兵庫県立美術館

兵庫県立美術館
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兵庫県にゆかりのある画家・小磯良平や横尾忠則などの作品をおよそ8000点所蔵した美術館。建物は安藤忠雄氏設計のものでスタイリッシュな雰 囲気を醸し出しています。また、屋外には彫刻作品も展示されていますがそちらも必見です!

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兵庫県立美術館の基本情報


【 住所 】兵庫県神戸市 中央区脇浜海岸通1丁目1−1

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西日本最大級!「芸術の館」・兵庫県立美術館

異人館や中華街、旧居留地など様々な観光スポットがある兵庫県神戸市ですが、中でも欠かせないのは「兵庫県立美術館」です。

西日本最大級の規模を誇る兵庫県立美術館には、約8000点の美術品を所蔵。

季節ごとに魅力的な特別展を行うなど、関西の美術ファンを喜ばせる存在です。

兵庫県立美術館へのアクセス

アクセスの最寄りは阪神電車の岩屋駅。そこから約徒歩8分で到着です。

まっすぐに美術館に向かうなら、岩屋駅を利用するのがいいでしょう。

少し時間があるなら、JR灘駅か、阪急王子公園駅を使うのもオススメです。

灘駅から兵庫県立美術館まではミュージアムロードと呼ばれる道が続いていて、美術鑑賞気分を盛り上げてくれます。

またミュージアムロード周辺にはガイドブックなどでは知られていない地元の人々に愛される様々な飲食店が集っているため、神戸が初めてだという人にはぜひ歩いてもらたい場所になっています。

周辺のおすすめスポット

また、こちらは兵庫県立美術館とは逆の方向になりますが、山手に歩くと数分で兵庫県立美術館の分館である原田の森ギャラリーと、横尾忠則現代美術館に到着します。

横尾忠則は神戸にゆかりの深い現代アーティストで、兵庫県立美術館にも多くの所蔵品があります。

もし現代アートに興味がある、横尾忠則作品が目的で兵庫県立美術館に行きたいという人には、ぜひ足を向けて欲しい場所です。

そのほか、王子公園を利用する場合はごく近くに王子動物園があります。

ここは神戸市民に愛される動物園ですが、同時に桜の名所としても知られています。

特に夜間のライトアップには無料で通り抜けが行われる絶好のロケーションが楽しめるので、その季節に神戸を訪れるなら、少し足を延ばしても十分楽しめる場所でしょう。

兵庫県立美術館の建物

さて、兵庫県立美術館に到着したら、すぐに館内に入らず、建物を鑑賞したほうがいいでしょう。

この建物は現代建築の巨匠、安藤忠雄によって設計が行われました。

海を近くにのぞむ個性的な外観で、周囲には数多くの彫刻作品が配置されています。

また、向かい側にあるなぎさ公園と一体化して設計され、北側の山と相まって、海と自然が一体化したような独特の雰囲気を放っています。

ちなみになぎさ公園には広い芝生や噴水、子ども向けのアスレチック施設などがある非常にのんびりとした場所です。

鑑賞に疲れたあとはこちらで足を休めてもいいでしょう。

また、公園の近くにには「プルメール」というショッピングセンターがあり、そちらにはフードコートもあるので、そちらで腹ごしらえをしてもいいでしょう。

建物の外観と、そしていかにも神戸らしい海風を楽しんだあとは、美術館の中に入ってみましょう。

美術館は大きく分けると三つのフロアに分かれています。

エントランスと円形のテラス

まず美術館に入って見えるのは広々としたエントランスと円形のテラス。

もし前売り券などを持っていない場合には、右手のチケットブースでチケットを購入しましょう。

チケットは常設展の観覧料が大人が510円、65才以上のシニアが255円、大学生410円、高校生260円となっています。

特別展示が行われている場合には別料金が必要で、常設展とのセット割引などもあるので利用するとよいでしょう。

インフォメーションもありますので、なにか聞きたいことがあればここで聞いてみるのもいいでしょう。

旅行中で荷物が多い場合にはコインロッカーを利用するとゆっくりと鑑賞を楽しむことができるはずです。

一階にはミュージアムショップもあります。

展覧会の図録や絵葉書といった定番のグッズだけでなく、美術館のオリジナルグッズも充実しているのでそちらもお土産にぴったりです。

また展示されている作品に関した図書や、コンピューター端末が設置された美術情報センターも併設されているので、なにか作品に関して調べたいものがある人はこちらを利用できます。

