大涌谷

大涌谷
photo by @mass_colors
自然に温泉が湧きあがるさまが間近で見られ、硫黄の匂いが立ち込めるのが何ともリアルなスポット。こちらでいただける名物「黒玉子」は1つ食べると7年寿命が延びるという伝説があるので、訪れた際は是非お召し上がりください!

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大涌谷の基本情報


【 住所 】神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251
【アクセス】早雲山駅からロープウェイで約10分、桃源台駅からロープウェイで約20分、箱根湯本駅から伊豆箱根バス湖尻行で約35分、早雲山駅から伊豆箱根バス湖尻行で約10分
【営業時間】売店は9:15~17:00(12~1月は16:15まで)定休日なし
【 料金 】無料 黒たまごは5個500円


大涌谷 公式情報

箱根のメジャー観光スポット「大涌谷」について

大涌谷は箱根の玄関口である箱根湯本から箱根登山鉄道やケーブルカー、もしくは車を利用して40分程度かかる場所にあります。

まずは、大涌谷という地形ができた経緯について説明していきたいと思います。

大涌谷は、今から約3000年前に箱根山の最後の爆発によってできた地形です。大涌谷のエリアは岩がゴツゴツとしております。

また、地形の色も赤土になっている箇所もあり、爆発によって地面がえぐられた地形をまざまざと感じることができます。

このような大涌谷の地形は日本でも珍しいことから、ぜひ立ち寄って見たいところです。

一方で、火山の爆発によってできた地形は、江戸時代まではその地形から「地獄谷」とも呼ばれていました。

地獄谷と呼ばれる所以は、その地形の複雑さや、たくさんの場所から吹き出す蒸気はまさに地獄の熱さを感じられることからきているものと思われます。

大涌谷では今現在も火山活動を示す白煙が立ち込めてます。また硫化水素の、卵が腐った匂いが周辺に漂います。

この光景は、まさに「地球が生きている」ことを感じます。私が大涌谷を箱根の観光のメジャースポットと考えている理由には、この地球が生きて活動している光景を目の当たりにすることができる所以です。

大涌谷へのアクセス

それでは、大涌谷へのアクセスへの方法について紹介をしたいと思います。

車でのアクセス方法

大涌谷へのアクセス方法には主に2つの方法があります。1つ目の方法は、車を利用したアクセスです。そして、もう1つは私がぜひお勧めをする箱根ロープウエイを利用したアクセスです。

まず、車でのアクセス方法について説明します。大涌谷の中心となる大涌谷駅の観光拠点周辺には駐車場があります。

車で大涌谷へ行くメリットとしては、車の渋滞がなければアクセスが一番楽であることです。

特に、ご高齢の方と一緒に観光をされる場合には、この車を利用したアクセスが重宝されます。

このように一番便利なアクセス方法ではありますが、一方でデメリットもあります。

例えば、大涌谷の駐車場は有料となります。さらに、展望台からは大涌谷の景色をみることができますが、大涌谷の雄大な地形や、スケールさを体感することがしづらいかもしれません。

ロープウエイでのアクセス方法

従いまして、もし可能であれば、私は箱根ロープウェイを利用して大涌谷へアクセスされることをお勧めしたいと思います。

箱根ロープウェイを利用する際は早雲山駅を利用することが便利です。早雲山駅には箱根ロープウェイを利用される方には無料で駐車場が解放されています。

この無料の駐車場を利用して、早雲山駅から大涌谷駅までロープウェイを利用しましょう。

車を駐車し、早雲山駅からロープウエイに乗車しましょう。ロープウェイのゴンドラは最大で18人が着席して乗ることができます。

また、たくさんのゴンドラが循環してやってきますので、待たずに乗れます。

大涌谷へはロープウエイがおすすめ!

ロープウエイは山の斜面に沿って登っていきます。そして、山の斜面の頂点を過ぎると、そこから眼前の視界が「パッ」と広がります。

眼前には大涌谷の雄大な地形と、蒸気が漂う噴煙地の姿が広がります。この眼前に広がる景色を見た途端に、大変感動します。

日本にもこのような火山活動を感じる地域があることに驚きを隠せません。

そして、視界が広がると同時に、ロープウエイのゴンドラの中には硫化水素の匂いもかすかに感じ始めることになります。

このロープウェイから見る雄大な景色と硫化水素の匂いを感じた途端、大涌谷に来た、ということを実感します。

早雲山駅から大涌谷駅までは、ロープウエイで約8分間ではありますが、この8分間が大変濃密な時間になることは間違いありません。

この感動を味わうためにはぜひ、ロープウエイでの大涌谷への来場をお勧めします。

大涌谷駅は最近改築され、綺麗な駅舎になり、大涌谷駅の2階に設置されたレストランは「大涌谷 駅食堂」という名前で大盛況です。

レストランからは大涌谷の噴煙地が一望できます。レストランで食事をたのしみながら、大涌谷の迫力を感じることができます。

寿命が7年延びる「黒たまご」

駅近くには大涌谷黒たまご館があります。ここでは必ず黒たまごを食べましょう。

大涌谷にある約80度もある温泉池で玉子を漬けると、温泉に含まれている鉄分が殻につき、これに硫化水素が反応して黒い茹でたまごができあがります。

昔から大涌谷の黒たまごを1個を食べると7年延命するという言い伝えがあります。

また黒たまごを食べる際には、マイマヨネーズを持参していくのがお勧めです。

黒たまごを購入すると塩がついてきますが、マヨネーズをつけて食べる黒たまごの美味しさは格別なので試してみてはいかがでしょうか?

大涌谷へ行く際の注意点

では大涌谷へ行く際の注意点を2つ紹介します。1つ目は心臓に持病がある方です。

大涌谷周辺は硫化水素が漂う地域となっています。基準値を超えると大涌谷への入場もできなくなりますが、心臓に持病がある方は呼吸が苦しくなることもあります。

苦しくなった際には無理をせず、休憩するか、体調が改善しない場合には立ち入りをすることは控えるようにしてください。

2つ目は箱根ロープウエイの運転です。箱根ロープウエイでは雷雲が発生した場合や視界が悪い場合には一時的にロープウエイの運行が停止する場合があります。

我が家も2016年の9月の入場規制が解かれた後、車を早雲山駅に駐車し、箱根ロープウエイを利用して大涌谷へ行くことを計画していました。

しかしながら、早雲山駅に到着した瞬間、雷雲が発生したことにより、箱根ロープウエイが運行停止となりました。

30分程度様子を見ることにしましたが、天候が改善せず、結局、ロープウエイに乗ることができませんでした。

子供達も大涌谷の雄大な景色をロープウエイから見ることを楽しみしていましたが、自然の猛威には勝てず、結局車で大涌谷へ行くことになりました。

しかし、その大涌谷の駐車場に車を止めるのに大渋滞に巻き込まれることとなり、30分も駐車場待ちという散々な結果となりました。

さらに現在、箱根ロープウエイの運行時間が9時から16時までとなっています。

特に帰りのロープウエイの時間には気をつけて観光をしましょう。

以上、大涌谷について紹介しました。神奈川県や箱根町からの各種防災情報を確認した上で、楽しい大涌谷観光ができるといいですね。

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