一生に一度は行きたい!スイスのお薦め観光スポット20選
出所:https://sofitel.accor.com/gb/destinations/switzerland.shtml
ヨーロッパの皺アルプス山脈を頂き、万年氷河や雪解け水が作る湖水が点在する雄大な自然に囲まれたスイスは、その絵画的な美しさから世界屈指の観光地として人気です。ハイキングやスキーといった野外スポーツを満喫できる大自然は元より、鉄道ファンには憧れの絶景鉄道や中世の面影が残る世界遺産の街歩きなど、若い世代からシニア世代まで楽しめる国です。数か国に囲まれ、ドイツ語圏とフランス語圏を有し異なる文化や特色が混在するスイス、その魅力をご紹介してまいります。
1.ベルン
出所:https://www.bern.com/en/home
アーレ川沿岸に位置するスイスの首都ベルンは、1191年にツェーリンゲン公爵が熊を射止めたことに地名が由来し、熊は街のシンボルとして国旗、公園、噴水など街中で目にすることができます。ヨーロッパで最も美しい緑と花の町と言われ、町には100以上の噴水があり、1983年には中世の面影が残る旧市街が世界遺産に登録されています。
メイン観光地である旧市街には、1218年から3年かけて造られた時計塔があり、中でも1527〜1530年にかけてカスパー・ブルンナーが製作した仕掛け時計は世界最大級で、今も時を刻み続けています。1421年に築かれた後期ゴシック建築のベルン大聖堂は、豪壮な内部もさることながら、高さ100m超とスイス一高い塔から眺める街並みも絶景です。
6500㎡の敷地内で熊が飼育されている熊公園は市民の憩いの場所となっており、東の丘にあるローゼンガルテン/バラ公園には220種類のバラが植えられ、併設のカフェレストランでは、旧市街の絶景を眺めながらお茶を楽しめます。
名称: Bern/ベルン
アクセス:
(1)ベルプ空港から市内へ
距離: 9km
交通機関: バス(エアポートバス334)/空港→ベルン駅
電車/空港駅→ベルン駅
タクシー/空港→ベルン中心部
所要時間: バス/10分、電車/33分、タクシー/20分
(2)チューリッヒ国際空港からベルン市内へ
距離: 140km
交通機関: 電車(スイス国鉄SBB)/空港駅→ベルン駅
所要時間: 1時間10分
料金: CHF56
公式サイト: https://www.bern.com/en/home
2.ルツェルン
出所:https://www.agoda.com/en-ie/apartments/city/luzern-ch.html?cid=-151
アルプスの山々に囲まれルツェルン湖畔に位置する水の都ルツェルンは、1178年に歴史が始まった中世の面影を残す美しい町です。ロイス川にかかる木製の屋根付きカペル橋は、1333年に街の防衛のため築かれたもので、全長204m、橋の中央にはかつて牢獄として使われていた高さ43mの八角柱の塔が立っています。同じくカペル橋にかかるシュプロイヤー橋は1408年築で、橋の内側に描かれた67枚の「死の舞踏」と題された絵は、1625年から35年かけてスイス人画家カスパー・メグリンガーが描いた大作で必見です。
旧市街には1386年に築かれた全長900mのムゼック城壁があり、今も9つの塔が現存しています。また1792年にブルボン王家を死守したスイス傭兵を祀ったライオン記念碑や、ルネッサンス様式のホーフ教会、スイス初のイエズス教会なども人気の名所です。
毎年春夏秋に音楽祭が開かれる音楽の町ルツェルンには、リヒャルト・ワーグナーが1866~1872年まで過ごした邸宅を改築したワーグナー博物館もあります。
名称: Luzern/ルツェルン
アクセス:
(1)ベルンから
距離: 67km
交通機関: 電車(SBB): ベルン駅→ルツェルン駅
所要時間: 1時間
(2)チューリッヒから
距離: 40km
交通機関: 電車(SBB): チューリッヒ中央駅→ルツェルン駅
所要時間: 45分
料金: CHF30
公式サイト: https://www.luzern.com/en/
3.バーゼル
出所:https://www.internations.org/go/moving-to-basel/living
