磐船神社
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磐船神社の基本情報
【スポット】磐船神社
【ふりがな】いわふねじんじゃ
【 住所 】大阪府交野市私市9丁目19ー1
【アクセス】京阪交野線 私市駅 徒歩約15分
【最寄り駅】私市駅
【営業時間】9:00~17:00
【 料金 】無料
【クーポン】なし
磐船神社
が含まれる観光マップ
磐船神社で岩窟探検!?大阪は交野市で冒険気分を味わおう
磐船神社の由来と御神体
磐船(いわふね)神社は、大阪は交野市の南方向、天野川の渓谷沿いにあり、御神体は「天の磐船(あめのいわふね)」です。
こちらは高さ約12m、長さも約12mの、舟形巨岩であり、天野川を跨ぐようして横たわっています。
こちらの神社には、とても珍しい事に本殿(お参りをする、お賽銭入れ等が置いている場所)がありません。
御神体である天の磐船に直接参拝ができるようにと、天の磐船の前に拝殿が設けられており、そちらでお参りを済ませます。
どうしてこの地に磐船神社があるのか、御祭神である饒速日(にぎはやひ)命が天照大御神の詔で、天孫降臨した記念の地だからと伝わっています。
饒速日命が乗っていたのが天の磐船であるという説の他、磐座(いわくら)信仰によるものという話もあるのです。
磐船神社のご利益
饒速日命は天照大御神の御孫神であり、降臨の際に天照大御神から十種神寶(とくさのかんだから)を授かったといわれています。
十種神寶とは、羸都鏡(おきつかがみ)や死反玉(まかるがえしのたま)等、合計10種類もの神宝です。
神宝を用いて鎮魂祭(みたましずめのまつり)を行う事で、「病み患い痛み苦しみは全て治り死人も甦る」と言い伝えがあるのです。
その事からも饒速日命は御祈祷の祖であり病気平癒のご利益があると言われています。
また、その他には地域守護、子孫繁栄や交通安全、航空安全といったご利益を授かるとしても有名です。
磐船神社の基本情報
拝観時間
岩窟拝観の拝観時間は都度問い合わせ
※夜、雨天時、増水時等の悪天候日は安全考慮の為、岩窟拝観ができません。
利用料金
岩窟拝観の拝観料は500円です
磐船神社へのアクセス
1:車でのアクセスの場合
①京都方面から
交野北ICで下り、向井田交差点より約6km
②大阪方面から
交野南ICで下り、私部西交差点より約5km
2:バス+徒歩でのアクセスの場合
①京阪バスで「磐船神社前バス停」で下車
※土日のみ運行のバスです。拝観時間内は私市発10時39分の便のみとなります。
②奈良交通バスの北田原方面行き乗車、終点の「北田原バス停」から徒歩約15分
駐車場情報
磐船神社から徒歩数分の場所に専用駐車場があります。
磐船神社の見どころ
1:大迫力の天の磐船
磐船神社の御神体である巨石「天の磐船」は縦横約12mもの岩です。
あまりの大きさに、始めてみる人は思わず「すごい!」とその迫力に驚く事でしょう。
自然に出来た岩でしょうが、じっくりと眺めていると本当に船のように思えてきます。
一部では天の磐船はUFOかもしれない、なんて話もあるようですが、それもちょっと納得できる不思議さがあるのです。
磐船神社には本殿はなく、その代り天の磐船に直接参拝できるようにと、天の磐船の前に拝殿が設けられています。
磐船神社に来た時には、まずは天の磐船で参拝を済ませておきましょう。
2:交野市似は他にも巨石が多くある
実は磐船神社のある交野市には、磐船神社以外にも巨石の存在する場所があるのです。
それは、交野市が磐座信仰、つまり巨岩に神が宿ると考え信仰する地域だったという歴史からです。
磐船神社へ参拝する際には、交野山観音岩等、磐船神社だけではなく他の場所も見てみましょう。
3:修行?冒険?岩窟拝観
磐船神社が有名なのは天の磐船だけではなく、ここで「岩窟拝観ができる」という事もあります。
岩窟拝観とは、巨大な岩の中にぽっかり生まれた自然の穴をくぐっていく、というものです。
実は磐船神社の岩窟は、古来より神道家、または修験道達の行場とされてきました。
しかし最近では一般人でも参拝料を支払う事で、気軽に修行体験をする事ができます。
4:気軽な気持ちでいくと後悔する!?
