国立新美術館

国立新美術館
photo by @ig_mika.w
黒川紀章設計のガラスで出来たカーテンウォールが印象的な美術館。コレクションをもたない美術館なので、展示会の規模はかなり大きく、様々な公募展や企画展などが行われ、何度訪れても新たな発見ができます。2007年に日本で5番目の国立美術館として誕生しました。

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国立新美術館の基本情報


【 住所 】東京都港区六本木7丁目22−2

国立新美術館
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公式ページ

国立新美術館 ~アートは多彩であると教えてくれる場所~

国立新美術館は、東京港区六本木にある国立博物館です。

国立美術館としては、国立西洋美術館(1959年)、東京国立近代美術館(1969年)、国立国際美術館(1977年/2004年移転)、京都国立近代美術館(1986年)に次ぐ、国内で5番目の施設で2007年に開館しています。

2003年の六本木ヒルズ開業を筆頭に行われた、六本木地区再開発の目玉の1つであり、当初から「文化都市の創造」というコンセプトが掲げられていた再開発の重要プロジェクトの1つでもありました。

美術館は収蔵庫(コレクション)を有しておらず、日本語表記上でこそ「美術館」を名乗っていますが、英語表記では「ARTCENTER」と名乗っています。(正式名称をTHENATIONALARTCENTERTOKYOと名乗ります。)

その一方で、延べ床面積は日本屈指、国内最大級の展示スペースを有し、展示対象物を選ばない大規模な特別展の開催を可能としています。

平面地図上で、この「国立新美術館」と六本木にある2つの美術館「サントリー美術館」「森美術館」の位置を線で結ぶと三角形が形成される事から「六本木アートトライアングル」と名称を冠し、半券の提示で入館料を割引くなどのプロモーションも行っています。

建造物としての評価も高く、近代日本建築界の巨匠の1人「黒川紀章」が手がけた作品です。

美術館の前庭には、国立新美術館建造前の同地の歴史を物語る遺構が一部ですが保存されています。

建物は非常に開放感があり自然光を感じられるオープンスペースが印象的で、思わず、ベストスポットを探して写真を撮りたくなる様な清々しい空間構成です。

他方、国立新美術館は「美術関連資料の収蔵数」が日本屈指であるという事実から、3階フロアにある「ライブラリー」も大変人気を集めています。

ライブラリーへの入館は無料となっており、国内外で開催された展覧会資料やカタログなどをゆっくり閲覧できます。

また、展覧会に関連するワークショップも頻繁に展開されており、日常生活の中のアートから漫画やアニメ、そして企画展連動型の専門的ワークショップも含め、多様なアートの文化発信地としての大役を果たしています。

これらのワークショップの中にはお子様が参加できるものも多数用意されており、お子様連れで美術館を訪問するのはちょっと…という垣根を乗り越えていこうと挑戦されている姿勢も感じられます。

お楽しみはそれだけではありません。ここへは「お昼ご飯を美術館で食べる前提で行く」という方も沢山いらっしゃいます。

地下フロアから2階フロアまで各階に異なったコンセプトのカフェが展開されており、コーヒー1杯、サンドイッチ1つから頂ける手軽さがある一方で、3階フロアには正統派フレンチレストランが控えます。

