幸せを呼ぶ傘つるし雛は幸運を舞い込むフォトスポット(越後妻有 おみやげ館 新潟)

幸せを呼ぶ傘つるし雛

新潟旅行での注目ポイントはグルメやレジャーだけではありません。

雪国越後三大つるし雛のひとつであり、手作り詰め物人形展示物としてギネス世界記録に認定された「幸せを呼ぶ傘つるし雛」は、フォトスポットとしておすすめの場所です。

越後妻有おみやげ館では「幸せを呼ぶ傘つるし雛」に大注目

新潟県十日町市の道の駅であるクロステンには、思わず目を奪われるほどの大きな「幸せを呼ぶ傘つるし雛」が飾られています。

注目される理由は華やかさだけではありません。幸せを呼ぶ傘つるし雛の3つの魅力をご紹介します。

大迫力のフォトスポット

幸せを呼ぶ傘つるし雛

幸せを呼ぶ傘つるし雛は全長10メートル、総重量は350キロととても人の手で作られたものとは思えない壮大なつるし雛です。人形をつるしている傘は直径2.8メートルもあり、12,088個もの人形が飾られました。

写真からでも迫力が伝わるほど壮大な展示物なので、フォトスポットとして人気を集めています。

ベストな撮影スポットは、2階へと登る階段の中二階。近くに寄って撮影したい場合は、パノラマ機能をうまく使うと臨場感たっぷりの写真が撮れますよ。

ギネス世界記録に認定

幸せを呼ぶ傘つるし雛

平成24年3月30日にギネス公式認定員による立ち合いにより、11,655個の記録でギネス世界記録に認定されました。

幸せを呼ぶ傘つるし雛につるされている縁起物の総数は12,088個です。ギネスでのカウントには綿の入っていない折り鶴やへぎそばなどがカウント対象外になったので、11,655個の記録が認定されています。

以前のギネス記録である7,045を大幅に超えて記録を更新したところに、参加した方々の想いの強さが伺える作品です。

幸せのご利益をもらう

幸せを呼ぶ傘つるし雛

幸せを呼ぶ傘つるし雛はその名の通り、幸せが舞い込んでくるご利益をもらえます。

苦が去る・厄が去る・難が去るという意味も込められているので、あらゆる災難から身を守ってくれる、いわばパワースポットのような場所です。

遠くから全体を見渡した後は、ぜひ近くに寄ってつるされているひとつひとつの人形をご覧ください。かわいらしい人形たちそれぞれに、健康運や家族運、恋愛運などをアップさせるご利益があります。

幸せを呼ぶ傘つるし雛の歴史と込められた想い

幸せを呼ぶ傘つるし雛

新潟県のとある地域では、古くから「傘の中には魂が宿る」と言い伝えられてきました。

両親や家族が子どもの健康や成長、厄除け、無病息災などを願い、さまざまな縁起物をつり下げて地元の神社に納めていたものがつるし雛です。

近年ではひな祭りや端午の節句の時期に、各過程でつるし雛を作り家で飾られています。

新潟県十日町市の道の駅であるクロステン、越後妻有おみやげ館に飾られている幸せを呼ぶ傘つるし雛は、東日本大震災や長野県北部地震、豪雨・豪雪などの自然災害や事故を振り払うために作られました。

