福井観光のオススメ観光スポット13選

恐竜博物館
photo by @ishih_arashi

福井県は本州のほぼ中央に位置する東西に長い県で、日本総合研究所が発表する「全47都道府県幸福度ランキング」で幸福度日本一になったことでも有名ですよね。北部の嶺北エリア(越前地方)と南部の嶺南エリア(若狭地方と敦賀市)からなっており、文化や方言に違いがあります。将来的に北陸新幹線が通る予定ですが、2018年時点では福井県に新幹線が開通していません。そのため、嶺南エリアに向かうには主にJR小浜線か舞鶴若狭自動車道を利用することになるでしょう。

福井県は全長約413kmにも及ぶ長い海岸線で日本海に面していて、海食でできた崖や奇岩怪石が見られる観光名所を多数抱えています。越前ガニの特産地だという点も見逃せませんね。15基の原子力発電所が設置されている原発王国でもあります。ここからは、そんな福井県のおすすめ観光スポットを13カ所紹介していきます。




海岸線沿いの絶景を楽しむなら?外せないフォトジェニックスポット4選!

1.日本が誇る断崖絶壁「東尋坊」

東尋坊
photo by @8moon17

国内外から高い人気を集めている絶景スポットに東尋坊があります。ニュースやドラマなどで見たことのある人も多いのではないでしょうか。高さ約25mの断崖絶壁が約1kmも続くさまは自然の驚異そのもの。「国の天然記念物・名勝」や「日本の夕日百選」などにもその名を連ねる名所中の名所です。しかも、柵などが一切設置されていないため、とてもスリリングな体験ができるでしょう。崖っぷちに立つと足元に鮮やかな海が望めます。

東尋坊のすぐそばに設置された東尋坊タワーでは食事ができるほか、展望台から雄大な景色が楽しめます。夕日スポットにもなっているので、写真を撮りたい人にもおすすめですよ。一方、東尋坊の絶壁を海側から見たいなら、東尋坊観光遊覧船を利用するのも一つの手でしょう。近くにある雄島やライオン岩、ローソク岩などの奇岩を約30分で巡ります。高所恐怖症の人が東尋坊を観光するのにもピッタリですね。

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2.CNNが選ぶ日本の最も美しい場所の一つ「蘇洞門(そとも)」

蘇洞門
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蘇洞門は福井県嶺南部に位置する海岸景勝地です。アメリカのニュースチャンネル「CNN」が「Japan’s 31 most beautiful places」の一つに選んだことでも知られています。福井県を訪れたら足を運んでおきたいスポットといえるでしょう。蘇洞門は花崗岩が日本海の波に削られてできた自然洞窟で、その周囲には6kmにわたって絶壁や奇岩が並びます。奇岩巡りができる遊覧船が定期的に出ているほか、サンセットクルーズなどのイベントが開催されることもあるので要チェックです。遊覧船乗り場に併設されたお食事処で福井県の魚介類や名産品を味わうこともできますよ。

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3.美しい海と自然洞窟のコラボ「明鏡洞」福井県の西端まで足を延ばしてみる?

明鏡洞
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嶺南エリアを訪れたときに是非とも寄っておきたいのが自然洞窟・明鏡洞です。巨石中央部分にできた洞窟から透明度の高い日本海が望める観光名所で、夜に漁り火が並ぶ様子はさらに幻想的です。フォトジェニックスポットを探している人やゆっくりした時間を過ごしたい人におすすめです。

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4.新しい観光スポット!「三方五湖レインボーライン」をドライブしよう

三方五湖レインボーライン
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000173934/

三方五湖は嶺南エリアの美浜町と若狭町のあいだに位置する5つの湖からなる新しい観光スポットです。2014年に舞鶴若狭自動車道が全線開通したことで嶺南エリアへのアクセスが良くなり、訪れる観光客が増えているのです。それぞれの湖が違った表情を見せるさまは大変神秘的で、水月湖の北側を走るレインボーラインからは五湖と日本海が織りなす壮大な光景が望めます。2005年11月にはラムサール条約に登録されました。

また、三方五湖レインボーラインのルート上にある梅丈岳の山頂には、恋人の聖地として認定を受けた公園が設置されています。リフトかケーブルで登れるので、休憩がてらドライブの途中に寄り道してみるのも良いでしょう。

史跡巡りをしたいなら?歴史ファンにおすすめのスポット4選

5.「一乗谷朝倉氏遺跡」で戦国時代にタイムスリップ?