見逃せない展示物

一階のメインは常設展示室です。二階と合わせて8つの展示室があり、所蔵する作品を順次展示しています。

常設展示の見どころは数多くありますが、まず注目なのは彫刻作品です。

兵庫県立美術館は開館の当時から彫刻を展示の中核としてとらえてきました。

そのため、国内でもトップクラスの優れた作品が揃っています。

海外作品ではオーギュスト・ロダンの「オルフェウス」をはじめマイヨールやブールデルなど19世紀の作品から、ジャコメッティやムーア、アルプなど二十世紀の作品まで近現代の彫刻史を確かめられる展示が行われています。

国内作品でも舟越保武、堀内正和、柳原義達といった現代を代表する作家の作品が揃っています。

そのため海外作品との違いや素材による表現方法のちがいなどを観察するのも興味深い体験になるでしょう。

彫刻とともに兵庫県立美術館が収集の柱としてきたのは版画コレクションです。

ピカソ、マネ、ゴヤ、シーレ、カンディンスキー、ウォーホルなど、近現代美術に詳しくない人でも名前ぐらいは知っているビッグネームの作品が揃っています。

国内版画の作品でも小林清親、川瀬巴水、長谷川潔、池田満寿夫などの作品が揃っています。

日本画では村上華岳の作品が豊富です。

晩年を神戸・花隈界隈で過ごした村上華岳が六甲山などの風景を気骨あふれる筆遣いで描いた作品や、海や山の風景を描いた東山魁夷、女性像で有名な三谷十糸子などの作品が所蔵されています。

また近代の作品では、本多錦吉郎の「羽衣天女」や、岡田三郎助「萩」をはじめ、岸田劉生、安井曽太郎、前田寛治などの作品を所蔵しています。

郷土ゆかりの作家の作品

兵庫県立美術館の特色の一つに、郷土ゆかりの作家の作品があげられます。

金山平三と小磯良平です。神戸出身の金山平三は明治の画家で、海外留学で印象派絵画の影響を受けて多くの風景画や静物画、人物画を描きました。兵庫県立美術館では金山平三の風景画を中心に豊富なコレクションを誇り、特に芝居絵のシリーズは日本屈指の所蔵数を誇っています。

金山平三記念室も設けられ、多彩な所蔵作品の中から選りすぐった作品が展示されています。

こちらも神戸生まれの小磯良平は、やはり日本を代表する洋画家で、女性像を中心に多くの作品を手がけました。

一般には東京赤坂の迎賓館の壁画制作などでも知られています。

兵庫県立美術館には小磯良平の記念室が設けられ、小磯作品をじっくりと時間をかけて鑑賞することができます。

また、兵庫県出身の現代芸術家、横尾忠則の作品も豊富です。

こちらは分館である横尾忠則現代美術館に多くの作品が収蔵されていますが、本館の兵庫県立美術館でも企画展が開催されることもあり、ファンにとっては注目するべき点です。

またほかにはない所蔵品として、マルセル・デュシャン、ジャスパー・ジョーンズ、荒川修作、滝口修造など現代美術の分野での作品の豊富さがあげられます。

特に戦後関西の芸術界で前衛美術運動を展開した「具体美術協会」に関しての作品は非常に豊富です。

リーダーだった吉原治良を筆頭に、元永定正、白髪一雄、嶋本昭三、田中敦子といった初期メンバーの作品を数多く所蔵していますので美術史を研究する人には見逃せない展示が行われることもあります。

それ以外にも、菅井汲、津高和一など、兵庫県に深い関係を持つ現代作家の作品も収蔵しています。

また常設展の中にはこの美術館を設計した安藤忠雄の展示コーナーもあります。

デビュー作である「住吉の長屋」「光の教会」の模型や、阪神大震災からの復興プロジェクトに関する展示が行われているので、建物に興味を持った人はぜひ見学してみるとよいでしょう。

神戸らしさがたっぷりつまった兵庫県立美術館、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

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