子連れUSJ完全ガイド:未就学児〜小学生と楽しむユニバーサル・スタジオ・ジャパン

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、子どもから大人まで楽しめるエンターテインメント満載のテーマパークです。特に未就学児~小学生連れのファミリー層にとって、USJには魅力的なアトラクションやサービスがたくさん用意されています。本記事では、「USJ 子連れ」でのお出かけを計画しているファミリー向けに、チケットやエクスプレスパスの選び方、子どもにおすすめのアトラクションやエリア、ベビー向け施設、レストラン情報、ショー・パレード、季節のイベント(特に年末シーズン)、待ち時間対策のコツ、ホテル選び、アクセス方法、パーク外の楽しみ方、そしてモデルプランまで、盛りだくさんの情報をお届けします。公式情報や実際の体験に基づく客観的な内容で、ファミリーでのUSJ訪問を120%楽しむためのポイントを網羅しました。ぜひ旅の参考にしてください!

ファミリー向けチケットと入場プランの選び方

USJでは年齢に応じてチケット料金区分が設定されています。大人料金は通常12歳以上ですが、12歳でも小学生であれば子ども料金が適用されます子ども料金は4~11歳、シニア料金は設定なし、**3歳以下(4歳未満)**の幼児は入場無料です。つまり、未就学児(0~3歳)ならチケットなしで入場可能なので、3歳までのうちに行けば経済的にはお得です。ただし4歳からは有料になるため、4歳以上の子どもにはスタジオパス(入場券)が必要になります。

チケットの種類として、基本は1デイ・スタジオ・パス(1日券)ですが、旅行日程によっては1.5デイ(初日午後+翌日1日)や2デイ・スタジオ・パス(2日間連続入場)もあります。遠方からのファミリー旅行なら2日間じっくり楽しむのもおすすめです。また、頻繁に訪れる予定があるなら年間パスの検討も良いでしょう。年間パス保有者は再入場が自由にできる特典もあり(※通常の1日券では再入場不可)、小さな子ども連れでも途中でホテルに戻って休憩し、再びパークに戻るといった過ごし方が可能です

エクスプレス・パス(Express Pass)についても検討しましょう。エクスプレス・パスはアトラクションの待ち時間を大幅短縮できる有料パスで、人気アトラクションを効率よく体験できます。種類は豊富で、対象アトラクション数により「EP7」「EP4」などがあります。例えば*ユニバーサル・エクスプレス・パス ~プレミアム~*はすべての人気アトラクションが対象でエリア入場確約券も付いた最上位パスです。他に7つ対象のEP7や、4つ対象のEP4が複数種類(ミニオン&アドベンチャー、ミニオン&ファン、季節イベント対応のハロウィーンセットなど)販売されています。ファミリーで行く場合、エクスプレス・パスが必要かどうかはお子様の年齢・身長や楽しみたい内容によります。3歳以下の子どもはチケット不要なだけでなく、同伴大人がエクスプレス・パスを持っていればその子にはエクスプレス・パスを別途用意しなくても合流できるケースがあります(※実際の運用上、3歳以下は待ち列短縮のためのパス類は不要とされています)。一方、4歳以上の子どもは1人分のエクスプレス・パス料金が必要です

エクスプレス・パスの選び方のポイント:

  • 子どもがまだ小さく身長制限で乗れない大型絶叫系(例: フライング・ダイナソーなど)が多い場合、家族全員でエクスプレス・パスを購入しなくても十分楽しめることがあります。例えば未就学児メインなら、待ち時間が長くなりがちなキッズ向けライドは後述の「よやくのり」システムでカバーでき、有料パス無しでも回れることもあります。
  • しかし**任天堂エリア(スーパー・ニンテンドー・ワールド)**や期間限定の人気イベントを確実に体験したいなら、エリア入場確約券付きのエクスプレス・パスを検討しましょう。エクスプレス・パスにはマリオエリア入場確約やアトラクション確約がセットになったものがあり、混雑日に抽選や整理券なしでエリアに入れるメリットは大きいですusj.co.jp。特に子どもがマリオ好きで「マリオカート~クッパの挑戦状~」や「ヨッシー・アドベンチャー」に乗りたい場合、確約付きパスが安心です。
  • ファミリー向けとしてUSJ公式が販売するユニバーサルVIPエクスペリエンスというガイドツアーもあります。これはガイド同行でパークを巡り、全アトラクション待ち時間短縮+特別サービスが受けられる高価格帯プランで、「子どもと一緒でも安心のワンランク上のツアー」と紹介されています。料金は高額ですが、誕生日など特別な訪問なら検討しても良いでしょう。

入場日の計画として、パーク開園時間に合わせて早めに到着するのが鉄則です。USJは日によって開園時間が異なりますが、繁忙期は朝7~8時台に開くこともあります。開園1時間前にはゲート前に行列ができ始めるので、小さな子連れでも無理のない範囲で早めに並びましょう。特に年末年始や大型連休などは混雑が激しいため、早朝からの行動が結果的に子どもの待ち時間ストレス軽減につながります。

子連れにおすすめのアトラクション

子どもと一緒に楽しめるUSJのアトラクションは多数あります。身長制限の有無によって乗れるものは変わりますが、年齢や成長に応じた楽しみ方が可能です。以下では幼児から小学生までを対象に、身長制限の有無別におすすめアトラクションを紹介します。

身長制限なしで乗れる・楽しめるもの

USJには身長制限がないアトラクションやショーも多く存在します。例えば以下のようなものは赤ちゃんでも乗車可能(ただし一人で安定して座れることが条件)です。

  • ハローキティのカップケーキ・ドリーム(メリーゴーランドのような緩やかな回転ライド)
  • ビッグバードのビッグトップ・サーカス(幼児向けの小さな遊具)
  • エルモのリトル・ドライブ(3歳以上対象ですがペダル操作で運転体験ができるライド)
  • ジョーズ(ボートライド。小さな子も保護者同伴で乗車可。ただし暗闇と大音量演出があり注意)
  • シング・オン・ツアー(映画『SING』を題材にした音楽ショー。室内シアターで天候問わず楽しめます)
  • プレイング・ウィズ おさるのジョージ(屋内参加型ショー。おさるのジョージと一緒に歌やダンスで遊ぶ体験型アトラクション)
  • シュレック4-Dアドベンチャーセサミストリート4-Dムービーマジック(3Dメガネをかけて楽しむシアター型アトラクション。映像と特殊効果に子どもも大興奮)
  • ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー(モンスターたちが歌うロックショー。やや音響は大きめ)
  • ウォーターワールド(屋外スタントショー。大迫力の爆発シーン等があるので、怖がりなお子様は注意)

これらは基本的に高さ制限なしですが、暗くなったり大きな音が出たりする演出があるものもあります。特に0~2歳くらいの赤ちゃんだと内容を理解できなかったり怖がってしまう可能性もあるため、「ショーの内容を理解して楽しめるのは3歳頃から」との意見もあります。小さいお子さんの場合は、怖がらないか様子を見ながら体験させてあげてください。

身長92cm以上で乗れるアトラクション

お子様の身長が92cmを超えると、体験できるライド系アトラクションがぐっと増えます。だいたい3~4歳頃に92cmを超える子が多いですが、この身長に達すると以下の7つの人気アトラクションに乗れるようになります(※92cm以上122cm未満の場合は大人の付き添いが必要)。

  • ヨッシー・アドベンチャー(マリオエリア)
    → ヨッシーに乗ってキノコ王国をゆったり一周するライド。カラフルな景色が広がり、小さい子でも安心です。
  • フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ(ハリー・ポッターエリア)
    → ヒッポグリフ(鷲と馬の合成生物)のミニ・ジェットコースター。屋外を走るファミリー向けコースターでスリルは控えめですが楽しい。
  • ミニオン・ハチャメチャ・アイス(ミニオン・パーク)
    → ミニオンのアイスクリームをテーマにした回転系ライド。ぐるぐる回る動きに子どもも大笑い。※名称的に「アイス」はスピンするカップ系ライドです。
  • フライング・スヌーピー(ワンダーランド)
    → スヌーピーの形をした小型飛行機ライド。上下にふわふわ浮かぶ感覚が楽しめ、幼児に大人気です。
  • エルモのバブル・バブル(ワンダーランド)
    → エルモのおもちゃ工場が舞台のライド。上下動きながら回転し、シャボン玉のようなファンタジックな体験ができます。
  • エルモのゴーゴー・スケートボード(ワンダーランド)
    → エルモが運転するスケボー型ライド。小さな起伏を滑走するミニコースター感覚で、子どもに程よいスリル。
  • モッピーのバルーン・トリップ(ワンダーランド)
    → クッキーモンスターのいとこ、モッピーが案内する気球ライド。ゆったり上昇しパークが見渡せます。

身長92cmを超えると、これらワンダーランドの人気ライドに加えてハリー・ポッターやマリオのエリアのライドも一部体験できるため、一気にUSJの楽しみが広がります。「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」や「エルモのゴーゴー・スケートボード」など少しスリルがあるものにも挑戦でき、子どもの「初めてのジェットコースター」体験にもぴったりでしょう。

