東京駅

東京駅
photo by @mst_hshs
1914年に竣工され、2003年には国の重要文化財に指定されている赤いレンガの駅です。長い歳月を経て2012年にリニューアルした東京駅は、創業時の姿が復元されています。多数お店が構内にあるので、お土産を買うのにもオススメのスポットです。また、何といっても丸の内北口と南口にあるドームの天井は美しく必見です。最近では雨上がりに撮影をすると美しいリフレクション撮影が出来るという事で写真愛好家からも注目を集めています。撮影をする時は、周辺のビルも入る構図にして撮影をするとよりフォトジェニックな仕上がりになるので是非試してみてはいかがでしょうか?

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東京駅の基本情報



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東京駅の歴史、楽しみ方

東京駅は沢山の旅客鉄道・地下鉄の線が交わる日本を代表する駅ですよね。「ゼロキロ標識」といって新幹線をはじめとして東海道線、中央、総武、東北線などの起点は全てここ東京駅なのです。このように日本の鉄道の起点であることを示すためにオブジェもささやかながら東京駅の敷地の中に存在しています。東京23区の中では千代田区にあたり、この国家の中枢を担う機関が密集しているエリアだと言えるでしょう。

そんな東京駅はほかの駅とはビジュアルも一線を画したものとなっています。2012年にリニューアルオープンし外観はヨーロッパ建築のようになり、夜のライトアップされるとまた雰囲気が変わります。このリニューアルを記念して限定のICカードが発売されるなどかなり話題を呼びました。歴史的背景から説明すると濱口首相・原首相暗殺現場があるのです。濱口首相遭難現場については中央通路の10番線付近の柱に、原首相遭難現場については丸の内南口にプレートが設置されています。この二つの線を使う際はぜひ探して見てください。駆け出しの鉄ちゃんにはもってこいの場所と言えるのではないでしょうか。

東京駅のエキナカ施設

ここまで大きく歴史のある東京駅は駅ナカの施設も充実しているのです。いちいち改札を出ずとも商業施設があるのはなにかとありがたいですよね。

GRANSTA(グランスタ)は出来立てのお弁当や惣菜、人気のスイーツなどたくさんの店舗が揃う改札内で最大のショッピングスポットになっています。困ったらグランスタに行けば新幹線で食べる駅弁からお土産まで揃えることができます。ほかにも改札外にデンタルクリニックがあったりリラクゼーション、靴修理・リフォームなどもあるため長旅帰りに思わぬトラブルが発生しても比較的近距離で駆け込むことができます。

しかし腹が減っては戦はできぬ。その通りでご飯は座ってしっかりと食べたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そこでオススメしたいのが八重洲地下街。ここには和食からハンバーガー、定食屋、カレー屋など多国籍料理が集っています。沢山ありすぎてまたきたくなってしまうほどです。また、東京駅には東京ラーメンストリートなるラーメン密集地がございます。中でも六厘舎のつけ麺は大変人気で食事時になると並ぶほどです。

ほかにも「次の新幹線まで時間が余ってしまった」という方にオススメの暇つぶしスポットも充実しています。まずは八重洲地下中央改札を出てすぐにあるキャラクターストリート。そして癒し系のムーミンショップもあります。さらに黄色いひよこがトレードマークのインスタント食品のキャラクターも登場するとテレ東本舗があります。歩くだけでも楽しいですよね。

歩くと少し甘いもの、食べたくなりますよね。そんな時には東京お菓子ランドに行ってみてください。日本を代表するお菓子メーカー3社の江崎グリコ・森永製菓・カルビー三店舗が常設されています。中には期間限定ショップも登場するので頻繁に東京駅を利用される方は定期的にチェックをされてみてはいかがでしょうか?

