ベトナムの人気観光スポット32選!南北くまなく厳選!
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E7%9A%84%E3%81%AA-2141587/
Xin chao!(シンチャオ、ベトナム語で「こんにちは」の意味)皆さんベトナムというと何を連想されますでしょうか?ベトナムというと歴史的経緯から20世紀最悪の戦争のひとつとなったベトナム戦争を思い浮かべる方も多いことでしょう。戦争以外では物価が安い、フォーという麺料理が食べられるなどが中心になってくるかと思います。執筆しております筆者自身も確かにフォーは大好きです。
それにしてもベトナムは縦に細長い国土を持っていることをご存知でしょうか?北は中国と接しているベトナムは南北の長さが1650㎞、東西の距離600㎞に対して2倍以上です。そんな南北に長いベトナムから今回観光スポットを32か所を南北くまなくピックアップさせていただきましたので早速紹介していきます!
1.ハロン湾クルーズ
出所:http://whc.unesco.org/en/list/672
ベトナムと聞いて多くの方が連想するのがハロン湾の絶景ではないでしょうか?龍が舞い降りた地という意味をもつハロンはかつて中国がベトナムに進軍した際に現在のハロン湾のあるところに龍の親子が舞い降り、撃退したという伝説があります。そんなハロン湾には石灰岩できた3000もの大小さまざまな奇岩や島々が浮かんでおり、世界遺産にも指定されたほどのベトナム屈指の絶景スポットになっています。
ハロン湾クルーズは日帰りと泊りがけのものがありますがハノイから片道3時間かかるので夕陽もみれる泊りがけのクルーズが推奨されています。泊りがけの場合は船上泊することになり、その間はハロン湾の絶景を常時堪能できます。
アクセス:ハノイより路線バスかツアーバスで3時間程度
公式サイト:http://whc.unesco.org/en/list/672/
2.タンロン遺跡
出所:http://www.hoangthanhthanglong.vn/
まさか首都のど真ん中で遺跡がみつかるとは考えにくいでしょうがローマやアテネなどは遺跡が豊富な首都として知られていますよね。実はハノイ市内にも遺跡があり、その遺跡はタンロン遺跡と呼ばれています。発掘は現在も続いており、年々範囲が広がっています。
タンロンとは現在のハノイの旧名称で、1010年から1804年までの間はここにベトナム諸王朝の王都が置かれていました。そのため、一ヶ所で様々な時代の遺跡が重なっているという珍しい構造になっています。中華圏を思わせるような建造物も特徴的なタンロン遺跡は市内中心部からすぐなのでアクセスも簡単です。
アクセス:ホーチミン廟から徒歩10分
営業時間:8:30~17:00
入場料:3VND
公式サイト:https://www.petronastwintowers.com.my/en
3.ハノイ旧市街
出所:https://vietnam.travel/places-to-go/northern-vietnam/ha-noi
前述したように、ハノイはもともとタンロンという名前の都市で、その名称は19世紀まで使われました。その時代を通して一大商業区として栄えていたのが現在ハノイ旧市街として知られている一帯になります。
ハノイの人気名所でもあるホアンキエム湖からほど近いところにある旧市街はベトナム政府によって指定遺産になっているので厳重な景観保護が行われ、ノスタルジックな町並みを今にそのまま残しています。そのため、散歩スポットとしてもおすすめである共に、その奥にはドンスアン市場もあるのでそこで日常を味わいながら買い物や場内の食堂でローカルグルメに興じるのもおすすめです。
アクセス:ホアンキエム湖より徒歩ですぐ
公式サイト:https://vietnam.travel/places-to-go/northern-vietnam/ha-noi
4.ハノイ大教会
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%95%99%E4%BC%9A-%E3%83%8F%E3%83%8E%E3%82%A4-%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-270824/
ハノイの街歩きはここからスタートしようと言われるほどのランドマーク的な存在になっているハノイ大教会ですが1888年に完成してから120年以上の歴史を持つ教会でもあります。双塔が特徴的な教会は旧市街の中にあり、周囲はバイクやタクシーなどがひっきりなしに行きかう非常に賑やかなスポットになっています。
