八戸穴

八戸穴
photo by @syrup33g
三陸海岸内の浄土ヶ浜をさらに奥に行くとある小さな洞窟「八戸穴」は中に入ると美しいコバルトブルーの世界が広がることから岩手の「青の洞窟」と呼ばれています。その青い絶景はSNS上でも注目を集めじわじわ人気が上がっているスポットです。

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八戸穴の基本情報


【スポット】八戸穴
【ふりがな】はちのへあな
【 住所 】〒027-0001 岩手県宮古市日立浜町32−4(浄土ヶ浜マリンハウス)
【アクセス】JR山田線 宮古駅から車で約10分
【最寄り駅】宮古駅
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし

八戸穴
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青の洞窟さっぱ船ページ

日本の青の洞窟「八戸穴」楽しみ方や周辺のおすすめ観光スポット・食事スポットを紹介します♪

八戸穴ってどんな場所

岩手県宮古市の「八戸穴」は日本の「青の洞窟」と言われている浄土ヶ浜にある穴です。
青の洞窟というのはイタリアのカリブ島にある美しい洞窟ですが、コバルトブルーの神秘的な青がそこを彷彿させるところから日本の青の洞窟とも呼ばれています。
神秘的なのは美しさだけでなく、八戸穴が発見された当時の伝説が不思議です。
昔小舟に犬を乗せて洞窟を進ませたところ、なんと青森県八戸市にある穴から数年後犬が発見されたというのです。洞窟は八戸まで続いている!ということで宮古市なのに「八戸穴」なのです。
一方、八戸市には宮古市に通じていると呼ばれていた「宮古穴(通称地獄穴)」があったという伝説があります。

八戸穴の観賞方法

日本の青の洞窟をさっぱ船で探検!

青の洞窟八戸穴へは、浄土ヶ浜から「さっぱ遊覧船」に乗り込みます。思いがけない小さな7人乗りのボートで、救命胴衣に黄色のヘルメットまで装着して、かっぱえびせん片手に出発します。

なぜそんな小さな船で、しかもヘルメット装着までして向かうかというと、八戸穴は半分海水に浸かっている海蝕洞窟だからです。入り口はかなり狭く天井も低い。漁師船がやっと通れるくらいなので、大型船は通れませんし、安全のためヘルメットも必要です。天候や海の状況によりボートは出船しているので、八戸穴に入れる幸運な人は願いが叶うとも言われています。

三陸のリアス式海岸なので「三陸ジオパーク」と呼ばれ切り立った崖の景色は圧巻。船は洞窟までの珍しい岩や「剣の山」「賽の河原」「血の池」など名所のガイドを聞きながら進みます。
八戸穴は四季や光・時間により色が変化すると言われていて、特に午前中に見に行くと海が澄んでいて美しいといいます。コバルトブルーに輝いたりエメラルドグリーンに見えたり様々に変化するのが不思議。
八戸穴は海の美しさだけでなく、洞窟奥の岩肌は不思議な色合いです。浄土ヶ浜の白い岩を観ながらたどり着くので、別世界のようなミステリー感があります。

ぜひ、最高の透明度と真っ青の海、そしてミステリーを堪能したいものです。
ちなみに、かっぱえびせんは船を先導するウミネコに手から直接あげたりできます。

八戸穴周辺の観光スポット

みやこ浄土ヶ浜遊覧船で極楽浄土のような海を

陸中海岸を代表する景勝地である浄土ヶ浜。白い流紋岩(りゅうもんがん)の美しい海岸で、天保年間に霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したところから由来しています。

流紋岩とは、花こう岩と同じくケイ酸分を含むマグマからできる岩です。本来色々な色の流紋岩が存在していますが、浄土ヶ浜では様々な文様や形の白く美しい流紋岩を観ることができます。
ただしこの眺めはリアス式海岸なので海側からしか観ることができません。
さっぱ船でめぐる八戸穴行とは違い、こちらは400名乗りの遊覧船で向かいます。浄土ヶ浜周遊コースは「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」で乗る場所も違うので注意しましょう。湾内なので揺れは少なめです。40分の周遊コースゆっくり眺めましょう。

