大須観音
大須観音の基本情報
【スポット】大須観音
【ふりがな】おおすかんのん
【 住所 】愛知県名古屋市中区大須2丁目21−47
【アクセス】名古屋市営地下鉄鶴舞線 大須観音駅 徒歩約2分
【最寄り駅】大須観音駅
【営業時間】年中無休(本堂開門時間:6:00~17:00)
【 料金 】無料
【クーポン】なし
体験記:歴史ある大須観音と大須商店街を歩いてみた
大須観音と大須商店街って大須という名前が同じだけどどうして?
近年では寂れてシャッター街になる商店街も多くありますが、大須商店街はそんな事を感じさせることのない活気のある商店街です。
当時清州城が都市機能の中心地でしたが、名古屋城の築城を開始に伴って、岐阜羽島の大須観音も水害から貴重な書物を守るために現在の地域に移転しました。
1612年に大須観音界隈が門前町として始まり、その地域が大須と呼ばれるようになりました。
東京に住んでいる方にとっては浅草を思い浮かべてもらえればわかりやすいかもしれません。
大須観音にまずは参拝しに行ってみた
愛知県は意外に思われるかもしれませんが、実はダントツで愛知県が1位なのです。そのため、風変わりな寺社や歴史的に貴重な品々があったりとするいわれの多い寺社も多く存在しており、大須観音もそんな貴重な品々が多数貯蔵されています。
国宝の「古事記」は有名だと思いますが、その最古の写本である「真福寺本古事記」をはじめ、貴重な古典籍を「真福寺文庫」といい国内でも有数の写本や古典があります。
まず境内に入ると非常に綺麗で鮮やかな朱色の建物があり、境内には弘法大師修行増や芭蕉句碑、少し風変わりな歯歯塚があります。
名古屋空襲で焼けてしまったので本堂などは比較的新しい建物になっていますが、しっかりと本堂でお参りしてきました。
大須観音には何がある?
大きくそびえ立つ御本堂以外にも仁王門、鐘楼堂、普門殿、紫雲殿、自動車祈祷殿などの建物があります。
それ以外には「いざさらば 雪みにころぶ 所まで」と書かれた松尾芭蕉の芭蕉句碑や11月には『扇供養祭』が開催される扇塚、大正琴碑、人形塚、歯歯塚など毎年供養される碑や塚があります。
へ?いったい何なのこの人たち
たまたまなのですが、ハトに餌をやる人やコスプレをしている人が境内をチラホラ歩いています。
境内にコスプレをしている人を多く見かけるので何も知らない観光客には不思議な光景かもしれませんが、名古屋は毎年8月の第一土日に世界コスプレサミットを開催している都市で、周辺の市町村も巻き込んで大きく開催されます。まさにコスプレイヤーにとっては聖地の街でした。
そして、大須観音や大須商店街は秋葉原のような電気街もあるので、コスプレをしている人も多くおり、世界コスプレサミットの時はパレードとしてこの商店街を歩いたりするため、コスプレをしている人が普通に歩いています。
また、オフ会などでも大須観音が利用されることもあるそうです。
大須観音のアクセスは?
車で行く場合
駐車場がないので近隣にコインパーキングがあるので、そちらに停めるのがおすすめです。
公共機関のご利用の場合
地下鉄鶴舞線の 大須観音 2番出口を出てまっすぐ歩くと左手にセブンイレブンがあり、それを左に曲がると大須観音に着きます。
地下鉄鶴舞線 地下鉄名城線 上前津 9番出口を出てすぐの仁王門通りを左に曲がり、真っすぐ5分ほど歩くと右手に大須観音があります。
「名古屋駅」からは「 名鉄神宮前行き(18系統)」、「栄」からは「金山行き(中巡回系統)」、「金山」からは「栄行き(中巡回系統)」のバスにお乗りいただき、大須観音で下車してください。
バスもありますが、地下鉄の方がわかりやすくてお勧めだと思います。
住所:〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須2丁目21番47号
参拝もしたので商店街にくり出してみた
特に目的もなくまずは大須商店街を歩いているとわかるのが、様々な年齢層の人たちが行きかっており、店舗もそのニーズに応じて様々な年齢層向けの店が並んでいます。
目立つのが秋葉原にもあるような電気店があり、アニメグッズのお店やゲームショップ、カードショップ等のマニア向けの店舗が多くあるのが目につきます。
中にはメイドカフェも多くあり、OSUという地域密着型のアイドルも活動していたりします。
先ほどの大須観音の時にも触れましたが、愛知県は寺社の数が全国1位だけあって商店街の中にも寺社が多くありました。
凄く印象に残ったものをご紹介!