教会自体は現在でも機能しており、週末になるとミサが執り行われます。また、実はこのエリアはお洒落な店やカフェなどが多く集まっているエリアとしても知られています。
アクセス:ホアンキエム湖より徒歩5分
公式サイト:https://tonggiaophanhanoi.org/
5.玉山祠
出所:https://denngocson.com/
次の項で詳しく説明するホアンキエム湖を眺めていると陸側から湖にせり出して建っている白い建物が見えます。それが今回紹介する玉山祠(Den Ngoc Son)になります。玉山祠はもともとはお寺として建てられたことに始まるのですが以後、関羽を祀る武廟になり、これが19世紀になると性格がさらに変わって文学の神が祀られる、事実上の神社のようなものになりました。
こうして玉山祠はお寺から教育及び文学作品出版の拠点へと変化を遂げることとなりました。玉山祠を見学していると最も圧倒されるのが人間の大人ほどの大きさはあるであろう亀で、これは中国との戦争中に神の使いとしてやってきた亀が王に剣を授けたという伝説に由来があります。そのため、ベトナム人にとって亀は神聖な存在なのです。
アクセス:ハノイ旧市街より徒歩8分
公式サイト:https://denngocson.com/
6.ホアンキエム湖
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%9B%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%A0%E6%B9%96-%E3%83%8F%E3%83%8E%E3%82%A4-974879/
ハノイの中心部にあるホアンキエム湖はある伝説に由来してこのような名前になりました。その伝説とは神より授かった宝剣によって当時の明朝からの独立を果たしたレ・ロイ国王はその宝剣を湖で神の使いである亀に返還したというものです。
このことから漢字で還剣湖と書いてホアンキエム湖と名付けられました。玉山祠の項でも前述しましたがその亀は大変体が大きく、現在でも特大サイズの亀がこの湖に生息しているところを目にすることができます。また、この湖は市民の憩いの場であると共に市民に人気なウェディングフォトスポットでもあります。
アクセス:ハノイ大教会より徒歩5分
公式サイト:https://denngocson.com/
7.ドンコイ通り
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B4%E3%83%B3-%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E3%81%AB-1268816/
場所は変わりまして南の大都市でかつてはサイゴンと呼ばれていたホーチミン市になります。最初に紹介するのはホーチミン市の中心部にあるドンコイ通りで、ホーチミン市のシャンゼリゼと呼ばれることもあります。後述する聖母マリア聖堂のあるロータリー付近がドンコイ通りの起点になり、コロニアル建築で目を引く市民劇場(オペラハウス)を通って東の果てはサイゴン川にぶつかります。
そんなドンコイ通りは土産物屋やホテル、ショッピングセンターなどが密集しており、ホーチミン市を訪れる観光客にとって滞在拠点としてよくおすすめされる場所でもあります。また、今回は紹介しませんがベンタイン市場もここから500mほど離れているだけなのでそこで市民の日常を垣間見るのもいいでしょう。
アクセス:ホーチミンシティバスセンターより徒歩10分前後
公式サイト:https://vietnam.travel/places-to-go/southern-vietnam/ho-chi-minh
8.聖母マリア教会
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8-%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82-%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%9F%E3%83%B3%E5%B8%82-1114139/
続いて紹介するのはドンコイ通りのほぼ起点となる部分に位置する聖母マリア教会になります。この教会はフランス統治時代に建てられたもので、高さ60mにも及ぶ塔をもったゴシック様式の教会として完成されました。教会の前には名前の由来となった聖母マリアの像が建っており、常に多くのベトナム人信者が像の前で祈りを捧げているところがみられます。
実はこの聖母マリア像、実際に涙を流したという噂が一時期広がり、当時はマリア像の前に人だかりができていたそうです。そんな出来事もあった教会ですが内部はステンドグラスやアーチ状の構造が美しく、見学するなら比較的に人通りの少ない朝が推奨されています。