ライン川沿いに位置するスイス第3の都市バーゼルは、スイス・ドイツ・フランス3国の国境地点として交通が発達し、文化の交差点として芸術も栄えました。そのため町には40もの美術館や博物館があり、1661年築のバーゼル市立美術館は公立美術館としては世界最古で、15~16世紀のゴシック、ルネッサンス、19~20世紀の印象派の作品など、スイス最大のコレクションを誇ります。
他にもアンディ・ウォーホールなどの前衛芸術や現代美術が楽しめるバイエラー財団美術館、「動く彫刻」で有名なジャン・ティンゲリーの作品が収蔵されているティンゲリー美術館など、芸術巡りを存分に満喫できます。1459年創立のスイス最古の大学バーゼル大学や、1874年創立のスイス最古で最大の動物園も見所の一つです。
12世紀建立の街のシンボル「バーゼル大聖堂」では、ロマネスク様式の建築を堪能し、是非2つの塔に上って市街の全景を眺めてみて下さい。
名称: Basel/バーゼル
アクセス:
(1)バーゼル空港から市内へ
距離: 8km
交通機関: バス50番/空港駅→バーゼル駅
タクシー/空港→市内中心部
所要時間: バス・タクシー/20分
料金: バス・タクシー/CHF50
(2)チューリッヒから
距離: 75km
交通機関: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→バーゼル駅
所要時間: 1時間11分
公式サイト: https://www.basel.com/en
4.インターラーケン
出所:https://www.thecrazytourist.com/15-best-things-interlaken-switzerland/
ラテン語の「湖の間」という意味を持つインターラーケンは、その名の通りトゥーン湖とブリエンツ湖の間に広がるアーレ川沿岸に位置する町で、アイガーやユングフラウなどアルプス名峰登山の拠点となる主要都市です。
雄大な自然を一望できるシーニゲ・プラッテ展望台の他、人気のハーダークルム展望台では、橋のような55㎡のウッドデッキから眼下に迫力ある絶景を空中散歩の如く楽しめます。また2つの湖から発着する遊覧船で湖畔の村巡りを楽しむクルージングもお薦めです。
市街地にも美しい街並みが残り、19世紀に作られたクアザールはかつてのブルジョワの社交場的存在で、現在もカジノ場としてにぎわっています。
名称: Interlaken/インターラーケン
アクセス:
(1)ベルンから
距離: 63km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→インターラーケン・オスト駅
所要時間: 53分
料金: CHF14
(2)チューリッヒから
距離: 92km
交通機関: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→インターラーケン・オスト駅
所要時間: 1時間55分
公式サイト: https://www.interlaken.ch/en/destinations/interlaken
5.グリンデルワルト
出所:https://grindelwald.swiss/fr/ete/
インターラーケンと並んで、ベルン山岳地帯の観光拠点として発展したグリンデルワルトは、山肌に花畑が一面に広がり、ハイキングからスキーまで1年中観光客が楽しめる人気の観光地です。18世紀にはゲーテやハラーなど多くの文化人や富裕層が訪れる山岳リゾートの拠点となり、1885年に観光協会が創設されると、鉄道・ホテル・ハイキングコースなどの観光施設が次々と整備され、19世紀にはスイス有数の観光地へと発展しました。
12世紀に建てられた聖メアリー教会は、その風景写真が多く市場に出回ったことで有名な景色となり、多くの観光客が実物をひと目見ようと訪れています。村から発着するロープウェイで、フィルスト展望台やグリンデルワルト氷河を臨むプフィングシュテック展望台にアクセスできます。世界遺産のユングフラウ地方へはユングフラウ鉄道に乗って、アレッチ氷河を含むユングフラウヨッホなどへの日帰り旅行も可能です。
名称: Grindelwald/グリンデルワルト
アクセス:
(1)ベルンから
距離: 75km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→インターラーケン・オスト駅