身長107cm以上で乗れるアトラクション

さらにお子様の身長が107cmに達すると(5~6歳頃が目安)、体験可能なアトラクションがまた増えます。107cm以上になるとマリオカートなど話題のライドも含め7つの新たな乗り物に乗車可能です(※107cm以上122cm未満は大人同伴)

  • マリオカート ~クッパの挑戦状~(マリオエリア)
    → マリオの世界をARゴーグルを装着して疾走するライド。ゲーム感覚の体験で、小学生くらいなら大興奮必至です。
  • ドンキーコングのクレイジー・トロッコ(※2024~2025年オープン予定エリア)
    → (今後追加予定の新エリア・アトラクション。身長107cmあればOKなので将来的に楽しめるライドです)
  • ミニオン・ハチャメチャ・ライド(ミニオン・パーク)
    → 映像×ライドの大人気アトラクション。※実際には身長102cm以上で乗車可能ですが、107cmあれば確実にOKという意味です。
  • スペース・ファンタジー・ザ・ライド(屋内コースター)
    → 銀河宇宙をテーマにした室内コースター。※こちらも102cm以上から乗車可
  • ジュラシック・パーク・ザ・ライド(ボートライド)
    → 恐竜の世界を巡るボートアトラクション。最後に約25mの高さから滝つぼへ落下するスリルがあり、107cmあればチャレンジ可能です。
  • (※他2つは上記ミニオン・スペファンが102cm~乗車可で、107cm以上で全て網羅という意味。実質5種+前述済ライドの制限緩和)

107cmに到達すれば、USJの主要ライドの多くを体験できるようになります。この身長を超える頃にはお子さん自身もだいぶしっかりしてくるので、家族みんなでスパイダーマン(※2024年1月で終了)以外のほとんどの人気ライドを楽しめるでしょう。ただしハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(絶叫コースター)やフライング・ダイナソー(超絶叫コースター)などはさらに高い身長制限(132cm以上など)がありますので、小学生高学年くらいまでは無理せず他のアトラクションで十分楽しめます。

ユニバーサル・ワンダーランドと幼児向けエリア

USJで子連れファミリーにとって外せないのが、キッズ向けの大型エリア**「ユニバーサル・ワンダーランド」**です。ここはスヌーピー、セサミストリート、ハローキティといった子どもにおなじみのキャラクターたちがテーマになったファミリーエリアで、未就学児でも楽しめるアトラクションが集中しています。

ワンダーランドには上述したスヌーピーのフライング・エースエルモのバブル・バブルなどのライドのほか、屋内型プレイグラウンド**「エルモのイマジネーション・プレイランド」があります。このプレイランドはボールプールや滑り台、大型ブロックなどで自由に遊べる屋内施設で、暑い日や雨の日、そして幼児のエネルギー発散に最適です。室内なので冷暖房完備、天候も気にせず遊べます。ただしハイハイの赤ちゃん向けスペースはなく、自分で歩けるようになってからでないと楽しむのは難しいでしょう。また、大きいお兄ちゃんお姉ちゃんも多く駆け回っているため、よちよち歩きの1歳前後だと安心して遊ばせられる環境とは言えないかもしれません。そのためプレイランドデビューは2歳頃~がおすすめ**です。2歳くらいになれば、同じワンダーランド内で開催されるキャラクターショー「モッピーのラッキー・ダンス・パーティ」でも簡単な踊りを真似して参加できるようになるでしょう。

ワンダーランド全体には授乳室やオムツ替え台付きトイレ、ベンチも点在しているので、小さな子連れでも比較的過ごしやすいエリアです。「セサミストリート・ファン・ワールド」ゾーンでは、エルモやクッキーモンスターのキャラクター遊具があり、身長や年齢に関係なく体を動かして遊べるスポットも多くおすすめです。例えば**「ビッグバードのビッグトップ・サーカス」は屋根付きサーキットの中に幼児向けの遊具が並び、待ち時間ゼロで遊べるエリアです。また「モッピーのラッキー・ダンス・パーティ」**やストリートショーも随時行われ、キャラクターと一緒に踊ったり触れ合えます。こうした自由遊びエリアがあるのはUSJのファミリー向け嬉しいポイントで、「USJほど小さな子供連れで過ごしやすい場所はない」と感じる親御さんもいるほどです。

予約システム「よやくのり」の活用

小さな子ども向け人気ライドが集まるワンダーランドでは、無料の予約システム「よやくのり」を是非活用しましょう。「よやくのり」とは、ワンダーランド内の指定アトラクションに予約した時間に待ち時間ほぼ無しで乗車できるサービスです。対象となっているのはワンダーランド内の次の5つのアトラクション

  • スヌーピーのフライング・エース・アドベンチャー
  • フライング・スヌーピー
  • エルモのゴーゴー・スケートボード
  • モッピーのバルーン・トリップ
  • エルモのバブル・バブル

これらはどれも待ち時間が長くなりやすい人気ライドですが、「よやくのり」を使えば有料のエクスプレス・パス無しで効率よく乗れます。利用方法は簡単で、スマホのUSJ公式アプリもしくはパーク内の発券機から希望アトラクションの時間を選んで予約するだけです。予約時間までは列に並ぶ必要がないので、その間に他の遊具で遊んだりトイレ休憩や食事を済ませたりできます。まさに子連れファミリーに特におすすめのサービスと言えます。利用可能時間は基本パーク営業時間中~夕方(通常18時まで)で、定員に達し次第受付終了となるので、朝一番でワンダーランドに入ったら早めに「よやくのり」を取得しておくと良いでしょう。

チャイルドスイッチの活用

ファミリーで来園すると、大人は乗りたいけれど子どもが身長不足で乗れないアトラクションも出てきます。そんな時に便利なのが**「チャイルドスイッチ(Child Switch)」**というシステムです。チャイルドスイッチとは、グループ内に身長制限などでアトラクションを利用できない子どもがいる場合に、付き添いの大人が1回分の待ち時間で交代で乗れる仕組みです。具体的には、まず家族全員でアトラクションのスタッフに「チャイルドスイッチを利用したい」旨を伝えます。すると利用できない子どもとその付き添い者を待機エリア(場合によっては出口付近や専用部屋)に案内してもらえます。先に残りの大人や同伴者が通常の列またはエクスプレス列で乗車し、降りてきたら待機していた付き添い者と交代してもう一度乗車できる、という流れです。一度の待ち時間で大人二人が交互に乗れるので、小さな子がいても大人気アトラクションを諦めずに済みます。子連れUSJで知らないと損な裏ワザとも言われており、ぜひ活用しましょう(利用可能なアトラクションはスタッフに確認してください)。

小さな子ども向けの施設・サービス(ベビールーム等)

USJには赤ちゃんや未就学児連れのファミリーのためのファミリーサービス施設や各種サポートが充実しています。「小さな子連れで来場した経験を活かして情報収集しておくと慌てずに済む」と先輩ママも助言するようにcastel.jp、以下の施設やサービスを事前に把握しておきましょう。

●ベビーセンター(授乳室・おむつ交換室):
パーク内には「ファミリーサービス」と呼ばれる赤ちゃん連れ家族向け施設が2~3ヶ所あります。主な場所は入場口付近(パーク入り口右側)ユニバーサル・ワンダーランド内の2か所です。冷暖房完備で清潔な授乳室があり、個室でゆったり授乳できます。また、おむつ替え台や調乳用の70℃のお湯、離乳食温め用の電子レンジも備えられており、赤ちゃんの食事やおむつ替えに便利です。粉ミルクのお湯やレンジは自由に使えるので、必要な方は哺乳瓶やベビーフードを持参しましょう。離乳食の持ち込みはパーク内でも可能なので、お気に入りのベビーフードを準備しておくと安心です。ファミリーサービス内には赤ちゃん用の椅子やソファもあり、離乳食をその場で食べさせることもできます。少し大きめのお子さんなら、ファミリーサービス内の設備を使わず屋外のベンチなどで温めた離乳食を食べさせることもできます。使い終わった紙オムツ用のゴミ箱も各トイレに設置されているのでその場で処分でき便利です。

●ベビーカーのレンタル:
園内を長時間歩くことになるUSJでは、ベビーカーがあると小さなお子さんの負担が減ります。もし自前のベビーカーを持参していなくてもUSJ入口でベビーカーを借りることが可能です。貸出場所は入場ゲートを入ってすぐ右側に専用カウンターがあります。レンタル料金は1日1,000円で、利用対象は4歳未満の子ども限定です。利用の際には保証金(数百円程度)が必要ですが、ベビーカー返却時に保証金は戻ってきます。レンタルベビーカーはシンプルなバギータイプですが、荷物を掛けるフックも付いており園内移動に重宝します。なおベビーカーの持ち込みももちろんOKです。アトラクション乗車時は乗り場近くのベビーカー置き場に一時駐車し、盗難防止に荷物を置きっぱなしにしないよう注意しましょう。ベビーカーには名前タグなど目印を付けておくと混雑時にも見つけやすいです。

