大観峰
photo by @tak_vill
大観峰の基本情報
【スポット】大観峰
【ふりがな】だいかんぼう
【 住所 】熊本県阿蘇市山田
【アクセス】JR豊肥本線 阿蘇駅 タクシー約20分
【最寄り駅】阿蘇駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
大観峰
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大観峰への行き方と特徴!阿蘇五岳を一望できる絶景スポット!
九州に連なる雄大な山々の中でも、特に有名な山岳である阿蘇山。
阿蘇山には数々の絶景スポットが存在しますが、なかでも人気の絶景スポットが「大観峰」です。
今回は、阿蘇山を訪れる際には絶対行っておきたい名所・大観峰をご紹介しましょう。
大観峰ってどんなところ?
大観峰は、阿蘇五岳の絶景を一望できる九州でも屈指の絶景スポットです。
阿蘇外輪山の最高峰にあたる場所であり、標高936メートルの場所に作られた展望台からは阿蘇の雄大な景色を一望できます。
阿蘇山に行くなら外せない名所として知られ、年間120万人以上の観光客が大観峰を訪れます。
ドライブやツーリングで訪れる目的地としても人気です。
大観峰から、世界最大級の大カルデラに雲が流れこむ様子を見ていると、まるで天空に立っているかのように錯覚させられます。
展望台からは全てが1400メートル級の根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の五岳が見渡せ、一目で阿蘇の雄大さを実感できます。
阿蘇山を眺めるという目的で、大観峰より優れた景勝地は無いと言っても過言ではありません。
大観峰への行き方は?
車で行く場合(熊本空港発)
空港ターミナルを出て県道206号線を進みます。西原村鳥子まで進み、交差点で信号を左折します。県道145号線を通り、豊後街道/国道57号線を経由して阿蘇市赤水を目指します。阿蘇赤水(交差点)を左折して剣道149号線に入ります。そのまま内牧まで進んだら、内牧温泉入口で右折、国道212号線を直進です。ここまでの合計所要時間は約55分になります。
バスで行く場合(熊本空港発)
阿蘇くまもと空港国内線ターミナルから大分県別府駅前行きの高速バスに乗り、道中の熊本県南小国役場前で下車します。南小国役場前バス停で阿蘇駅前行きのバスに乗り換えて約20分、大観峰入口駅で下車し、徒歩2分ほどで大観峰展望台に到着です。ここまでの合計所要時間は約2時間30分になります。
だいかんボーイで行く場合(熊本空港発)
阿蘇周遊観光バス「だいかんボーイ」を利用して大観峰を目指す方法もあります。だいかんボーイは、JR九州の観光列車「あそぼーい!」の運行日のみ運行しています。一日乗車券なら大人2500円、子供1250円で大観峰、黒川温泉、阿蘇駅、阿蘇神社、エルパティオ牧場、内牧を自由に行き来することができます。出発地は阿蘇駅なので、熊本空港からバスで1時間かけて阿蘇駅に移動し、そこからだいかんボーイに乗り換えて大観峰を目指す形になります。ここまでの合計所要時間は約1時間30分になります。
大観峰を訪れる際の注意点は?
大観峰を訪れるなら、当日の天候には気を使う必要があります。
なぜなら、大観峰からの景色は天気によって姿を大きく変えるため、天気が悪いと何も見えないということになりかねないためです。
特に注意したいのは霧です。標高の高い大観峰は霧が深くなりやすく、日によっては数メートル前も見えないという環境も珍しくありません。
天気の良い日なら大観峰からは阿蘇五岳を一望できるのですが、霧が深い日にはほとんど何も見えなくなってしまいます。
また、霧の無い日であっても曇り空の時には周囲の山々に雲がかかり、阿蘇五岳の姿が全く見えないということもあります。
大観峰に行く日は、できるだけ天気の良い日を選びましょう。空気の澄んでいる6月~7月ごろは、阿蘇五岳がくっきり見られるのでおすすめです。
梅雨が明けてから本格的な夏に入るまでの短い間ですが、この時期には木々も緑に生い茂り、観光本に載っている写真のように理想的な色合いの阿蘇山を眺めることができます。
大観峰で絶対観ておきたい”涅槃像”とは?