「一般人も入れる岩窟だから」と思っていくと、意外な厳しさにちょっと後悔してしまいます。
安全の為にとハシゴや階段がつけられているものの、広い岩穴を通ったと思ったら細い人でも1人入るのもやっという狭い穴もあるのです。
滑りやすい岩場を通る時にも転ばないよう気をつけつつ、ゆっくりゆっくり進まなければいけません。
天野川が流れ込む、かなりの急流となっている足場もありますから、正に「修行」です。
しかし「特別な行法を知らずとも岩窟巡りをするだけでも行とできる」と言われています。
道筋印はありますから、体力と体型と機会があれば是非体験してみてください。
5:岩窟の先には天の岩戸があります
必死の思いで岩窟を通り抜ければ、そこには「天の岩戸」が現れます。
日本昔話で誰もが一度は聞いた事のある天の岩戸とは、天照大神(あまてらすおおみかみ)がそこに籠ったという岩穴です。
これこそが修行場、と言われる所以でしょう。
苦労をして岩窟を通り抜けた先にこんなに神秘的な所があるとは、感動も沸き上がります。
磐船神社での注意点
1:悪天候の日は岩窟に入れません
岩窟参拝する前に、まずは参拝できるかどうかを確認しなければいけません。
その日雨が降っていたり、前日からの雨で増水していたりと、悪天候である場合は危険な為、岩窟に入れないからです。
岩窟参拝を目的として磐船神社に行く場合は、まず事前に今日は岩窟に入れるかどうかを確認しておきましょう。
また、天候の都合に寄りますから、さっきまで晴れていたけど到着した途端大雨、という事もあります。
なるべく天気予報も見ておいて、カラッと晴れており天候が安定している日に岩窟参拝を行いましょう。
2:夜間の参拝はできません
岩窟参拝ができるのは、天候の良い日中に限られます。
ただでさえ明かりの少ない岩窟の中を、夜間に立ち入る事は禁じられています。
肝試し感覚でこっそり忍び込む、という事もいけません。
3:年齢制限アリ
岩窟に入る為の条件として、年齢制限が設けられています。
岩窟へ入れるのは、「10歳以上~75歳未満」の方です。
狭い岩場を進んでいく事もあるので、年齢制限外の方は大変危険なのです。
4:飲酒後は入れません
お酒を飲んだ後にノリで岩窟に入ろう、なんて考えてはいけません。
飲酒後の方も危険な方、岩窟参拝を禁じられています。
5:歩きやすいスニーカーで入りましょう
岩窟参拝の際は、滑りやすい岩の上を歩いたりしますから、足元が不安定な慣れない靴やヒール、ブーツは危険です。
歩きやすい、濡れてもいいスニーカーで入る事をおすすめします。
もしもブーツやヒールで行ってしまった場合、社務所でわらぞうりを貸してもらい、それに履き替える事になります。
6:ふくよかな人は入れない事も…
岩窟内部には、かなり狭い岩の間を通り抜ける場所もあり、細い人でもギリギリといった場合もあります。
極端にふくよかな人の場合は、もしかすると途中で先へ進めない可能性もありますので、注意しましょう。
7:1人では入れません
以前、悲しい事に岩窟参拝中に頭部を打つ怪我をした参拝客が出た事から、一度は岩窟参拝が休止しました。
しかし安全対策を練る事によってようやく再開したのですが、安全面を考慮して、1人での岩窟参拝は出来なくなってしまったのです。
もしも1人で岩窟参拝を考えている場合には、磐船神社へ行く前に案内人を付けてもらえるかどうか確認してみましょう。
8:気を抜かないようにしましょう
岩窟参拝は参拝料を支払えば一般人でも入れますが、しかし本来の目的は「修行場」です。
湿っていて滑りやすい岩場や、狭い岩の間を通り抜ける時にちょっとでも気が緩めば、怪我をしてしまいます。
事故が起こる危険性も避けられないので、承諾書を書いて岩窟参拝する、という処置も取られています。
岩窟参拝をする場合には、社務所で注意事項をよく聞いてから安全を守って参拝しましょう。
磐船神社周辺観光スポット
1:獅子窟寺と交野山観音岩
磐船神社から約3kmの位置にある獅子窟寺には、獅子が吼える形に見える岩があります。
そして交野山観音岩にはこれまた大きな岩がありそこに登って夜景を眺める人もいるのです。
不思議な形の石がお好きな方であれば、磐船神社から周辺寺院の岩巡りをしてみると良いでしょう。
特に交野山観音岩はとても綺麗な夜景が見れるスポットとして大変人気です。
夜間は駐車場が閉まってしまうので、近くのパーキングに駐車して徒歩で向かう事をおすすめします。
2:おじいさんの古時計
磐船神社の付近には「おじいさんの古時計」という名のお店があります。
こちらはとても落ち着いた雰囲気で、軽食を楽しめる場所です。
おじいさんの古時計という店名にあやかってか、店内には多くの壁掛け時計が飾られています。
まるでジブリ映画に出てくる不思議でレトロ可愛いお店でゆっくりしてみませんか?
営業時間:11:00~18:00
定休日:木曜、金曜
磐船神社の岩窟で冒険気分に浸ろう
船のような形をした摩訶不思議な巨石、岩窟を通り抜ければそこには天岩戸がある等、磐船神社は厳かな雰囲気漂う神社です。
パワースポットへ行きたい、岩窟を通り抜けて修行体験をしたいと思っているならば、是非行ってみましょう!
今までに体感した事のない経験ができるかもしれませんよ。
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