大阪くらしの今昔館
すまいの歴史と文化をモチーフにした日本初の博物館。こちらの見どころは江戸時代の街並みを再現したスポットがあり、思わず写真を撮りたくなるほどリアル!そして、1回300円で着物レンタル&着付けをしてくれるので当時の人になりきった気分で江戸の街並みを歩けるのも魅力です。
大阪くらしの今昔館
by http://www.ocs.or.jp/membersite/index.php/search/info/113/7/0

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所在地:大阪府大阪市北区天神橋4丁目6−20

江戸時代の暮らしを体験!「大阪くらしの今昔館」は見どころ満載のスポット

歴史について学べるミュージアムは日本全国あちこちにありますが、歴史上の有名な人物や出来事に関するものが多く、現実感が少ないため物足りなく感じるのも事実です。

もっと共感できる庶民の暮らしを体験できるような施設があればと思っている方に、ぜひ一度行ってもらいたい場所が「大阪くらしの今昔館」です。

こちらは2001年に開館した住まいのミュージアム。

江戸から現代にかけての大阪の都市での暮らしに関する文化と歴史の博物館です。

大阪の住宅に関する情報サービスの拠点と歴史を学べる施設としてオープンした大阪くらしの今昔館ですが、といっても堅苦しかったり野暮ったいものではありません。

実は歴史を身近に感じて楽しめる、とても面白い博物館なのです。

大阪くらしの今昔館のアクセス等

大阪くらしの今昔館があるのは大阪市北区天神橋。

日本一長い商店街として知られている天神橋筋商店街の端、住まい住宅センターの8階から10階にかけてが大阪くらしの今昔館です。

アクセスはJR環状線の天満駅から徒歩7分。

便利なのは地下鉄谷町線か堺筋線、阪急線の天神橋筋六丁目駅の利用でしょう。

3号出口から住まい情報センターのビルの地階に直結しているため、雨の日でも傘要らずでアクセスできます。

マイカーの場合には阪神高速道路守口線の長柄出口から都島通りを経由して約500メートルですが、周辺の道路は混みあい、また駐車場の確保も困難なので、地下鉄か電車の利用が便利でしょう。