●コインロッカー・着替えスペース:
小さなお子さん連れだと荷物も増えがちですが、パーク入り口付近とパーク内数カ所にコインロッカーがあります。おむつや着替えのストック、ベビーフードなどすぐ使わないものはロッカーに預けて身軽に動きましょう。また、夏場に水遊びした後や洋服が汚れた際の着替えスペースとして、ファミリーサービス内の広めの個室や多機能トイレを利用できます。特にワンダーランドには噴水の水遊びエリア(夏季)もあるので、着替えとタオルを持参すると安心です。

●迷子センター:
万一お子さんとはぐれてしまった場合に備えて、迷子センターの場所も知っておきましょう。USJではスタッフ(クルー)に迷子を保護した場合、「ファミリーサービス」施設が迷子センターの役割を果たします。入場口付近のファミリーサービスに連れて行かれることが多いため、親御さんはまず近くのスタッフに声をかけて指示を仰いでください。迷子対策として、入園時にお子さんの服装を写真に撮っておく氏名・電話番号を書いた連絡カードをポケットに入れておく子どもに「お兄さんお姉さん(クルー)に助けを求めるんだよ」と教えておくといった準備もおすすめです。USJクルーは子どもの扱いにも慣れているので、泣いている子を見かけたらすぐ声をかけてくれます。はぐれてしまっても落ち着いて対処しましょう。

●救護室・急な体調不良:
パーク内での急な発熱やケガにも対処できるよう、ファーストエイド(救護室)が設置されています。場所はメインゲート入ってすぐ左側付近です。看護師が常駐しており、応急手当や休息が可能です。子どもが転んでケガ、乗り物で酔ってしまった、発熱した、という場合は無理せずファーストエイドを訪ねましょう。薬の提供は基本できませんが、簡易ベッドで休んだり氷嚢や包帯の処置などを受けられます。

以上のように、USJは子連れファミリー向けサービスが大変充実しています。特に授乳室やおむつ替え設備は清潔で快適と評判で、粉ミルク用のお湯や離乳食温め対応のレストランもあるため、赤ちゃん連れでも安心して一日過ごせるでしょう。「情報収集が肝心」とあるように、事前に公式サイトや現地マップで場所を確認し、有効活用してください。

子連れに優しいフード&レストラン情報

パークで遊んでいると、子どもはもちろん大人もお腹がペコペコになります。USJには多数のレストランやフードスタンドがありますが、ここでは子ども向けメニューファミリーに優しいサービスを提供しているお店に注目して紹介します。事前に知っておけば、ランチやディナーで迷わずに済みます。

●USJのキッズメニュー:
USJ公式には**「キッズメニュー」が各レストランで用意されており、可愛らしく子供が食べやすい料理が揃っています。基本的に小学生以下(~11歳)が対象ですが、一部メニューは6歳までなど年齢制限が異なる場合があります。キッズメニューはキャラクターモチーフの見た目が楽しいものや、ハンバーグ・エビフライ・カレーなど子どもに人気のメニュー構成になっています。例えば「ハンバーガー・キッズセット」**(マリオのピック付き)では、照り焼きバーガーやオムレツ、星形コロッケ、エビフライにデザートとジュースが付いたプレートで提供されますusj.co.jp。価格はだいたい1,200~1,800円程度で、ボリュームも子どもが満足できるよう考えられています。大人は注文できず子ども専用メニューなので、子どもにはキッズセットを頼んで大人は自分の好きなものを食べるのがよいでしょう。子どもが大人メニューを奪って一部だけ食べ、残飯処理…なんてこともこれで防げます。

●子連れにおすすめのレストラン(キッズメニュー・サービスあり):
USJ内でキッズメニューがある主なレストランは以下の通りです。

  • スヌーピー・バックロット・カフェ(ユニバーサル・ワンダーランド)
    スヌーピーがテーマのカジュアルレストラン。パンケーキやポテトの**「スヌーピー・キッズセット」などがあります。ここはなんとベビーフード(7か月頃用)の販売**もあり、離乳食期の赤ちゃん連れに嬉しいお店です。もう一つのベビーフード販売店が後述のスタジオ・スターズ・レストランなので、USJでベビーフード買えるのはこの2店のみです。店内も明るくポップで、子連れが入りやすい雰囲気です。
  • スタジオ・スターズ・レストラン(ハリウッド・エリア)
    入り口近くにあるビュッフェ風レストラン。洋食中心で品数豊富、子どもも食べやすいメニューが多いです。こちらもベビーフードと低アレルゲンメニューの取り扱いがあり、離乳食やアレルギー配慮が必要な場合に安心です。席案内などママに嬉しいサービスも充実と公式に紹介されています。キッズメニューでは**「お子様御膳」「キッズサンドウィッチセット」**などが用意されています。家族全員で満足できるレストランとして人気です。
  • アミティ・ランディング・レストラン(アミティ・ビレッジ)
    ジョーズの隣にあるシーフードレストラン。フィッシュ&チップスやクラムチャウダーが有名ですが、「アミティ・キッズセット」(チキンやポテト、デザート付)など子ども向けもあります。港の桟橋風の店内に大きなジョーズ模型が吊られており、男の子も女の子も興味津々。席数も多めです。
  • メルズ・ドライブイン(ハリウッド・エリア)
    1950年代アメリカのダイナーを再現したハンバーガーショップ。キッズ・ハンバーガーセットがあり、ミニサイズのバーガーやポテト、ジュースが付きます。ベビーカーのままでも入りやすい広めの店内で、ファストフード感覚で利用できます。
  • ルイズ N.Y.ピザパーラー(ニューヨーク・エリア)
    ピザがメインのレストランですが、キッズ向けパスタセットなども用意されています。お替り自由のドリンクバーが無い代わりに、子ども用ドリンクがつくセット内容になっています。家族でピザをシェアするのも楽しいでしょう。
  • キノピオ・カフェ(スーパー・ニンテンドー・ワールド)
    マリオエリアの人気レストラン。テーブルもキノコ型だったりと子ども大喜びの内装です。ここでは**「ハンバーガー・キッズセット(マリオのピック付き)」**が提供されており、テリヤキバーガーやオムレツ、星形コロッケにデザートまでついた豪華なキッズプレートが楽しめます。マリオ好きの子にはぜひ体験させたい食事です。
  • 三本の箒(ハリー・ポッターエリア)
    ホグズミード村にある雰囲気満点のパブ風レストランですが、**「お子様プレート」**がありフィッシュフライやコーンがのった食べやすい内容です。ハリー・ポッターの世界観を感じながら、子どもも食事できます。席数は屋内外合わせ多いですが混雑時間は避けるのがおすすめ。
  • フィネガンズ・バー&グリル(ニューヨーク・エリア)
    アイリッシュパブ風の店内で、大人向けにアルコールも充実していますが、「フィネガンズ・キッズセット」があります。中身は食べやすいミニハンバーガーなどで、おとなしく席で食事ができるお子さん向け。なおフィネガンズなど一部のフルサービス・レストランでは優先案内サービスを利用できます(事前に時間予約し待ち時間を短縮するシステム)ので、子連れで並んで待つのが大変な場合は活用すると良いでしょう。

●低アレルゲンメニューとベビーフード:
上記スタジオ・スターズ・レストランやスヌーピー・バックロット・カフェでは低アレルゲンメニューも扱っています。アレルギーを持つお子さん向けのメニューについては、各店舗でアレルゲン表示の確認やスタッフへの相談が可能です。7大アレルゲンを除去したカレーやハンバーグなどを提供していることが多いので、必要な場合は遠慮なく問い合わせましょう。また離乳食(ベビーフード)は前述の2店舗で販売がありますが、持ち込みのベビーフードを温めたい場合も、ほとんどのレストランで電子レンジで温めてもらうことができます。スタッフに声をかければ対応してもらえるので、哺乳瓶の湯煎なども含めお願いすると良いでしょう。

●フードカート&スナック:
USJは歩きながら食べられるスナック類も充実しています。子どもが喜ぶ定番としては**ポップコーン(各種フレーバー)チュリトス(細長いドーナツ)**があります。特にポップコーンバケツはミニオンやマリオなどのキャラクターデザインで販売されており、持ち歩くだけで子どもは嬉しくなってしまいます。味もキャラメル、しょうゆバター、期間限定味など豊富です。その他、ターキーレッグ(骨付き肉)は見た目ほど辛くなくジューシーで、小学生くらいなら豪快にかぶりついて楽しめます。ミニオンのポップな被り物「ミニオンまん」(肉まん)など季節限定フードもありますので、行列が短ければトライしてみましょう。水分補給のドリンクもこまめに与えてください。持参の水筒やペットボトル飲料持ち込みもOKですので、子ども用マグに麦茶などを用意しておくと節約にもなります。

