イーストハウス(佐久島)
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イーストハウス(佐久島)の基本情報
【スポット】イーストハウス(佐久島)
【ふりがな】いーすとはうす(さくしま)
【 住所 】愛知県西尾市一色町佐久島中屋敷34
【アクセス】一色港から佐久島行きの船で約20分、佐久島東港から徒歩約10分
【最寄り駅】一色港
【営業時間】年中無休
【 料金 】無料
【クーポン】なし
アートもグルメも大自然も!「佐久島」の知られざる魅力
島が丸ごとひとつアートの展示空間になっている場所といえば、瀬戸内海に浮かぶ島、直島が有名ですが、今アートファンの間で穴場として話題になっているのが、「佐久島」です。
佐久島は三河湾の離島で、島全体が国定公園に指定されている自然豊かな場所で、「日本の里100選」にも選ばれたことのある風光明媚な島です。
島全体にはアートが展示され、豊かな自然の中で非日常を体験、さらに、島を囲む海で取れた新鮮なグルメも楽しめるという、大人から子どもまでが楽しめるエンターテインメントの島なのです。
アクセス
さて、そんな佐久島へのアクセスは、一色港からの定期船のみです。
一色港までの最寄りとなるのは電車の場合は名鉄名古屋本線西尾駅。
名古屋・豊橋からは約55分で到着します。
そこから名鉄東部交通バスに乗車し一色さかな広場・佐久島行き船のりばで下車すると、佐久島へ渡る船の乗り場に到着します。
また、名鉄蒲郡線の吉良吉田駅の利用も可能で、こちらは吉良吉田駅下車後、ふれんどバスを利用して大宝橋下車、そこから徒歩となりますが、約2キロの道のりとなるので注意しましょう。
一色港から佐久島までは船で約25分。便は佐久島行きの始発が朝の6時半発、佐久島からの帰りの便が東港発で18時20分、西港発が18時27分の便が最終となります。
また一色港から名鉄西尾駅までのバスも16時05分が最終になりますので、日帰りを考えている人は時間に余裕を持って行動したほうがよさそうです。
佐久島は島全体にアートやオブジェなどが点在しているので、できれば島内の旅館で宿泊し、ゆっくりと観光を楽しむというプランがオススメです。
佐久島を訪問するときは、歩きやすい服装や靴がいいでしょう。海辺の街なので温かいイメージがあるかもしれませんが、冬など風が強いため、防寒にも注意してください。
佐久島のオススメルート
さて、そんな佐久島の観光ですが、島に行くとアート作品を順番にたどって回るルートが用意されているので、パンフレットを入手するか、ホームページからダウンロードするなどしてそのルート通りに回るとよいでしょう。
見どころはたくさんありますが、ここではいくつか有名な作品をピックアップしてご紹介します。
まず佐久島のアート作品の中で代表的なのは「おひるねハウス」。
こちらは南川祐輝さんの作品で、集落の黒壁をモチーフにした作品です。
眺めるだけでなく、建物に上り、海の景色や潮風などを実際に体験できるオブジェで、2010に公開された映画「名探偵コナン 天空の難破船」にも登場したことから、ファンの聖地巡礼の場所としても人気があります。
また、その対岸にある「イーストハウス」も人気です。
こちらも南川祐輝さんの作品で「おひるねハウス」と正対する位置にあり、色も真っ白と対象的です。
こちらも実際に建物に上ったり、その場に腰を下ろしたりして楽しめる体感型のオブジェとなっているので、ぜひここから見える三河湾の風景を楽しんでいただきたいと思います。
同じく体感型のアート作品としては名城大学理工学部建築学科MIURA LABの作品「すわるとこプロジェクト」があります。
こちらはその名の通り腰を下ろしたり、そこでリラックスした時間を過ごせる場所で、島内には三か所あり、それぞれ異なった風景が楽しめます。
また「佐久島の秘密基地アポロ」も人気です。
こちらは自然の中の秘密基地をイメージした作品で、アポロ11号の月面着陸をモチーフにしています。
シンプルですが二階建ての建物になっていて、様々な角度から眺める風景は、切り取られ方によって考えてもみなかった色を見せるという非常に面白い作品になっています。
