国会議事堂
photo by @kinana_mochi
国会議事堂の基本情報
【スポット】国会議事堂
【ふりがな】こっかいぎじどう
【 住所 】東京都千代田区永田町1丁目7−1
【アクセス】東京メトロ丸ノ内線・千代田線 国会議事堂前駅 徒歩約1分
【最寄り駅】国会議事堂前駅
【営業時間】平日 9:00~17:00(見学は事前予約が必要)
【 料金 】無料
【クーポン】なし
国会議事堂
が含まれる観光マップ
日本の政治の中心地、国会議事堂について詳しく紹介します!
国会議事堂とは国政を議論する場所として1936年(昭和11年)に竣工した日本を代表する建造物です。ここが日本の政治の中心地であり、すべての政策はここから始まっているといっても過言ではありません。
国会議事堂の概要
所在地:〒100-0014 東京都千代田区永田町1丁目7番地1号
敷地面積10万3000平方メートル、建物平面積1万3358平方メートルという広大な敷地を誇っています。国会議事堂の建物は地上三階、地下一階建てです。着工1920年1月30日、竣工は1936年11月7日、約17年もの長い歳月をかけて建設された建物です。
国会議事堂の歴史
国会議事堂は1936年(昭和11年)、17年の歳月をかけて帝国議会議事堂として建設されました。1881年(明治14年)10月明治天皇から国会開設の詔が発せられ、議事堂建設の構想が始まりました。国会議事堂を建設するにあたり内閣に設置された「臨時建築局」は、永田町に西洋風の国会議事堂を建築すべく海外から建築家を招集しましたが、当時の日本は大変な財政難のため木造二階建ての仮議事堂しか建設できませんでした。またその仮議事堂も火災によって間もなく焼失してしまいます。
その後も建築家の対立等の影響で工事は大幅に遅れ、建築計画はなかなか前に進みませんでした。度重なる修正案の後ようやく建築に取り掛かったものの、今度は関東大震災などの影響で設計図や模型がなくなってしまいました。それでも議事堂本体はそれほどダメージを受けなかったもののその後もかなりの日数を費やしてようやく完成しました。こういった経緯により、国会議事堂は日本を代表する建築物であるにもかかわらず誰が設計した建物なのか未だにハッキリとわかっていないのです。
国会議事堂の見学
当日に現地で申し込みをすればだれでも無料で見学することができます。ただし衆議院と参議院は見学できるタイミングが少し異なるので注意が必要です。
衆議院
月曜日から金曜日、8時から17時の間で原則として毎時30分です。(受け付けは16時まで)
土曜日、日曜日、祝日 9:30、10:30、11:30、13:00、14:00、15:00の計6回
参議院
月曜日から金曜日、9時から16時の毎正時です。土曜日、日曜日、祝日の見学はできません。ただし本会議が開催される日に限って言えば、開会の1時間前から散会までは見学はできません。
国会の警備担当の職員の案内に従って決められたコースを見学します。衆議院、参議院ともに所要時間の目安は約1時間程となっています。国会議事堂内では豪華なステンドグラス、大理石でできた壁や廊下、暖炉、テレビでしばしば放送される落ち着いて気品あふれる赤い絨毯、廊下から見える中庭など、私たちが日ごろ触れることのない世界をしっかりと見学することができます。
国会議事堂の銅像
国会議事堂中央広場には三体の銅像と四つの台座があります。その三体の銅像とは、日本の議会政治の礎を築いた伊藤博文、板垣退助、大隈重信の三人の銅像です。ところで台座が一つ空いているのですが、その理由には諸説あります。
・銅像になっている三人と並ぶだけのスケールの政治家になれ、というメタファー
・政治は常に完成しない、というメッセージ
今後歴史に名を残すような政治家が現われれば埋まるのかもしれませんが、きっとあえて埋めずに空けてあるのだと考えられます。日本の政治家は誰しも四体目の銅像になることを目指しているのかもしれませんね。むしろそうであってほしいと願います。
衆議院
正面からみて左が衆議院です。日本においては衆議院の優越が認められており、参議院とくらべ衆議院の決定事項は重く見られており、写真に撮影は厳しく禁止されています。衆議院の本会議場、議長席の上には天皇陛下専用の傍聴席があり、参議院とは異なる趣きとなっています。