こちらの船は、2011年3月11日におきた東日本大震災で津波を越えて沖へ避難したという、奇跡の遊覧船です。船内でジャズ演奏などのイベントが企画されたりするので要チェックで出かけたいものです。

浄土ヶ浜海水浴場

浄土ヶ浜は陸中国立公園で代表的な景勝地です。白い浜と透明なエメラルドグリーンの海水はそれは美しいものです。この浜でなんと海水浴ができちゃうのですから贅沢なもの。夏の三陸方面を訪れるなら旅行コースには絶対外せないでしょう。海水浴場は美しい海と浜だけでなく、聳える白い岩肌の奇岩が並んでいます。自然造形美というべきでしょうか、眺めは他の海水浴場と趣が異なります。

また、この白い奇岩は波除にもなっていて、海水浴場の波は穏やかです。小さいお子さん連れも楽しめそうです。ちなみに国立公園なので岩に登ったりするのはNGですが、展望台がありそこから一望できるので、浜の前にあるレストハウスでシャワーを浴びて着替えたら昇ってみてはいかかでしょうか。

青い空、白い浜、エメラルドグリーンという三色のコントラストは、この世のものではないくらい美しいので、夏でなくても散策するだけの価値がある場所です。

三陸ジオパーク

浄土ヶ浜や八戸穴がある三陸ジオパークとは、青森県の八戸から岩手県の沿岸宮城県気仙沼までの南北220㎞に及ぶ日本ジオパークとして平成25年に認定されました。八戸穴付近を船で見学すると、奇妙な形や色の岩などが見られますが、これが太古の時代からの地球が造り上げた歴史でもあるのです。
とはいえ、一般人としてはただ岩を観ても何がすごいのか分からないというのが本当なので、三陸ジオパークのガイドツアーを利用してみましょう。1団体10名以下で3000円、所要時間60分。要予約です。

洞窟好きには足を延ばして龍泉洞へ

八戸穴に注目する洞窟好きの方!この岩手にはもう一つ大きく有名な洞窟があります。八戸穴がある宮古市から岩泉まで国道45号・455号を車で走ること約一時間。日本三大鍾乳洞の一つである「龍泉洞」へ到着です。
この龍泉洞、大きい大きいといわれて4088mとされていますが、実は未知の部分が多いのです。5000mはあるのではないか?といわれている中で、公開されているのはその内ほんの700mですから、まだまだ今後の調査に期待がもてる鍾乳洞でもあります。こちらの「青」は世界有数の透明度の青い地底湖です。

八戸穴・浄土ヶ浜を観光する時の注意点

浄土ヶ浜の砂浜ではないところは小石が敷き詰められたようになっています。女性はヒールなどの靴は避けたほうが良いでしょう。八戸穴を観光するさっぱ船は小型船なので、水しぶきがかかっても良い服装を。また、船酔いしやすい方は酔ってしまう可能性があるので、酔い止めなどご用意を。

八戸穴周辺の三陸の海の幸が味わえる食事スポット

宮古観光協会浄土ヶ浜レストハウス

最大収容人数200名という大型レストハウスです。駐車場があり、ここから浄土ヶ浜へ直行できます。脱衣所や温水シャワーもあるので海水浴に便利。レストランや売店もあり、3階は展望台になっています。美しいエメラルドグリーンの海と岩の海岸をまた違う角度から眺めることができます。
レストランの目玉は「料理長おまかせ海鮮丼」です。もうこれでもかというくらいの海鮮が溢れるばかりのてんこ盛り。しかも調理長が厳選した食材しか乗せないために、いつも同じ食材とは限らない海鮮丼です。麺類やカレーなどもあり、特に「雲丹面」はオリジナルで面の中にまで雲丹が練りこまれ、トッピングも雲丹という雲丹尽くしです。