アクセス:ホーチミンシティバスセンターより徒歩10分
営業時間:08:00~13:00、15:00~16:00
公式サイト:https://vietnam.travel/things-to-do/7-must-see-attractions-ho-chi-minh-city
9.統一会堂
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8-%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E5%AE%AE%E6%AE%BF-1398751/
先ほど紹介した聖母マリア教会にとても近いところにベトナムの歴史を知る上で重要な場所があります。今でこそ統一会堂という名前で血で血を洗う第2次世界大戦終戦後最悪の戦争となったベトナム戦争終結のシンボルとなっていますがもともとは旧南ベトナムの大統領官邸でした。統一会堂に入るとまず目にするのは2台の戦車です。
これらの戦車は1975年4月30日、ベトナム解放戦線(通称ベトコン)が現在の統一会堂に無血入場する際に使用された戦車で、これを以てベトナム戦争は事実上の終結を迎えました。そんな歴史をもつ統一会堂は今でも当時の生々しい情景を今に伝える作戦会議室が公開されており、タンソンニャット空港までつながる脱出口もまたそれを伝えます。
アクセス:ホーチミンシティバスセンターより徒歩10分
営業時間:07:30~11:00、13:00~16:00
入場料:3VND
公式サイト:http://www.dinhdoclap.gov.vn/
10.水上人形劇
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E6%B0%B4%E4%B8%8A%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E5%8A%87-%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-%E3%83%8F%E3%83%8E%E3%82%A4-4417/
11世紀からベトナムに伝わる伝統芸、水上人形劇も是非とも見ておきたいです。ホーチミン市では統一会堂からほど近いGOLDEN DRAGON WATER PUPPET THEATRE(日本語ではロンヴァン水上人形劇場と紹介されていることが多いです)で水上人形劇を観賞することができます。
水上人形劇とはもともと農民が豊作を祈願して娯楽として行われるようになったのが始まりだったのですがそれがやがて村ごとの組合で劇団が構成されるまでに至り、村ごとの秘伝として本格的な発展を遂げるようになりました。知名度の高い演目としては主に先述したホアンキエム湖とレ・ロイ国王の宝剣伝説などが挙げられます。
アクセス:ホーチミンシティバスセンターより徒歩10分
入場料:12VND
11.戦争証跡博物館
出所:http://www.baotangchungtichchientranh.vn/Main.aspx?L=VN&P=172&I=210715532
統一会堂よりもさらに生々しくベトナム戦争の凄惨な有様を見ることになるスポットが戦争証跡博物館になります。ベトナム戦争が勃発した背景や戦時中の悲惨な有様などについて1万点以上に及ぶ写真や保管物などで知ることができるようになっています。博物館に入場するとまず目にすることになるのは無造作に置かれている戦車や戦闘機などです。
この後展示室に入ると背景の説明を記した資料が展示され、その次には銃口を突き付けられた女性の写真や遺体をもはやモノとして扱う兵士、枯葉剤による奇形児など、目をそむけたくなるような悲惨な写真が並びます。また、反戦運動に纏わる展示もあります。厳しい現実を見ることになりますが訪れるのには有意義な場所です。
アクセス:統一会堂より徒歩で8分
営業時間:07:30~12:00、13:30~17:00
入場料:15000VND
公式サイト:http://www.baotangchungtichchientranh.vn/Main.aspx?L=VN
12.ドラゴンブリッジ
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0-%E3%83%80%E3%83%8A%E3%83%B3-3371442/
場所は変わりましてベトナム中部の大都市ダナンになります。ダナンで最初に紹介するのはドラゴンブリッジになります。厳密にはロン橋というのが正式な名称なのですがガイドブックなどではドラゴンブリッジと紹介されていることが多く、実際にこの橋にはドラゴンがいます。