佐久島のアート作品は体感型の他にも、自分の視覚を使って楽しめるものが多いのも特色のひとつ。
たとえば木村崇人さんの作品「ガリバーの目」は巨人の視線を体感できる展示。
大小二つの鏡を使い、非日常の視覚体験を実現しています。
また、「西港歓迎太鼓」「ノンとビリーだ」といった箱を使った作品もあります。
こちらは穴をのぞいて楽しめる作品で、様々なサイズの中で展開される風景の中に新しい体験が用意されています。
また、長く使われた建物をリノベーションした古民家アートも人気作品のひとつ。
平田五郎さんの「佐久島空家計画/大葉邸」は、築100年の古民家を使用した家一軒を使ったアート作品で、佐久島の生活と最先端のアートが融合した展示となっています。
このほかにもたくさんのアート作品があり、またワークショップやイベントなども多数開催されているので、アートファンにとっては天国のような場所になっています。
しかし、佐久島の魅力はアートだけではありません。
佐久島の豊かな自然
海に囲まれた佐久島は、豊かな自然も魅力のひとつです。
夏には海水浴場がオープンし、波打ち際まで近づいてくる魚をシュノーケルなしで眺めることができます。
佐久島は海水の質が高いことでも知られていて、まるで海外のプライベートビーチのように美しい海と静かな雰囲気を楽しむことができます。
もちろん、佐久島ではバーベキューを楽しむことも可能。
屋根付きの施設があるので雨の日でも安心。
事前に予約すると、佐久島で取れた魚や貝のバーベキューを楽しむことができます。
もちろん海が近いため、佐久島は釣り人にとっても楽しみ満載。
佐久島で釣りを楽しめるのは、「大島釣り桟橋」という釣り専用の桟橋。夏にはメバルやアイナメ、夏にはキスやカレイ、秋にはクロダイなど、大物釣りが可能です。
しかも桟橋の周辺には漁礁があるため、テクニックがない初心者でも大物ヒットの可能性大。
ここで釣りデビューを果たすというのもいいかもしれません。
佐久島の名物は魚だけではありません。佐久島の名物のひとつが「タコ」。三河湾のタコは身が締まり、味が濃いことでしられていますが、佐久島ではそんなタコをしゃぶしゃぶにして楽しみます。
温かいものもあれば冷たいものもあり、特に冷しゃぶはフグの刺身のような触感なのだとか。
B級グルメファンの人にオススメしたい佐久島グルメとしては、あさりメニューがあげられます。
佐久島のあさりは他のものと比べても非常に大きなもので、しっかりと味がつまっています。
佃煮や酒蒸しなどがあさりといえば定番ですが、佐久島のあさり料理は一味ちがいます。
まず食べてみたいのは「あさり丼」。
普通のあさり丼は出汁で煮て卵でとじたものですが、佐久島のあさり丼は、なんとかつ丼風。フライにしたあさりを卵でとじているという、全国でも非常に珍しいグルメです。
また大あさりのフライを新鮮野菜とバンズでサンドした「さくバーガー」も人気。
これもなかなか他の場所では楽しめないものなので、佐久島に来た時にはぜひ一度試してみたいものです。
このほかにも、佐久島では「ムール貝」が名産。
ヨーロッパではなじみ深いものですが、佐久島でもこのムール貝が楽しめます。
現在、佐久島だけで楽しめるメニューを開発中とのことなので、もう少ししたらあさり丼やハバーガーのように、佐久島名物としてまったく新しいムール貝料理が楽しめるようになるかもしれません。
アートやグルメなどを紹介しましたが、最後にぜひ佐久島訪問の際に味わって欲しいのが、島の風景です。
たとえば波ヶ崎から眺める夕日。
タイル張りのクラシックな灯台から海に落ちる夕日は、アートやグルメ以上に人の心を打つ風景です。
また島の中心部にある神社の周りにある森の風景もオススメ。
春になればツバキやサツキ、つつじ、ヤマザクラ、冬になるとサザンカなどが咲きほこり、自然の中にある美を堪能することができます。
一日だけでは味わいきれない佐久島の魅力。
ぜひ、何日か滞在して、とことん佐久島のすべてを堪能していただきたいと思います。
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