→(ベルナーオーバーランド鉄道BOB)/グリンデルワルト駅
所要時間: 1時間40分+33分
(2)チューリッヒから
距離: 100km
交通機関: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→ベルン駅→インターラーケン・オスト駅
→(BOB)/グリンデルワルト駅
所要時間: 1時間+1時間40分+33分
公式サイト: https://grindelwald.swiss/en/
6.ユングフラウヨッホ
出所:https://www.jungfrau.ch/fr-ch/jungfraujoch-top-of-europe/
総面積824㎢の広大なアルプス山岳地帯を一望できるスポットとして人気の観光スポットで、「スイス・アルプス ユングフラウ =アレッチ」として、アルプス初の世界遺産に登録されました。1912年開通のユングフラウ鉄道で、標高3454mとヨーロッパ一高い場所にある「ユングフラウ駅」まで向かい、そこから高速エレベーターで3571mのスフィンクス展望台に出ると、全面ガラス張りの窓からアレッチ氷河やユングフラウの山々が眼前に広がります。
「トップ・オブ・ヨーロッパ」のキャッチフレーズに魅かれ、毎年70万人以上の観光客が訪れるユングルラウヨッホには、アレッチ氷河の下に作られた宮殿「アイスパレス」や、鉄道開通100周年を記念して作られた映像アトラクション「アルパイン・センセーション」など、工夫を凝らした娯楽施設も充実しています。
名称: Jungfraujoch/ユングフラウヨッホ
アクセス:
(1)ベルンからラウターブルンネン経由
距離: 60km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→インターラーケン・オスト駅
→(BOB)/ラウターブルンネン駅→
→(ヴェンゲルンアルプ鉄道 WAB)/クライネ・シャイデック駅
→(ユングフラウ鉄道JB)/ユングフラウヨッホ駅
所要時間: 1時間40分+20分+42分+35分
(2)ベルンからグリンデルワルト経由
距離: 60km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→インターラーケン・オスト駅
→(BOB)/グリンデルワルト駅→
→ (WAB)/クライネ・シャイデック駅
→(JB)/ユングフラウヨッホ駅
所要時間: 1時間40分+33分+32分+35分
公式サイト: https://grindelwald.swiss/en/
7.ジュネーブとレマン湖
出所:https://all.accor.com/hotel/B748/index.fr.shtml
スイス最大の湖「レマン湖」のほとりに位置するスイス第2の都市ジュネーブは、ローマの占領時代にカエサルから地名を与えられたことに起源を発し、現在は重要な国際機関が置かれ金融業の中心として発展しています。広さ580k㎡のレマン湖から140mの高さまで吹き上がる大噴水は、レマン湖にかかるモンブラン橋と共に街のランドマークとなっています。橋の袂にあるイギリス公園内の大きな花時計は、インスタ映えスポットとして人気です。
旧市街には宗教改革者カルヴァンが本拠としたサン・ピエール大聖堂や、哲学者ジャン・ジャック・ルソーの生家もあり、モラ広場周辺は高級ブティック街が伸びる繁華街となっています。博物館や美術館も多く、ヨーロッパ最大級の陶磁器・ガラスコレクションを誇る「アリアナ美術館」や、スイス製時計「パティック フィリップ」や「Swatch」などの博物館も見所の一つです。
名称: Genève/ジュネーヴ
アクセス: ジュネーブ国際空港から
距離: 4km
交通機関: 電車(SBB)/CFF駅→コルナヴァン駅
バス(トロリーバス5・10番)/空港→コルナヴァン駅
タクシー/空港→市内中心部
所要時間: 電車/10分、バス・タクシー/20分
料金: 電車/3.5€、バス/CHF3、タクシー/CHF35~45
公式サイト: https://www.geneve.com/
8.ローザンヌ
出所:https://www.une-bonne-idee.ch/fr/regions/lausanne
