円覚寺

円覚寺
by http://www.engakuji.or.jp/about.html
1200年代に起きた元寇に伴う死者を弔うために作られたお寺。こちらでは1282年に創建された当時のままの庭や伝説の白いシカが出てきた洞窟があり、座禅体験もできます。

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円覚寺の基本情報


【スポット】円覚寺
【ふりがな】えんがくじ
【 住所 】神奈川県鎌倉市山ノ内409
【アクセス】JR横須賀線 北鎌倉駅 徒歩約1分
【最寄り駅】北鎌倉駅
【営業時間】8:00~16:30(3月~11月)、8:00~16:00(12月~2月)
【 料金 】大人300円、小人100円
【クーポン】特定の割引クーポンはなし


公式ページ

北鎌倉のおすすめスポット!円覚寺の観賞ポイントやアクセス情報

円覚寺とは?

神奈川県は北鎌倉にある円覚寺は「えんかくじ」ではなく、「えんがくじ」と読みます。

どうして円覚寺という寺院名が付けられたのか、それは700年前の鎌倉時代後半まで遡ります。

当時、円覚寺を建立しようとした際に、中国・唐時代のお経「円覚経」が出土した事が由来となっています。

円覚寺は北鎌倉駅から程近い場所にある寺院で、特に印象的な佇まいの三門は、夏目漱石執筆「門」の舞台にもなった事でも有名です。

そんな円覚寺の魅力や、円覚寺周辺のおすすめ観光スポットをたっぷりとご紹介しましょう。

拝観時間

3月〜11月:午前8時〜午後16時30分まで
12月〜2月:午前8時〜午後16時まで

基本的には無休ですが、台風や豪雪により拝観休止となる場合もあります。

拝観料金

大人:300円
小人:100円

円覚寺までのアクセス

電車でのアクセス:
東京・横浜からの場合、JR横須賀線の北鎌倉駅を降りて徒歩3分圏内。または、JR東海道線・湘南新宿ライン利用の場合は、大船駅にてJR横須賀線に乗り換えると便利です。

北鎌倉駅の出口は混雑する場合を除き、進行方向一番前の1ヵ所しかありません。混雑時はホーム真ん中辺りに臨時で出入口が設けられますが、基本的には1ヵ所なので迷う事もないでしょう。

北鎌倉駅表口を出て目の前は鎌倉街道です。

この道を左に大体50m程進んでいくと、円覚寺の入口へ到着します。

踏切がありますのでそこを渡ればもう円覚寺へ到着です、後は石段を登っていけば受付所は目の前です。

バスでのアクセス:
鎌倉駅発江ノ電バスの大船駅行き、上大岡駅行き、または本郷台駅行きに乗車してください。

そこから北鎌倉駅バス停で下車して、徒歩3分圏内で円覚寺に到着します。

バスでのアクセスがややこしいと感じる場合は、電車でのアクセスをおすすめします。

車でのアクセス:
横浜・横須賀道路の朝比奈インターチェンジを降りて約20分程で到着します。

事前予約は出来ませんが、円覚寺には20台分の駐車場がありますので、そちらを利用しましょう。

料金は有料で、普通車が最初のは1時間600円、以降30分毎に300円です。

大型自動車なら最初のが1時間2000円、以降30分毎に1000円です。

しかし正直、車のでのアクセスはあまりおすすめしません。

何故なら円覚寺駐車場は他の参拝者によりすぐに埋まってしまうからです。

円覚寺周辺の道は細く通り抜けもしにくいですから、なるべく公共機関でのアクセスをおすすめします。

円覚寺観光の注意点

時期により参拝客で混雑します

北鎌倉は他にも紫陽花の名所でもある「明月院」という寺院があります。

円覚寺に程近い場所にある事からも、明月院がてら円覚寺へ立ち寄る参拝客が大変多いのです。

その為に、梅雨の紫陽花が見頃である6月は混雑する場合があります。

また、円覚寺の紅葉はそれは見事ですから、紅葉が見頃である11月中は、紅葉観賞目当てに円覚寺へ参拝される方も多くなります。

特に円覚寺入口の石段は紅葉も美しく、そこで撮影を始める方も多いので、混雑に巻き込まれないように気を付けましょう。

三脚や一脚は持ち込み禁止

いくら美しい景色を撮影したいからといっても、寺院へ三脚や一脚を持ち込んでしまうと、他の参拝客の迷惑となってしまいます。

三脚、一脚を持って円覚寺へ入ろうとすると受付所手前で止められたり、境内で注意を受ける場合があります。

撮影をするならば三脚、一脚は使用せずに手持ちで撮影をしましょう。

円覚寺の見どころ

総門、石段からの眺めがベスト

円覚寺の総門前、つまり円覚寺の入口の石段の辺りは、とても眺めの良い観賞ポイントです。

おすすめのベストビューは、石段を真ん中辺りまで上がって、そこで振り返った眺めです。

春は美しい桜、秋は赤く色づいた紅葉と、その向こうの線路という景色がとても綺麗なので、是非一度見てみてください。

ただし、北鎌倉駅からも近い寺院の為に、円覚寺の総門前は非常に混み合いやすいのです。

人が多い時に石段の所で立ち止まっていると、上り下りする人とぶつかって危ないので、気を付けておきましょう。

早朝の開門すぐや夕方の閉門後がおすすめです。

三門(山門)