人の心を乱し悩ませる煩悩を滅するという意味合いを込めるために、108種類の縁起物の飾りを傘の中につるし下げています。

このことから「幸せを呼ぶ傘つるし雛」と名付けられ、現在では幸せのご利益を授かることができるパワースポット、フォトスポットとして多くの方々から愛されています。

幸せを呼ぶ傘つるし雛の楽しみ方

幸せを呼ぶ傘つるし雛

幸せを呼ぶ傘つるし雛の楽しみ方は、目で見て楽しむ・写真を撮って思い出に残すだけではありません。

幸せを呼ぶ傘つるし雛を最大限に楽しむ、2つの楽しみ方をご紹介します。

雪国越後三大つるし雛 スタンプラリーに参加

つるし雛は十日町の越後妻有おみやげ館だけでなく、もう2か所あります。

十日町のほかに津南町と越後湯沢にそれぞれつるし雛が設置されていて、3つをあわせて「雪国越後三大つるし雛」と呼ばれています。

津南町のつるし雛は「つるしタワー」と呼ばれ、織り鶴が乱舞しているような迫力満点のつるし雛。

越後湯沢のつるし雛は「からくりつるし雛」と呼ばれ、裾が広がるような形から華やかさが増し、ハンドルで回すカラクリ仕掛けが特徴です。

それぞれのつるし雛によって形や雰囲気が変わるので、思わずいろんな角度から写真を撮りたくなってくるはず。

3か所それぞれのつるし雛の近くには、あるマークのはんこが置いてあり、3つ集めるとある絵柄が完成するスタンプラリーをお楽しみください。

十日町の幸せを呼ぶ傘つるし雛だけではなく3つすべてのつるし雛を見に行くと、さらに幸運が舞い込んでくるかもしれませんよ。

新潟名物のつるし雛探し

つるし雛は全長10メートルの巨大な展示物ではありますが、よく見てみるとつるされている人形はすべて手のひらサイズのかわいらしい人形たちです。

実は108種類の縁起物のそれぞれには、幸運を舞い込むための意味が込められています。願いを叶えてくれる人形を探して願ってみるのも、幸せを呼ぶ傘つるし雛の楽しみ方です。

また友人や家族と一緒であれば、「新潟名物のへぎそばを先に見つけた人が勝ちね!」「うさぎ5つ見つけられるかな?」などと人形探しをしてみるのも、新潟ならではの楽しみ方としておすすめします。

108種類のつるし雛

幸せを呼ぶ傘つるし雛に飾られている人形は、ひとつひとつに大切な意味が込められています。108種類のなかから、幸せの象徴とされる人形をピックアップしました。

行事にあわせた人形や、その年の干支にまつわる人形も飾られているので、見にいくタイミングによってちがった様子が見られます。

うさぎ

幸せを呼ぶ傘つるし雛

「家族で行動」という意味が込められている、家族愛の象徴です。うさぎの特徴であるかわいらしい赤い目が、病気を治すといわれています。

跳躍する姿は飛躍のご利益があると言われ、紅白のおめでたいカラーも魅力です。

つる

幸せを呼ぶ傘つるし雛

鶴は長寿や平和のシンボルを意味します。古くから「鶴は千年」といわれ、長寿を象徴する吉祥の鳥や夫婦仲のよさ、一生を連れ添うことから仲がいいことを象徴する鳥です。

うま

幸せを呼ぶ傘つるし雛

うまには何事もうまくいくという願いが込められています。「跳ね馬」や「駆け馬に鞭」という言葉があるように、成功や運気アップ、勢いを激しくするシンボル。

今悩みを抱えている方や、勝負運・仕事運を上昇させたい方にぴったりの人形です。

さるぼぼ

幸せを呼ぶ傘つるし雛

さるぼぼとは「猿の赤ちゃん」という意味です。全身が赤く染められているのは、赤色が古くから悪霊払いのご利益があるといわれてきたからです。

さるぼぼという名にちなんで、災難が去る(猿)・厄が去る(猿)という意味のほかに、家内円(猿)満になるという意味も込められています。

へぎそば

幸せを呼ぶ傘つるし雛

へぎそばとは新潟県魚沼地方発祥の蕎麦であり、新潟名物として知られています。織物用の絹糸を束ねた「おかぜ」によく似た盛り付け方が特徴のそばです。

つるし雛を見た後は、へぎそばで旅の終わりを締めくくるのもおすすめですよ。

お雛様

幸せを呼ぶ傘つるし雛

ひな祭りをかざる桃の節句か近づくと、ひな人形を模したうさぎ人形が飾られます。2月下旬から3月にかけて見にいく予定の方は、ぜひ探してみてください。

こいのぼり

幸せを呼ぶ傘つるし雛

5月近くになると、兜をかぶった人形がこいのぼりに乗った姿を見られます。

兜は災厄から身を守ってくれるといわれているので、お子さん連れの家族に探してほしい人形です。

越後妻有おみやげ館の名物コーナーもチェック

幸せを呼ぶ傘つるし雛

幸せを呼ぶ傘つるし雛が展示されている場所は、道の駅のおみやげ館にあります。つるし雛を十分楽しんだ後は、旅の思い出として新潟グルメも要チェックです。

おみやげ館にはへぎそばや笹団子などの名物はもちろん、十日町の新鮮野菜やコシヒカリ、地酒など豊富なラインナップを用意。

地元ならではの食材やグルメを購入して、旅行の思い出に浸りながら味わってみてはいかがでしょうか。

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