●レストラン利用のコツ:
混雑日に子連れでレストランに入る際は、ピーク時間(12時~13時)を少しずらすとスムーズです。例えば11時台前半に早めのランチ、もしくは14時過ぎに遅めランチにすれば、比較的席が確保しやすく、子どもが空腹で不機嫌になるのも防げます。また、先述の優先案内サービスをフルサービスレストランで利用すれば、事前に食事時間を予約できて待ち時間を短縮できます。予約は公式WEBまたは当日現地受付ですが、これは「予約席確保」ではなく順番予約なので混雑時は多少待つこともあります。それでも並んで待つよりは遥かに楽です。

店選びに迷ったら、ユニバーサル・シティウォーク大阪(パーク外の商業施設)に出る手もあります。詳細は後述しますが、もしパーク再入場できる年間パスを持っているなら、一度外に出てファミレスやフードコートで食事を済ませるのも一案です。ただし基本はワンデーパスの場合パーク外に出ると再入場できませんので注意してください(※年パス所持者のみ再入場可)。

キャラクターグリーティング・ショー&パレードの見どころ

USJの醍醐味のひとつに、パークの仲間たちとの触れ合いや目玉のエンターテイメント・ショーがあります。子どもにとって、大好きなキャラクターに会えたり、華やかなパレードを見たりする体験は特別な思い出になるでしょう。ここではキャラクターグリーティングショー・パレードの楽しみ方と見どころを紹介します。

●キャラクター・グリーティング:
USJでは園内の各所で映画やアニメの人気キャラクターたちがグリーティング(写真撮影やハイタッチ等の交流)を行っています。特にユニバーサル・ワンダーランド内やハリウッド大通り周辺はキャラクター遭遇率が高いエリアです。朝パークに入場してしばらくすると、ハリウッド大通りにミニオンスヌーピーエルモなどが現れ、一緒に写真を撮れるチャンスがあります。ワンダーランド内でもセサミストリートの仲間やキティちゃんが時間帯によってグリーティングを実施しています。これらは公式アプリでスケジュールを確認できる場合もありますし、偶然出会えることもあります。小さなお子さんは大好きなキャラに抱きついたりハグしてもらったりすると、本当に嬉しそうです。ぜひカメラの準備を!

また近年人気なのがマリオエリアのキャラクターグリーティングです。マリオ、ルイージ、ピーチ姫、キノピオなどが決まった場所(マリオカート乗り場横など)でグリーティングを行います。こちらは行列ができるほどの人気で、整理券が配られることもあります。マリオ好きのお子さんにはぜひ会わせてあげたいですが、任天堂エリアはそもそも入場整理券が必要な場合もあるので注意が必要です。

季節限定のコスチュームにも注目です。例えばハロウィーン時期にはポケモンの仮装ダンスイベントがあったり、クリスマスシーズンにはキャラクターたちがサンタクロース衣装など冬限定の服装で登場します。特にミニオンたちは毎年クリスマス限定コスチュームがアップデートされ、ゲストを出迎えてくれます。写真映えも抜群なので、年末に訪れる際は見逃せません。

●屋外・屋内ショー:
USJでは一日に複数のショーアトラクションが開催されています。子ども連れにおすすめのショーをいくつか挙げます。

  • 「プレイング・ウィズ おさるのジョージ」:前述した通り、小劇場で行われる子ども参加型のショーです。上映スケジュールは日によりますが、概ね午前と午後に数回ずつあり、11:00前後14:00前後に行われることが多いです。内容はコミカルで小さな子も飽きずに最後まで楽しめます。
  • 「シング・オン・ツアー」:イルミネーション映画『SING』のライブショーで、動物キャラクターのシンガーたちが大ヒットナンバーを熱唱します。約20分の屋内ショーで天候に左右されず、音楽好きなお子さんには大好評。大人も知っている洋楽ヒット曲が多く、家族みんなで楽しめます。日中に定期公演されています。
  • 「ウォーターワールド」:映画を再現した大迫力の野外スタントショー。爆発や水しぶきが飛ぶダイナミックな内容で、座席前方はびしょ濡れエリアになっています。小学生くらいならスリルを楽しめますが、幼児には音が大きく怖いかもしれません。後方席から見る、耳をふさぐ用のイヤーマフを用意するなど配慮してください。公演は通常昼2回程度です。
  • 「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」:モンスター達によるロックコンサート風ショー。音楽にノリノリになれる子なら楽しめます。暗い演出がありますが、内容はコミカル。休憩がてら見るのも◎。

屋外ストリートショーも見逃せません。先述のモッピーのダンスや、ハリウッドエリアではミニオンが登場する**「イエロー・カーペット」的なショー、ニューヨークエリアではスパイダーマンやセーラー戦士が出てくることも(期間限定イベント時)。時間と場所は日によって変わるので、当日のショースケジュール**を公式アプリやパーク案内板で確認しましょう。

●パレードの見どころ:
USJのパレードは、訪れたらぜひ体験したいエンターテイメントです。2023年以降は**「NO LIMIT! パレード」が日中開催されており、任天堂マリオやポケモン、ミニオンなどUSJならではのキャラクターが大集合する華やかなパレードとなっています。通常時期は基本14時スタートで約50分間の昼パレードとして行われます。マリオがカートに乗って登場したり、ポケモンのピカチュウやリザードン**のフロート(山車)が煙を吐きながらやってきたりと、子どもも大興奮間違いなしの内容です。停止ポイントではキャラクター達と観客が一緒に踊るダンスタイムもあり、ぜひ音楽に合わせて体を動かして盛り上がりましょう。

夏季には**「サマー・スプラッシュ・パレード」**として水かけバージョンに進化し、ポケモンの水タイプ(ギャラドスやゼニガメ等)が登場して観客に放水します。子どもも水鉄砲を持参して参加している光景が見られ、びしょ濡れになりながら楽しめます。暑い夏には最高の思い出になりますね。

パレードを見る際は、開始30~40分前にはルート沿道で場所取りするのがおすすめです。特に子ども連れならなおさら、視界良好な前方エリアを確保してあげたいところ。レジャーシートを敷いて座り、待ち時間には持参したおやつを食べたりトイレに交代で行ったりして備えましょう。ベビーカーは邪魔にならない後方に置き、子どもを肩車する場合は後ろの方で行うのがマナーです。スタッフの指示に従い、安全に楽しんでください。

年末シーズンのイベント(クリスマスなど)

USJでは年末シーズン(11月下旬~12月・クリスマス、および年越し)にかけて、特別なイベントやショーが開催され、園内が一層華やかな雰囲気に包まれます。ファミリーで行くならこの時期ならではの楽しみも盛りだくさんです。ここではクリスマスを中心に、子ども連れにおすすめの年末イベント情報を紹介します。

●クリスマス・ツリーとイルミネーション:
USJ冬の風物詩と言えば、毎年登場する巨大クリスマスツリーです。ニューヨークエリアのグラマシーパークにそびえるツリーは高さ30mを超え、無数の光のオーナメントで飾られた姿は圧巻です。赤や青など色が次々に変化し、空へ向かって輝く光のドレープと巨大オーナメントが迫力満点と評判でした。残念ながらこのNO LIMIT! パーティ・ツリーは2024年シーズンを最後に展示終了となり、2025年以降は新たな演出に移行する見込みです。最後の輝きを見逃さないようにと多くのゲストが詰めかけましたが、今後また新しいツリー演出が登場する可能性もあります。いずれにせよ、USJのクリスマス夜景は家族みんなで共有したい“超感動”の瞬間です。小さな子もキラキラ光るツリーを目にすれば「わぁ~!」と喜ぶこと間違いありません。

●夜のクリスマス・ライブショー「フロスティーズ・スノー・パーティ」:
日が暮れると、ニューヨークエリアのグラマシーパークではド派手なクリスマス・ライブショーフロスティーズ・エレクトリック・スノー・パーティ』が開催されます。このショーは光り輝く雪だるまのDJ「フロスティー」が登場し、ノリノリのクリスマスソングに合わせて観客を巻き込み大盛り上がりするパーティ型ライブです。ミニオンやエルモ、キティ、スヌーピーといったパークの人気者たちも次々とステージに現れ、一緒にダンス! アップテンポな音楽と煌びやかなライトアップに、会場全体が踊って熱狂する様子は大人も子どももテンションが上がります。今年はフィナーレにキャラクターたちとのフォトタイムも新設され、より思い出深い夜になる演出でした。小さい子でも体を動かして一緒に踊れば寒さも吹き飛ぶでしょう。ただし夜遅い時間の公演になるため、眠くなってしまう年齢の子は無理せず休ませてあげてくださいね。

●ホグワーツ城の冬の魔法ショー:
ハリー・ポッターエリアでもクリスマス時期に特別な夜のショーが行われます。それがホグワーツ城のプロジェクションマッピングによる**「ホグワーツ・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック~」です。5年ぶりに復活したこの演出では、魔法界の冬ならではの呪文が次々と唱えられ、雪の魔法「メテオロジンクス」でホグワーツ城に雪化粧が施されたかと思えば、光の呪文「ルーモス」で暖かな輝きに包まれるなど、目を見張る幻想的な変化が楽しめます。最後には強い光の呪文「ルーモス・マキシマ!」**で城の輝きが最高潮になり、観客席から大きな歓声が上がります。ハリー・ポッターを知らない子どもでも、美しい光のショーにうっとりすることでしょう。こちらも夜の短時間ショーなので、小さい子は防寒をしっかりとして見せてあげてください。