三門とは、空・無相・無願の三解脱を象徴すると言われています。

つまり我々の持っている煩悩を涅槃に入るまでに通過しなければならない三つの重要な関門であり、これをくぐる事で仏殿に至るという訳です。

総門から石段を上がっていくと見事な佇まいをした三門が現れます。

かの有名な夏目漱石の「門」にも出てきた円覚寺の三門は、楼上に十一面観音、十二神将と、そして十六羅漢像が安置されています。

とても大きく立派な門ですから、是非こちらもじっくりと眺めてみてください。

また、山門から真っ直ぐ境内を進んで行き、振り返ってみると、山門の門の向こうの景色が美しく見えます。

まるで山門が額縁になったかのように思える風景ですから、こちらもおすすめのビューポイントです。

国宝 洪鐘

関東でも一番大きいと有名な円覚寺の洪鐘(おおがね)は、大迫力です。

高さ約2.6mを超えるともいわれており、国宝にも指定されています。普段なかなか見る事のできない洪鐘は、是非見ておきましょう。

庭園や池も美しい

庭園や池のある寺院は多くありますが、円覚寺の方丈の庭園、妙香池や白鷺池も見事な景色です。

方丈の庭園には心字池があり、こちらは縁側からじっくりと眺めてみましょう。

妙香池には虎頭岩と呼ばれる形の面白い岩が見れますし、白鷺池ではゆったりとした気持ちに浸れる事でしょう。

自然が好きな方、庭や池の景色が好きな方におすすめです。

黄梅院

円覚寺の奥の奥、もっとも最奥の方にある黄梅院は、第15世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所です。

円覚寺を初めて訪れた人ならば、まずあまり気づく人はいないでしょう。

ずっと奥の方にありますから、境内を道なりに進んでいくと到着します。

円覚寺は桜や紅葉だけではなく、境内には見事な梅の木もあります。

こちらの黄梅院にある梅の木も、新春には美しい花を咲かせてくれます。

また、雪が積もっている梅の木の様子も風流なので、冬にもおすすめです。

冬に北鎌倉へお越しの際には、円覚寺の冬景色を堪能してください。

円覚寺敷地内にカフェがある!

寺院にカフェ?ちょっと不思議に思うかもしれませんが、実は円覚寺境内、如意庵には「安寧」というお店があるのです。

こちらは水曜、木曜、金曜の週に3日間、時間は10時~16時までと、と第2土曜は11時からのオープンとかなり限られていて、「知る人ぞ知る」名店です。

如意庵は仏殿の奥の方、佛日庵の向かいの辺りにあります。

とても居心地の良いカフェで、他の寺院でもなかなかこういったお店はないでしょう。

観光シーズン以外は、通常営業日であってもオープンしてない場合もあります。

でも入れたらとてもラッキーです、是非安寧の営業日に合わせて円覚寺を訪れてみてください。

円覚寺周辺の観光スポット

円覚寺の周辺にもおすすめの観光スポットがいくつかあります。

例えば円覚寺から徒歩10分程の所には「明月院」、徒歩15分程の所には「建長寺」という寺院があります。

時間が有れば円覚寺周辺の寺院を探索してみる事もおすすめです。

円覚寺の観光の帰りにちょっとカフェで休憩を取りたいという場合は「ミンカ」という古民家カフェはどうでしょうか。

北鎌倉駅より歩いておよそ5分の所にある、住宅街に囲まれるようにして建つカフェです。

11時30分~17時30分までの営業で、定休日は木曜と金曜なので、土日に円覚寺へ行った際にでも立ち寄りやすいですね。

線路の反対側、つまり円覚寺からミンカへ行くなら一度線路を渡って向こう側へ行く事になりますので、迷わないよう気を付けましょう。

他にも「石かわ珈琲」という落ち着いた雰囲気の喫茶店もあります。

こちらは明月院の先の方にありますから、明月院を目指して行けばあまり迷わず到着できるでしょう。

喫茶は11時~18時までオープンしており、ラストオーダーは閉店30分前です。

定休日は水曜と木曜なので、平日月曜や火曜、休日の土曜日曜に北鎌倉へ行く際に便利でしょう。

歴史感じる円覚寺へ行こう!

円覚寺は春なら桜、秋なら紅葉、冬なら雪景色と見どころの沢山ある、自然豊かな寺院です。

勿論この他の季節もおすすめですから、北鎌倉へ行く際には、是非円覚寺で歴史を感じましょう。

円覚寺付近には雰囲気の良いカフェもありますから、カフェ好きさんにもおすすめですよ。

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