ダナン市内を流れるハン川をまたぐドラゴンブリッジはダナン市内中心部と後ほど詳しく説明するミーケビーチのあるリゾートエリアを結んでおり、毎週の土・日曜日になると橋のドラゴンの口から火と水を吹くナイトイベントが行われています。これを目当てにこの橋を訪れる観光客も多いです。
アクセス:ダナン・チャム彫刻博物館より徒歩ですぐ
公式サイト:http://www.oeri.co.jp/danang/visit/
13.ダナン大聖堂
出所:https://www.facebook.com/NhaThoChinhToaDaNang/
ピンク色の建物がかわいく特徴的なダナン大聖堂はホテルや商店などが所狭しと並ぶチャンフー通りにある教会です。この教会は最上部に鶏の像があることから鶏教会というニックネームももっています。この教会は基本的に内部に入れないことが多いのですが例外があります。
それはミサが行われるときなのですが、他の多くの教会ではミサの時間は見学できないことが多いだけに内部見学のみならず礼拝や讃美歌なども体感できるダナン大聖堂はある意味で貴重な存在と言えます。ですからミサがおこなわれる日程を確認してから行くことをおすすめします。
アクセス:ハン市場より徒歩ですぐ
公式サイト:https://www.giaoxuchinhtoadanang.org/
14.ハン市場
出所:https://www.facebook.com/Ch%E1%BB%A3-H%C3%A0n-%C4%90%C3%A0-N%E1%BA%B5ng-618090191639778/
ダナン大聖堂からほど近いところにあるハン市場はダナンを代表する市場のひとつです。実際にはハン市場がダナン市内最大の市場というわけではないのですがダナンの都心部にあることと、観光客にも易しいので結果として観光名所として定着しています。
市場に入ると野菜や魚介類などの生鮮食品の区画や装飾品やお菓子、ドライフルーツなどの土産セクション、その他日用品セクションなどからなっており、ないものはないといえるほどの品ぞろえになっています。ダナンで活気あふれるカオスな雰囲気の中で買い物を楽しむのであればハン市場にまずは行きましょう。
アクセス:ダナン大聖堂より徒歩ですぐ
公式サイト:https://www.facebook.com/Ch%E1%BB%A3-H%C3%A0n-%C4%90%C3%A0-N%E1%BA%B5ng-618090191639778/
15.チャム彫刻博物館
出所:http://chammuseum.vn/
今でこそベトナムや仏教寺院やフランス統治時代のキリスト教会が目立つ国ですが実はかつてヒンドゥー教を信仰していた地域も広く存在していた時期がありました。チャム族を中心としたチャンパ王国がまさにそれで、中でもダナンからそう遠くはないところにあるミーソン遺跡は聖地とされました。チャム彫刻博物館はそんなミーソン遺跡で出土した彫刻を中心に展示している博物館になります。
実際に中に入ってみると破壊の神として知られるシヴァや商売繁盛のガネーシャ、人間の胴体に鷲の頭でインドネシアの航空会社の名前にもあるガルーダ、繁栄の神ヴィシュヌなど、主要なヒンドゥー教の神々はここで見ることができます。ベトナムにこのような歴史があったとは意外かも知れませんが、それゆえに訪れておきたい場所でもあります。
アクセス:ドラゴンブリッジより徒歩ですぐ
入場料:6VND
公式サイト:http://chammuseum.vn/
16.ミーケービーチ
出所:http://mykhebeach.org/
ダナン2大ビーチのひとつであるミーケービーチはベトナムで最も人気な海水浴スポットでもあります。ダナンの中心部からはソンハン橋かドラゴンブリッジでハン川を渡ってアクセスすることになります。フォーブス誌で世界の魅惑ビーチにも選出された実力のあるミーケービーチですが、綺麗な白い砂浜に透明度の高い海で確かに納得です。
ただし、雨季に訪れると気温は20度を下回ることも多く、しかも波も高くて海水浴どころではなくなるので乾季に訪れるようにしましょう。魅力はビーチだけでなく、その横を通る遊歩道もデートスポットとして知られています。また、周辺にはホテルやレストランなども充実しています。
アクセス:ダナン大聖堂より車かバイクで10分以内
公式サイト:http://mykhebeach.org/
17.ノンヌォックビーチ
出所:https://vietnam.travel/things-to-do/9-beaches-perfect-families
ミーケービーチに比べると知名度はやや低いですがここノンヌォックもダナン2大ビーチのひとつになっています。賑やかなのがミーケービーチであるのに対してノンヌォックビーチはその反対の静かで落ち着いたビーチになります。