一乗谷朝倉氏遺跡
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福井県の県庁所在地・福井市にある一乗谷(いちじょうだに)朝倉氏遺跡は、戦国時代に一乗谷城を根城として越前国を支配していた戦国大名・朝倉氏の遺跡です。400年ものあいだ地中に埋もれていましたが、1967年に発掘が開始されて大きな注目を集めています。「日本のポンペイ」と呼ばれることもありますね。

一乗谷朝倉氏遺跡は大きく城跡と復元された城下町のエリアに分かれており、城下町のエリアではいにしえの朝倉家の反映を肌で感じられるでしょう。武家屋敷や町屋などがたちならび、戦国時代にタイムスリップしたかのようです。一方、城跡のエリアではピクニック気分で散策が楽しめます。

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6.福井県で城巡りを満喫するなら?まずは桜も楽しめる「丸岡城」をチェック!

丸岡城
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福井県は朝倉家の領土をベースに発展してきた歴史を持ちます。江戸時代になって徳川家康の次男・結城秀康が越前に領土を与えられたことがきっかけとなり福井藩がスタートしました。この頃、福井藩では力を持った大名クラスの家臣を多数抱えていました。藩主・越前松平家の居城である福井城以外にも多くの城が作られたのです。

なかでも、丸岡城は戦国時代からある古城で、北陸で唯一天守が残る城としても有名です。日本最古の天守とも称されますね。もともとは織田信長の家臣・柴田勝豊によって築城されたといわれています。外観は美麗というよりは荒々しく、いかつい古武士のようなたたずまいです。周囲に約400本のソメイヨシノが植えられていて、「さくら名所100選」にも選ばれています。城と桜を背景に写真が撮りたい人におすすめのフォトジェニックスポットです。

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7.まるでマチュピチュ?雲海に浮かぶ「越前大野城」は必見!

越前大野城
出所:http://www.onocastle.net/skycastle/

越前大野城は福井県大野市に戦国時代からあった城で、天守は昭和になってから作られたものです。2017年に「続日本100名城」に選定されました。標高約249mの亀山に築かれているため、特定の気候条件がそろってふもとに雲海が広がると、あたかも天空に浮かぶ城のように見えることがあります。とはいえ、これはとてもレアな現象なので、狙って見に行くのは難しいかもしれませんね。

越前大野城へ行くには最寄り駅のJR越前大野駅で下車し、登山道を20分ほどかけて登ることになります。城の外観や景色を楽しんだあとは、城内部に設置された資料館を見学して一息いれましょう。このほか、福井城址や敦賀城址、小浜城址なども観光スポットになっています。

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8.福井県の古刹といったら忘れてならないのが「永平寺」

永平寺
出所:https://www.jalan.net/kankou/spt_18322ag2130009959/

永平寺は曹洞宗大本山にあたる禅寺で、山に囲まれた森のなかに広大な境内を持ちます。国内外の人気が急上昇しているスポットで、フランスの旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも取り上げられました。今も200人近い雲水(うんすい)と呼ばれる修行僧が厳しい修行の日々を送っています。単に参拝するだけでなく、1泊して座禅や写経などを体験することも可能です。

永代寺といえば傘松閣(さんしょうかく)の天井画は見逃せません。別名「天井絵の大広間」と呼ばれる156畳敷きの大広間の天井に、230枚もの花鳥彩色画が並ぶさまは荘厳です。天井を見上げ続けて首が痛くなったら、多くの伽藍が点在する静ひつな境内を散策するのも良いでしょう。

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子どもと一緒に楽しみたいなら?家族連れにおすすめのスポット3選

9.福井県は恐竜大国!福井県立「恐竜博物館」は恐竜ファンの聖地?

恐竜博物館
photo by @ishih_arashi

福井県が恐竜大国だということをご存じでしょうか。JR福井駅を出ると大きな恐竜のモニュメントが目に飛び込んできます。駅ビルにも恐竜が描かれているのです。福井県が恐竜大国になったのは、福井県の勝山市付近で大量に恐竜化石が発見・採取されたことに由来します。その象徴となっているのが勝山市にある福井県立恐竜博物館です。世界三大恐竜博物館の一つにもなっています。

福井県立恐竜博物館は銀色に輝くドーム型。近くまで行けばすぐにそれとわかります。館内には42体の恐竜化石が展示されています。しかも、そのうち7体は実物の骨格なのです。ほかにも、化石標本やジオラマなどが多数展示されていて、動く巨大ロボットは迫力満点。化石発掘体験ができるのも見逃せません。館内にはレストランやショップも設置されているので、休憩や食事をしながら1日中楽しめそうです。

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10.プール遊びなら「芝政ワールド」世界一のウォータースライダーなら大人も大満足?

