地主神社
photo by @__aya07
地主神社の基本情報
【スポット】地主神社
【ふりがな】じしゅじんじゃ
【 住所 】京都府京都市東山区清水1-317
【アクセス】京阪本線 祇園四条駅 徒歩約25分
【最寄り駅】祇園四条駅
【営業時間】9:00~17:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし
地主神社
が含まれる観光マップ
縁結びの神様「地主神社」への行き方とすごいご利益について
地主神社とは
「地主神社」は「じしゅじんじゃ」と読みます。
実は地主神社はその土地の神様を祀る神社なので日本全国各地にあります。
しかし何といっても京都清水寺の本堂背後にある地主神社が有名です。
地主神社は清水寺を守護している神社なので清水寺の一部とされています。ですから世界遺産の神社なのです!
地主神社の歴史は古く、古すぎていつからあったか定かでありません。
それが証拠に後で説明します「恋占いの石」を米国の原子物理学者のホースト博士が科学的に分析したところ何と縄文時代の石だということがわかったというから驚きです。
地主神社の主祭神は大国主命です。
他にも夫婦神の素戔嗚命(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、足摩乳命(あしなずちのみこと)と手摩乳命(てなずちのみこと)の二組の夫婦神をお祭りしています。
この辺から縁結びの神社として広く知られることになったのかもしれません。
地主神社へのアクセス
地主神社に参拝するには清水寺拝観と一緒になりますが開門・閉門の時間が異なります。
清水寺の拝観時間は午前6時から午後6時ですが地主神社は午前9時から午後5時までです。
清水寺の開門は午前6時と朝早いので、日中の混雑を避けるには早朝の拝観がおすすめですが地主神社の開門は午前9時からですので注意が必要です。
拝観料は地主神社と清水寺共通で大人400円、小中学生200円です。
清水寺では季節やライトアップなどの特別拝観時には拝観時間や拝観料が変わります。
例えば秋の夜間特別拝観の例では、拝観時間が午後6時から9時までで拝観料は大人400円、小中学生200円です。
ただし地主神社は午前9時から午後5時の参拝時間が基本になっていますので、その時間以外で清水寺を拝観する際は地主神社に参拝できるかどうか事前にご確認下さい。
清水寺の境内は一方通行になっています。
田村堂の前で拝観券を購入し、轟門から入り有名な清水寺の舞台がある本堂を経由して東側に出ると左手に地主神社の入り口となる石段が見えます。
清水寺本堂の裏側から地主神社に入る総門もありますが現在は通行止めになっています。
実はこの総門、正面の柱が鳥居の形をしている非常に珍しい門ですので忘れずチェックしましょう。
清水寺へのアクセスは市バス、京阪バスで「五条坂」か「清水道」のバス停で下車して東に向かって坂道を上ります。
電車では直接アクセスできませんのでバスに乗り換えて清水寺に向かいます。
JRや近鉄奈良線であれば京都駅のバス乗り場でDブロックの100系統、206系統、208系統の市バスがおすすめです。
京阪であれば七条京阪前で下車して上記のバスに乗車します。バスの系統も多く運行間隔も狭いので日中は時間を気にせずに来たバスに乗車できます。
市バスは1回の乗車で大人230円です。1日乗車券が500円ですから3回以上バスに乗る人は1日乗車券がお得です。
1日乗車券は京都駅の売店や自動販売機で買えますが、バス乗車後に運転手から直接買うこともできます。
ちなみに時間に余裕があれば八坂神社から清水寺そして地主神社への散策を特におすすめします。
八坂神社からしだれ桜で有名な円山公園を通り、高台寺から八坂の塔を見ながらのコースはいかにも京都らしい情緒に溢れています。
通ることになる路は石塀小路 、二年坂、三年坂(産寧坂)という名の美しい景観の中を通る路でカレンダーやテレビ、映画で目にしたことがあると思います。
注意点
時間配分:
バス停から清水寺への行きは結構な上り坂です。
移動の所要時間は最低でも清水寺まで10分以上見ておきましょう(お土産選び抜きでです)!
