築地本願寺
photo by @miejuly.16
築地本願寺の基本情報
【スポット】築地本願寺
【ふりがな】つきじほんがんじ
【 住所 】東京都中央区築地3‐15‐1
【アクセス】東京メトロ日比谷線 築地駅 徒歩1分
【最寄り駅】築地駅
【営業時間】6:00~17:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし
築地本願寺
築地本願寺は東京都内にある浄土真宗本願寺派のお寺です。
都会のど真ん中にある広大な敷地、そこの不思議な形をしたお寺の建物の外観は初めて見たら誰でも驚きますね。
最寄り駅は東京メトロ日比谷線「築地」駅(そこから徒歩一分)か、東京メトロ有楽町線「新富町」駅(徒歩五分)、あとは都営地下鉄の浅草線「東銀座」駅か大江戸線「築地市場」駅(それぞれ徒歩五分)。
すべて駅から徒歩で簡単に向かうことが出来、路線の選択肢も多くてアクセスには便利な場所ですね。
近くにはいわずと知れた有名な市場、築地市場があります。
タクシーなどを使う場合、自家用車などで向かう場合はこの築地市場を目指してもわかりやすいと思います。
歩いていく場合はあまりに大きな敷地のため、道を間違えることはないでしょう。入り口は大通りにそのまま面してもいます。
築地本願寺の見どころ
築地本願寺の敷地内に入るとまず驚くのはその広大な広さ。
門を潜ればただっぴろい開けた整備された地面があります。
そしてその奥にでんとばかりに巨大な建物が聳え立っています。
広い空間だからこそ圧倒されて見上げてしまうような大きさ、そして一目見てこれがお寺だとは思わない形をしています。
何せ初見ではどこかインドかペルシャの寺院かと思ってしまったぐらいです。
モスクだのなんだのという名前がぴったり来るようなそれは、しかし確かに浄土真宗のお寺であり国の重要文化財にも登録されているものです。
しかも京都にある西本願寺の直轄寺院であり、「色物」などでは決してなく全国でも有数の知名度を誇る寺院なのです。
建物自体は見た目古く感じるものですが、周囲は綺麗に清掃され無駄なものが置かれておらず、広い敷地も相まってなんとも言えないすがすがしい気持ちになります。
日本人ならあまり体感したことのない空間に神々しさすら感じる人もいるかもしれません。
不思議な雰囲気を感じつつ本堂に向かうとそこもやはりお寺っぽくはない。
洋風にも感じる開き戸があり、そこの中に入るとやっと少しお寺を感じ始めるですが、やはり柱などはどうみても異国風。不思議な心地は消えません。
何せステンドグラスに仏画風、焼香の匂いにパイプオルガン、と通常でしたら相容れないとしか思えない要素が堂内には混在しているのです。
拝観料は無料、本堂参拝時間は4月~9月が6:00~17:30、10月~3月が6:00~17:00。
創建は1617(元和3)年で歴史のある寺院です。
元は「江戸浅草御堂」と呼ばれてたそうです。二度の火災により現在の建物は1923年に建造されたもの。
不思議な建物はインドの石窟寺院風のデザインなのだそうです。本尊は聖徳太子手彫と伝わる阿弥陀如来立像。
見所はその一目見て異様に感じる建物はもちろん、狛犬のように佇む石像も何故か羽の生えたライオンの姿であり、各所で不思議な光景を見ることが出来ます。
それらを物珍しさ、奇妙さで楽しむもよし、アートとして楽しむもよし。こういうものを造ってしまう、寺院の懐の深さやその歴史を感じるもよしで、他にはない楽しみ方が出来る寺院ですね。
築地本願寺では御朱印はありません
浄土真宗ですので御朱印を頂くことはできません。
最近では若い人でも御朱印を集めている人が多いですが、築地本願寺の浄土真宗本願寺派は朱印を否定しており、知らずに頼むことは失礼に当たりますので注意した方がいいでしょう。
代わりにスタンプがありますのでそれを記念に押していくのもいいと思います。
複数存在し、どれも凝ったつくりになっていますのでコレクションとしても楽しめますね。
築地本願寺の拝観記念カード
もうひとつ別の記念としては、参拝記念カードというものがあります。