芝政ワールド
出所:http://www.shibamasa.com/sp/pool/triple/

芝政ワールドは福井県坂井市にあるテーマパークです。広大な敷地にさまざまなアトラクション施設やゴルフ場、巨大迷路や動物園などが設置されています。特に有名なのがさまざまな種類のウォータースライダーが楽しめるリゾートプールです。なかでも、赤白黒3本のウォーターチューブからなる浮き輪スライダー「トリプルザウルス」はギネスワールドレコーズ2005に認定されました。2人乗りのゴムボートで巨大なウォーターチューブを滑り降りる気分はそう快ですよ。

一方、「カリビアンビーチ」は日本海に面した波の出るプールで、まるでホテルのプライベートビーチにいるような気分が味わえます。このほかにも、アーチェリーやゴーカート、参加型謎解きゲームなどアトラクションが盛りだくさんで、1日で回るのは難しいかもしれませんね。

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11.プールもいいけど無人島で海水浴も?「水島」は北陸のハワイ!

水島
出所:http://www.turuga.org/places/mizushima/mizushima.html

水島は若狭湾に浮かぶ無人島で、夏季にしか上陸できません。10分ほどかけて渡し船で向かうことになります。美しい白い砂浜が続く海岸線を持ち、北陸のハワイともいわれています。遠浅が続き、波が穏やかなので小さい子ども連れでも安心ですね。カニや小さい魚もたくさん見られますよ。

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福井県でゆるやかな時間を満喫したい人におすすめのいやしスポット2選

12.福井の温泉といえば「あわら温泉」

あわら温泉
出所:http://www.jalan.net/

あわら(芦原)温泉は、福井県を代表する温泉です。明治16年に開湯した比較的新しい温泉ですが、数多くの源泉が密集しているのが特徴です。温泉宿がそれぞれ独自に源泉の井戸を持っているので、施設によって違った質の温泉が楽しめます。40軒以上の温泉宿がずらりと並ぶさまは壮観です。2014年には、足湯専門の施設「芦湯」もオープンしました。温泉卵を作ってくれるコーナーもありますよ。

あわら温泉に行ったら押えておきたいスポットが「湯けむり横丁」という屋台村です。昭和の雰囲気が色濃くただよう一角で、ラーメンや餃子、串揚げやおでんなどが味わえます。福井県の地元の人と交流できるのもポイントですよね。あわら温泉で身も心もいやしましょう。

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13.「鯖街道の熊川宿」でゆるやかな時間の流れに身を任せてみる

鯖街道
出所:https://www.jalan.net/news/article/34394/

鉄道やバスなどが通っていない時代に、若狭湾に水揚げされたサバはくさらないよう塩でしめられたあと京都に運ばれていました。若狭湾を抱える若狭国と京都のあいだを結ぶ街道は鯖街道と呼ばれていたのです。鯖街道の沿線には、多くの宿場町が作られにぎわいました。福井県と滋賀県との境に位置する熊川宿も繁栄した宿場町の一つでした。その後、再開発の対象にならなかったこともあり、熊川宿の町並みは当時の光景をそのまま残しています。2015年には文化庁によって日本遺産に登録されました。

江戸時代の面影を今に伝えるレトロな街並みは、都会での生活に疲れた心をいやすにはうってつけです。名物の鯖ずしをはじめ「へしこ」などの郷土料理をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

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福井県に行ったらやっぱり「越前ガニ」解禁を待っている人も多い

越前ガニ
出所:http://www.town-echizen.jp/about/feature.php?1

冬に福井県を訪れたら、越前ガニを食べなくては帰れませんよね。通常11月6日に越前ガニの漁が解禁されます。心待ちにしている人もいるでしょう。福井県内の三国港と越前港、敦賀港と小浜港で水揚げされるズワイガニが越前ガニです。ただし、福井県特産の越前ガニは雄だけ。雌は「セイコガニ」と呼ばれて区別されています。越前ガニにはその証となる黄色いタグが付いているので知っておくと便利です。

福井県には名所や史跡が多いため、短い旅行では回りきれないほどです。季節を問わず観光が楽しめる点も見逃せませんね。新しい観光名所も増えているので、フォトジェニックスポットを探している人にもおすすめですよ。 見どころ満載の福井観光に出かけてみてはいかがでしょうか。




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