ジュネーブからレマン湖畔に沿って50km北東に位置するローザンヌは、ローマ時代に歴史が遡る古い町で、旧市街には14世紀建立のゴシック様式のローザンヌ大聖堂や13世紀建立のサン・フランソワ教会など、歴史ある風情を湛えています。
また国際オリッピンク委員会IOCの本部が置かれ、オリンピック博物館ではオリンピックの歴史や資料が展示されています。他にも柔道、スケート、ソフトボールなどの国際本部も置かれ、1973年から続く国際バレエコンクールの開催など、スポーツ界で世界の注目が集まる都市でもあります。
ローザンヌは上質なスイスワインの産地としても有名で、東側の葡萄畑一帯は「ラヴォーの葡萄段々畑」として2007年に世界遺産に登録されました。世界的画家ビュッフェのコレクションが楽しめる「アール・ブリュット・コレクション」も人気の美術館です。
名称: Lausanne/ローザンヌ
アクセス:
(1)ジュネーブから
距離: 63km
交通機関: 電車(SBB)/ジュネーブ・コルナヴァン駅→ローザンヌ駅
所要時間: 33分
(2)ベルンから
距離: 109km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→ローザンヌ駅
所要時間: 1時間6分
公式サイト: https://www.lausanne-tourisme.ch/en/
9.シヨン城/モントルー
出所:https://travel.sygic.com/en/poi/chillon-castle-poi:10607
レマン湖の東部に位置するモントルーは、ワイン生産地として有名で、古くからイタリア・フランスを結ぶ交通の要所として栄えてきました。温暖な気候から「スイスのリヴィエラ」と呼ばれ、ヨーロッパの王侯貴族や富裕層に人気の避暑地となっています。
郊外のレマン湖畔に佇むシヨン城は、かつてこの地を支配したサヴォワ家の居城であり、現在は中世の貴重な美術品が展示された博物館として公開されています。まるで湖に浮かんでいるような優美な姿は、ディスニー映画「リトルマーメイド」のモデルになったとも言われています。
イギリスの詩人ジョージ・ゴードン・バイロンが、1816年に発表した詩「シヨンの囚人」「シヨン城詩」は、16世紀にこの城に幽閉された宗教改革者フランソワーズ・ボニヴァルを謳ったもので、城の地下牢には今もその名残の柱が残っています。
名称: Chateau De Chillon/シヨン城
住所: Avenue De Chillon 21, Veytaux
アクセス: バス201番/モントルー駅またはビルヌーブ→シヨン駅下車
所要時間: 5~15分
開館時間: 4~9月/9:00-19:00、3・10月/9:30-18:00時、11~2月/10:00-17:00
定休日: 1/1、12/25
料金: 大人/CHF12.50、子供/CHF6
公式サイト: http://www.chillon.ch
10.ツェルマット
出所:https://www.tom-archer.com/the-best-view-in-zermatt-switzerland/
マッターホルンへのアクセスの拠点となるツェルマットは渓谷に位置する町で、元々小さな農村でしたが、1865年イギリス人によるマッターホルン初登頂の成功を機に、登山やスキーの観光地として栄えてきました。街の目抜き通り「バーンホフ通り」にはレストランや土産物店が林立し、一角にはマッターホルン登山の歴史を学べるマッターホルン博物館があります。
街中には「ネズミ返しの小屋」と呼ばれる特徴的な建築が多く、これは黒いカラマツ材で造られた高床式の穀物倉庫の柱の間に、ネズミ除けの円盤状の石を置いたもので、ヴァリス地方独特の建築様式となっています。また6~8月にかけて、山を上り下りする山羊の行列が朝晩1日2回見られるので、チャンスがあれば是非山の麓に出かけてみて下さい。
名称: Zermatt/ツェルマット
アクセス:
(1)ベルンから
距離: 105km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→フィスプ駅
→(マッターホルンゴットハルト鉄道MGB)→ツェルマット駅
所要時間: 2時間10分
料金: 2等車/CHF91
(2)チューリッヒから
距離: 162km