阿蘇五岳はしばしば「仏さまの寝姿」に例えられます。
連なった山々が、まるで仏様が寝転がっている姿に見えるからです。
そのため阿蘇五岳は「阿蘇の涅槃像(ねはんぞう)」とも呼ばれています。
実は阿蘇五岳の「涅槃像」という呼び名は、大観峰からの眺めを見た人によって名付けられたと言われています。
つまり、阿蘇五岳の連なりが仏様のような姿に見える場所は、大観峰だけなのです。
向かって左側のギザギザした山が仏様の顔にあたる根子岳、そこから仏様の胸、腰…と想像していくと、涅槃像の姿が見えてきます。
絶景スポットを超えて神々しさすら感じる涅槃像の姿を見るために大観峰を訪れる人も少なくありません。
近年ではパワースポットとしても人気を博すこの光景を、是非ご自身の目でご覧ください。
おすすめの時期は11月!
大観峰は年中どの時期でも阿蘇の絶景を見せてくれます。
しかしあえて時期を設定するなら、11月ごろがおすすめです。
実際、11月は大観峰のベストシーズンとして知られ、この時期には全国各地から観光バスが押し寄せます。
なぜ11月なのかといえば、この時期の大観峰では「雲海」が見られる可能性が高いためです。
雲海とは、雲が眼下に広がり海のように見える現象です。
大観峰は雲海を観測することができる日本でも有数のスポットであり、日中の寒暖差の大きい11月の早朝は雲海を見られる可能性が最も高いと言われているのです。
雲海は条件が揃わないと見られない珍しいなので、11月に行ったからといって見られる確率は100%ではありませんが、雲に覆われた神々しい阿蘇の姿を見てみたいという方にはおすすめします。
大観峰を見て回るのにかかる所要時間は?
大観峰を見学するのにかかる所要時間は、およそ1時間です。
もちろん、景色だけを見ながら2時間以上滞在する方もいらっしゃいます。
駐車場から展望台までは徒歩でおよそ10分、ゆっくりと景色を楽しみながら向かいます。
展望台にはベンチが用意されているため、座ったままのんびりと阿蘇の山々を望むことができます。
最も景観の良い展望台でしばらく景色を愉しんだら、また歩いて駐車場まで戻ります。
駐車場にはお土産屋さんを兼ねた休憩所があり、ここで食事をとることもできます。
このように景色を見たあと少し休憩してから大観峰を出るには、1時間ほどの時間が必要になります。
どんな服装で行くべき?
駐車場から展望台までは約10分ほど徒歩で移動するため、動きやすいよう軽装にしておくのがおすすめです。
展望台までの道はコンクリートで舗装されていますが緩やかな坂道になっており、ところどころひび割れてデコボコしているので靴はスニーカーのほうが良いでしょう。
ただし、大観峰は標高が高いため夏でもヒンヤリと肌寒いことがあります。
軽装とはいっても防寒対策はしっかりしておきましょう。
トイレや休憩所はある?
大観峰の展望台には、すぐ近くの駐車場に車を停めてから徒歩で向かいます。
駐車場にはお土産屋さんを兼ねた休憩所が建っているため、トイレはこちらで借りることができます。
展望台にもベンチがいくつも用意されているため、景色を眺めながらゆっくりと休むことができます。
また、お土産屋さんでは軽食が販売されているため、ソフトクリームやフランクフルトといったメニューを食べながら休憩をとる方も多いです。
お土産屋さんの中にも席が用意されており、大観峰の散策に疲れたらしばらく店内で休憩するのもよいでしょう。
大観峰周辺の観光スポットは?
大観峰の周辺にも、いくつか有名な観光スポットがあります。
車で10分ほどの場所にあるのが「草千里」。こちらも大観峰と並ぶ阿蘇山の絶景スポットとして知られており、78万5000平方メートルという広い草原が広がっています。
他にも、活火山をテーマとした「阿蘇ジオパーク」や、テレビで活躍した天才チンパンジー・パンくんが暮らす「カドリー・ドミニオン」、天空のラピュタのような風景が見られると話題になった「天空の道」などが、大観峰からわずか10キロ以内に点在しています。
車で20分とかからない場所には日本有数の温泉地のひとつ「黒川温泉」もあり、大観峰周辺は有名観光地のひしめく人気スポットとなっています。
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