トヨタ博物館

トヨタ博物館
by http://matome.naver.jp/odai/2139477123024096401
世界の車約160台を中心に、自動車に関する歴史がわかる博物館。珍しく貴重な車もあり、車ファンには勿論のこと、一般の方でも楽しめるスポットとなっています。

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トヨタ博物館の基本情報


【スポット】トヨタ博物館
【ふりがな】とよたはくぶつかん
【 住所 】愛知県長久手市横道41-100
【アクセス】リニモ 芸大通駅 徒歩約5分
【最寄り駅】芸大通駅
【営業時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
【 料金 】大人1,000円、高校生600円、中学生以下無料
【クーポン】公式ウェブサイトで割引クーポンを提供


公式ページ

車好きの聖地!車の展示が大充実の「トヨタ博物館」

日本が世界に誇れるものはたくさんありますが、中でも世界的に評価が高いものは自動車です。

もし車が好きという人なら、絶対に楽しめる博物館が愛知県長久手市の「トヨタ博物館」です。

トヨタ博物館というからには、トヨタの車だけが展示されているように思うかもしれませんが、そんなことはありません。

「トヨタ博物館」は、トヨタ車だけでなく、他にも様々なメーカー、様々な国の車が展示されている、車好きには楽しめることまちがいなしの自動車の総合博物館なのです。

トヨタ博物館の基本情報

まずトヨタ博物館の基本情報から見ていきましょう。

トヨタ博物館へのアクセスは、公共交通機関の場合、名古屋駅から地下鉄東山線で藤が丘駅で乗換、そこからバスの場合は名鉄バストヨタ博物館前下車徒歩5分、東部丘陵線を利用するなら芸大通駅下車徒歩5分です。

乗り物が好きなお子さん連れの場合には、東部丘陵線のリニモを利用すると喜ばれるかもしれません。

車の場合は名古屋瀬戸道路長久手インターチェンジすぐ。

入館料は大人1000円、中高生600円、小学生400円。

前売り券などもあり、またトヨタカードやJAF会員証の提示でも割引になる場合があるので、事前にホームページをチェックしておくとよいでしょう。

さて、そんなトヨタ博物館は、大きく分けて本館と新館のふたつに展示が分かれています。

本館には誕生から現在までの自動車の歴史、新館では企画展示と、生活と自動車の関わりについての資料が展示されています。

トヨタ博物館の本館

まずは本館のほうから展示を見ていきましょう。

まず本館の一階に展示されているのは、トヨタ自動車初の大量生産型自動車である「トヨダ AA型乗用車」のレプリカ。

当時の最先端の形を取り入れた自動車で、現代の目から見ても非常に優れたデザイン。

これが80年前の車だとはとても信じることができません。

トヨタ博物館の本館2階

続いては二階に上がっていきましょう。

こちらでは自動車誕生の時代から1950年代までの自動車が時代に沿って展示されています。

まずスタートは、ベンツが1886年に製造したガソリン三輪車「ベンツ パテント モトールヴァーゲン」。

まるで馬車のようなデザインですが、これもれっきとした自動車です。

続いてはやはりベンツ製の「ベンツ ヴェロ」と、フランス、ド・ディオン・ブートン社製の「ド ディオン ブートン 1 3/4HP」。

どちらも非常に小型で、クラシックなデザインの自動車です。

特に「ド ディオン ブートン 1 3/4HP」はかわいらしい3輪のオートバイのようなデザインで、今でも欲しいと思う人も多いはず。

やがて1900年代に入り、有名な「フォード モデルT」が登場します。

これはアメリカの大量生産車の先駆けとなった車で、現代の自動車の元祖とも呼ばれるものです。

真っ赤のボディが非常にインパクトが大きく、現代で考えるとテーマパークの中で走り回っていそうなキュートな車です。

自動車ファンとして注目したい車は、1922年製の「モーガン エアロ」でしょうか。

これは当時としては画期的な大衆向けのスポーツカー。

後輪が1輪という現代では珍しいスタイルですが、いかにも機械好き、車好きの心をくすぐる車です。

展示の中では大正時代に運行されていた東京市営バスの「円太郎」も登場します。

これは関東大震災後に東京で使用されていた11人乗りのバス。

車体はフォードの車ですが、公共交通として自動車に注目が集まるきっかけになった画期的な一台です。

またクラシックカーに興味がある人には1926年のフランス車「ブガッティ タイプ 35B」がオススメです。

こちらは現在でも人気のあるレーシングスポーツカーで、実物を見る機会はなかなかありません。

同様に1929年の「デューセンバーグ モデルJ」や1930年の「アルファロメオ 6C1750 グランスポルト」、「ベントレー 41/2リットル」など、歴史的に有名なクラシックカーがこれほど充実している展示施設は他にはありません。

