加茂水族館
photo by @paruko8651
photo by @yuiyui0718
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加茂水族館の基本情報
【スポット】加茂水族館
【ふりがな】かもすいぞくかん
【 住所 】山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
【アクセス】JR羽越本線 鶴岡駅からバスで約30分
【最寄り駅】鶴岡駅
【営業時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【 料金 】大人1,000円、小中学生500円、幼児無料
【クーポン】公式ウェブサイトで割引クーポンを提供
加茂水族館
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クラゲ好きは必見!山形県「加茂水族館」
山形県鶴岡市にある「加茂水族館」は、日本一の「クラゲ」の水族館として知られています。山形唯一の水族館ではクラゲが大人気。クラゲの種類の多さではギネス世界記録に認定されるなど、全国からクラゲファンが訪れます。
「加茂水族館」の概要
「加茂水族館」は別名「クラゲドリーム館」と呼ばれる、クラゲで有名な水族館です。「加茂水族館」では50種類以上のクラゲを展示、さらに日本海のすぐそばという立地の良さを生かして、近海に生息する150種類近い魚の飼育も行っています。
そのほかにもアザラシやラッコ、ウミネコの餌付けなども実施、季節に合わせたイベントなども豊富な水族館ファンなら知らないものはいない水族館として人気となっています。
「加茂水族館」の歴史
今では大人気の「加茂水族館」ですが、実はかつて、閉館の危機に陥ったこともありました。
かつて加茂水族館のある鶴岡市は、加茂港を抱えて北前船の寄港地として繁栄していましたが、大正期に鶴岡駅が開業した羽越本線が整備されると、港としての地位を失うことになり、さらに町の反対側にある温泉地に鉄道駅が開業すると、鉄道の通らないエリアとして加茂周辺は一気に寂れていきました。
そこで、起爆剤として誕生したのが「加茂水族館」です。しかし「加茂水族館」は戦時中に廃止となり、県に譲渡された後は水産学校として利用されることになりました。
その後、昭和31年になってようやく鶴岡市に建物が戻り「加茂水族館」は復活することになりました。そして、冬の雪の季節でも通年営業ができる新館が建設、昭和47年には年間で21万人という来場者を記録します。
しかし、徐々に経営が悪化、さらに強風や高波で被害を受けるなどした水族館は当時人気のあったラッコの飼育を始めますが、客足は戻らず、多額の負債を抱えることになりました。
とうとう平成9年には過去最低の入場者を記録しますが、しかしそこでサンゴの水槽の中で偶然クラゲが発生、クラゲに特化した展示を行うとこれが人気を集め、平成12年にはクラゲ展示の数が日本一となり、「加茂水族館」といえばクラゲと言われるようになりました。その後、クラゲをしゃぶしゃぶや寿司で食べるイベントなどを開催、さらにクラゲの展示を強化させたところ女性客も急増し、現在では年間80万人をかぞえるという人気の水族館となりました。
「加茂水族館」と「オワンクラゲ」
「加茂水族館」の人気のクラゲとして「オワンクラゲ」が挙げられます。実はこのオワンクラゲも「加茂水族館」の復活に一役買った存在。意外なことに、「加茂水族館」とオワンクラゲをつないだのはノーベル賞でした。
2008年、日本の下村脩博士がノーベル化学賞を受賞したとき、その受賞の理由となった「緑色蛍光タンパク質」がオワンクラゲに由来したものでしたが、当時オワンクラゲを飼育する水族館は少なく、そのひとつだった「加茂水族館」に大きな注目が集まりました。
その後も下村博士と「加茂水族館」との縁は続き、人工繁殖でオワンクラゲが発光しなくなったと聞いた教授が水族館にエサについてのアドバイスを行い、一日館長を務めるなど、交友が続くことになりました。
「加茂水族館」のおすすめ