このレストランは吹き抜け空間に接しており、不思議な「浮遊感を感じられる」と有名で、お料理もフランス料理会の重鎮が完全監修という事で大変人気があります。

アートを堪能しフレンチに舌鼓を打つという、優雅な組み合わせが可能となっています。

国立新美術館へのアクセス

東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より美術館に直接アクセスが可能です。

この場合、美術館全体の印象的なフォルムを見ないまま、館内へと入っていくことになります。

都営地下鉄大江戸線、及び東京メトロ「六本木駅」もご利用可能です。

美術館へのルートは複数ありますが、東京ミッドタウン経由でゆっくり歩いても10分程度です。

界隈はあちこちに周辺地図の掲示や案内看板がありますので、迷う事は無いでしょう。

正門からのアプローチで美術館を眺めると圧巻です。

お車の場合は首都高4号「外苑」もしくは2号「飯倉」が最寄となります。

どちらの場合も、一般道に降りてからは真っ直ぐ走っていれば美術館近辺に到着します。

ご注意いただきたいのは「美術館専用駐車場は無い」という事です。

東京ミッドタウンや六本木ヒルズの24時間駐車場をご利用下さい。

開館情報
企画展・公募展問わず、10時から18時までが開館時間となっており、17時半にチケットセンターがクローズとなり、以降の入館が不可能となります。

『火曜日を休館日』として設定しており、火曜日が祝日だった場合には開館、翌日が閉館となります。

企画展開催中の金曜日に限って開館時間が20時まで延長となり、最終入場19時半となります。

コレクションを有していない事から、観覧料は「企画展毎に異なる」システムとなっています。

秘密のパスポート?
「六本木アートトライアングル」による入場料割引以外に注目して頂きたいのが「東京・ミュージアムぐるっとパス」です。

こちらは東京都歴史文化財団が発行するパスポートで、東京都内の公立・私立の博物館や美術館に入場可能なマルチパスです。

一部例外となる販売期間があるものの、ほぼ「通年販売」と言えますし、東京メトロ、都営地下鉄の1日乗車券とのセット販売も行われており、一定期間東京近郊に滞在する事が決まっており、複数の美術館(水族館!!や動物園!!、博物館)を訪問予定の方には是非ともご検討頂きたいお得チケットです。(2017年版は4月1日販売で全国のコンビニ等でも購入可能)

国立新美術館の前後にオススメのスポット

六本木は大変見所が多く、美術館でアートを満喫した後のお散歩やお買い物、お食事も大いに楽しむ事ができる街です。

六本木の象徴とも言える「六本木ヒルズ」と「東京ミッドタウン」を梯子するだけでもかなり楽しめるはずですが、特に六本木ヒルズを訪れた際は、六本木ヒルズ52階フロアにある「TOKYOCITYVIEW」をお訪ねください。

東京で最も遅い時間まで滞在可能な展望施設(平日23時/土日祝日25時)として有名で、東京中心部という格別の立地から見られるその風景は、他の展望施設とは明らかに一線を画します。

ここから東京の風景を眺めてしまったら、もう東京タワーもスカイツリーも行く必要がありません。

この展望台が凄いのは、更に上のフロアがあるという事実です。追加料金(一般500円)が課されはしますが「SKYDECK」という屋上フロアに出る事が可能です。

悪天候や強風の日には閉鎖されますし、52階フロアとは異なり20時に閉鎖されてしまうという条件がついてまわるものの、正に「天空」を味わえる場所です。

東京や近郊在住の方は勿論、観光客の方も「追加料金」に嫌気を感じて二の足を踏んでいる傾向がある様ですが、ここから見る夕焼けに染まる東京は最高です。

特に観光で訪問された方ならば、一生モノの記憶として刻まれる風景です。

日中の明るい時間でしたら、地図アプリなどを開き、何が見えているのか確認しながら風景を眺めるのをオススメします。

地上でのオススメも挙げましょう。「青山霊園」と「麻布十番」です。

どちらも国立新美術館から徒歩で気軽にアクセス可能な距離にあります。

青山霊園は東京屈指の規模を誇る霊園ですが、その中には有名人・著名人のお墓がかなりの数あります。

東京近郊在住者に向けた、半日・日帰りツアーに「青山霊園(他、都内霊園)の著名人墓地を巡る」という企画が含まれていたりする程の規模です。

歴代総理大臣から伯爵・男爵、作家に武士と、正に歴史ワンダーランド状態です。春には桜で有名ですし、青山霊園を抜け、外苑神宮の方へ抜けるルートもオススメできます(建設中の国立競技場も見られますよ)。

一方の「麻布十番」ですが、「大使館だらけ」「高級住宅街」と近寄りがたいイメージが先行しがち。

ですが、麻布十番商店街を中心に広がる商業エリアは、都心にあってどこか下町を感じさせる気軽なお店ばかりです。

麻布十番祭りなども有名ですし、六本木との雰囲気の対比が面白く感じられる街です。

先述しました「大使館」の巡礼をする様な方もいらっしゃいます。

この他にも「新一の橋」交差点至近の「ワールドデリカテッセン」は東京在住の外国人御用達のワールドスーパーマーケットとして有名で、なかなか日本ではお目にかかれない食材が並び、眺めているだけでも非常に楽しい場所ですのでオススメです。

国立新美術館レポ

正直、アートに疎い私でさえ、その空間的な世界観に浸ることは出来ました。

「アートの受け止め方は多様であっても良い」と自己解釈にはなりますが、展示作品だけがアートでは無いと感じました。

非常に新しい施設であり、歩いているだけで楽しい施設です。

コレクション展が無いので、何か気になる企画展が開催されている際に訪れるというパターンになるでしょうが、展示作品以外にも見所豊富なのが、この美術館の最大の魅力だと思います。

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