次の項で詳しく説明する五行山の向かい側にあるノンヌォックビーチはリゾートホテルが立ち並んでいますが中心部からかなり離れている場所にあるだけにビーチの利用客はまばらであることがほとんどです。
そのため、一見プライベートビーチと見間違えてしまいそうなこのビーチですが五行山を登った後の汗を落とすのに立ち寄るのもいいでしょう。ビーチ沿いに並ぶホテルには海側にカフェを併設しているところも多いのでそちらも利用したいところです。
アクセス:五行山より車かバイクで10分
公式サイト:https://vietnam.travel/things-to-do/9-beaches-perfect-families
18.五行山
出所:https://dacotours.com/ngu-hanh-son-da-nang/
マーブルマウンテン(Marble mountain)とも呼ばれる五行山はダナンを代表する名所のひとつです。ダナン中心部から20分ほど離れたところにあり、ホイアンへの道中にあるので寄り道にもおすすめです。そもそもマーブルマウンテンという異名を持っているのは山全体が大理石でできているためです。
そんな五行山は洞窟と寺院巡りが楽しいところで、中腹まではエレベーターで昇ることもでき、運賃は片道15000VNDになります。洞窟や寺院巡りを一段落して頂上まで上り詰めるとそこには心を奪うような絶景が広がっています。なお、大理石でできた山なので足元は大変滑りやすくなっているのでその点に留意しましょう。
アクセス:ダナン市内からホイアン行路線バスで20分
営業時間:07:00~17:00
入場料:15000VND
公式サイト:https://dacotours.com/ngu-hanh-son-da-nang/
19.ホイアン旧市街
出所:http://www.hoianworldheritage.org.vn/vi/news/Du-lich-Hoi-An/hoi-an-lot-top-nhung-thanh-pho-chau-a-tuyet-voi-nhat-1729.hwh
ダナンから1時間前後南下したところにホイアンという街があり、世界遺産に指定された旧市街が世界中の観光客をひきつけています。そんなホイアンの旧市街はその全域が名所といえるほどで、域内には2階建てのコロニアル建築のような家々が並んでいると思えばそこに中国系の仏教寺院が混ざっていたりと歩くだけでも楽しいです。
また、ホイアンの最大の特徴は旧市街で至るところにつるされているランタンです。街中の至るところに色とりどりのランタンがつるされているその光景はインスタ映えすること間違いなしです。また、夜になると街中の色とりどりのランタン点灯してますます美しくなります。
アクセスは路線バスかタクシーが主流ですが実はダナン空港からもホイアンエクスプレスがシャトルバスを運行しているので併せて利用するといいでしょう。
アクセス:ダナンから路線バスで最短50分、その後バスターミナルよりバイクで5~10分
公式サイト:http://www.hoianworldheritage.org.vn/
20.来遠橋
出所:https://www.facebook.com/hoian.jp/
ホイアン旧市街の中に実は日本にゆかりのあるスポットがあります。来遠橋という橋になるのですが実は日本橋という異名をもっています。ホイアンはもともと日本人街と中国人街もあったとされていますが今ではそれが具体的にどの部分だったのかが分からなくなっています。
ひとつ確かなのは現在日本橋といわれるこの橋は16世紀の終わりごろに日本人、中国人とベトナム人らによって建設されたということです。今ではホイアン旧市街を代表する名所として多くの観光客の目を引く存在になっています。18時以降はライトアップもされ、ますます幻想的な姿を見ることができます。
アクセス:旧市街内部のトゥボン川寄り
公式サイト:http://hoian.vn/chua-cau/
21.トゥボン川
出所:https://www.facebook.com/hoian.jp/photos/pcb.1929799840620020/1929799823953355/?type=3&theater
旧市街を流れるトゥボン川は世界的に有名な運河で、旧市街の船着き場では多くの色とりどりな船をみることができます。また、そこではクルーズなどを楽しむこともできます。中でも特に見ごたえがあるのが夜です。
先述したようにホイアン旧市街は夜になると街中にあるランタンが点灯して赤や紫、青、緑など様々な色で街中が照らされるようになります。そしてトゥボン川ではランタンを乗せた小舟や流し灯篭がひっきりなしに行きかい、それはまるで色とりどりのホタルの大群を見ているかのような幻想的な光景を見ることができます。
