買ってベンチで休憩。日が傾き涼しい風が吹いてきて、「今日は楽しかったね~」と一日の振り返りタイムです。子どもたちは拾った落ち葉や木の実をお土産に握りしめ、「ウォンバット可愛かった!」「滑り台またしたい!」と口々に感想を話してくれました。パパママも「思った以上に盛りだくさんだったね」と大満足。さて、そろそろ帰りましょう。電車組は池田駅から阪急電車に乗り、子どもはぐっすり夢の中。車組も渋滞の少ない裏道を通ってスムーズに帰途につきました。帰り道、「次は春のお花見に来ようか」「夜景もいつか見に来たいね」と次回の計画に思いを馳せつつ…。こうして五月山での楽しいファミリーデーが幕を閉じました。
以上がモデルコースの一例です。ポイントは、午前中に動物園+広場遊び、午後は体力に応じて文化センターや城跡公園でゆったりと組み合わせているところです。小さいお子さん連れの場合、お昼を挟んで前後でアクティビティの強弱をつけると良いでしょう。午前は屋外で元気に動き、午後は室内や静かな場所でクールダウンすることで、子どもも疲れすぎず最後まで機嫌よく過ごせます。もちろん、お子さんの年齢や興味によってはハイキングを省略したり、逆に展望台まで登って夜景まで見て帰るプランにしたり、柔軟にアレンジしてください。
例えば…
- 未就学児メインの場合:動物園+遊具広場中心に据えて、午後は早めに切り上げ。お昼ご飯後に子どもが昼寝してしまったら、無理せず帰路につくのも手です(池田駅周辺でベビーカーのまま入れるカフェで親がお茶して、子は寝る、なんてことも可能)。児童文化センターは雨天プランとしてストックし、天気が良ければ公園遊びを優先しましょう。城跡公園は時間と体力に余裕があれば寄る程度でもOK。あまり詰め込みすぎない方が結果的に家族全員楽しめます。
- 小学生以上がいる場合:体力もある程度あるので、ハイキングや城跡公園見学などアクティブに盛り込んでよいでしょう。プラネタリウムや科学館で知的好奇心を満たすのもいいですね。また、17時頃で切り上げず、夕食まで池田で済ませるパターンも検討できます。例えば、夕方に駅前のラーメン屋で池田名物ラーメンを食べて帰るとか、時間が合えば8月ならがんがら火祭りの夜を見学してから帰るとか。お子さんの年齢に合わせてフレキシブルに。
- 季節イベントに合わせる:春の桜祭りの日であれば、昼過ぎに城跡公園の桜祭り会場へ移動し、ステージイベントを見たりお茶席を体験したりといった流れも良いでしょう。6月の白ゆり祭りや、8月の火祭りの日に合わせて予定を組むのもおすすめです。その場合はイベントに主眼を置き、動物園や公園遊びは短めにするなど調整してください。
モデルコースはあくまで一例ですが、いずれにせよ五月山周辺はファミリーで一日楽しみ尽くせるエリアです。動物との触れ合い、自然遊び、文化体験、歴史散策とバラエティ豊かなので、お子さんの「楽しい!」ポイントが必ず見つかるはず。ぜひご家族のペースでプランニングして、素敵な思い出を作ってください。
まとめ:五月山は家族みんなが笑顔になれるおでかけスポット
大阪府池田市の五月山動物園とその周辺施設について、たっぷりとご紹介してきました。無料でウォンバットに会えるレアな動物園、子どもの冒険心をくすぐる遊具や自然いっぱいの五月山公園、親子で学べる児童文化センター、そして静かで美しい池田城跡公園…。どれも個性豊かで、組み合わせ次第で何度訪れても新鮮な楽しみがあります。 小さな子連れでも設備が整っており、季節を問わず快適に過ごせるのも嬉しいポイントでしたね。
関西在住のファミリーにとって、五月山エリアは**「身近にこんなに良いところがあったんだ!」**と再発見できる穴場と言えるでしょう。大規模テーマパークのような派手さはありませんが、その分子どものペースでのびのび遊べ、自然に親しめ、家族の絆が深まる穏やかな時間が流れています。無料&リーズナブルなので気軽に行けて、ピクニックや散策でリフレッシュもできる、まさに親子にとって理想的なおでかけスポットです。
ぜひこの記事の情報を参考に、次のお休みは五月山へお出かけしてみてください。可愛い動物たちが待つ動物園、青空の下の芝生広場、そして四季折々の絶景が、きっと家族みんなの心に残る一日を演出してくれるはずです。楽しい思い出がたくさんできますように!お気をつけていってらっしゃい。
![]() | 大阪のデートスポット32選!定番人気、おしゃれ、ちょっと変わったものまで完全網羅。もうマンネリとは言わせない!? |
![]() | コネチカット州で人気のオススメ観光スポット30選! |
![]() | 【2025年最新版】群馬県の6歳の子供におすすめ遊び場10選!家族で楽しめるスポットをご紹介 |
![]() | おしゃれで美味しい渋谷の穴場ランチ45選!デートや女子会にもお勧め! |
![]() | 王子動物園を子連れで120%楽しむ完全ガイド |