小さな楕円形のカードなのですが、毎月デザインが変更され、そこには古い時代の築地の地図であったり、本堂の絵であったり、仏画であったりとアート溢れる絵柄が描かれ、コレクションしている人も多いものです。
一年12か月分の12枚を集めると記念品までもらえるそうなので、参拝した方は忘れずにチェックしてみては。
築地本願寺で結婚式
築地本願寺では結婚式も行うことが出来ます。いわゆる仏前結婚式ですね。
運がよければ本堂で結婚式が行われているのを見ることが出来るかも知れません。
仏前結婚式は何か地味なイメージがあるかもしれませんが、ここではウェディングドレスを着たり、披露宴を開いたりすることも出来るそうで、HPを見れば詳細な説明を見ることが出来ます。
築地本願寺のHPは寺院のサイトとは思えないほどに情報量が多く、様々なことに詳しく一見の価値があるので興味のある方は是非見てみることをお勧めします。
ピンク色の背景をバックに「披露宴のご紹介」などと描かれた寺院のサイトはそうそう他では見ないものです。
その他築地本願寺では成人式が開かれたりと、地域でも開かれた寺院としての印象が強いそうですね。
観光などで遠方から訪れた人間にとっては不思議な建物の寺院ですが、地元の人からすれば親しみが強いというのはなんとも面白いものですね。
築地本願寺とセットで楽しむ築地市場
観光スポットとしては、遠方からここ築地本願寺に来たのならばすぐ近くにある築地市場はセットで楽しむことができるでしょう。
日本でも有数の市場で早朝から様々な売買が行われる場所で、観光としても競の様子を見学できたり、食堂などで食事を採ることも出来ます。
海鮮は特に多くの店で提供されており、築地本願寺帰りに寄って食事とするのも良いのでは。
ただ有名店は外国からの観光客も多く、かなりの行列を覚悟する必要がありますが。
それほどの時間が無いのでしたら、軽く食べ歩きをして見るのもいいかも知れませんね。
鯨のカツや帆立の焼いたもの、出汁巻き卵など、店の外で購入して食べられるものも多いですね。
築地本願寺の注意点
話はそれましたが、逆に築地市場を先に訪れた場合、食事をそのまま食べ歩き築地本願寺に持ち込むのは無論厳禁です。
開かれた寺院とはいえもちろん決まりはありますし、訪れる側としても敬遠な心持は仏教信徒でなくとも持ち合わせるべきでしょう。
もちろんそこまで厳しく考えたりしなくてはならない場所ではありません。
門は大きく開かれていますし、大通りの歩道上から迷いなく境内に入れます。
どんな季節にでも気軽に訪れてみてはいかがでしょう。
ただ季節で言うならば冬はかなり冷え込みます。遮るものが無い場所な以上、何らかの防寒対策は必須でしょう。
築地本願寺の納涼盆踊り大会
夏は逆に暑くなりますが、毎年八月の三日ごろより四日間にわたって開催される築地本願寺納涼盆踊り大会は是非ともお勧めしたいものです。
「築地音頭」と呼ばれる独特の曲などにあわせて踊られる盆踊りは開始と終了時に本堂に向かって合掌するという寺院らしいもので、地元民以外の飛び入り参加も可能です。
参加しないで見学だけだとしても、盆踊りはかなりの大人数が一度に踊り、結構なスケールで中々の見物ですよ。
それに加えてお祭りで出店される屋台、お祭りでは定番ですがここでは一味違い、なんと築地市場の名店が店を構えるのです。
なんとも贅沢なこのお祭りは「日本一おいしい盆踊り」と称されることもあるとか。
さらに値段もリーズナブルで、この屋台だけを目当てに遠方から来る観光客も多いとか。
もしもこのお祭りの期間中に築地本願寺に訪れることができるのならばそれはとてもラッキーなことでしょう。
築地本願寺はこのように、一般人が持つ通常の寺院とはどこか一線を画した寺院であり、様々な側面で楽しむことができる観光地として大変お勧めできるスポットです。
遠方に住んでいる人には意外に知られていませんが、東京駅からも電車で10分という近い距離にあるアクセスも抜群のエリアですね。
是非訪れて楽しんでみてください。
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