明治神宮

明治神宮
photo by @shuhei__s
明治天皇を祀った神社で都内有数のパワースポットとして有名です。また、大晦日から正月三が日の参拝者は日本で一番多いと言われています。

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明治神宮の基本情報


【 住所 】東京都渋谷区代々木神園町1−1

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【明治神宮】都会の喧騒と隔てられた聖域で、その物語と人々の想いに手を合わせよう

明治神宮と言えば初詣には300万人以上、年間で1,000万人の参拝者を集めると言われる、押しも押されぬ東京の顔。JR「原宿駅」、東京メトロ「明治神宮前」などアクセス快適で、且つ、渋谷から散策で気軽にたどり着けるという絶妙の立地から、近年では外国人観光客の集客が多い場所としても有名になってきています。渋谷や原宿といった活気に満ちたスポットに隣接する、凛としたその空間。予備知識を持って訪問すると、ここに込められた願いが特別な物としてきっと感じられるはずです。

明治神宮へのアクセス

明治神宮には「南口」「北口」「西口(参宮口)」の3つの入り口が存在します。最も正統派でお参りとしてきちんと明治神宮に参られたい方は「南口」からになります。JR山手線「原宿」、東京メトロ副都心線・千代田線「明治神宮前」が最寄駅です。いずれの場合も駅から徒歩数分の距離です。

「北口」は主に、都営地下鉄大江戸線「代々木」駅を利用する方になります。JRの「代々木」や東京メトロ副都心線「北参道」も最寄となりますが、これらの場合はせっかくならばもう1駅先まで乗って「南口」からの参拝をお勧めします。

「西口」は主に、小田急線「参宮橋」駅を利用する方の出入り口になります。こちらの場合、気がつけば鳥居の1つもくぐらないで本殿に出てしまうという特殊ルートでもあり、参拝「らしさ」はやや薄いかもしれません。

この3つの出入口を上手く活用すると、旅程の幅が大きく広がるはずですので、是非ご検討を。渋谷からゆっくり歩いてきて明治神宮に「南口」から参拝して「北口」へ抜けて、そのまま歩いて新宿まで行ってしまう人だっています。小田急線「参宮橋」駅は各駅しか停車しませんが、その後乗り換えてしまえば、江ノ島や小田原、果ては箱根まで直通しますので、旅の可能性は格段に広まります。

明治神宮の歴史と概要

明治神宮の誕生は、明治天皇が1912年(明治45年)に崩御された事に端を発します。当時は、天皇陛下の崩御という出来事に関しての法整備が進んでいませんでしたが、何らかの「行事(※記事の性質上、あくまでも平易な表現を用いている事、ご了承下さい)」を執り行う方向で話は進展します。1915年には明治天皇即位50年記念式典が計画されていた事、また、1914年には皇后さまが崩御された事もあり、お2人の御霊を祀る場所を切望する、国民的な機運が高まりました。これを受け、時の政府は「神社の建立」を計画。大正天皇の承認を受けて、建立が確定します。

代々木という場所が選ばれたのは、明治天皇が詠まれた唄を背景にしています。明治天皇は「代々木の里は静かで、ここが都であるとは思えない」と詠まれました。1915年には明治神宮の建立が正式発表され、1920年の冬に鎮座祭が執り行われました。明治神宮の立つその敷地は、元々は近江は彦根藩の井伊家が有し、下屋敷が建てられていましたが、明治維新の後に政府に対して献上されていた為、政府としても速やかに建立に入る事が叶いました。

現在の明治神宮境内は、面積にして70万平方メートルにもなりますが、その実現・造営及び造苑には、日本中から有志の青年団が集い、その材料も全国からの献上希望が殺到する事態となりました。特に、現在、青々しく明治神宮を包む森は「生態系の自然の営みだけを頼り、100年先に完成する」事を念頭に造園師たちが工夫を凝らし、綿密な計画植樹が行われた事で有名です。今現在も、明治神宮の森は「鎮守の森」と呼ばれ、手つかずの自然として生き続けていて、東京ではここにしかいないという動物、鳥、昆虫などが多数生息していると言われます。

明治神宮参拝のご利益

明治神宮は様々なご利益が期待できるという事でも大変有名で、人気のある神社です。ここでは主だったものを幾つか紹介いたします。

夫婦円満・恋愛成就
冒頭の歴史・概要でこそ触れませんでしたが、明治天皇と皇后陛下は大変に仲睦まじく、お2人それぞれの強いカリスマと個性、夫婦としての信頼関係は、国民たちの憧れだったと言われます。そんなお2人が祀られている神社というだけで、そこで得られるご利益はおよそ明白ですが、そのシンボルとして「夫婦楠」があります。本殿の手前にあるので、合わせてのお参りがオススメです。

