トトロの森
トトロの森の基本情報
【スポット】トトロの森
【ふりがな】ととろのもり
【 住所 】埼玉県所沢市三ヶ島三丁目1169-1
【アクセス】西武池袋線 小手指駅 バス約20分
【最寄り駅】小手指駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
トトロの森についてのご紹介
トトロの森の概要
トトロの森とは、都心にほど近い狭山丘陵にある雑木林を指します。
この雑木林は、美しい自然や歴史的建造物などを将来に引き継ぐべく、市民や企業から寄付を募って買い取るナショナル・トラスト運動と呼ばれる活動によって存在・維持しています。
活動の中心になっているのは「公益財団法人トトロのふるさと基金 (以降、財団法人と記載します)」であり、市民の寄付を得て1991年に初めて森を買い取り「トトロの森1号地」と名付けました。
それ以降も活動は展開され、2016年11月時点で40箇所のトトロの森が誕生しました。
この森が存在している狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台のモデルの一つになったと言われており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
森だけでなく、狭山丘陵には観光案内所や博物館などの施設があり、工作などのイベント体験や歴史・民族を学ぶことができます。
トトロの森の見どころ
その中でもお勧めなのは「クロスケの家」と「里山民家」です。
「クロスケの家」は、トトロの森に登場したまっくろくろすけにちなんで名づけられ、お土産の販売や様々なイベントが開かれています。
この家は財団法人がが森を守るための活動拠点として管理している古民家で、サツキとメイが引っ越してきた家のような雰囲気を味わうことが出来ます。
里山民家は都立野山北・六道山公園の里山体験エリアにあり、昔の農家屋敷を復元した茅葺屋根の建物です。
ガイドウォークや里山体験講座などさまざまなイベントが開催され、散策や学びの拠点となっており、周囲の風景はさながら映画の雰囲気さながらです。
利用料金に関してですが、森を自身で散策する場合は不要です。
クロスケの家でドングリを使った工作などのイベントを体験する場合は一人300~500円程度、最寄駅から出発するトトロの森案内ガイドをセットにした場合は一人1000円程度になります。
これらのイベントは様々な種類があり、開催も不定期のため、詳細はホームページのイベント情報をチェックしてください。
イベントの申し込みも同ページから行うことが出来ます。
先着順につきご注意ください。里山民家では里山をガイドするイベントが無料で開催される他、花炭と呼ばれる飾り炭作りが一人300円で体験できます。
2017年1月29日開催分は締め切られていますので、ホームページを随時チェックし、次回開催をお待ちください。
利用時間に関して、トトロの森を自身で散策するだけでしたら時間の制限がありませんが、夜間は真っ暗になるので早めに森を出る方が安全上、好ましいです。
また、詳細は後で説明しますが、公益財団法人トトロのふるさと基金のホームページ(以降、ホームページと記載します)の散策ガイドに記載されている「クロスケの家」は火、水、土曜日の午前10時~午後3時まで一般開放されています。
但し、祝日の場合は休館していますのでご注意下さい。
里山民家のある野山北・六道山公園はインフォメーションセンターが午前8時30分~午後5時30分まで開館しています。
トトロの森へのアクセス
トトロの森は約40箇所ほどあり、それらが離れた場所に点在しているため、あらかじめ散策場所を決めておくことをお勧めします。
ホームページに散策ガイドがありますので詳しくはそちらをご参照いただくとして、今回はクロスケの家をゴールとしたアクセスについてご紹介します。
トトロの森は駐車場はありませんので公共の交通機関の利用が前提となります。
まず、電車を利用する場合は西武池袋線の小手指駅或いは西武球場前駅でおり、そこからホームページにある散策ガイドに沿って移動します。
このルートではトトロの森を散策しながらクロスケの家に向かうことができます。
また、このルートをガイドしてくれるイベントが開催されており、ホームページ上からから申し込むことができます。
また、バスを利用する場合は小手指駅南口か出るら早稲田大学行き、もしくは宮寺西行きのバスに乗車し、大日堂バス停で降りて徒歩五分ほどでクロスケの家到着となります。
野山北・六道山公園は多数駐車場が用意されていますので車で来園することが可能です。
駐車場の位置はホームページを参照ください。
電車を利用する場合はJR中央線立川駅北口1番乗り場から箱根ヶ崎駅行きもしくは三ツ藤住宅行きに乗車し、バス停「峰」で下車し、そこから徒歩10分程度で到着します。
トトロの森の注意点
森を散歩するときのマナー・ルールの大前提は、「撮っていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけ」です。
道中にある動植物を取ったり、ごみを残したりしてはいけません。
また、怪我や事故は自己責任ですのでご注意ください。
特に、森の中ではスズメバチも生息していますので対策として黒っぽい服装を避け、肌の露出も極力抑えることをお勧めします。
また、散歩の道中に田畑などの私有地がありますので、それらに勝手に立ち入らないようにしてください。
トトロの森は法人により取得された土地であることから、撮影した画像を有償コンテンツや広告等の営利目的での利用は避けてください。
クロスケの家を訪れるときの注意点ですが、夏場は虫よけ対策を実施ください。
また、この建屋は古民家ですのでエアコンや自動販売機もありません。
水分補給など体調管理には十分注意してください。
クロスケの家は古民家であることから寄付金により補修・維持しているという現状があります。
もし可能な方はクロスケの家を訪れた際に寄付にご協力下さい。
トトロの森のオススメ
里山の景色を楽しみたい場合は菩提樹池周辺や八国山緑地がお勧めです。
雑木林と湧水が流れ込むため池、湿地、小川、水田からなる谷戸を形成することで典型的な里山の景観を今に残しており、劇中の風景に近い印象を受けました。
ちなみにサツキとメイの母親が入院していた「七国山病院」の名前は八国山にある病院がモデルになっていると言われています。
自然は楽しみたいけど足場の悪い森林に入っていくことに抵抗のある方は、都立狭山公園や六道山公園がお勧めです。
公園としてある程度整備されているため利用しやすくなっています。
その他の見どころとしては、これまで紹介してきた「クロスケの家」です。
筆者はこのクロスケの家をゴールとして散策するイベントに参加してきましたのでそれも踏まえてご紹介します。
まずは西部球場駅前に集合し、そこから複数個所のトトロの森を通り、最終的にクロスケの家まで徒歩でたどり着くというプランでした。
雑木林のトトロの森はどれも自然が色濃く残り、まるで映画の世界に入り込んだような気分にしてくれます。
因みに1号地と呼ばれる場所にはかわいらしいトトロが描かれた看板も設置されています。
森を抜けてクロスケの家に到着しますと、そこはサツキやメイが引っ越してきた古民家と同じような雰囲気が味わえます。
こちらではお土産の販売や様々なワークショップが開催されていますが、私はドングリを使ったトトロづくりを体験してきました。
この時はガイドと合わせて一人合計1000円でした。
まとめ
トトロの森という観光スポットは、名前の通り随所に「となりのトトロ」をイメージさせる見どころが満載です。
観光していくうちに映画の中に入り込んだ気分にさせてくれますので、トトロファンには必見のスポットといえます。
また、この森はただの観光スポットというだけでなく、日本人の生活の歴史と共に生きてきた歴史遺産・文化遺産であり、現代人の我々にも親しみ深く、心の安らぎを与えてくれるでしょう。
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