アクセス:旧市街内部
公式サイト:https://www.facebook.com/hoian.jp/
22.阮朝王宮
出所:https://dacotours.com/dai-noi-hue/
場所は移りましてダナンより列車で2時間前後北上したところにあるフエ(Hue)になります。前半で1804年まで現在のハノイであるタンロンに王都があったと述べましたがその後フランス統治下に入るまでの間はフエが王都でした。そんなフエにある阮朝王宮はベトナム最後の統一王朝であった阮(グエン)朝の皇帝が居城していたところでした。
現存する建築群は世界遺産にも指定されていますがベトナム戦争中、北ベトナム及びベトナム解放戦線(通称ベトコン)にとって勝利の決定打となったテト攻勢でフエは激戦地になり、その際に多くが戦禍に巻き込まれて焼失してしまいました。中国の紫禁城を模して造られた大和殿もその際に焼失しましたがその後再建され、阮朝王宮の目玉のひとつになっています。
アクセス:フエ駅より車かバイクで11分
営業時間:07:00~18:00
入場料:15VND
公式サイト:https://dacotours.com/dai-noi-hue/
23.安定宮
出所:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E6%96%B0%E5%B8%82%E8%A1%97/
阮朝王宮からフオン川(香江)を挟んで反対側の地区にあるアンクー川のほとりに安定(An Dinh)宮がたっています。安定宮はフランス統治に入る前の最後の皇帝だった第13代皇帝バオダイ帝が住んでいたコロニアル建築の邸宅になります。
最終的にベトナムはフランス統治に組み込まれることになり、王朝は滅亡するとバオダイ帝は王宮を追われることになりましたが以後はこの安定宮に居住していたと言われています。中に入るとフランス風の絵画や肖像画も目に入り、きらびやかな邸宅内では他に当時の家具やバオダイ帝の家族写真なども展示されています。
アクセス:フエ駅より車かバイクで7分
営業時間:07:00~17:00(月曜日は休館)
入場料:2VND
公式サイト:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E6%96%B0%E5%B8%82%E8%A1%97/
24.フエ宮廷骨董博物館
出所:https://www.facebook.com/baotangcovatcungdinh/photos/a.400683750124560/913592282167035/?type=3&theater
かつてフエ宮廷美術博物館という名前でしたが今ではフエ宮廷骨董博物館という名前になっています。博物館の建物自体がすでに美しく、それもなんとベトナムの木造建築の傑作と称されるほどです。そんなフエ宮廷骨董博物館には阮朝王宮で実際に使用された礼服や象牙印など様々な品々が展示されており、不定期に特別展を開催することもあります。
また、広々としている庭には石像や大砲などが置かれています。この博物館はツアーで組まれないことが多く、観光名所としての知名度も決して高いとは言えないだけに穴場スポットとして落ち着いて観光できそうです。
アクセス:阮朝王宮より徒歩ですぐ
営業時間:07:00~17:30(月曜日は休館)
入場料:15VND(阮朝王宮との共通券)
公式サイト:http://www.baotangcungdinh.vn/
25.カイ・ディン帝廟
出所:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%B8%9D%E9%99%B5-%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%B8%9D%E9%99%B5/
場所はフエの郊外に移りまして第12代皇帝カイ・ディン帝にゆかりのあるところになります。とは言ってもこの皇帝の評価というのは決してよろしいものではなく、フランスに傾倒し、税金は巻き上げて派手好きだった第12代皇帝は王朝の弱体化を決定的にした人物のひとりとして挙げられることもあるほどです。
カイ・ディン帝廟はそんな第12代皇帝の墓所になります。さすが派手好きな皇帝自身が考案しただけのことはあって実際にはデザインは洗練されたものになっており、西洋風のきらびやかな装飾に日本や中国から輸入されたきれいなガラスは見ごたえがあります。
アクセス:フエ駅より車で14分
営業時間:06:30~17:30(夏季)
07:00~17:00(冬季)
入場料:8VND