●キャラクターのクリスマス衣装&グリーティング:
クリスマスシーズン中、パークのキャラクター達はこの時期だけの限定コスチュームを身につけています。ミニオンたちはカラフルなプレゼントやクリスマスツリー、トナカイ風など毎年凝った衣装で登場し、**「ミニオン・ジングル・ベル・ミート&グリート」としてミニオン・パーク前でゲストを迎えます。雪の結晶柄やサンタ帽をかぶったミニオン達と写真を撮れば、一生の思い出になりますね。また、ワンダーランドでも「ユニバーサル・ワンダーランド・ファン・ファン・ミュージック」**という名前でセサミストリートの仲間たちと一緒にクリスマスソングダンスを楽しむストリートショーが行われます。子どもでも踊れる簡単な振付をキャラクターがレクチャーしてくれるので安心です。フィナーレにはクッキーモンスターが紙吹雪(紙の雪)を放って、笑顔はじけるクリスマス気分を届けてくれます。こうしたキャラクターとのふれあいもぜひ満喫してください。

●クリスマス限定フード&グッズ:
期間中はクリスマス限定のフードメニューや可愛いグッズも多数登場します。例えばスタジオ・スターズ・レストランでは、この季節だけのクリスマスプレート(チキンのクリーム煮にデミグラスソース、ポテトグラタン添え)やツリー形をしたデザートケーキが提供され、冬ならではの味わいを楽しめます。ビバリーヒルズ・ブランジェリーでは華やかなブッシュ・ド・ノエルやサンタクロースを模したムースケーキなど、大人も嬉しい本格スイーツが並びます。ワゴンフードでも、ホイップクリームにオーナメントをトッピングした「クリスマス・ケーキ・チュリトス」や、甘いワッフルコーンにフライドチキンとマッシュポテトを詰め込んだユニークな「フライドチキン・コーン」、チーズソースとキャラメルソースを豪快にかけバターを乗せた「チーズフォンデュ・ドッグ」など、話題性抜群の限定メニューが揃います。寒い夜にはフィネガンズ・バー&グリル特製のシーフードポットパイセットなど、心も体も温まる冬グルメもあります。お子さん向けには、スヌーピー・バックロット・カフェで具だくさんスープスパゲティセットなど食べ応え抜群の温かメニューが提供されました。ぜひ家族でシェアしながら味わってみてください。

グッズでは、スヌーピーやキティのクリスマス限定ぬいぐるみ、ミニオンのトナカイカチューシャなどが毎年販売されます。子どもへのお土産に、期間限定アイテムを記念に買ってあげるのも良いですね。クリスマス柄のポップコーンバケツなども登場しますのでチェックしてみましょう。

●大晦日カウントダウン(補足):
年末と言えば大晦日のカウントダウン・イベントもUSJ名物ですが、こちらは例年オールナイト営業&特別チケット制で行われます。小さな子ども連れには深夜のパーク滞在は難しい場合が多いので、本記事では詳細割愛しますが、小学生高学年くらいで興味がある場合は公式情報を確認してください。夜通し乗り放題となる夢のようなイベントですが、防寒と休憩場所確保が肝になります。

総じてUSJのクリスマス~年末シーズンは、「刺激的で超元気になれるクリスマス」をテーマにした演出が盛りだくさんです「USJ 年末 子ども」というキーワードで検索する方も多いように、家族で楽しめる仕掛けが随所にあります。冬休みに入ったお子さんとの旅行先にUSJを選べば、きらめくイルミネーションと笑顔はじけるショーで最高の年末を過ごせるでしょう。ただし寒さ対策(防寒着・カイロ)だけは忘れずに!

子連れUSJの待ち時間対策&過ごし方のコツ

テーマパークで避けられないのがアトラクションの待ち時間です。子ども連れの場合、大人以上に「待つ」ことが苦手なお子さんも多いでしょう。ここでは子連れでの並び方・過ごし方のコツを紹介します。ちょっとした工夫で、待ち時間やパーク滞在中のストレスをグッと軽減できます。

●待ち時間短縮の技:

  • 前述した「よやくのり」をフル活用しましょう。ワンダーランドの対象キッズライド5つは無料予約で効率よく乗れます。朝イチで予約しておけば、長蛇の列に幼児を並ばせる必要がありません。
  • エクスプレス・パスも状況に応じて検討を。特にマリオカートなど大人気ライドを子どもが絶対体験したがる場合、待ち時間が常に長いのでエクスプレスでサクッと乗るのも選択肢です。費用とのバランスを考えつつ、すべてのアトラクションでなく子どもが乗れるもの中心のパスを選ぶと良いでしょう。
  • シングルライダーという待ち時間短縮制度もあります。これは1人乗車客として空席補充に回してもらう仕組みで、一部アトラクションで実施しています。例えば大人2人で子どもを交代で見る場合、一方がシングルライダーでさっと乗って戻り、交代してもう一方が乗るという活用法もできます。ただし席はバラバラになるため、子ども自身には使えませんし、シングルライダー受付がクローズしていることもあるので要確認です。
  • 朝一・夜間を狙う: 混雑する正午~午後の時間帯を避け、開園直後の朝や夜の閉園間際は比較的待ち時間が短くなる傾向があります。子どもの体力や機嫌が許すなら、朝一番に人気ライドを攻略し、お昼はライド系を避けてショー鑑賞や休憩に充て、夕方以降またライドに乗る、という緩急をつけた回り方がおすすめです。

●行列での過ごし方:
待ち列に並ぶ際は、子どもが退屈したりぐずったりしない工夫をしましょう。

  • おやつ作戦: 小腹を満たせるスナック菓子や飴を持参しておき、ぐずりだしたら少し与えます。ただし周囲にゴミを飛ばさないよう配慮し、アレルギー食品(ナッツなど)は避けましょう。
  • ゲームやおしゃべり: 列では抱っこやベビーカーに乗せつつ、「次はどの乗り物乗ろうか?」「さっきのミニオン可愛かったね!」など話しかけて気を逸らします。しりとりや簡単なクイズをするのも◎。スマホで好きな音楽や動画を見せるのは周囲の迷惑にならない程度に(音量注意・できればイヤホン使用)。
  • おもちゃ: 音の出ない小さなおもちゃ(フィギュア人形やプチ絵本など)を忍ばせておき、列で見せて遊ばせます。USJの売店で買ったおもちゃをすぐ開封して遊ばせる手もあります。
  • 列から一時離脱: トイレが近い子の場合、長い待ち列では途中離脱システムを使えることがあります。スタッフに申し出れば一時的に列を抜けてトイレへ行き、戻った際に元の位置に合流させてもらえる場合があります。子どもが「おしっこ…」となったら無理させず、ダメ元でも聞いてみましょう。

●トイレと休憩:
小さな子はトイレも突然行きたがります。エリア毎のトイレ位置をあらかじめ地図でチェックし、早め早めに行かせましょう。特にパレード待ちの前やアトラクション乗車前には「トイレタイム」を。USJのトイレにはほぼ全ておむつ交換台幼児用便座が備わっています。男女ともにベビーケアベッドが設置されているので、パパでもおむつ替え可能です。安心して利用してください。休憩に関しては、午後に一度カフェでお茶したり、屋内ショーを観ながら座って休むのがおすすめです。ワンダーランドの**「ハローキティのリボン・コレクション」(屋内ショー兼ミニ展示)やシアター系アトラクションに入れば20分程度座れます。ベビーカーに子どもを乗せて散歩しつつ、静かなエリア(例えばジョーズ付近のベンチや中央公園風エリアのセントラルパーク**)でひと休みするのも良いでしょう。夏場はこまめに涼しい室内へ、冬場はホットドリンク休憩で体温管理してください。

●雨天時の過ごし方:
突然の雨でも慌てないよう、雨の日プランも想定しましょう。USJは屋外施設が多いですが、子ども向けには屋内遊び場のイマジネーション・プレイランドや室内ショーがあるので、そちらに切り替えます。また、レインコートやポンチョを持参し、子どもには長靴を履かせれば雨のパレード(雨バージョンの簡易フロートが出ることも)も楽しめます。雨の日限定のフォトスポットも出現することがあるので、ポジティブに構えてください。

●その他のコツ:

  • 身軽な服装・持ち物管理: 子どもには動きやすい服と履き慣れた靴を。迷子対策として目立つ色の帽子や服だと目につきやすいです。パークでは荷物を極力ロッカーへ預け、抱っこ紐を持って行くと疲れた時に便利。
  • 無理しすぎないプラン: 全て遊び尽くそうと詰め込みすぎると、大人も子どもも疲弊します。昼過ぎに一度外に出てホテルで昼寝(※年パス等再入場可の場合)したり、夕方早めに切り上げてホテルでゆっくり夕食をとるなど、子どものリズムを最優先に。特に未就学児連れなら「見られなくてもOK」くらいの余裕を持つと良いでしょう。
  • 記念写真は早めに: 子どもが元気な午前中に、メインのフォトスポット(地球儀のUSJ看板前など)で写真を撮っておきましょう。疲れてぐずる前に、笑顔のうちに写真を残すのがポイントです。