交通機関: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→フィスプ駅→(MGB)/ツェルマット駅
所要時間: 3時間20分
料金: 2等車/CHF125、1等車/CHF250
公式サイト: https://www.zermatt.ch/en
11.マッターホルン/ツェルマット
出所:https://www.departures.com/travel/luxury-guide-matterhorn-italy-switzerland
ピラミッド型の尖った斜面が印象的なマッターホルンは、アイガーなどと共に3大北壁と呼ばれ、2億年前から始まった氷食尖峰という地殻変動によって形成されました。標高4478mの山頂にはスイスとイタリアの国境があり、スイスからはツェルマットを拠点に登山やハイキングを楽しむ観光客が押し寄せます。
ツェルマットから登山鉄道やロープウェイで幾つかの展望台に繰り出せますが、3分でアクセスできるスネガ展望台からはマッターホルンの全貌とライ湖が見渡せます。一番人気は登山鉄道に乗って45分で到着するゴルナ―グラート展望台で、標高3130mの高さからマッターホルンと名峰モンテローザが見渡せ、眼下に広がるゴルナー氷河など雄大なパノラマ絶景に感動します。
気軽にハイキングできるコースも多く整備され、湖面に映る逆さマッターホルンが見れるリッフェル湖、シュテリー湖、アルプスと白い礼拝堂のコントラストが絵画的なシュバルツ湖など、フォトジェニックな名所は満載です。
名称: Matterhorn/マッターホルン
展望台へのアクセス:
(1)ゴルナーグラート展望台
交通機関: 電車(ゴルナーグラート鉄道GB)/ツェルマット駅→ゴルナーグラート展望台
所要時間: 45分
料金: 往復/CHF118
(2)スネガ展望台
交通機関: ケーブルカー/ツェルマット駅→スネガ展望台
所要時間: 3分
料金: 往復/CHF24
公式サイト: https://www.zermatt.ch/en/matterhorn
12.アレッチ氷河
出所:https://elevation.alpsinsight.com/switzerland/bettmeralp-aletschgletscher/
ユングフラウ、アレッチホルンなど4000m級の山々に囲まれ、その一帯の半分を覆うアレッチ氷河は、全長24km、幅1.6km、面積171㎢とヨーロッパ最大規模を誇り、2001年には世界遺産に登録されています。氷の厚さが1km近くという最大のコンコルディアプラッツと経て、山から流れ出る水の総量は270億トン、氷河の中心部は年200mの速度で移動しています。
氷河全体を見渡すにはエッギスホルンの展望台がお薦めです。ユングフラウホッホから流れる氷河がカーブを描いて下流に流れる全貌を眺めることができ、さらに30分ほど歩いて山頂に出れば、アルプスの山々を360度見渡せるパノラマ絶景が広がります。登山鉄道の停車駅には山腹に立つホテルも点在していますが、ホテルの窓から毎朝、アルプスの山々が雲海に浮かぶ幻想的な景色が眺められるのでお薦めです。
名称: Aletschgletscher/アレッチ氷河
展望台へのアクセス:
ベルンから
距離: 75km (直線距離)
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅 →フィスプ駅→(MGB)/フィエッシュ駅
→(ロープウェイ)/フィッシャーアルプ駅→ベルグシュタイン・エッギスホルン駅
→(トレッキング)/エッギスホルン頂上
所要時間: 3時間20分
料金: ロープウェイFiesch-Eggishorn往復/CHF41
公式サイト: https://www.aletscharena.ch/en/
13.チューリッヒ
出所:https://www.zuerich.com/en
チューリッヒ湖の北西に位置するスイス最大の都市で、金融業を中心に国際機関や学術機関が多く集まる国際都市です。生活水準はスイス一と言われ世界でもトップクラスにランキングされています。
観光名所は旧市街周辺に集中していますが、海抜813mのリンデンホーフの丘から街全体を展望でき、チューリッヒ湖から発着する遊覧船で各名所を巡るのも人気です。ジャコメッティ作のステンドグラスがある大聖堂、シャガールのステンドグラスやバラ窓がある聖母聖堂は必見です。