1.万松寺
愛知県というと3大英傑で有名だと思いますが、その中でも織田信長に縁のあるお寺です。
信長の父である信秀の葬儀を挙げた寺でもあり、抹香を位牌に投げつけたという逸話で有名な話があるのがこの万松寺です。
それ以外にも徳川家康と信長が幼少期に初めて会った可能性があります。また、信長の命を救った「身代わり餅」というような話も残っており、それがきっかけで加藤清正が「身代わり不動」と呼ばれる厄除けのお寺として有名です。
2.コメ兵
東海地域の人には「いらんものは、コメヒョーへ売ろう!」のCMでおなじみの大須のコメ兵ですが、宝石・貴金属の貴重品や時計・ブランドバッグ・ブランド衣料などのブランドもの、楽器・カジュアル衣料・電化製品など幅広く取り扱っています。
ユーズドだけでなく新品もあるため掘り出し物が発掘できるチャンスです。
たまにブランド物などの服も含めた量り売りのセールもやっているのでさらにお買い得に購入できます。
3.からあげ
近年からあげブームになってから、大須商店街にも色々なお店が増えてきましたが、からあげブームの前から人気なのが李さんの台湾名物屋台が昔からあり、ここのからあげがおすすめです。
3種類のからあげがありますが、特に台湾唐揚げは、辛さが選べるピリ辛のサクサクスパイシーなからあげで特におすすめです。
からあげ以外にもゴマ団子や海老団子といったものやタピオカか杏仁豆腐が入ったミルクティなどがあります。
4.ワンコインピザ
2010年のナポリピッツァ世界選手権ピッツァナポレターナS.T.G.部門(大会メイン部門)で優勝した牧島さんがチェザリの専務取締役をやっており、いつも行列がありますが、日本の中でも本場に認められたピザが350円で食べることができます。
こんなに安く食べることが出来るお店もなかなかないのでは?
その他にも新しくできたイタリアンのお店では、ワンコインで食べられるお店も増えてきており、最近の大須ではイタリアンが安く食べられるお店が増えてきました。
5.大須演芸場
一時は経営難による閉館も囁かれていましたが、大須演芸場の苦境を知って、古今亭志ん朝が独演会を開くなどして応援の輪が広がり閉館の危機を乗り越えました。
2015年にリニューアルオープンしてからは大入り袋が出るなど順調に運営しています。
ここには若かりし頃のビートたけしや明石家さんま、泉ピン子などといった人たちが出演したこともあり、名古屋の中でも数少ない寄り席の一つです。
6.サブカルチャーの商店街
大須商店街には秋葉原のようなサブカルチャー的なお店が多数あります。
2002年から営業しており、メイド喫茶の中では老舗のM’s MelodyやオープンしてからよくTVで紹介されているめいどりーみん 名古屋 大須招き猫前店などがあります。
また、その他にもアニメグッズを取り扱うお店やトレカ・カードッショップ、ゲームショップといったものがあります。
それ以外にもPCソフト専門の店やアメ横ビルに集中している電子パーツのお店、パソコン専門ショップ、PCやサブカルチャー専門の本屋さんがあります。
大須観音の時にも紹介しましたが、世界コスプレサミットの時のパレード会場でもあるので、コスプレして歩いている人が沢山います。
紹介した観光地やお店の住所
万松寺
愛知県名古屋市中区大須3−29−12
KOMEHYO(コメ兵) 名古屋本店 本館
愛知県名古屋市中区大須3丁目25−31
USED MARKET by KOMEHYO (コメ兵) 大須店
愛知県名古屋市中区大須 3-38-5 See-Stepビル1F
KOMEHYO (コメ兵) 名古屋本店 きもの館
愛知県名古屋市中区大須2丁目19−36
李さんの台湾名物屋台 本店
愛知県名古屋市 中区大須3丁目35−10
ピッツェリア トラットリア チェザリ
愛知県名古屋市 中区大須3丁目36−44
大須演芸場
愛知県名古屋市 中区大須2丁目19-39
M’s Melody
愛知県名古屋市中区大須3丁目12−35
めいどりーみん 名古屋 大須招き猫前店
愛知県名古屋市中区 大須3丁目45-2 ランドプール大須1F
まとめ
大須観音や大須商店街は東海地域の秋葉原のような場所ですが、それ以外にも歴史的に由縁があるお寺や神社、石碑などがあります。
交通の便がいいので歴史的なものに興味がある人はこのまま名城線に乗り名古屋城や熱田神宮に行くのもおすすめだったりします。
ここでは紹介しませんでしたが、名古屋名物のういろう、コメダ珈琲店や台湾ラーメンで有名な味仙、名古屋めしの総合店の矢場とん等名古屋を代表するグルメも大須に多く集まっています。
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