開館時間は10:00から17:00。入館は16:30まで可能です。

休館日は火曜日で、祝日の場合は翌平日が休館となります。

また第三月曜日、12月29日から1月2日にかけての年末年始も休館となります。

入館料は一般600円、高校生・大学生が300円、中学生以下と市内在住の65才以上は無料になっています。

ただし企画展の観覧料は別料金となっています。

大阪くらしの今昔館の10階

それでは館内を見ていきましょう。見学は10階のフロアからスタートします。

フロアに入るとまず聞こえてくるのは噺家である桂米朝さんの挨拶。

桂米朝さんは上方落語会で初めての人間国宝に認定され、文化功労者顕彰も受けた関西を代表する落語家のひとり。

惜しまれながら2015年に他界しましたが今なお高い人気を誇っています。

関西では数々のテレビ番組のナレーションを担当していたこともあり、懐かしい気持ちになる人も多いはずです。

その声を聴きながら順路を進むと、吹き抜けになった観覧席から9階の展示が見えてきます。

そこは江戸時代の大阪の街並みを再現した場所です。

こういった場所ではたいてい街並みを再現するといえばジオラマや模型が一般的ですが、大阪くらしの今昔館の場合、再現されているのはなんと原寸大。

実際に街並みを歩いたり、目についた建物の内部に入ったりすることもできるのです。

しかもそこにあるものは見るだけでなく、手を触れるのも自由。

まるでタイムスリップしたような感覚を味わえ、それが大阪くらしの今昔館の人気の秘密になっています。

大阪くらしの今昔館の9階

9階での展示の見どころは多数あります。

まず立ち並ぶ家々の外観や内部を見ていきましょう。

こちらで再現されている街並みは、歴史や建築の専門家による時代考証のもとに行われたもので、ほとんど当時のままといっていいほどのリアルさで作られています。

大通りの左右に商家が並んでいたり、路地を進むと庶民が暮らした長屋が作られていたりという配置にも正しい考証がなされています。

また建物の細部も丁寧に再現。

例えば屋根の鬼瓦。京都や大阪では江戸時代の鬼瓦には鬼の顔が用いられていました。

こちらで作られている鬼瓦は、北船場の商家の屋根に使われていた物をかたどり、当時の姿のままで再現してます。

また表の壁には火災を防ぐため漆喰塗りで設けられた「袖壁」があります。

これは類焼を防ぐための飛び出した壁ですが、角を落として円形にしたり、装飾がなされていたりなど、現代の建築デザインにも通じるものがあります。

実際に建物の中に入ってみると、階段の下に引き出しや棚などがセットになった「箱階段」や、中からは外が見えるのに外からでは中が見えないように工夫されている「格子窓」など、インテリアなどに興味がある人にとっても楽しめる場所がたくさんあります。

なお、これらの木材建築はそれらしく見せているだけでなく、職人の手によって丁寧に作られたもの。

家や屋根、壁、家具のすべて当時の建築に使われた技術を使って再現されているため、今でも人が暮らしてる家に上がっているような不思議な感覚がこみあげます。

また、9階の展示の中でぜひ中に入ってみたいのが「風呂屋」。

こちらは江戸時代の風呂を再現した施設ですが、内部には大型スクリーンを設置したシアターがあります。

こちらのナレーションも桂米朝さんが担当している江戸時代の暮らしをガイダンスする映像が楽しめますが、ガイダンスとは言え、実際に流れるのは短いストーリーで、その間に江戸時代の大阪の暮らしについての説明があり、誰でも当時の庶民の生活について楽しく学ぶことができるはずです。

上映時間は約20分で、一日9回行われるので、自分の好きなタイミングで見ることができるでしょう。

なお、映像の中に出てくる絵は日本画家である山口晃さんが担当しているのも、ファンにとっては見逃せないポイントです。

そうして風呂屋シアターから出てくると、もしかすると空の色が変わっているかもしれません。

この大阪くらしの今昔館は江戸時代の街並みを再現しただけでなく、時間の経過も体験できます。

少しずつ空が暗くなり、夜になって提灯に火が入る様子はまさに街にいる感覚。

時には花火が上がることもあるといいます。

なお、大阪くらしの今昔館では「着物体験」があり、冬には着物、夏には浴衣を着て江戸の街並みを見学することも可能です。

レンタル料は30分200円。わざわざ着替えることなく、洋服の上から羽織って帯を締めるだけという簡単な着付けですが、着物を着て江戸の街並みを歩けば気分も盛り上がることまちがいありません。

受付時間は10:00から16:00、着物の柄や帯、小物などは様々なものが揃っているので、選ぶ楽しみもあります。

こちらの9階の展示は、春から夏にかけては大阪の季節の風物詩である「天神祭り」、秋からは商家の暮らしに焦点を当てた「商家の賑わい」といった具合に季節と年中行事によって衣替えなどが行われるため、何度行っても新鮮な驚きが味わえるでしょう。

まだまだ楽しみたいところですが、そろそろ次の展示に移動しましょう。

大阪くらしの今昔館の8階

8階の展示は「モダン大阪パノラマ遊覧」と「企画展示」。

企画展示では大阪の生活に使われた生活必需品や装飾品などに焦点を当てた企画展が行われています。

専門的な建築の展覧会や、昔懐かしい道具を集めた展覧会などバリエーションに富んだものとなっているので、お出かけのときは現在行われている企画展の内容をチェックすることをおすすめします。

一方のモダン大阪パノラマ遊覧では、明治から大正、昭和にかけての大阪の暮らしが模型で再現されています。

明治の初めに作られた居留地の外国風の街並みや、明治になってビジネス街となった北船場などのジオラマのほか、「住まい劇場」では、大阪の商店街で生まれ育ち、戦後はバス住宅で仮住まいのあと、高度成長期に引っ越した女性の住み替えの物語を映像と模型で楽しむこともできます。

このほかにも、大阪の歴史や文化についての書籍やオリジナルグッズが充実のミュージアムショップなどもある大阪くらしの今昔館は、今が見ごろの穴場スポットと言えるかもしれません。

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