ユーシン渓谷の行き方とハイキングコースってどんなもの?|都内近郊の紅葉名所!青の絶景
ユーシン渓谷
そろそろ、秋の行楽シーズンに向けてプランを練っている人は多いのでは?
そこで、本日は都内から約90分で行ける青の絶景「ユーシン渓谷」について紹介します。
そもそも、ユーシン渓谷って何?
ユーシン渓谷は神奈川県の西丹沢にある丹沢大山国定公園内にある渓谷で、「丹沢の秘境」とも呼ばれています。
紅葉シーズンの11月中~下旬や新緑の5月上旬頃は特に美しい景色が見られることから、知る人ぞ知る名所となっています。特に、紅葉の時期は青い渓谷と赤く色づいた葉とのコントラストが美しくSNS上でも話題です。
最近では、「ウチくる!?」の番組内で俳優の佐々木蔵之介さんが数ある国内の絶景スポットの中でも特に行きたいスポットとしてユーシン渓谷を選んだことから注目が集まっています。
ユーシン渓谷の行き方( アクセス )について
ユーシン渓谷と聞いて想像するのは、青く透き通った色の「ユーシンブルー」ですが、実はこの色を見れる場所は
「玄倉第二発電所」のみなのです。
したがって、こちらでは玄倉第二発電所の行き方にについて今回は紹介します。
自動車で行く場合 (※新宿発)
東名高速道路経由で1時間31分でユーシン渓谷の無料駐車場に着きます。
ユーシン渓谷に行くまでに通る玄倉林道は車両通行禁止なので、そこに駐車した後約1時間50分程度歩いたらユーシン渓谷に着きます。
画像引用元:google map
※停めれられる台数は15台程度と若干数なので出来る限り公共交通機関で行かれることをお勧めします。
詳細は山北町ページにてお尋ねください。
公共交通機関で行く場合 (※新宿発)
小田急小田原線急行・小田原行の電車に乗って新松田駅で降ります。(所要時間 約1時間半)
その後、新松田駅北口にあるバスターピナルにて、(系統番号62)富士急湘南バス・⻄丹沢⾃然教室⽅⾯のバスに乗車してください。時刻表はこちら 運賃図・路線図はこちら
そして、玄倉で降ります。(所要時間 約1時間10分)玄倉バス停から約1時間50分程度歩いたらユーシン渓谷に着きます。
画像引用元:google ストリートビュー
※バスの本数は限られているので、必ずお時間を確認の上スケジュールを立ててください。
ハイキングコースについて
ユーシン渓谷の無料駐車場とバス停「玄倉」は目と鼻の先程度の距離なのでハイキングコースは同じです。
画像引用元:google map
画像引用元:http://www.imgrum.net/place/%E7%8E%84%E5%80%89/3667509
橋を渡ると、 玄倉川沿いにある林道をそのまま真っ直ぐ進んでいきます。最初の方は、舗装された道路で車の往来もあるためご注意を!
