慎重派の子どもが1~2ヶ月で自転車に乗れた!へんしんバイク体験記

はじめに

幼児が自転車に乗れるように練習するとなると、転んで泣いたり怖がったりといった苦労を思い浮かべる親御さんも多いでしょう。実際、私自身も子どもの頃、補助輪を外して自転車に乗れるようになるまでに何度も転んだ記憶があります。自分の子にはできるだけそんな思いをさせたくない……そう考えていたところで出会ったのが**「へんしんバイク」**でした。

私の娘はかなりの慎重派で、新しいことやスピードが出る遊びには尻込みしがちでした。三輪車やキックバイクには乗っていましたが、自転車となると「怖い」「難しそう」となかなか乗り気になりませんでした。そんな娘でも楽しみながら自転車の練習ができる方法はないかと調べていて見つけたのが、ペダル後付け型のキックバイク「へんしんバイク」です。キャッチコピーは「30分で自転車デビュー。」──最初は半信半疑でしたが、「これなら慎重な子でも自分のペースで練習できるかもしれない」と思い、思い切って購入してみることにしました。

へんしんバイクとは?

「へんしんバイク」は、一本のフレームでペダルなしのバランスバイクからペダルありの自転車へと“変身”できる幼児向け自転車です。対象年齢はおおよそ3~6歳で、サイズは一般的な子ども用自転車の約半分の軽さに設計されています。実際、持ち上げてみても非常に軽く、小柄な子どもでも扱いやすい印象でした。また、最初はペダルを付けずに足こぎバイク(キックバイク)として遊び、十分にバランスが取れるようになったら付属のペダルを取り付けて自転車に移行するというステップを踏むため、補助輪(トレーニングホイール)なしでスムーズに自転車デビューできるのが大きな特徴です。

我が家が購入したのは12インチサイズの「へんしんバイク2」で、価格は税込みで約15,000円ほどでした。販売は公式サイト限定で行われており、私は公式オンラインショップで注文しました。数日後に商品が届き、さっそく娘に見せると、色もデザインもかわいらしい自転車に娘は興味津々。しかし実際に乗るとなると少し不安そうな表情も浮かべていました。

キックバイクモードでの練習開始

まずはペダルを付けず、キックバイクモードで練習を始めました。サドルの高さを娘が両足で地面にしっかり足がつく位置に調整し、ハンドルの握り方やブレーキの位置を教えます。最初のうち、娘は恐る恐るサドルにまたがり、ゆっくりと地面を蹴って進み始めました。やはり慎重派らしく、スピードが出ると怖いようで、初日は数メートル進むとすぐ足をついて停止してしまいます。

しかし、公園で一緒に見守りながら「ママがそばにいるから大丈夫だよ」「自分の足で止まれるから怖くないよ」と声をかけると、娘も次第に笑顔が見られるようになりました。遊び感覚でバランスバイクに慣れてもらおうと、私も一緒に少し先を走って「追いかけてごらん」と促したり、地面に描いた線まで競争したりと工夫してみました。そうするうちに、娘は少しずつ足で地面を蹴る力が強くなり、スーッと惰性で進める距離が伸びていきました。

毎日長時間練習したわけではなく、天気の良い日に公園や家の前で15~30分ほど遊ぶ程度でしたが、数週間も経つ頃には、娘はキックバイクモードでバランスを取ってスイスイと走れるようになっていました。初めは恐る恐るだった娘も、風を切って進む感覚が楽しくなってきたようで、自信もついてきた様子です。

ペダル装着に挑戦

バランスバイクモードにすっかり慣れ、娘も「たくさん足でこげるようになった!」と喜ぶようになった頃、いよいよペダルを付けて自転車に変身させるタイミングがやってきました。購入から約1ヶ月ほど経ち、娘自身も「自転車みたいにしてみたい!」と言い始めたのです。慎重な娘から自分でやってみたいと言い出したのは驚きでしたが、そのやる気を尊重してチャレンジさせてみることにしました。

説明書を見ながらペダルの取り付け作業を行います。我が家では工具の扱いに慣れている夫が担当しましたが、素人には少し手間取る工程でした。ペダルを付けるには一度後輪を外す必要があり、ナットを回すのに思いのほか力が要ります。暑い日だったこともあり、取り付けに小一時間かかってしまいましたが、無事にバランスバイクはペダル付き自転車に“変身”しました。

ペダルを付け終わった夕方、さっそく公園で自転車モードでの練習を開始しました。娘も「早く乗ってみたい!」と意気込んでいたものの、いざペダルに足を乗せて漕ごうとすると途端に怖くなってしまったようです。バランスバイクでは足が地面に着いた状態で進めていたため、両足を宙に浮かせてペダルを漕ぐ感覚に慣れるまで時間がかかりそうでした。

初めてペダルに挑戦した日は、娘はペダルを踏み込む代わりに無意識に地面を蹴ろうとしてしまい、うまく前に進めませんでした。何度か試みましたが、両足が離れる不安からか、踏み出す力が弱くすぐ止まってしまいます。無理をして怖い思いをさせてもいけないので、その日は「また明日やってみようか」と早めに切り上げました。娘も「ちょっと怖かった…」と悔しそうでしたが、「明日もう一回がんばる!」と前向きでした。

