御霊神社

御霊神社
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数々の武勇伝を残した権五郎景正公を祭神にする神社。こちらには、景政公がかつて軽々と持ち上げたという伝説を持つ105kgもある手玉石も境内にあります。武勇伝を残した人がいかに凄いか見て感じられるスポットです。また、「最後から二番目の恋」などロケ地にも使われたことのある神社なので気になる方は訪れてみてはいかがでしょうか?

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御霊神社の基本情報


【 住所 】神奈川県鎌倉市坂ノ下4-9


御霊神社 ~江ノ電と踏切と鳥居:目指せプロ級のベストショット!~

御霊神社は鎌倉の坂の下という地にある神社です。

神社の創建は未だに明らかになっていませんが、鎌倉という都市の歴史的な背景や成立を踏まえると、およそ平安後期であると推察されています。

元を辿れば、関東系の平家・平氏の中の5氏の霊を祀った神社であるとの謂れがあり、五つの霊「五霊」から転じて「御霊」との俗称を得たと言われます。

時代の変遷の中で、御霊神社は上述5氏の中の「鎌倉氏」一柱のみをお祀りする形態に変化しました。

この御祭神こそが「鎌倉権五郎景政(かまくら ごんごろう かげまさ)」で、鎌倉地方の発展に大きく寄与した同氏に地元の人々は特に親しみを込め、御霊神社を「権五郎神社」と呼ぶ様になりました。

こちらの神社が愛される理由は、先述の「鎌倉是政」を巡る勇猛果敢で高潔なエピソードと、そこから生じた「学業成就」「必勝」「眼病平癒」などの霊験があるからなのですが、一方では「鎌倉でしか会えない風景」がある場所として広く認知されています。

御霊神社の社地の南側直ぐを、江ノ電の線路が東西に横切っています。

参道から神社へアプローチする場合は、江ノ電の踏切を越えて、そして鳥居をくぐるという不思議な風景に出会えます。

参道側からは「江ノ電と踏切と鳥居」が、御霊神社境内からは「鳥居越しの江ノ電と踏切」が撮影できる事になり、このワンショットを収めるために沢山の人が訪れます。

映画やドラマなどで度々ロケ地として用いられている他、鎌倉散策番組でも頻繁に取り上げられます。

また、鎌倉観光のポスターやパンフレットの中でも、鎌倉の印象的な場面として取り上げられることが多い場所です。

御霊神社は社殿を左右から包み込む様に咲く桜が綺麗な場所としても有名な他、鳥居周辺は紫陽花が見事で、花と神社、江ノ電を絡めた写真の名所でもあります。

その時期は周辺もカメラを構える人で混雑します。

御霊神社は鎌倉江の島七福神の1つでもあります。

神社へのアプローチには「鎌倉江の島七福神」の幟が立っていて、アクセスも分かりやすいです。

鎌倉江ノ島七福神は1つの参礼ルートとして確立されており、江ノ島の弁財天、長谷寺の大黒様を筆頭に、ここ御霊神社は「福禄寿」です。

鎌倉江ノ島七福神は専用の色紙に「8つ」の御朱印を頂きます(弁財天が2箇所あるためです)。

台紙は各社務所で頂くことが出来ます。巡礼地が全て江ノ電沿線で、1日で完結できる事、また期間限定のものではなく、フルシーズン対応な事から、特に鎌倉が2回目、3回目という方々に好まれている様です。

御霊神社には、神奈川県の無形民俗文化財に指定されている特別なお祭り「面掛行列」があります。

御祭神の鎌倉是政の命日である9月18日に同社の例大祭が執り行われ、その中で実施されています。

この神事は元々は鶴岡八幡宮で行われていた舞楽面による面掛行列だったのですが、明治以降にこの御霊神社に神事として引き継がれました。

この他、御霊神社の社地内にある石上神社の例祭が、毎年「海の日」に執り行われています。

御霊神社の参道は海に向かって伸びていますが、古の時代、神社の前の海には大きな岩礁があり船の往来を妨げ、海難事故を多数誘発したとされます。

そこでその岩礁の一部を切り崩し海上へ引き上げて、海上交通の平穏を願いました。

その時の切り出された石が石上神社の御祭神となりました。

例祭では、神輿を担いで海に入り、海の神様に感謝し、海で命を亡くされた方の霊を沈めます。

神様に捧げるお赤飯を海に流すことから「御供流し」の名でも知られ、地域の方や観光客の方々も、その珍しい神事を見にいらっしゃいます。

参拝情報
御霊神社は神社ですので、境内は24時間いつでも入れますし拝観料などもありません。一方、神社の境内にある「宝物殿」は開館が9時で閉館17時。入館料100円という設定です。