高級ブティックが建ち並ぶバーンホフ通りのショッピングを楽しんだり、世界でも最大規模のクラシック・モダンアートが展示されているチューリッヒ美術館、スイス人建築家ル・コルビュジエの作品を満喫するならセンター・ル・コルビュジェ、時計ファンならベイヤー時計博物館など、チューリッヒならではの美術館を探訪してみてはいかがでしょう。
名称: Zürich/チューリッヒ
アクセス: チューリッヒ国際空港から市内へ
距離: 12km
交通機関: 電車(SBB)/空港駅→チューリッヒ中央駅
トラム/空港駅→チューリッヒ中央駅
タクシー/空港→ベルン中心部
所要時間: 電車/12分、トラム/47分、タクシー/20分
料金: 電車・トラム/CHF6.8、タクシー/CHF70
公式サイト: https://www.zuerich.com/en
14.サンモリッツ
出所:https://www.hotelopia.fr/h/hotel-carlton-hotel-st-moritz_saint-moritz_182875/
スイス東部のイタリア国境に近く、イン川沿い、サンモリッツ湖畔に位置する高級避暑地で、氷河特急やベルニナ・エクスプレスといった世界有数の絶景鉄道の発着点でもあり、スイスでもいち早く観光化が進んだリゾート開発の先駆けとも言われている町です。冬季オリンピックが1928年と1948年の2回開催されるなど、ウィンタースポーツの聖地として知られていますが、夏もハイキングやサイクリングなども楽しめます。濃度が欧州一と言われる炭酸鉱泉が湧き出しており、スパやエステなどの娯楽施設も充実いています。
高級ブランド店が集まるザーラス通りやマイストラ通りには、オードリー・ヘップバーンやダイアナ妃が愛したブティックやレストランも建ち並び、街中からロープウェイで35分でアクセスできる標高3057mのピッツ・ネイル展望台など、絶景ビューポイントも人気の観光名所です。
1908年開館の「セガンティーニ美術館」で、イタリア人画家ジョヴァンニ・セガンティーニの有名な「生・自然・死」の三部作を観賞したり、エンガディン博物館でアンティークのコレクションを見学したりと、優雅な芸術観賞も楽しめる町です。
名称: Sankt Moritz/サンモリッツ
アクセス:
(1)ベルンから
距離: 324km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→サンモリッツ駅
所要時間: 4時間7分
(2)チューリッヒから
距離: 202km
交通機関: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→サンモリッツ駅
所要時間: 3時間20分
公式サイト: https://www.stmoritz.com/en/
15.ルガーノ
出所:https://www.ourswissexperience.com/en/2019/04/22/perfect-weekend-itinerary-lugano-region-ticino-switzerland/
スイス南部のルガーノ湖畔に佇む古都ルガーノは、戦後イタリア資本が流れ込むと、スイス第3の金融都市として発展しました。イタリア国境にも近く、約50k㎡のルガーノ湖の63%がスイス領、37%がイタリア領とされています。
旧市街の西にあるサンタ・マリア・デッリ・アンギオリ教会は1499年築で、ルネッサンス様式のフレスコ画「ベルナルディーノ・ルイーニ」や壮大なキリスト磔刑像が見所です。
ケーブルカーでアクセスできる「モンテ・サン・サルヴァトーレ展望台」からは、ルガーノの街並みや遠くアルプスの山並みが見渡せます。他にも、スイス国内の名所が1/25サイズで屋外展示されている「スイス・ミニチュアール」、スイス最大級のアウトレットモール「フォックスタウン・アウトレット」など、娯楽施設も多岐に富んでいます。
名称: Lugano/ルガーノ
アクセス:
(1)ルガーノ・アーニョ空港から市内へ
距離: 5km
交通機関: シャトルバス・タクシー/空港→ルガーノ駅
所要時間: タクシー/10~20分
料金: バス/CHF8、タクシー/CHF30
(2)ベルンから
距離: 278km