以上のようなコツを駆使して、「USJ 幼児 アトラクション」も待ち時間を上手にやり過ごしながら、家族みんなで快適に過ごしてください。

子連れにおすすめのUSJオフィシャルホテル選び

USJで思い切り遊ぶなら、アクセス便利な周辺ホテルに泊まってゆっくり休むのがおすすめです。特にオフィシャルホテルと呼ばれるUSJ公認の直営・提携ホテルはパークのすぐ近くにあり、子連れファミリー向けのサービスも充実しています。ここでは子ども連れに評判の良いオフィシャルホテルを中心に紹介し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。

●ザ パークフロントホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
一番のおすすめは何と言ってもパークに最も近いこのホテルです。名前の通りUSJの目の前に位置し、エントランスから徒歩2分という近さ。小さな子供連れにとって、パークとホテルをすぐ行き来できるのは本当にありがたい利点です。例えばお昼寝が必要な赤ちゃんや幼児がいる場合、年パスを持っていれば一旦ホテルに戻って休憩し、落ち着いたらまた再入場して遊ぶということも簡単にできます。パークフロントホテルは高層ホテルで、お部屋によってはパークビュー(USJ側の景色)を楽しめます。特に子どもが大好きなワンダーランド方面が良く見える部屋もあり、窓からスヌーピーのエリアや観覧車が見えれば子どもも大興奮でしょう。「朝早くや夜遅く、誰もいないパークをお部屋から眺めるのも貴重な体験」との声もあります。館内サービス面では、子連れ向けにベビーベッド貸出やおむつ用ゴミ箱、子ども用パジャマ等の貸出品も豊富です。また朝食ブッフェが和洋中キッズ向けメニュー豊富で、「大人も子どもも大満足」と評判です。添い寝に関しても未就学児は無料(ベッド1台につき1名まで等の条件あり)で、広いベッドで家族一緒に眠れます。総合的に、アクセス・眺望・サービスどれをとってもファミリーに優しいホテルとしてNo.1の人気です。

●ホテル ユニバーサル ポート
USJファンに愛される、エンターテイメント性抜群のホテルです。エントランスに入ると巨大な水槽がお出迎え、そしてロビーにはミニオンたちの可愛い装飾がいっぱい!ユニバーサルポートはミニオンとコラボしたコンセプトルームを多数持ち、「ミニオンルーム」は壁紙からクッションまでミニオンづくしで子どもが大喜びします。館内の至る所にミニオンのフォトスポットがあり、パーク外でもUSJの余韻に浸れると好評です。サービス面でもファミリー向けへの気配りが光ります。例えば無料貸出品が多いこと。ベッドガード、子供用踏み台、補助便座、おしりふき温め器、電子レンジ貸出、体温計やベビーカー貸出(有料)など、痒い所に手が届くアイテムが揃っています。事前リクエストすればお部屋にセットしておいてもらえるので、荷物を減らせます。また1階には**ユニバーサルスタジオストア(公式ショップ)**があり、パークで買い忘れたお土産もホテル内で購入可能です。アクセスはパークフロントより若干離れますが、それでも徒歩5分程度と十分近いです。ポートは独自性の強い楽しいホテルなので、「ホテル滞在自体をアトラクションにしたい」ファミリーに向いています

●ホテル ユニバーサル ポート ヴィータ
上記ユニバーサルポートの新館的存在で、2018年開業の比較的新しいホテルです。場所はユニバーサルポートの隣で、徒歩圏アクセスは同様。内装は明るくポップで、客室は全室4名対応可能な広さが特徴です。二段ベッド付きのお部屋もあり、子どもが喜ぶ遊び心があります。朝食ビュッフェではチョコレートファウンテンなど子ども向けコーナーも充実しています。ポートと同様にミニオン要素のデコレーションが随所にありつつ、よりスタイリッシュな雰囲気でママパパにも好評です。ファミリー重視の設備やサービスはポートと同等なので、こちらもおすすめです。

●ホテル京阪 ユニバーサル・タワー
パークのゲートから徒歩すぐ、32階建ての高層オフィシャルホテルです。お部屋から大阪市街やパークを一望でき、夜景も楽しめます。何よりの特徴は、最上階に天然温泉の展望風呂(スパ)があること!遊び疲れた体を大浴場で癒せるのは親にとって嬉しいですよね。ファミリープランも充実しており、高層階確約の部屋や記念日向けサービスも。子連れの場合は低層階で広めの部屋を選ぶと安心です。周囲にコンビニや飲食店(シティウォーク内)も多く、利便性は抜群。料金もパークフロント等に比べ抑えめなことが多く、コスパ重視のファミリーに人気です。

●ホテル京阪 ユニバーサル・シティ
上記タワーの系列で、こちらはカジュアル路線のオフィシャルホテル。館内にはセサミストリートのキャラクタールームがあることで知られ、エルモやクッキーの可愛い内装は小さな子も安心して過ごせます。1階ロビーの土産ショップも充実。価格帯はリーズナブルで、気軽に泊まりやすいです。

●ホテル近鉄ユニバーサル・シティ
USJオフィシャルホテルの中でも古参ですが、そのぶん子連れ実績多数の安心感があります。ロビーからしてセサミストリートの大きな壁画があり、かつてはセサミのコンセプトルームもありました(現在のテーマは和テイストフロアなど)。お部屋はコンパクトながら小上がりの畳スペース付き客室もあり、靴を脱いでリラックスできます。未就学児の添い寝無料、子ども用アメニティ配布などファミリーサービスも万全。立地もゲート目の前です。

●ザ シンギュラリ ホテル & スカイスパ(オートグラフコレクション)
JRユニバーサルシティ駅直結の高層ホテルで、オフィシャルホテルの一つです。特徴は最上階の展望スパで、夜景を見下ろしながら温泉に入れます。お子様も利用OKで旅の疲れを癒せます。さらに子連れに嬉しいのが、宿泊者向けにオリジナルのスヌーピーグッズプレゼントがあること。チェックイン時にキッズには可愛いスヌーピーグッズがもらえるとあって、子どももにっこり。また、お部屋のアメニティも充実しており、大人向けにも上質なステイが楽しめます。駅直結ながらパークまでも徒歩3分程度と近く、雨でも濡れにくい利点も。高級志向ですが、子連れサービス一覧もしっかり用意されているのでご安心を。

以上が主なオフィシャルホテルですが、この他にもオリエンタルホテルラ・ジェント・ホテル大阪ベイ(パートナーホテル)など、子連れ歓迎の宿泊先は多数あります。選ぶ際のポイントは、

  • パークからの距離:徒歩移動が前提なので、小さい子がいるなら極力近いホテルが◎(パークフロント、近鉄、京阪など)。
  • 部屋の広さ・ベッドタイプ:添い寝可否やベッドサイズを確認。4人家族なら4ベッドルームや二段ベッド部屋も便利。
  • ファミリー向けサービス:ベビーベッド貸出、レンジの有無、子供用パジャマや歯ブラシの有無など公式サイトでチェック。
  • 食事:朝食ブッフェの評価やキッズメニューの有無。朝からしっかり食べたい派ならブッフェ評判の良いホテルを。

ユニバーサルスタジオファミリー向けの宿泊」として、上記ホテルはどれも甲乙つけ難い魅力がありますが、立地重視ならパークフロント、エンタメ重視ならユニバーサルポート、温泉リラックス狙いなら京阪タワーorシンギュラリ、といった具合に優先事項で選ぶと良いでしょう。旅行会社のファミリープランや早割も活用し、お得に快適なホテルステイを楽しんでください。

USJへのアクセス方法と駅・駐車場情報

地方からUSJへ旅行するファミリーにとって、現地までのアクセスも重要なポイントです。ここでは、公共交通機関(電車・バス)と自家用車でのアクセス方法、そしてUSJの最寄り駅や駐車場事情について解説します。

●電車でのアクセス:
USJの最寄駅はJRゆめ咲線「ユニバーサルシティ駅」です。大阪駅(梅田)からはJR大阪環状線で西九条駅へ行き、そこでJRゆめ咲線に乗り換えて終点がユニバーサルシティ駅となります(所要時間は乗換含め約15分)。新幹線で大阪入りする場合は、新大阪駅から大阪駅へJR在来線で移動し、同じルートで行けます。関西空港からはリムジンバスが直通でUSJまで出ています(約1時間15分)。伊丹空港からもリムジンバスあり(約45分~)。小さな子連れの場合、荷物も多いのでリムジンバスを使ってホテルまで行くと楽です。ユニバーサルシティ駅に着いたら、駅を出てすぐ目の前がユニバーサル・シティウォークを通じてパーク入口です。ベビーカーごと乗れるエレベーターも駅に完備されています。なお、混雑日は駅からパークまで人波ができるので、迷子にならないようお子さんの手をしっかり握って下さい。