やがて、それまでは幌屋根が主流だった車の世界に、金属の屋根がついたものが登場します。

「リンカーン ゼファ シリーズHB」「ロールスロイス 40/50HP ファンタムIII」「ブガッティ タイプ57C」などが代表で、またこの時代の車には現代の車が失った高いデザイン性があり、車にはそれほど興味がないという人でも、きっと眺めているだけでも楽しめるはずです。

そのご時代は戦後に入り、「タッカー’48」「ジャガー XK120」など、各国から個性的な車が登場し始めます。

特に現在でも高級車として知られるポルシェが制作した小型スポーツカー「ポルシェ 356 クーペ」や、日本でも人気だった北欧の車「サーブ 92型」などが見どころです。

そしてこれまで海外の車が多かった展示で、とうとう「トヨペット SA型乗用車」が登場します。

これはトヨタ初の小型車で、トヨペットの名前が現代でも多くの人に親しまれるきっかけとなりました。

トヨタ博物館の本館3階

次は、1950年代に移り変わるとともに、展示も三階に移動します。

ここまでくると、年代によっては見たことのある車や、懐かしいと感じる車も増えてくるでしょう。

その中でも「フライングフェザー」や「フジキャビン 5A型」「スズライト SL型」など、国産車の中でも非常にレアなものが展示されていて、自動車の総合博物館としての面目を感じることができます。

またここからはホンダやダイハツ、ダットサンなど日本の車も次々と登場するようになり、日本の社会の中で車の持つ役割と、そして自動車製造の技術がどんどん向上していく様子を肌で感じることができるでしょう。

またこのコーナーでは「ジャガー Eタイプ ロードスター」「ルノー 5」「フェラーリ BB512」など現代でも名車との呼び声の高い車の実物も見どころのひとつとなっています。

トヨタ博物館の新館

本館だけでも見ているだけであっという間に時間が経ってしまいますが、そろそろ新館にも移動してみましょう。

新館では一階にミュージアムショップやカフェ、二階は企画展示ゾーンと「日本のモータリゼーションと生活文化」の展示があります。

こちらで面白いのは、「日本のモータリゼーションと生活文化」。

ここでは車も展示されていますが、面白いのはそれ以外にも、その当時に人気のあった漫画や雑誌、レコード、そして「電気冷蔵庫」や「電気釜」、「カラーテレビ」が展示されている点。

当時の流行のファッションなどもあり、車だけではない社会の動きなどを知ることができます。

特に年配の人にとっては、懐かしい品々と再会できる場所ということもあり、毎日大勢の人が詰めかけています。

もちろん車の展示も充実していて、こちらでは本館の憧れの車に対して、「トヨエース」「ダットサン 211型」「ダイハツ ミゼット MP5型」など、生活に密着した車が数多く展示されています。

トヨタ博物館のミュージアムカフェ

展示を見ていて少し疲れたら、新館一階のミュージアムカフェ「CARS & BOOKS」での休憩がオススメです。

こちらはハンドドリップのコーヒーや、厳選素材の焼き菓子にも人気がありますが、目玉の一つは自動車関連の充実した書籍。

ブック・ディレクターである幅允孝が車をテーマに選んだ写真集やアートブック、小説などの本が揃っています。

トヨタ博物館のミュージアムショップ

最後に、トヨタ博物館を訪れたときには忘れてはいけないのがミュージアムショップ。

こちらでは車にちなんだグッズが非常に充実。

特にミニカーはここでしか手に入らないものも多く、すぐに完売してしまうものも多いのだとか。

大人から子どもまで、車好きはもちろん今までそれほど興味がなかった人にも楽しめるトヨタ博物館。

名古屋までお越しの際は、ぜひ少し足を延ばして訪問してみるのはいかがでしょうか。

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