宮沢賢治童話村
photo by @mizuki_debo
宮沢賢治童話村の基本情報
【スポット】宮沢賢治童話村
【ふりがな】みやざわけんじどうわむら
【 住所 】岩手県花巻市高松第26地割19
【アクセス】JR東北本線 花巻駅 タクシー約10分
【最寄り駅】花巻駅
【営業時間】9:00~17:00(最終入場16:30)
【 料金 】大人350円、高校生以下150円
【クーポン】公式ウェブサイトにて割引クーポンあり
宮沢賢治童話村
が含まれる観光マップ
世界感たっぷりの宮沢賢治童話村のインスタ映えスポットやアクセス方法
宮沢賢治童話村とは?
宮沢賢治童話村について
宮沢賢治童話村とは、日本の作家である宮沢賢治の世界観をテーマにした楽習施設です。村の中は様々なエリアに分かれていて、どこも見応えがあります。宮沢賢治の世界観が好き、小説が好きという人も、宮沢賢治の小説を読んだことがない人も楽しめるスポットです。
宮沢賢治について
宮沢賢治(みやざわ けんじ)は詩人であり、そして童話作家です。その創作方法は少し変わっており、農民生活と仏教信仰(法華経)に関わりが深いのです。
宮沢賢治の作品中に度々登場する架空の理想郷として、岩手県をモチーフにした「イーハトーブ」があります。それだけ宮沢賢治は故郷である岩手県花巻市を愛していたのでしょう。
今でこそ「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」などの作品で多くの人に知られている宮沢賢治ですが、生前は無名に近い作家だったのです。亡くなったあとに草野心平などの人々が力を尽くしたことで、教科書にも載る作家となったのです。
宮沢賢治童話村へ行く前に、ぜひとも宮沢賢治の作品を読んでみることをおすすめします。素朴なお話しの中にも優しく煌めくものがあり、宮沢賢治童話村へ行ったときには更に感動が押し寄せるでしょう。
宮沢賢治童話村の各エリアについて
銀河ステーション
銀河ステーションは、宮沢賢治童話村への入口の門のことです。この門をくぐるとその先には銀河ステーション広場があります。銀河ステーション広場は、銀河鉄道の夜という小説の中で、ジョバンニとカンパネルラが銀河鉄道に乗車して旅立った場所です。
ちなみに銀河ステーションの外には駐車場、お土産物屋さんやお手洗いがあります。
賢治の学校
賢治の学校は宮沢賢治の世界観を5つのゾーンで表現しています。例えばファンタジックホール、ここには「賢治の椅子」が置かれていて、美しい映像や音によりイーハトーブを体感できるのです。
宇宙の部屋(大きな生命たちのきらめく世界)は3枚の鏡で造られた不思議な部屋です。部屋自体が万華鏡になっていて、ストロボライト、光ファイバーで宇宙空間が広がっています。鯨の彗星が飛んでいる音、星がキラキラと煌めいている音はなんとも幻想的です。
天空の部屋(イーハトーブを吹き抜ける風の世界)では自分が空、もしくはその空を飛んでいる鳥になったかのような感覚を味わえます。部屋は直径7mの円形、床には40インチ16面のマルチ画面が埋め込まれているのです。まるで雲の間からイーハトーブを覗いでいるような景色はとても不思議です。そして誰かの背中や手の平をスクリーンの代わりにしてみると、宮沢賢治のお話しがそこに映し出されます。
大地の部屋(イーハトーブに生きとし活けるものたちの世界)は巨大ジオラマの世界です。頭の上にはモニターがあって、猫がジャンプしていたりと、まるで自分が小さなアリになったような感覚になります。
水の部屋(うつろう青い魔力の世界)は「やまなし」の世界に迷い込んだような、青いゆらめきの空間です。やまなしとは「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」というセリフでお馴染みの、2匹の蟹の子供のお話しです。イフェクトライトの照明によって水のゆらめきを表現しているので、ここにいると自分が水の底に沈んだかのような気持ちになります。
賢治の教室
賢治の教室はログハウス展示施設です。植物の教室では宮沢賢治の小説に出てくる植物達の展示を、動物の教室では山猫や狐など宮沢賢治の小説に関係する動物の展示がされています。
星の教室ではさそり座や北斗七星など宮沢賢治作品に関連する星座の展示、鳥の教室はよだかやふくろうといった鳥の展示です。そして石の教室では宮沢賢治の小説に出てくる石の展示、森の店っこやには花巻の名産品や、宮沢賢治グッズが販売されています。