基本情報

営業時間:売店9:00~17:00 食堂10:30~14:30(月~金曜日)10:30~15:00(土日祝日)
定休日:不定休
住所:宮古市常陸浜町32 電話0193-62-1179
アクセス:バスの場合宮古駅3番乗り場 岩手県北バス20分 車の場合は盛岡から宮古国道106号で約100㎞
予算(入場料など):300~2000円前後(海鮮丼は時価)

浄土ヶ浜マリンハウス

青の洞窟八戸穴のさっぱ船遊覧に乗れるのは浄土ヶ浜マリンハウスです。八戸穴遊覧だけでなく、子供と一緒に乗れる貸しボートや、釣りボートの貸し出しもしています。
名物の浄土ヶ浜ラーメン屋、活きたホタテの丸焼きなどの三陸ならではの海の幸を、美しい浄土ヶ浜の美しい景観を愛でながらビールをジョッキで一杯というのも格別です。

基本情報

営業時間:8:30~17:00(3月~11月)
定休日:無し(冬季12~2月以外は無休で営業)
住所:岩手県宮古市日立浜町32-4
アクセス:宮古駅(JR山田線/三陸鉄道)よりバス(浄土ヶ浜行きまたは宮古病院行き)約15分。「浄土ヶ浜ビジターセンター」下車、徒歩5分。ビジターセンターからエレベーターで降り、トンネルを抜けるとマリンハウスが見えてきます。
予算(入場料など):さっぱ船遊覧1500円。二人手漕ぎ貸しボート1000円。釣りボート終日2000~2400円(釣り具・餌なし)。浄土ヶ浜ラーメン1000円。焼きホタテ600円等。

魚正(うおまさ)

浄土ヶ浜周辺で近くて美味しいお寿司屋さんといえば「魚正」です。お寿司や海鮮丼の他にも、焼き魚煮魚など幅広く楽しむことができます。ランチメニューがお得で美味と評判で、にぎりの三陸宮古寿司1600もうれしい価格ですが、おまかせチラシという海鮮丼が1050円で具がてんこ盛りという素晴らしさです。おまかせなので入荷により具材は変更されるのですが、かなりリーズナブルです。ちなみに、イカホタテマグロ丼というのは、イカが丸ごと入っていてビックリです。イカ好きな方には最高の一品。

基本情報

営業時間:11:00~14:00 16:00~22:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
住所:岩手県宮古市鍬ヶ崎上町7-16
アクセス:JR山田線/磯鶏駅徒歩24分。宮古駅からは2.4㎞。バスの場合は岩手県北自動車宮古から浄土ヶ浜三丁目で降り徒歩25m。
予算:夕)5000~5999円程度。ランチは三陸宮古寿司1600円等

八戸穴(浄土ヶ浜)へのアクセス

通常では宮古駅前発3番乗り場、奥浄土ヶ浜行き(宮古病院行き)浄土ヶ浜ビジターセンター経由で、ビジターセンター下車。すぐに発券所があり、桟橋までは徒歩約5分です。オンシーズンの土日祝日や夏休みなどの繁忙期には、浄土ヶ浜園内を巡回シャトルバスが無料運行していることもあるので利用してみましょう。

八戸穴(青の洞窟さっぱ船遊覧)の基本情報

名称

浄土ヶ浜マリンハウスで乗船します。

読み方

じょうどがはま まりんはうす

営業時間

8:30~17:00

定休日

荒天候時

料金

乗船料1500円

まとめ

半分海水に浸った洞窟「八戸穴」は、宮古市にあるのに「八戸」というミステリー付きの洞窟好きにはたまらないスポットです。観光船ではなく漁師船のようなボートでヘルメットを被って出船するあたり、探検家になった気分です。太陽の光でコバルトブルーからエメラルドグリーンに変化していく海の美しさは、探検家の宝物というところでしょうか。浄土ヶ浜も海底まで見えそうな透明度で、まさに名のごとしの極楽浄土にありそうな浜です。

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