●車でのアクセス:
マイカーで来園する場合、カーナビ目的地を「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区桜島)」に設定しましょう。阪神高速2号淀川左岸線「島屋出口」や、5号湾岸線「ユニバーサルシティ出口」から近く、道路案内標識にもUSJの表示があります。パークには公式の有料駐車場が併設されており、約3,000台収容可能です。ただし駐車料金は日によって変動し、おおよそ2,500~3,600円ほどかかります。繁忙期は朝早くから満車になるため、開園90分前(場合によっては朝5時台)には駐車場待ちの列ができることもあります。確実に公式駐車場に停めたいなら非常に早く到着するか、周辺の**予約制駐車場サービス(akippa等)を利用する手があります。周辺には個人経営のコインパーキングも点在し、少し離れたJR桜島駅・安治川口駅周辺には1日1,500-2,500円程度の安価な駐車場もあります。そこに停めて1駅分電車移動(大人150円/子供70円)する方法も知られています。小さい子連れで大量の荷物がある場合は、やはり公式駐車場(ゲートまで徒歩すぐ)**が便利ですが、料金と早朝からの並びは覚悟しましょう。なお、オフィシャルホテル宿泊者はホテルの駐車場に停め、チェックアウト日もそのまま置いてパークへ行けるプランが多いです。ホテル駐車場は1泊2日で2,500円前後が相場ですが、宿泊者以外は利用できません。

●ユニバーサル・シティウォーク大阪:
電車でも車でも、USJの入口手前にあるのが**「ユニバーサル・シティウォーク大阪」という商業施設です。これは駅~パーク間の動線上にあるショッピングモールで、飲食店やショップが多数入っています。家族連れにとって役立つのは、モール内にファストフードやレストランの豊富な選択肢があることです。もしパーク内の食事が混んでいたり高くついたりする場合、いったん退園して(原則再入場不可のため注意ですが)外で安く食べる手もあります。モールにはマクドナルド、ケンタッキー、たこ焼きミュージアム(大阪名物たこ焼きのフードコート)、回転寿司、串カツ店、カプリチョーザ(イタリアン)、スターバックスなど多彩な店があります。夕方パークを出た後に夕食をとって帰路につくなら、子どもが好きなものを外で食べても良いでしょう。また、シティウォーク内には大型お土産ショップ「ユニバーサル・スタジオ・ストア」**(パーク外店)があり、パークで買いそびれたグッズを買えます。ポケモンセンターやONE PIECEストアなど期間限定ショップが出店することも。さらにUSJ公認のキャラクターモチーフ専門店(スヌーピー、キティ、セサミなど)も常設されており、パークに入らなくてもグッズだけ買いに来ることも可能です。お手洗いや授乳室も完備しているので、到着後すぐや帰る前に利用できます。無料で楽しめる仕掛けとして、季節イベントに合わせたフォトスポットやイルミネーション装飾もシティウォーク内に登場します。例えばクリスマス時期にはツリーやリースが飾られ、音楽ライブが行われることもあります。パーク外でも十分雰囲気が楽しめるので、時間があれば散策してみましょう。

【体験談】子どもと過ごすUSJ一日モデルプラン(朝~夜)

最後に、ファミリーでUSJを訪れた際のモデルプランを、体験談スタイルでご紹介します。未就学児と小学生の子連れを想定し、朝から夜までどのように過ごすか一例を描いてみます。ご自身のご家族のペースに合わせ、アレンジしてみてください。

7:30~8:30 パーク到着・入場待機

この日は未就学児(3歳)と小学1年生(7歳)を連れてのUSJ。混雑を避けるため早めに家族でホテルを出発し、開園約1時間前の7:30頃にパークに到着しました。ゲート前には既に多くのゲストが並んでいますが、子ども達はワクワクが止まらない様子。「あれがUSJの地球儀だよ!」とエントランスの巨大なユニバーサル・グローブを指差すと、「本物だ~!」と大興奮です。入場列に並びつつ、夫と交代ですぐ横のトイレに子ども達を連れて行き、開園前のお手洗いタイムを済ませます。持参した菓子パンをつまみながら、「今日は何に乗ろうか」と家族会議。上の子はマリオカートに行きたいと言うものの、弟は身長不足なので作戦を練ります。幸い今日はエクスプレス・パスを取っていない平日ですが、スーパー・ニンテンドー・ワールドは整理券なしで入場できる日でした。開園時間が近づき音楽が流れ始めると、子ども達もテンションMAX。「走らないでくださいね~」というスタッフの声に見送られ、いよいよゲートイン!

9:00 入園直後:ミニオン・パークへ直行

開園と同時に、まずは上の子のリクエスト第1位だったミニオン・ハチャメチャ・ライドを目指します。マリオエリアは後回しにし、家族全員が体験できるミニオンライドへ。ベビーカーを借りるか迷いましたが、3歳児も今は元気いっぱい走り回れそうなので入場直後は見送りました(必要になったら途中借りる計画)。ミニオン・パークに着くと、ハチャメチャ・ライドの待ち時間は既に30分表示。しかし子ども達の「乗りたい!」という声で意見一致したので、そのままスタンバイ列に加わります。列ではミニオンの映像が流れており、子ども達もキョロキョロ飽きずに待てました。途中で下の子が「バナナ~~♪」とミニオンの真似を始めて周囲を笑わせる一幕も。約25分で乗り場に到着し、家族4人横一列で座席に着席。3歳児には少し激しいかなと心配しましたが、大好きなミニオン達がスクリーンに出るたびケラケラ笑って楽しんでいました。終わった後は「また乗りたい!」と興奮冷めやらぬ様子。

ライドを出たところで、運よくミニオンのグリーティングに遭遇!クリスマス衣装のミニオンが5体も勢揃いしていて、子ども達は目を輝かせて駆け寄ります。写真撮影の順番待ちに並び、サンタミニオンと一緒に家族写真を撮ってもらいました。抱っこされた下の子はちょっとポカーンとしていましたが、後から写真を見返すと嬉しそうににっこり写っていてほっこりです。

10:30 ユニバーサル・ワンダーランドで思い切り遊ぶ

次は子ども達メインでユニバーサル・ワンダーランドへ移動します。途中、ハリウッド・エリアを歩いているとスヌーピーが!スタッフが列整理をしていたので、お姉ちゃんと一緒に並んでハグ&写真をゲット。「ふわふわで可愛かった~」とニコニコ。

ワンダーランドに入ったら、まず入り口右手のファミリーサービスに立ち寄りました。そこで3歳の息子用におむつ替えとトイレ(補助便座付き)を済ませ、ついでに持参のアンパンマンジュースを電子レンジで少し温めて飲ませます。パークを歩き回って体が冷え気味だったので、温かい飲み物でほっと一息。授乳室は使いませんでしたが、綺麗で個室があり、利用中のママさん達もリラックスしている様子でした。粉ミルク用のお湯ももらえるので、赤ちゃん連れにはありがたいですね。

ファミリーサービスを出たら、いよいよワンダーランドのライド巡りです。「よやくのり」を活用するため、公式アプリでフライング・スヌーピーを予約。予約時間まで少しあるので、屋内のエルモのイマジネーション・プレイランドに入りました。ここは本当に子ども天国!娘はボールプールにダイブ、息子は滑り台を何度も滑って大はしゃぎです。2人の後を追いかけていた夫も汗だくになるほど…。私はその間ベンチで一息つきつつ、他のファミリーとおしゃべり。「今日は空いてますね~」「うちは初USJなんです」なんて情報交換したり。プレイランドは靴を脱いで遊ぶエリアがない(赤ちゃんハイハイゾーンが無い)ので、ハイハイ期の子はちょっと難しいですが、歩ける子には最高ですね、といった話題も出ました。

時間になったのでフライング・スヌーピーへ。よやくのり予約済だったため、専用入口からスムーズに案内され、ほぼ待たずに乗れました。空飛ぶスヌーピーに乗った3歳息子は「パパ抱っこー!」と最初怖がりましたが、ゆっくり上下するだけなのですぐ慣れて笑顔に。7歳娘は「次あっち乗ろう!」とすぐ隣のスヌーピーのフライング・エース・アドベンチャー(小型ジェットコースター)を指差します。弟の身長もクリアしていたので、今度は通常スタンバイで並びました。20分ほどでしたが、並び中に機関車トーマスのおもちゃで遊ばせたりして時間を潰し、無事乗車。こちらも家族全員楽しめました。ワンダーランドではその後モッピーのバルーントリップ(よやくのり予約)やエルモのゴーゴー・スケートボードにもチャレンジ。息子はスケートボードがちょっと怖かったみたいですが、降りたら「すごかったね~!」と興奮していました。

12:30 ランチ休憩(スヌーピー・バックロット・カフェ)