交通機関: 電車(SBB)/ベルン駅→ルガーノ駅
所要時間: 3時間45分
(3)チューリッヒから
距離: 207km
交通機関: 電車(SBB): チューリッヒ中央駅→ルガーノ駅
所要時間: 2時間39分
公式サイト: https://www.luganoregion.com/en
16.ザンクト・ガレン修道院
出所:http://www.stiftsbibliothek.ch/
スイス北東部ボーデン湖に位置するザンクト・ガレンで、アイルランドの修道士ガルスが612年から布教活動を始め、720年に建立された集会所が747年にはベネディクト会の修道院となり、1755~1768年にかけて後期バロック様式に改装されたのがザンクト・ガレン修道院です。
併設する図書館は1767年に作られたスイス・ロココ様式の最高傑作で、奥行き29m、幅10mと小さいながら内装は職人技の宝庫で、入館には床を傷付けないようスリッパ着用を義務付けるなど、細心の注意が払われています。蔵書数は16万冊以上、8~12世紀の写本が2000冊、うち1000年以上のものが500冊など、世界最大級の貴重な中世の文献が所蔵されています。1983年に修道院と図書館は世界遺産に登録され、修道院は現在は男子中学校として使用されています。
名称: Fürstabtei St. Gallen/ザンクト・ガレン修道院
住所: Klosterhof, 9001 St. Gallen
アクセス: 電車SBB/チューリッヒ中央駅→ザンクトガレン駅→徒歩8分
開館時間: 月~日曜日/10:00-17:00
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイトURL: http://www.stiftsbibliothek.ch/
17.ラインの滝/シャフハウゼン
出所:http://www.rheinfall.ch/en/
スイス北部のシャフハウゼン近くにあって、ライン川上流から流れ落ちるラインの滝は、高さ23m、幅150mで雪解け期には毎秒70万リットルの水量を誇るヨーロッパ最大の滝です。詩人ゲーテも何度も足を運んで絶賛したこの滝は、遊覧船で間近で見るとさらに迫力満点ですが、展望台やラウフェン城から全景を見るコースもあります。
2015年に新駅ができてライン滝観光も便利になったシャフハウゼンですが、町の歴史は古く、フォルダー通りには16世紀の「騎士の家」や、エンカーと呼ばれる出窓のある伝統的家屋など美しい家々が建ち並びます。町はずれの円形城砦「ムノート」からの展望もお薦めです。
名称: Rheinfall/ライン滝
住所: Rheinfallquai, 8212 Neuhausen am Rheinfall
アクセス: 電車SBB/チューリッヒ中央駅→シャフハウゼン駅
→バス1番/ツェントラム停留所下車→徒歩10分
開館時間: 24時間
定休日: なし
入場料: 無料
公式サイトURL: http://www.rheinfall.ch/en/
18. ハイジの村マイエンフェルト
出所:https://www.myswitzerland.com/ja/destinations/maienfeld/
スイス東部にあるマイエンフェルトは、スイスの女流作家ヨハンナ・シュピリの小説「ハイジ」の舞台となった小さな村で、アニメ化されて大人気となった日本を筆頭に世界各国から観光客が訪れています。ハイジ所縁の名所の他、ローマ時代に築かれたブランディス城やワインの産地としても有名です。
ハイジの聖地を巡る「ハイジの道」は400mの標高差がある赤・青2つのコースが設定され、ハイジが冬を過ごした「ハイジの家」は山の生活や文化が忠実に再現されています。標高1100mに位置する夏の山小屋「ハイジヒュッテ」は、レストランも内設され山の中で開放的な気分で食事をいただけます。
名称: Maienfeld/マイエンフェルト
アクセス: 電車(SBB)/チューリッヒ中央駅→ザルガンス駅
→(レジオエクスプレスRE)/マイエンフェルト駅
距離: 101km
所要時間: 55分+7分
公式サイトURL: http://www.maienfeld.ch/de/
19.グレッシャーエクスプレス(氷河特急)