邪気払い・心身浄化
「清正の井戸」はパワースポットとしても有名で、ここ明治神宮が、富士山と皇居を結ぶ龍の道「龍脈」上にあるとの事を理由に、この井戸から龍の力が噴出すると言われます。一方で、この邪気払いにすがる人の多さから、井戸の周りには龍でも手に負えない程に悪い気が集まるとも言われます。龍の力が弱まるとされる夕方以降、降雨などの条件での訪問は避けるというのが専らの話です。

健康・長寿祈願
メインゲートである南口からはかなり遠くなりますが、「亀石」も近年ずいぶん話題になるようになりました。実際それが「亀」に見えるかは個人の解釈次第かと思いますが「触れる」「ゆっくり1周」すると健康や長寿のご利益があると言われます。

参拝の後に 〜御朱印・お守り〜

前項で述べたご利益を、お守りという形で持ち帰る事も出来ます。年間を通じて無数の参拝者を迎える為、それ以外にも多種多様なお守りが用意されており、ご自身はもちろんですが、大切な人を想い、プレゼントとして購入される方も沢山いらっしゃいます。

御朱印をいただく事を楽しみにしている方も多いと思います。明治神宮の御朱印は1種類。印象的なのは「皇紀二千六百七十六年」の朱印。勿論、神紋印も確認できます。神楽殿という建物の中で受け付けていただけます。初詣期間中や大型連休など、明治神宮に参拝する方が劇的に増える時期にこそ混雑がありますが、それ以外のタイミングであれば、そこまで並ぶような事はないでしょう。

参拝の後のお楽しみ? 〜食事〜

明治神宮は、渋谷、原宿、代々木や新宿も十分に徒歩圏である事から、周辺の食事処には事欠かないと言えるでしょう。一見忘れられがちな、明治神宮の西側にあたる代々木八幡・代々木上原や参宮橋エリアも、洗練された都会と、静かな時間を兼ね備える魅力的なエリアで、個人経営の小さな飲食店やカフェも点在しています。参拝の前後のお食事処を探す楽しみも大いにあると思いますので、是非。

また、明治神宮の中にある「文化会館」と呼ばれる施設には、レストランと軽食コーナーがあり、和食から洋食、甘味まで揃える前者は主に会食用に用いられ、後者は饂飩や蕎麦、スナックといった気軽な休憩所的な位置付けで機能しています。どちらも価格面で参拝者に寄り添っている印象で、ここが代々木であるという事を踏まえれば、むしろお手頃であるとさえ言えると思います。

明治神宮:体験記

当方は主に外国人ゲストと共に明治神宮を参拝する事が多いのですが、まずは、その広大な敷地に驚かれるのと、すぐ側にある都会の喧騒との対比に驚かれます。大抵の場合、南口から入り、本殿へ向かう参道でお辞儀の意味や、鳥居の意味、明治神宮の歴史や見どころなどの説明をしていますが、ともかく、右も左も全てが特別な空間なので、観光で訪れる方には是非とも「予備知識」を入れていって欲しいと思います。

境内は広く、全部見て歩こうと思うと1時間では済みません。それに加え、2020年の鎮座百年という節目を前に、「明治神宮ミュージアム」の開館が予定されていて(2019年)、今後、明治神宮を観光コースに組み込む場合にはかなりの所要時間が必要となっていくでしょう。効率的な参拝には事前のルート確認も欠かせなくなると考えます。

明治神宮の性質上、そう、せかせかと過ごす場所では無いので、可能な限りの時間を用意して、鎮守の森に抱かれ、心静かに参拝できればきっと素晴らしい経験になると思います。外国人の方と巡る場合、渋谷の喧騒から明治神宮の静けさ、原宿の喧騒から太田記念美術館(浮世絵の博物館)といった具合に、ギャップを連続してぶつける事で、東京の多様性を見せる事が出来ますのでお勧めです。

また、神社という性質から、朝早くからの参拝が可能です。まだまだ人も少ない時間、参道をタヌキが駆け抜けたり、木々をリスが駆け下りたり登ったりするのを横目に見つつ、ほとんど人のいない静寂の中を参拝するのもお勧めです。冬の寒い時期の早朝、あの参道でたった1人…なんて事だって出来るかもしれません。実際、雪が降った日や霧が出た日などは朝早くからカメラマンが集まってくる事でも有名です。

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