MEDITERRASSE(閉鎖)

MEDITERRASSE(閉鎖)
photo by @u0nagan
南仏の古い街並みをイメージしたファッションライフスタイルストア。こちらは服や雑貨屋さんだけでなくカフェもあります。日本ではあまりみかけないカラフルな建物が目を引くオシャレスポットです。※現在は建物全体が解体されて面影は全く残っていません

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MEDITERRASSE(閉鎖)の基本情報


【スポット】メディテラス
【 住所 】神戸市中央区三宮町2-11-3

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さよならMEDITERRASSE!三宮で一番目立つランドマーク

初めて神戸を訪れた人たちが、必ず目を奪われたオシャレスポット「MEDITERRASSE」がついにその姿を消しました。三ノ宮駅から元町駅までの高架下を歩くとき、あるいはトアロードを軟化したときに目にするMEDITERRASSEの外観は、神戸歩き煮なくてはならないランドマークでした。建物全体でヨーロッパの街角にあるような雰囲気のあるビルになっていて、内部は神戸のリーディングカンパニーであるアパル企業「ワールド」の展開するブランドが勢ぞろいしていました。

2015年にはこのMEDITERRASSEがなくなることが決まり、そして2016年3月にはMEDITERRASSE全体がクローズとなりました。そして2018年一月にはあのインパクトのあるMEDITERRASSEは、建物全体が解体されて面影は全く残っていません。もう見ることのできない、三宮歩きのランドマークだったMEDITERRASSEについて思い出話を含めてまとめてみました。

MEDITERRASSEの概要

MEDITERRASSEをプロデュースしていたのは、「アンタイトル」「アクアガール」「オペーク ドット クリップ」「フラクサス」などの大人気ブランドを数多く抱える株式会社ワールドです。神戸のみならず、日本国内でも最も大手のアパレル企業といって過言ではないでしょう。そのワールドが、神戸のランドマークとしてのファッション性と話題性を追求した新感覚のファッションビルとして、2005年から運営をスタートした当初は大きな話題を呼びました。当時のワールドの責任者が語るには「山手の異人館や海側の居留地など異国情緒あふれる神戸らし差をアピールするため、南仏の港町マルセイユのアパルトマンをイメージした店づくり」とのことでした。

MEDITERRASSE内のテナントは、もちろんワールドが抱える人気ブランドで占められていましたが、アパレルショップだけでなく、雑貨・コスメ・カフェレストラン等も充実していました。着る・食べる・ほか全身で楽しめるショッピングの醍醐味が味わえる魔法のような空間でした。MEDITERRASSEを訪れると、まるで宝探しをしているかのように気分になれ、訪れる度に新しい発見があるほど商品構成やディスプレイに変化がある、素敵に楽しいファッションビルだったのです。

MEDITERRASSEのロケーションについて

MEDITERRASSEの魅力はその抜群のロケーションにもありました。神戸を観光するためにやってくる人たちはたいてい北野の異人館エリアから観光をスタートします。そして異人館を抜けてトアロードを下りてくると、JR線や阪神電車の高架下に到着します。そして高架下を抜けると、幹線道路をはさんで三宮センター街のアーケードなのですが、そこでMEDITERRASSEの建物が見えるという観光客の目を惹きつけるアイキャッチ効果は相当なものでした。センター街のアーケードに面した外観はガラス張りのモダンな外観なのに、道路側に向けた建物の表情はヨーロピアンな建物と全く違う表情を見せていました。

MEDITERRASSEのフォトスポット

MEDITERRASSEのフォトスポットといえば、道路側から見たときの建物外観です。南欧調の明るい色合いの建物は、何も知らずに目にすると「何の建物だろう?」と思わず見入ってしまうほどインパクトがありました。逆にセンター側から見ると、大きなガラス張りのショーウィンドウに工夫を凝らしたディスプレイが楽しめました。すべてワールドブランドで統一されており、親子で訪れても楽しめる安心感がありました。

また建物内も凝ったインテリアで構成されて、訪れる客を飽きさせない工夫で満ちていました。同じフロアなのに高低差があったり、中央は巨大な吹き抜け空間になっていて、水の流れる本物の滝を見せる演出がありました。また、この吹き抜けの空間はヨーロッパの古城をイメージした外観になっており、この吹き抜けはMEDITERRASSEを象徴する空間としても大きな役割果たしていました。なにしろ4階から地下までを一気に貫く吹き抜けなので、そのスペースは相当なもの。その広さに負けない迫力あるデコレーションは、小さな塔を連ねた古城風ファサードという贅沢な演出でした。

作り物の感じが全くなく自然に見えた秘密は、壁を覆う自然の樹木です。本物樹木を配することによって、人工的な雰囲気を中和させることに成功しました。この吹き抜けがあったからこそ、天井に当たるトップライトからの自然光を取り込むことができたため、樹木の生長にもよいえいきょうがあり、かつ地下階まで自然の明るい光を引き込むことができました。さらに吹き抜け回りには階段が配されており、それぞれのフロアのショップを階段のアップダウンの途中でのぞくことができました。

MEDITERRASSEのイルミネーション

MEDITERRASSEでは秋から冬の終わりまで美しいイルミネーションをビルの外観全体にあしらっていました。特にブルーで輝くMEDITERRASSEのクリスマスイルミネーションは「ブルーモーメント」と呼ばれ毎年大きな話題となりました。南ヨーロッパ風にピンクやブルーで鮮やかにペイントされた建物全体鮮やかなLEDランプが照らすその光景は、この時期の三宮元町歩きの大きな楽しみの一つであり、神戸のカップルのデートスポットに欠かせない存在でした。

また、クリスマスの時期には、神戸ルミナリエといったビッグなイルミネーションイベントのほかにも、居留地や大丸なども美しいイルミネーションに工夫を凝らします。神戸・三宮の街がクリスマスから年末年始に向けて華やかさを増す時期でもあります。

MEDITERRASSEのカフェ・レストラン

MEDITERRASSEには、お茶を楽しんだり食事をとったりするための飲食店が充実していたことも、女性客たちには好評でした。ショッピングの途中に、本当に購入するかをお茶を飲みながらゆっくり決めたいことが女性にはよくあります。気軽なタリーズコーヒーなどのカフェショップはそんな女性たちの大きな味方となりました。

そしてMEDITERRASSE最上階の4階には大人気だったレストラン「カフェマディ ピッツェリア」がありました。全体的に小さなお店が多く、こんなところにと驚くような位置に出入り口があったり、路地風の階段があったりするところが、まるでヨーロッパの街中で食事する場所を探しているような錯覚を楽しむことができるのもMEDITERRASSEの魅力でした。

MEDITERRASSEの基本情報

営業時間
11:00-21:00 までオープンしていました。

アクセス
JR・阪神・阪急線三宮駅から南へ徒歩5分 JR・阪神・阪急線元町駅からは北へ徒歩1分でした。また、神戸市営地下鉄 海岸線「夢かもめ」の「居留地・大丸前」からもすぐ到着しました。

MEDITERRASSEのまとめ

MEDITERRASSEはなくなってしまいましたが、ワールドが売却したのは老舗デパートの「大丸」。2018年秋に真っ白な外壁と大きなガラスを組み合わせモダンな外観のショッピングモール「三宮ゼロゲート」が開業する予定となっています。あのオシャレスポットがなくなってしまったのはさみしい限りですが、次にできる三宮ゼロゲートも、オシャレで楽しい雰囲気のショッピングエリアになりそうです。三宮、元町間の新しいスポット三宮ゼロゲートにも期待したいですね!

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