賢治の教室に行くのであれば、宮沢賢治の小説を事前に軽く読んでおくと更に楽しめます。例えば山猫は「どんぐりと山猫」、狐なら「土神と狐」、さそり座は「さそりの火」、北斗七星は「烏の北斗七星」という童話です。よだかは「よだかの星」、「二十六夜」を読みましょう、どのお話しも素朴ですが切なく、そしてとても美しい文体で綴られています。
妖精の小径
妖精の小径は天空の広場へと続く小道です。やまなし、マグノリア、くるみといった宮沢賢治の作品に関連する木々が植えられています。「ドッテテドッテテ、ドッテテド」という掛け声が印象的な月夜のでんしんばしらのオブジェもここにあるのです。天気の良い日はベンチに座ってみましょう、静かな森の中で鳥のさえずりが聞こえてきます。
天空の広場
天空の広場は小さい子も楽しめるスポットです。例えば自分がだんだんとのっぽになっていく不思議なゲートや、階段を下りているはずが水の上流に向かっているという体験ができます。
山野草園
山野草園では四季折々の山野草を見ることができます。池には可愛い金魚、綺麗な鯉が泳いでいて、天気が良い日はいつまでも居たくなるような癒しスポットです。
宮沢賢治童話村のインスタ映えスポット
白鳥の停車場
宮沢賢治童話村の駐車場の近くには、「白鳥の停車場」があります。ここは雑貨屋さんで、銀河鉄道の夜という小説に馴染みが深いスポットです。
インスタ映え写真を撮るなら「白鳥の停車場」という看板のあたりがおすすめです。時計はわざと10時50分で止まっています、これは11時きっかりになると銀河鉄道が乗客を迎えに来るからです。
白鳥の停車場の店内には所せましと美しい、そしてちょっと不思議なグッズが並べられています。とくにここは鉱物が好きな人にはおすすめの場所でしょう。
宮沢賢治童話村でのライトアップ
宮沢賢治童話村では期間限定で美しく幻想的なライトアップを見ることができます。宝石のように煌めく偏光フィルターのオブジェ、ミラーボールを見ていると、まるで夢の中の出来ごとのように感じます。
例年通りであれば7月中旬から10月初旬まで、場所は宮沢賢治童話村内の芝生広場、妖精の小径、山野草園です。夕方18時頃から点灯し、夜21時頃までライトアップされているので是非見てみましょう。とくに湖に浮かんでいるかのようなライトアップオブジェはおすすめ、このライトアップ時に屋台村として飲食屋台も出るのでそちらも楽しめます。
宮沢賢治童話村のお土産
宮沢賢治童話村ではお土産を購入できるお店、例えば白鳥の停車場や賢治の教室の森の店っこやがあります。話題性抜群なのが雨ニモマケズの手ぬぐい、雨ニモマケズキャラメルでしょうか。とくにキャラメルはちゃんと「雨ニモマケズ」パッケージになっていて面白いです。
宮沢賢治童話村の基本情報
営業時間
朝8時30分から午後16時30分まで(ライトアップ時期は延長)
休館日
休館日は12月28日から1月1日まで
入館料
小学生・中学生 150円
高校生・学生 250円
一般(大人) 350円
宮沢賢治童話村のアクセス方法
電車+車
新幹線「新花巻駅」またはJR釜石線「新花巻駅」からタクシーで約3分
東北本線「花巻駅」からなら車で約15分
車
花巻ICから車で約20分
花巻南ICから車で約20分
花巻空港ICから車で約10分
バス
路線バス土沢線を利用し、「宮沢賢治記念館口」バス停で下車。バス情報はこちら
周辺観光スポット
宮沢賢治記念館
宮沢賢治童話村と間違われやすいのですが、宮沢賢治記念館はまた違った観光スポットです。場所は花巻市胡四王山、宮沢賢治童話村からは約0.6kmのところにあります。駐車場のあたりには「Wildcat House 山猫軒」があり、注文の多い料理店の世界を体感できます。
イギリス海岸
宮沢賢治童話村から約4kmほどのところにはイギリス海岸と呼ばれる観光スポットがあります。宮沢賢治が名前をつけたとしても有名な川で、時期によってなんと底が見えるのです。
道の駅 とうわ
宮沢賢治童話村から約4kmほどのところにある道の駅 とうわはお土産も買える、そして温泉にも入れる道の駅です。ちょっと疲れたらここで休憩するのもおすすめです。
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