「加茂水族館」の名物といえば、何と言ってもクラゲの水槽です。特に常時4000匹のクラゲが漂う「クラゲドリームシアター」は大きな人気を集めています。「クラゲドリームシアター」は、直径5メートル、水量40トンという巨大な円形の水槽で、その中にクラゲが漂っている様子は幻想的。前に立っているだけでも癒されると、毎日大勢の来館者が詰めかけます。
さらにクラゲに詳しくなりたいという人に人気なのが「クラゲバー」。こちらはバーカウンターのような形の展示の形で、職員がクラゲの生態についての解説を行ってくれます。
クラゲは受精卵から子どもが生まれたあとはイソギンチャクのような形に変化、そこから少しずつクラゲらしい形になっていきますが、その様子を観察できる施設は大きな人気となっています。
また、ゴム手袋を借りてクラゲを触れるスペースなどもあり、クラゲなら「加茂水族館」と言われるのも納得の充実した展示が行われています。
「加茂水族館」のイベント
「加茂水族館」では常設の展示以外にも定期的に行われるイベントが人気です。特に大きな人気となっているのが「お泊り水族館」。これはクラゲや魚が泳ぐ水槽の前で宿泊ができるという非常に珍しいイベントです。クラゲの幻想的な水槽を見ながら眠れるというのは非常に貴重な機会。また、普段は見ることのできない水族館の裏側を見学できるバックヤードツアーも同時に開催され、毎回抽選必至の人気イベントとなっています。
そのほかにも、夏の時期には水族館の屋上テラスや芝生エリアでの宿泊会も実施されているため、水族館が大好きという人にはぜひおすすめです。
「加茂水族館」のランチ
「加茂水族館」ではレストランも併設されているので、ランチには非常に便利です。以前は「クラゲレストラン」という名前でしたが、現在は店名を「沖海月」に改名、日本料理の職人が腕を振るうレストランとして本格的な味が楽しめると人気になっています。
なかでも人気を集めるのが「とらふぐ定食」。庄内産のとらふぐは高級品として人気ですが、こちらのレストランではそんなとらふぐをふぐ刺しか唐揚げで楽しめます。濃厚な味と香りのとらふぐはまさに絶品で、価格も非常にリーズナブルなので、ぜひ一度は試してみたいメニューです。
そのほか、地元の魚をたっぷり使ったお刺身や、庄内の料理をふんだんに取り揃えた「庄内よくばり膳」なども楽しめます。もちろん、エチゼンクラゲ定食やクラゲラーメン、クラゲアイスといったメニューも相変わらず人気。意外な食感が楽しめるクラゲメニューも「加茂水族館」ならではと人気です。
「加茂水族館」のお土産
「加茂水族館」ではやはりクラゲにちなんだおみやげも非常に豊富。特に人気があるのは「クラゲまんじゅう」「くらげようかん」といったお菓子。こちらはあんの中に刻んだクラゲがたっぷり入っているという一品。実はクラゲはコラーゲンが非常に豊富で、女性に贈っても喜ばれるおみやげです。
さらに人気なのは「クラゲラーメン」。クラゲラーメンは「加茂水族館」の人気のランチとして有名ですが、持ち帰って家庭でも調理しやすい乾麺がおみやげとして販売されています。こちらは麺にコラーゲンたっぷりのクラゲを練りこんだもので、スープも庄内ならではのトビウオの出汁をベースにした本格派。クラゲというと味はいまいちという印象がありますが、ラーメンとしての味も楽しめると話題になっています。
その他、山形の名物である「玉こんにゃく」とコラボした世界にひとつの「くらげこんにゃく」や、クラゲをモチーフにしたネクタイ、クラゲのクリアファイルなども揃っているため、「加茂水族館」のお土産としておすすめです。
「加茂水族館」へのアクセス
「加茂水族館」へは電車、車でのアクセスが可能です。電車の場合はJR鶴岡駅より湯浜温泉行に乗車、約30分で「加茂水族館」駅に到着します。
車の場合、山形自動車道鶴岡インターチェンジ下車で約15分、または日本海東北自動車道鶴岡西インターチェンジ下車で約25分となります。
タクシーを利用する場合には、JR鶴岡駅からなら約30分、庄内空港からの場合は約20分です。
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