参道の両側は八ツ橋や漬物、お土産屋さんがぎっしりと並んでいます。
清水寺境内も舞台をはじめ見ごたえ十分です。そこにきての地主神社なので多くの人が時間が足りなくなってしまっています。
服装:
レンタルの着物姿の観光客が多いのも事実なのですが動きやすい服装がおすすめです。
ほとんどが坂道と石段なので歩きやすい靴を選ぶことも大切になります。
バス:
春から夏にかけての観光シーズンは修学旅行のピークでもあり大変混雑します。
特に修学旅行生が宿泊先に帰る時間帯の15時から17時はバスが来ても乗車できないこともありますので要注意です。
地主神社の重要スポット
地主神社の境内は広くないのですが様々な社が祀られています。外せないのは「恋占いの石」です。
「恋占いの石」:
本殿前に埋め込まれている一対の石のことです。
地主神社への石段を上ると片方の石がすぐ目の前にありますのでわかりやすいです。
「恋占いの石」の願掛け方法は、石段側の石から反対側の石へ目を閉じたまま歩いてたどり着くことです。
独力でたどり着ければ願掛けの恋が成就すると言われています。
注意しなければならないのは目を閉じて歩いている最中に誰かの声に助けられてたどり着くと、現実の恋が成就する際にも誰かの助けが必要になるそうです。
「もうちょっと右だよ」とか「行き過ぎたから二歩戻って」とかです。
周りの声はなるべく聞かないようにしましょう。
この「恋占いの石」の願掛け、室町時代の頃にはすでに行われていたようです。
江戸時代の古文書には老若男女が一日中楽しんでいるという記載があるとのこと、恋愛祈願の想いは今も昔も変わりはないようですね。
ちなみにこんな風に紹介されているそうです。
「目をふさぎて、掘りすへたる石より石まで歩みよるに」(出来斎京土産より)
お守りとおみくじ:
もう一つのお楽しみが恋愛成就祈願のお守りとおみくじです。
地主神社の拝殿には様々なお守りが用意されていますので眺めるだけでも楽しいです。
地主神社のおみくじはその名も「恋占いおみくじ」といって恋占いに特化しています。
しかも大凶もしっかり出ます。何回も大凶が出たところを目撃しています!恋愛運試しにぜひ1本いかがでしょうか?(1回200円です)
季節:
地主神社は桜と紅葉の名所としても有名で特に桜は「地主桜」として古くから知られています。
何しろ訪れていた嵯峨天皇が地主桜の美しさに魅せられたあまり帰るに帰れず、三回も車を返したということで「御車返しの桜」と言われています。
それまでは日本人の花見は梅の花を愛でていたそうですが嵯峨天皇の頃から桜になったそうです。
ひょっとしたら日本人の花見の原点は地主神社の桜なのかもしれません。
花見好きといえばかの太閤秀吉も花見に地主神社を訪れたそうです。
時間がある人は地主神社の他の神様を参拝しましょう。
良縁大国:
地主神社への石段を上る中間で右手に入ると鎮座されている石の大国様です。良縁をもたらしてくれます。
栗光稲荷:
良縁大国のさらに奥に進むと商売繁盛、家内安全、開運招福の栗光稲荷があります。
おかげ明神:
恋占いの石の右後方にあるのが、一つだけならどんな願いでもきいていただける神様です。
このおかげ明神の背後には「いのり杉」というご神木があります。
何とそこには呪いの藁人形を打ち付けた釘の跡がいっぱい…必見です!
撫で大国:
大国様が鎮座されていますので、良縁とか受験とか安産など願い事に応じた大国様のお体の部分を撫でると願いがかないます。
水かけ地蔵:
水をかけると願いがかなうという不思議なお地蔵さまです。願いに応じた柄杓が用意されています。
祓戸大神:
不浄や消沈した心を祓い清めて元気な心に戻していただける神様です。
まとめ
地主神社の境内は狭いのですがこんなにたくさんの重要スポットが所狭しと並んでいます。
それぞれに特徴ある神様が恋愛だけではなく幅広く願いをかなえていただけます。
清水寺も見所満載ですので駆け足でまわるのではあまりにもったいないです。
地主神社参詣の際には時間配分をたっぷり取ってじっくり楽しみましょう!
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