焦らず見守り徐々にステップアップ

ペダル練習2日目以降も、娘のペースに合わせて焦らず練習を続けました。最初の数日は私が自転車の後ろを軽く支え、ペダルを踏むタイミングを教えるところから始めました。片足ずつペダルに乗せ、「せーの、で踏んでごらん」と声をかけると、娘はおそるおそるですが一生懸命ペダルを踏もうとします。しかしバランスが少しでも崩れると足を地面についてしまい、なかなか長く漕ぎ続けることができません。

それでも、バランスバイクで培った感覚があるのでしょう。支えを離しても自転車がすぐ倒れることはなく、数秒間は自力で進めるようになってきました。娘自身も「今少し進めた!」と手応えを感じ始め、怖さより「できた!」という嬉しさが勝る瞬間が増えていきました。

ある日は、同じ公園で少し年上の子が補助輪なし自転車に乗っているのを見かけました。私は「あんなふうに足をぐるぐる回すんだよ」と娘にお手本を見せ、一緒にペダルの漕ぎ方をイメージトレーニングしてみました。他の人が乗っている姿を見てイメージが湧いたのか、娘は「やってみる!」と再びチャレンジ。すると、その日は今までで一番力強くペダルを踏み込むことができ、私が軽く支えていた手を離しても数メートルまっすぐ進むことができたのです。

ついに自分で自転車に乗れた!

ペダル取り付けから数週間が経った頃、ついに娘が一人で自転車に乗れる瞬間が訪れました。公園での練習中、いつものように私は後ろから見守っていたのですが、その日は娘のバランスの取り方がとても安定しているように感じました。「今日はいけるかも」と思い、「ママ、手を離してみるよ!」と声をかけてみました。娘は緊張した面持ちでしたが、小さくうなずきました。

私がそっと手を離すと、娘はふらつくことなくペダルを漕ぎ続けました。自分の力で自転車が前に進んでいる! 娘もそれに気づいた瞬間、パァッと顔が明るくなり、「ママ、見てて!できたよ!」と歓声を上げました。私も「すごい!そのまままっすぐ進んでごらん!」と声をかけながら、胸が熱くなるのを感じました。

その日は娘は何度も自転車に乗って見せてくれました。最初はスタートで多少ふらつくこともありましたが、一度も大きく転ぶことはなく、自転車を乗りこなせたのです。ペダル練習を始めてからわずか数週間、バランスバイクから数えても約2ヶ月でここまで来られたことに、正直私自身が一番驚いていました。娘は自分に自信がついたのか、「明日もまた乗りたい!」と笑顔で自転車を何度も眺めていました。

慎重な子にこそおすすめしたい理由

こうして、極度の慎重派だった娘でも1~2ヶ月の練習で補助輪なしの自転車に乗れるようになりました。 振り返ってみると、へんしんバイクで段階的に練習したおかげで、娘は一度も大きく転んだり怖がって泣き出したりすることなく、自転車デビューを果たせたように思います。

特に慎重な性格のお子さんにとって、いきなりペダル付きの自転車で練習を始めるのはハードルが高いものです。従来は補助輪を付けて慣れさせ、それを外すときに怖がって嫌がる…というケースも多いですが、最初から補助輪なしでバランス感覚を養えるへんしんバイクのアプローチは画期的だと感じました。足で地面を蹴って進むところから始めるので、子どもにとっては「ただの遊び」の延長ですし、バランスさえ取れてしまえばペダル操作という新しい課題に集中できます。娘もバランスバイクモードで遊んでいる間に自然とバランス感覚を身につけていたため、「自分でできた!」という達成感を得ながらステップアップできました。

また、親にとっても助かる点が多くありました。私たち親は後ろから必要以上に自転車を支えてあげる必要がなく、腰をかがめて走り続けるような大変さがほとんどありませんでした。娘が楽しそうに乗ってくれることで、こちらもイライラせず穏やかな気持ちで見守ることができたのも良かったです。子どもが自ら「やりたい!」と思って練習を進めてくれるので、親子ともにストレスが少なく、自転車練習に取り組めました。

おわりに:我が子の成長に感動

へんしんバイクのおかげで、慎重だった娘が自転車に乗れるようになるまでのハードルをぐっと下げることができました。最初は「本当にうちの子に乗れるようになるのかな…」と不安もありましたが、結果的には娘自身のペースで着実に上達し、笑顔で自転車を乗り回せるようになりました。その成長ぶりに、親としても大きな感動を覚えています。

今では娘は補助輪なしの自転車にすっかり自信を持ち、公園まで自分で乗って行きたがるほどになりました。「自転車に乗れたらお出かけの範囲も広がるね」と話すと、娘は誇らしげにうなずきます。慎重派の子でも諦めずに練習すれば大丈夫だということを、今回の体験を通じて改めて実感しました。同じように「うちの子は怖がりだけど自転車に乗れるようになるかな?」と心配している親御さんには、ぜひへんしんバイクという選択肢をおすすめしたいです。きっとお子さんのペースに寄り添った楽しい自転車デビューの手助けになってくれるでしょう。

SNS映えマップから探す