公式サイト:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%B8%9D%E9%99%B5-%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E5%B8%9D%E9%99%B5/
26.トゥ・ドゥック帝廟
出所:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%B8%9D%E9%99%B5-%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%83%E3%82%AF%E5%B8%9D%E9%99%B5/
阮朝の第4代目皇帝トゥ・ドゥック皇帝は詩人皇帝という異名を持つほど詩と哲学を愛した皇帝で、なおかつ阮朝の中で最も在位期間が長い皇帝でもありました。そんなトゥ・ドゥック皇帝の墓所になっているのがこの帝廟になるのですが元々は別荘として使われていたところを改築してできたものになります。
どこかノスタルジックな気分にさせるハス池が絵画のように美しい帝廟の敷地は大変広く、奥には皇帝が詩を書いていたであろう部屋や劇場などのあった建物も残っています。そんな敷地内で生前、皇帝は狐と戯れていたという逸話が残っています。
アクセス:フエ駅より車で12分
営業時間:07:30~17:30(11~3月は~17:00)
入場料:10VND
公式サイト:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%B8%9D%E9%99%B5-%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%BA%E7%94%A3/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%83%E3%82%AF%E5%B8%9D%E9%99%B5/
27.ティエン・ムー寺
出所:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%AF%BA%E9%99%A2/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%BC%E5%AF%BA/
とある老婆が「ここにやがて支配者が現れ、ここに塔を建てることだろう」という予言をしたという伝説があり、その塔とはティエン・ムー寺を指しています。この予言をした老婆は天女ではないかと言われていることから天女の寺とも呼ばれています。
400年以上もの歴史をもつフエ最古のこのお寺は8角7層からなる七重の塔であるトゥニャン塔が大変美しいです。塔の名前になっているトゥニャンは「幸福と天の恵みを」という意味が込められています。また、寺から見るフオン川の眺めや、境内の奥にある庭園、重さが2tにも及ぶ大鐘なども見ごたえがあります。
アクセス:阮朝王宮から車またはバイクで7分
営業時間:05:30~17:00
入場料:無料
公式サイト:https://www.vietnamhuekanko.com/%E8%A6%8B%E3%81%A9%E3%81%93%E3%82%8D/%E5%AF%BA%E9%99%A2/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%A0%E3%83%BC%E5%AF%BA/
28.カー・フエ・クルーズ
出所:https://www.vietnamhuekanko.com/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/%E3%83%95%E3%82%A8%E6%B0%91%E8%AC%A1-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A8/
フエで最後に紹介するのはカー・フエ・クルーズになります。これはドラゴンボートに乗ってフオン川を45分間クルージングするものになります。45分は短く感じられるかも知れませんが陸地ではなく川から見る世界遺産の街並みや阮朝王宮などの名所に目を奪われることでしょう。
なお、クルーズの名前にもあるカー・フエですがこれはそもそも何なのでしょうか?カー・フエとは古くから伝わるフエの伝統民謡で、カー・フエ・クルーズでは船内でカー・フエを観賞することができます。場合によってはホイアンのように長し灯篭の体験をすることもできます。
アクセス:フエ駅より車で6分
出港時間:毎日19:00と20:30
乗船料:10VND~