その後、歩き続けると3つのトンネルがありますがどのトンネルも明かりのない暗いトンネルなので必ず懐中電灯やヘッドライトを照らしながら歩いてください。
1つ目のトンネル「境隧道」…壁は舗装されているものの、明かりは全くなし。但し、トンネル自体はそんなに長さがないので、向こう側が見え安心できる仕様。なお、この時点でバス停から1時間程度歩いた距離にあります。
2つ目のトンネル「新青崩隧道」…岩がむき出しで、真っ暗闇。しかも、カーブをしている長いトンネルのため照らす明かりがないと大変危険。
画像引用元:http://matome.naver.jp/odai/2147550610419880401?&page=1
画像引用元:http://www.imgrum.net/place/%E7%8E%84%E5%80%89/3667509
画像引用元:http://matome.naver.jp/odai/2147550610419880401/2147567618338728003
服装について
山登りに適した服装(温度管理がしやすいように重ね着がベスト。渓谷で都心部よりも肌寒いのでご注意を)
リュックサック・歩きやすい靴(ビーチサンダルなど滑りやすいものは絶対にNG)…etc
服装や身に着ける物につきましては、必ず「黒色」は避けた方が良いです。
蜂や熊などの虫や動物たちは、敵を攻撃するとき急所を狙っていきます。そのため、目や鼻など急所であるものは「黒色」と認識しているため、黒いものを中心に襲ってくる恐れがあります。万が一、蜂の巣に近づいてしまった時でも、被害を最小限にするには黒色以外のものを身に着けることをお勧めします。
持ち物について
飲料、行動食、非常食(万が一の場合に備え)、地図(地形図)、懐中電灯、常備薬、保険証、携帯電話、モバイルバッテリー、タオル、カメラ、時計…etc
※あると便利な物
ヘッドランプ、ファーストエイドキット、熊よけの鈴、熊よけスプレー
比較的初心者向けのハイキングコースとして親しまれているため、普通の登山に比べて持ち物も少なめです。
但し、道中では真っ暗闇のトンネルをくぐるシーンもあるので懐中電灯など明かりを灯すグッズは必ず必要と考えられます。
また、ユーシン渓谷では熊が出没(後述)したこともあるので心配な方は何か熊よけグッズを持っていけば安心かもしれませんね。
ユーシンブルーについて
透き通るようなエメラルドがかったコバルトブルーが印象的な青色について、「なぜ」このような色になったのか疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
水に含まれるマグネシウムなどの微粒子が反応してこのようになったのではないかと言われています。一方で、完全に真水ではないダムの水には光の赤色波長を吸収する粒子があり、それにより吸収されない波長の光が錯乱することにより青く見えるチンダル現象ではないかとも言われているので真実は未だ定かではありません。
なお、名前の由来は大正時代に森林管理小屋の番人・小宮兵太郎氏が「谷深くして水勢勇まし」ということから「湧津(ゆうしん)」と名付けたと言われています。(諸説はありますが)
また、ユーシンブルーはいつも見られるわけではなく、気象条件が揃えば見れることになっています。
条件としては、
・晴天の日(曇りでも見られることは出来るが、やはり晴れている日の方が美しい)
・雨が降った日の翌日ではない(大雨の翌日は、さらに日を空けて訪れた方が良い)
「折角訪れたのに、ユーシンブルーが見れなかったら悲しい」という人は上記に注意して訪れることをお勧めします。
晴れた日はこんなユーシン渓谷も
画像引用元:http://4travel.jp/travelogue/11118437
ユーシン渓谷の熊出没について
2016年6月24日午前8時40分頃に玄倉林道にて、60代の男性がハイキング中に熊に襲われ軽いけがを負うという事件が発生しました。
玄倉林道はユーシン渓谷へ行く際のハイキングコースとなっているため、熊出没のリスクはゼロとは言い切れません。
したがって、ユーシン渓谷へハイキングに行かれる際は十分にご注意ください。
参考までに、熊を避ける行動一覧です。
・辺りを十分注意しながらゆっくりと進む
・蛇みたいに動くロープをぶらさげておく
・悪天候や夕暮れ時は歩かない
運悪く熊に遭遇した時に出来る対処法一覧です。
・熊よけスプレー発射
・熊よけの鈴を鳴らす
・目をじっと合わせながら後ずさり(20m以上距離がある場合)
・襲われてしまったら、必死で手で頭を守りうつ伏せの姿勢をキープ。熊に腹は見せない。
等が挙げられますが、その時のシチュエーションによって最適な行動は異なるので、ケースごとにどのような行動をとれば良いのかシミュレーションをしておいた方が良いかもしれませんね。
いかがでしたか?都内から日帰りで行ける絶景スポットの「ユーシン渓谷」
都会では見られない美しい景色を見て癒されてみてはいかがでしょうか?
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