東京駅の周辺スポット

さてここまで東京駅についてご紹介をしてきました。東京駅を出てすぐに行けるスポットとして大規模商業施設であるKITTEや丸の内仲通り、行幸通り、和田倉噴水公園などがあります。丸の内仲通りは石畳に整備された道の両側にブランドショップが立ち並んでおりご飯屋さんもあります。行幸通りは皇居前の和田倉門交差点から東京駅を結んでいるということで東京駅を正面から撮影できるため写真に収めるのにはイチオシのスポットだと言えるでしょう。プロのカメラマンさんがここから撮影している東京駅の写真を度々見かけます。

また丸の内には日本銀行本店の本館があります。ほかにも国の重要文化財に指定されている観光地が徒歩20分圏内には沢山あるので散策していてとても楽しいと思います。バロック建築を見るとなんだか高貴な気分になれますよね。このような建築物は明治時代に作られたものが多いので歴史好きな方や日本史を勉強してきた方には親近感が湧いて歴史的観点からも楽しめる場所なのではないでしょうか。

そして今か今かとお待ちいただいている方もいらっしゃいますかね。お待ちかね皇居のご紹介をしようと思います。東京駅は大手町駅、二重橋前駅、日比谷駅など徒歩圏内でほかの駅にも行けるアクセスの良い立地だと言えます。東京駅から少し歩くと二重橋前駅につきます。ここが皇居に1番近いのではないでしょうか。東京駅丸の内南口より10分のところに二重橋という場所があります。その名の通りアーチ橋が二つ連なっています。正式には正門石橋奥・正門鉄橋といいます。次にご紹介するのは皇居東御苑です。東京駅丸の内北口から徒歩15分のところにあります。皇居外苑と言われている場所ですね。都内でここまで沢山の松の木を一度に見られるのはここだけではないでしょうか。とても静かな空間でベンチに座って物思いに更けている方もしばしば見かけます。ウォーキング、ランニングをされている方も沢山いらっしゃいますし休日には車道を一部規制してサイクリングを楽しめる場所もあります。そして江戸城の名残もしっかりあるのでタイムスリップした気分を味わえるかと思います。また四季折々の顔を見せるので季節ごとに訪れるのもいいかもしれません。ただ東京駅周辺は高層ビルや大きなビルが多くあるのでビル風が強く吹く場所でもあります。寒い時期はこの点だけ注意したいですね。また女性の方はスカーフやスカートなど布ものはしっかりと自己管理しないと飛ばされてしまいます。

また東京駅から電車で9分ほどのところに竹橋駅という駅があります。竹橋駅からすぐのところに東京国立近代美術館と科学技術館、そしてら国立劇場があります。国立近代美術館では常設展や海外のミュージアムグッズも置いてあるので観光におススメです。科学技術館は様々な展示物のみならず自分で触って科学を体感することができます。こちらは小学生の自由研究にも役立ちそうです。親世代になったとしても子供と遊び感覚で科学を体感できるので新たな発見があるかもしれません。国立劇場は国会議事堂の近くにあります。歌舞伎や能などの日本の伝統芸能を鑑賞することができます。また託児所を利用することもできるのでオトナの世界に浸りたい方、リフレッシュしたい方は利用して見てはいかがでしょうか。

このように東京駅は日本の中枢機能を担いインフラの中心というビジネスの顔と文化的な顔の大きく分けて2つを持っていると言えるでしょう。東京駅を観光するもよし、どこかへ行く際に部分的に楽しむもよしです。またここまで狭い範囲でさまざまな年齢層の方々を満足させられるスポットが揃っているエリアも少ないのではないでしょうか。美味しいものも沢山ありますし選択肢も沢山あるので人によっては1日では足りない、なんてこともあるかもしれませんね。

最後に1点注意点をお伝えしたいと思います。先述した通り東京駅はインフラの中心なので観光客意外にもビジネスマンが行き交い老若男女問わず人が多いです。中には次の目的地までいちもくさんな方もいます。人とぶつかってしまうことも多いかと思われます。その際には手荷物を十分にお気をつけくださいね。

ぜひ貴方に合った東京駅の楽しみ方を見つけてください。必ず見つかると思います。

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