たくさん遊んでお腹が空いたので、ワンダーランド内のスヌーピー・バックロット・カフェで早めのランチをとることにしました。時間は12時半頃で店内はほぼ満席でしたが、ちょうど席を立つ家族がいたので運良くすぐ座れました。娘は「スヌーピーのお顔パンケーキ」が乗ったキッズセット、息子はポテトが大好きなのでキッズハンバーガーセットに。私は期間限定のスープスパゲティセット、夫はボリュームたっぷりのカレーを注文。子ども達にはミニジュースも付き、可愛いスヌーピープレートで提供されて大喜びです。私も温かいスープパスタで芯から温まりました。ここではベビーフード販売もあったので、記念に瓶のりんごピューレを購入(下の子が好きなので)。店員さん曰く「スタジオ・スターズ・レストランでも売ってますよ~」とのこと。授乳スペースも店内にあるようで、赤ちゃん連れママが利用していました。子連れ率が高い店なので、周囲に気兼ねせず食事できて助かりました。

14:00 NO LIMIT! パレード鑑賞

午後2時、いよいよNO LIMIT! パレードの時間です。実はランチ前、夫が先に店を出てパレードルート沿道にレジャーシートを敷いて場所取りをしていてくれました。私は子ども二人を連れて合流。場所はニューヨークエリアの沿道で、前から2列目くらい。周囲もファミリーが多く、子ども達同士で「あ、ミニオン!」「ピカチュウ来るかな?」と談笑しながら待ちました。

やがてパレードがスタートすると、マリオとルイージがカートに乗って登場!子ども達は「マリオー!」と必死に手を振ります。続いてポケモンのリザードンやピカチュウの山車が現れ、音楽に合わせて水しぶきを噴射!幸い私達の場所は水かかりゾーンではありませんでしたが、前方の人たちはレインコートで大盛り上がりしていました。ミニオンのフロートが来た時は、キャストさんがこちらに気付いて指をさしてくれ、娘は跳びはねて喜んでいました。ポケモン&ミニオン&マリオという夢の共演に大人もテンションが上がり、家族全員で手拍子したり体を揺らしたりと楽しめました。約40分のパレードでしたが、子ども達は終始笑顔で、「すごかったねー!」と興奮冷めず。特に7歳娘はポケモン大好きなので、水タイプのポケモンがいっぱい出てきたのが嬉しかったようです。「ゼニガメ見えたよ!」と大はしゃぎでした。

15:00 午後のゆったりタイム(ショップ&ショー)

パレード後、下の子が少し眠そうにしてきたので、ベビーカーをレンタルすることにしました。入場口近くのベビーカーレンタルで1日1,000円を支払い、シンプルなバギーを借ります。4歳未満しか利用できないため7歳娘は歩きで、3歳息子をベビーカーへ。パーク内を移動しているうちに案の定コロッと寝てくれました。

その間に、娘の希望でハリウッド・エリアの大きなショップ**「ユニバーサル・スタジオ・ストア」**でお土産探し。娘はおばあちゃんへのお土産にとスヌーピーのクッキー缶を選び、自分用にはミニオンの光るペンダントをおねだり。帰り際に買うと荷物になるので、このタイミングで購入しホテルに一旦置きに行っても良かったのですが、結局持ち歩くことに。幸いベビーカーがあるので、荷物はそこに引っ掛けてラクチンです。

16時頃、まだ息子はお昼寝中。娘も少し疲れが見えてきたので、シアターショーの**「シング・オン・ツアー」**を見ることにしました。ちょうど待ち時間なく入場でき、座席に着いてほっと一息。暗くなった場内で、娘は「眠くなってきた…」と目をこする仕草。でも始まった途端、大音量のヒットソングに目が覚めたようで、曲に合わせて手拍子していました。私は息子をベビーカーに乗せたまま後方で立ち見しましたが、途中で彼も目を覚まし、抱き上げるとノリノリで体を揺らしていました。知らない曲でも動物キャラが歌っている姿が面白かったようです。ショーは約20分で、親もリフレッシュできました。

17:00 任天堂マリオエリアへ(夕方の散策)

夕方になり、子ども達が復活してきたので、混雑が落ち着いてきたスーパー・ニンテンドー・ワールド(マリオエリア)に行ってみることに。エリア入場整理券なしで直接入れる状況でした。マリオの世界に入るや否や、音楽や景色に大人も子どもも大興奮!キノコの丘や土管、クリボーが動く様子に「本物みたい!」と子ども達は駆け出します。ここでは無理にアトラクションは狙わず(マリオカートは下の子が身長届かず、ヨッシーアドベンチャーは混雑)、エリア散策と雰囲気を楽しむことにしました。ところどころにあるハテナブロックをパンチすると音が鳴る仕掛けで遊んだり、キャラクターの壁画と写真を撮ったり。夕方で少し暗くなり始めていたので、ブロックやクリボーにライトが灯り出しており、幻想的でした。

途中、エリア内のキノピオ・カフェ前で休憩。子ども達にマリオの形のポップコーンバケツを買ってあげ、ベンチでポリポリ食べました。これだけでも十分「マリオ楽しかったね!」という満足感があったようです。そしてラッキーなことに、ちょうどマリオとルイージのグリーティング時間になり、整列に参加できました。息子はマリオの鼻を触ってニヤニヤ、娘はルイージに「ゲームしてるよ!」と話しかけてハイタッチしてもらい大喜び。マリオファミリーとの記念写真もバッチリ撮れ、この旅のハイライトとなりました。

19:00 夕食(パークサイド・グリル)&夜のショー鑑賞

夜ご飯はどうしようか迷いましたが、折角なのでニューヨークエリアのパークサイド・グリルで少し早めのディナーをとることにしました。子連れには敷居高いかとも思いましたが、実は子ども向けサンドイッチセットなどもあり入店しやすい雰囲気です。事前に優先案内サービスで17:30に受付予約しておいたおかげで、ほぼ待たずに入れました。窓からセントラルパークの緑が見える落ち着いた店内で、大人は熟成肉のステーキを堪能。子ども達は可愛い三角サンドイッチとポテトのキッズプレートを夢中で食べ、デザートのアイスクリームにニッコリ。騒がず静かに過ごせたので、他のお客さんの迷惑にもならず安心しました。高級レストランですが子連れでも丁寧に対応してもらえ、大満足です。

食事後、外に出るとパークはすっかり夜景モード。今日はクリスマスイベント期間中だったので、ニューヨーク広場の巨大クリスマスツリーがきらめいています。19時半からのフロスティー・スノー・パーティまで少し時間があったため、近くの屋台でホットチョコレートを買い、家族で乾杯。息子はベビーカーですやすや眠り始めました。時間になり、始まったライブショーではDJフロスティーが登場し、「ジングルベル」のノリノリリミックスが流れてきます。娘は最初照れていましたが、キティちゃんやスヌーピーが踊り出すと自然と体を揺らして一緒にダンス。最後は吹雪の紙ふぶきが舞い、キャラクターがステージから手を振ってフィナーレとなりました。「すごーい!楽しかった!」と笑顔の娘に、「また来年も来ようね」と夫と頷き合いました。息子は途中で起きましたが、キョトンとしながらも最後は手を叩いていたので良しとします。

21:00 帰路へ&振り返り

ショー終了後、パークは閉園時間が近づいていました。名残惜しいですが、小さな子供達も疲れがピーク。最後に入口付近で地球儀をバックに家族写真を撮り、ホテルへと向かいました。歩きながら、「今日は楽しかったねー!何が一番だった?」と聞くと、娘は「マリオに会えたこと!」、息子は「ミニオン!」と即答。大人的には夜のツリー&ショーも感動しましたが、子ども達にはやはりお気に入りキャラとの触れ合いが心に残ったようです。ホテルに戻ると子ども達はお風呂上がりに即夢の中…。大人も湯舟にゆっくり浸かって疲れを癒しました。

以上が我が家のモデルプランですが、「家族でユニバーサルスタジオジャパンを楽しむ」ためには、子どもの体力・興味に合わせた計画が大事だと実感しました。詰め込みすぎず適度に休憩しながら、それでいてここぞという体験(お気に入りキャラやアトラクション)は逃さないようにすることで、みんな笑顔で終われたと思います。この記事をご覧の皆さんのファミリーUSJも、素敵な思い出でいっぱいになりますように!

まとめ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は子連れファミリーにとって魅力あふれる遊び場です。チケットは4歳から必要ですが3歳までは無料、身長が伸びるにつれて乗れるアトラクションも増え、0歳からでもショーや雰囲気を十分楽しめます。ファミリー向けサービスも充実しており、授乳室やおむつ替え設備、ベビーカー貸出し、低アレルゲン対応メニューなど至れり尽くせりです。

お子様と一緒にUSJを最大限楽しむコツは、事前準備と情報収集、そして臨機応変なプラン変更にあります。エクスプレス・パスやよやくのりを駆使して待ち時間を減らし、子どもが喜ぶアトラクションやキャラクターに優先的に時間を使いましょう。年末シーズンにはクリスマスの華やかなイベントが繰り広げられ、一生忘れられない家族の思い出が作れるはずです。

ぜひ、本記事を参考にしながら**「USJ 子連れ」**旅行の計画を練ってみてください。ユニバーサルスタジオジャパンは家族みんなに笑顔と“超元気”を届けてくれる素敵な場所です。安全とマナーに気を付けつつ、思い切り楽しんできてくださいね!Have a Universal day!

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