公式サイト:https://www.vietnamhuekanko.com/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/%E3%83%95%E3%82%A8%E6%B0%91%E8%AC%A1-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A8/
29.ニャチャン大聖堂
出所:https://viettravel.info/nhung-dia-diem-dep-nhat-dinh-phai-di-khi-den-voi-nha-trang/
最後に紹介する都市はベトナム中南部のニャチャン(Nha Trang)になります。ニャチャンで最初に紹介するニャチャン大聖堂で、ニャチャン駅からすぐのところにある小高い丘にそれは建っています。1880年にフランス人の宣教師によってこの場所に教会が建てられたのが大聖堂の前身となり、時代は変わって1930年に現在見られるゴシック様式の姿に完成しました。
大聖堂内部は観光客でも立ち入ることができますがミサがおこなわれている間は見学できません。内部はステンドグラスが大変美しい教会ですが小高い丘に建っているという立地条件ゆえに街並みを眺めることができるビュースポットとしても定着しています。
アクセス:ニャチャン駅より徒歩9分
公式サイト:https://viettravel.info/
30.ポー・ナガル塔
出所:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%A0-%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%83%AB%E5%9C%B0%E5%8C%BA-%E5%AF%BA-2414572/
ダナン・チャム彫刻博物館で前述したヒンドゥー教を信仰したチャンパ王国、その範囲は南は現在のニャチャンのある地域にまで及んでいました。そんなチャンパ王国の勢力下にあった間にできたのがポー・ナガル塔というチャンパ寺院になります。
この塔は8世紀中ごろにインドネシアから進軍したジャワ軍の攻撃を受け、大きな被害を受け、現存する祠堂は5塔のみとなっています。ポーナガル塔は内部を見学することも可能で、中を覗くとそこには名前の由来となった女神ポー・ナガルの像があります。
アクセス:車かバイクで9分
営業時間:06:00~18:00
公式サイト:https://thap-ba-ponagar.business.site/
31.ホンムン島
出所:https://vietnam.travel/things-to-do/7-reasons-visit-nha-trang
これまでのところベトナムでマリンアクティビティを楽しめるところがあまり登場していないようですがニャチャンからボートでホンムン島に出発すればその悩みは解決です。ホンムン島は赤道に端を発する暖流が流れており、ベトナムで最もサンゴ礁が豊かなところとして知られています。
そのため、グラスボートやシュノーケル、スキューバダイビングなどを楽しむことができるスポットになっています。ホンムン島まではフェリーがないのでツアーを申し込んでから行くのがおすすめです。
アクセス:ニャチャンよりツアーボートでアクセス
公式サイト:https://vietnam.travel/things-to-do/7-reasons-visit-nha-trang
32.ヨックレットビーチ(ゾックレットビーチ)
出所:https://vietnam.travel/things-to-do/7-reasons-visit-nha-trang
ニャチャンは今やダナンに引けを取らないビーチリゾートとして知名度を上げており、そのニャチャンを代表するビーチのひとつにヨックレットビーチがあります。
厳密にはニャチャンより北に50㎞ほど離れたところにあるのですが高い透明度と真っ白な砂浜で人気を集めています。また、ここは塩の産地でもあり、4~7月の乾季になると周辺で塩田風景を見ることもできます。
アクセス:ニャチャン市内より車で1時間弱
公式サイト:https://vietnam.travel/things-to-do/7-reasons-visit-nha-trang
いかがでしたでしょうか?今回はベトナムの観光名所を北はハノイ、南はホーチミン市まで32選をピックアップして紹介させていただきましたがここにもヒンドゥー教の歴史があったというのは意外でした。
ベトナムは今や日本人にとって身近な国になりつつありますが知っているようで知らないことが多いのもベトナムの魅力なのかも知れません。これからベトナムに行かれる皆様につきましてはよい旅をお過ごしください。
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