参議院
正面から見て右が参議院です。参議院には衆議院の議決をチェックする役割があります。参議院の見学を見てみましょう。参議院見学のの入り口は建物西側ににあります。最初に参観ロビーと呼ばれる広いホールに案内されますが、この参観ロビーには国会議事堂のいろいろな案内があります。
国会議事堂の建物の模型
国会議事堂の外観を再現したミニチュアサイズの模型が飾ってあります。国会議事堂の全体の様子を把握するためにまず確認しておくとよいでしょう。
議員席
議員席のレプリカがあるのでぜひとも座ってみましょう。机の上には国会中継でよく見る黒い名札があり、雰囲気はまさに会議場そのものです。名札の近くには押しボタン式の投票機もありますし、議長が叩く小槌も体験することができます。レゴブロックで再現された国会議事堂の模型があり
国会議事堂のお土産
国会議事堂の敷地の中にあるバスの駐車場のすぐ近くには売店があり、国会議事堂にちなんだお土産を購入することができます。国会議事堂ならではのお土産を紹介します。
歴代総理大臣のイラストが記載された湯飲み・クリアファイル
これぞ国会議事堂のお土産といった定番アイテムです。湯のみ、またはクリアファイルには上手にデフォルメされた歴代総理大臣の似顔絵がギッシリ描かれています。これらのグッズを使って生活していれば近代史の勉強はバッチリかもしれません。
菊の紋章の人形焼き
人形焼きは東京名物ですが、こちらの人形焼きはなんと天皇家の家紋である菊の紋章がモチーフになっています。普通の東京観光ではなかなか買うことができませんし、国家の機関といった重厚な雰囲気があり、高級感抜群ですがお値段は大変リーズナブル。もちろん味は普通の人形焼きと同じですから安心ですね。
国会議事堂限定焼き
中身はただの饅頭ですが、パッケージの重厚感が半端ありません。饅頭には一つ一つ国会議事堂の外観の焼き印が押されています。
爪切り
国会議事堂のお土産になぜ爪切りがあるのかは謎ですが、ただ「衆議院」とだけ書かれたシンプルなデザインの爪切りです。実用的ですし、他では絶対に売っていないでしょうから意外と喜ばれるかもしれません。もしかしてあの大臣もこの爪切りで爪を切っているのかな?などと考えながらお土産にするのもユーモアセンスがあってよいかもしれません。
国会議事堂飴
こちらも国会議事堂のお土産の定番です。菊の御紋をモチーフにした飴はサイズ、色ともに議員バッチにそっくり。一般人である私たちは議員バッチなんてお目にかかる機会はまずありませんが、こちらの飴であればだれでも気軽に購入できます。わかる人にはわかる、ちょっとハイセンスなジョークグッズにまさしくぴったりでしょう。
こちらで紹介したお土産は国会議事堂を見学していない人でも購入することが可能です。国会議事堂の近くを通った時、フラリとよってみるのはいかがでしょうか?
国会議事堂の食堂
国会議事堂の中には忙しい議員の先生方が利用する食堂があります。衆議院、参議院ともにお寿司やうな重、お弁当を提供する「初花」とカレーやパスタ、うどん、ドリンクを提供する「レストランモア」の2店があり、衆議院と参議院の真ん中にはその名の通り「国会中央食堂」という食堂が入っています。
いずれの食堂も重厚感と高級感があふれる作りになっており、くつろいだ気分で食事をいただくことができるようです。議員食堂は、多忙な国会議員がヘルシーで美味しい料理を短時間で食べ、仕事により集中することができるようにすることを目的として作られています。どの食堂で提供される料理も大変リーズナブルで、メニューの種類も豊富です。
しかしそんな国会議事堂内の食堂ですが、残念ながら一般の人たちが自由に利用することはできない決まりになっています。ただし議員さんの口添えがあればOKとのこと。もし機会があればラッキーですね!
国会議事堂のアクセス
国会議事堂へのアクセスは公共交通機関の利用をお勧めします。国会議事堂から最も近い最寄りの電車駅は「国会議事堂前駅」です。東京駅から東京メトロ丸ノ内線に乗車し、国会議事堂前駅で下車、2番出口から地上に出ます。駅から国会議事堂までは約600メートル、徒歩で約7分ほどです。
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