出所:https://www.rhb.ch/fr/offres-des-partenaires/switzerland-travel-centre/glacier-express-incl-hotel/glacier-express-brig-st-moritz
鉄道ファンが憧れる世界絶景鉄道ベスト10の一つ「氷河急行」は、ツェルマットとサンモリッツの間を結ぶ2つの路線「マッターホルン・ゴッタルド鉄道」「レーティッシュ鉄道」を走る人気の山岳鉄道列車です。全行程270kmを平均時速34kmで走る世界一遅い急行列車で、7つの谷、291の橋、91のトンネルを抜けて走るパノラマ列車で、見所は高さ65mの世界遺産ランドヴァッサー橋やアルブラ峠を貫く全長5866mのアルブラトンネルなどがあります。
天井まで開かれた大きな展望窓のあるパノラマ車両は2006年により解放的な新型車両に改装され、エアコン完備でテーブル付きの広い座席、日本語を含む6カ国語の沿線ガイド、座席での食事サービスなど、さらに快適な旅を提供しています。
名称: Glacier Express/氷河急行
始発・終点: サンモリッツ駅~ツェルマット駅
主要停車駅: クール、アンデルマット、ブリーク
全走行距離: 290km
所要時間: 8時間
料金: 1等/CHF268、2等/CHF152、座席指定料/CHF23~43
公式サイトURL: https://www.sbb.ch/en/leisure-holidays/travel-in-switzerland/panoramareisen/glacier-express.html
20.ベルニナ・エクスプレス
出所:https://www.routard.com/contenu-dossier/cid137220-la-suisse-vue-du-train.html?page=4
氷河急行と並んで人気のベルニナ・エクスプレスは、高低差1828mあるサンモリッツ〜ティラーノ区間を、4時間半かけてレーティッシュ線とアルブラ線で走行する絶景パノラマ列車です。氷河急行同様、高架橋、連続するループトンネルで標高差をクリアするこの路線は、「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」として2008年に世界遺産に登録されています。
ベルニナ・エクスプレス最大のハイライトはレーティッシュ鉄道路線のパノラマルートで、アルブラとベルニナの山間にある55のトンネル、196の橋、ブルージオ・オープンループなどを抜けて70パーミルの勾配をクリアする様は圧巻です。レーティッシュ鉄道の最高地点は標高2253mのオスピツィオ・ベルニナで、近くにはエメラルド色の湖「ラーゴ・ビアンコ」が見えます。100年以上の歴史を誇るアルブラ線を絶景エクスプレスで走る、夢のような鉄道冒険旅行を体験してみてはいかがですか?
名称: Bernina Express/ベルニナ急行
路線: サンモリッツ駅~ティラーノ駅、クール駅~ティラーノ駅、クール~ルガーノ駅
主要停車駅: クール、ダヴォス、ラントクワルト
全走行距離: 290km
所要時間: サンモリッツ~ティラーノ/2時間20分、クール~ティラーノ/4時間20分
料金(片道): サンモリッツ~ティラーノ/2等/CHF32、1等/CHF56
クール~ティラーノ/2等CHF63、 1等/CHF111
公式サイトURL: https://www.sbb.ch/en/leisure-holidays/travel-in-switzerland/panoramareisen/bernina-express.html
アルプス連峰で世界屈指の名峰が連なるスイスで、最上の山岳リゾートを安全に快適に楽しめるのは、過去の登山家達の活躍や地域住民たちの観光努力の賜物だと実感します。
永世中立国として平和なイメージが強いスイスですが、今もそのイメージを裏切ることなく、のどかで牧歌的な童話の世界がスイスには沢山残っています。
未来に迫り来る地球温暖化による氷河消失の危機に思いを馳せながら、アルプスの少女になった気分でパラダイスなスイスを天真爛漫に楽しんでみませんか?
出所:https://www.myswitzerland.com/ja/
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