御霊神社へのアクセス

御霊神社のアプローチは江ノ電の「長谷駅」もしくは「極楽寺駅」からとなります。

この近辺へ観光でお越しの方は江ノ電のフリーきっぷを活用されている方も多いでしょうから、ご都合の良い駅を利用されると良いでしょう。

長谷駅から
長谷駅起点の場合、長谷寺や高徳院(鎌倉大仏)を拝観した流れになると思います。地図上ですと、御霊神社に東側からアクセスできるルートがあり、確かにここも利用できるのですが、御霊神社の醍醐味を味わえない上、神社に「横道から入る」という失礼な形になってしまうので、ここでは鳥居をくぐって行く正当なルートをナビします。特に初訪問の方は参道を目指してください。

長谷駅を降りたら、江ノ電に沿って伸びている細い道に沿って歩きます。江ノ電の線路を右に見ながら進みましょう。道は徐々に江ノ電の線路から離れていきますが突き当たるまで道なりに真っ直ぐです。突き当たりは丁字路になっていて、ここを右へ折れると正面に御霊神社の鳥居が見えています。鎌倉七福神の幟が目印です。駅からゆっくりゆっくり歩いても10分あれば到着します。

極楽寺駅から
極楽寺駅下車後、駅を背にして左へ向かいます。駅の目の前には御霊神社への案内矢印も出ていますので、迷うことはありません。少し行くと赤い橋のかかった三叉路になりますが、橋を渡らないで直進します。切り通しを通過し(感覚的には”一山超える”印象になるはずです)て下って行くと、ある一角だけ賑やかなのですぐに気が付きます。左手に「力餅家(江戸時代から300年続く鎌倉でも有名な老舗です)」という和菓子屋さんがあり「御霊神社へはここで曲がってください」という案内もきっちり出ています。鎌倉七福神の幟も立っています。ここを左、あとは真っ直ぐです。極楽寺駅からですと、到着まで、やや起伏のある道が続きます。サクサク歩いて15分程度を見込んでください。

バス・車
御霊神社は周辺道路が狭いため、バスが入れません。最寄りバス停は結局、江ノ電の長谷駅付近になってしまいます。自家用車に関しても同様で、御霊神社至近まで来るには来られますが、神社さんは駐車場を有しておりません。結局、長谷駅周辺か海側に出てパーキングを探す事になってしまいますので、ご注意頂きたいと思います。

御霊神社訪問レポート

御霊神社は存じ上げていましたが、江ノ電車内から何度も見ていただけでした。

初訪問は、知人の外国人とその友人を連れての鎌倉散策でした。

平日の午前中、朝一番で向かった為、人も片手で数えられる程度しかいませんでした。

神社の鳥居の目の前を路面電車が走り抜けるという光景は外国人にとっても興味深い様でした。

神社自体は非常にコンパクトで、お参りをするとおしまいなのですが、緑が豊かで落ち着いた印象です。

そこに踏切の音が鳴り出すと「来るぞ…」とワクワクする、ちょっと不思議な場所です。こういう場所はなかなか無いですね。

アクセスの項で記載した「力餅家」さんは、1個から購入出来る和菓子も沢山あります。

店内の雰囲気もどこかレトロで鎌倉散策「らしさ」満点でした。

お店の佇まいを見ているだけでも旅情を掻き立てられるというか、老舗の空気感が嬉しくなります。

購入品を店内で頂く事は出来ません。近隣で立ち食いしている方もいらっしゃいましたが、私たちはちょっと足を伸ばして由比ヶ浜の海岸で頂きました。

海を見ながら和菓子を頂くというのは、日本人にとってもどこか不思議で面白い感覚です。

踏切付近のちょっと異世界な組み合わせの写真、美味しい和菓子と、SNSウケも抜群の神社です。

江ノ電が来るのを楽しみに待って、写真を撮って…を何度か繰り返すにしても、そう長い時間滞在する訳では無いと思いますので、長谷駅周辺の訪問地に是非とも絡めて足を運んで頂きたい、オススメの神社です。

とはいえ、ここは「納得の一枚」が撮れるまで根を下ろしてしまいそうな場所ですので、時間が過ぎてしまいますね。

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