ピナイサーラの滝

ピナイサーラの滝
photo by @lamahina
西表島の上原港に向かう船から見える、落差が55mもある沖縄最大の滝。滝は亜熱帯ジャングルの中を流れるヒナイ川にあります。自力で行くことも可能ですが、毎年遭難者が出るためカヤック&トレッキングツアーを利用して行くのが一番安全です。ツアーでは、船浦港からカヤックを漕ぎ出してヒナイ川を遡り、トレッキングをして滝にたどり着きます。滝の上からは、美しいマリンブルーの東シナ海と鳩間島、バラス島の絶景が広がります。

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ピナイサーラの滝の基本情報


【 住所 】沖縄県八重山郡竹富町上原

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自然の絶景が楽しめる沖縄「ピナイサーラの滝」

「ピナイサーラの滝」は沖縄県西表島にある滝です。西表島の北部、テドウ山の山中にある滝は非常に落差が大きくスケールも迫力も満点。自然あふれる西表島の中でも、特に人気スポットとなっています。

「ピナイサーラの滝」の概要

ピナイサーラの滝があるのは沖縄県八重山郡竹富町上原。テドウ山から流れるヒナイ川の中ほどにあるピナイサーラの滝は、落差が約54メートル。沖縄は落差のある滝の少ない場所ですが、ピナイサーラの滝は沖縄の中でも最大の落差を誇っています。

ピナイサーラの滝の名前の由来は「ピナイ」があごひげ、「サーラ」が「下がったもの」という意味で、遠くから見るとピナイサーラの滝が白く長いひげが下がっているように見えることからこの名前が付いたと考えられます。

ピナイサーラの滝の滝の周辺は森に囲まれていて、マングローブが群生していることでも有名な場所。そのため、周辺でのトレッキングや、カヌーやボートを使ってピナイサーラの滝に向かうコースにも人気が集まっています。

「ピナイサーラの滝」をカヌーで楽しむ

ピナイサーラの滝があるのは西表島北部のヒナイ川の中ほどです。マングローブのジャングルを抜けて陸路でのアクセスも可能ですが、ジャングルを熟知していなければ非常に危険でハードなコースになるため、やはりカヌーやカヤックなどでのアクセスがおすすめです。

カヌーでのアクセスの場合、まずスタートとなるのは船浦湾。この船浦湾からも、遠くに流れるピナイサーラの滝の姿を確認することができます。

また、この船浦湾は潮の満ち引きの激しい場所として有名で、潮が引いたあとは一面の干潟が現れます。

実は海の上をカヌーで進むだけでなく、この干潟の光景も船浦湾の名物。干潟には胴体が丸い形のコメツキガニやユーモラスな動きのミナミトビハゼなど、多くの生き物を観察することができます。

その後、船浦湾を抜けるとヒナイ川の河口が現れます。この河口は水量も豊かで波もなく、カヌーに慣れていない人も安心。この河口部分でカヌーの基本的な操縦を身につける練習の場としても最適です。

その後、カヌーで川をさかのぼっていきますが、実は西表島は川の傾斜がほとんどないため、流れが非常に緩やか。川をカヌーでさかのぼるというと、非常に体力が必要なイメージですが、ヒナイ川に限っては、ごく普通にカヌーを進めることができます。

「ピナイサーラの滝」でレンタルできるグッズ

ピナイサーラの滝は自力でもたどり着くことができますが、よほどの経験と知識、装備が必要になります。そのため、多くの人はガイドやツアー会社などを利用することになります。

ツアーのプランによっても異なりますが、ピナイサーラの滝までのカヌーやトレッキングに必要なトレッキングシューズやライフジャケット、防水ケース、リュック、食料といったものをレンタルすることができるツアーも少なくありません。

もし道具を買いそろえるのが面倒だと言う場合、どの程度の装備をレンタルできるのか、事前に確かめてみるとよいでしょう。

「ピナイサーラの滝」での服装の注意

ピナイサーラの滝を訪れるときには、まず動きやすい服装が大切です。特に水遊びをする機会も多くなるため、簡単に乾燥する素材で、薄手のものがあると良いでしょう。ただし、トレッキングで滝まで向かう場合、植物や岩などでケガをすることも考えられるため、半そでや短パンといった服装ではなく、上着やスパッツで肌を保護することが必要です。また、ジャングルの中は蚊も多いため、虫よけスプレーも必須です。

ピナイサーラの滝は西表島にありますが、冬場などは北風が強く、非常に冷え込みます。ウインドブレーカーなど風を遮る服を持っておくとよいでしょう。

逆に夏場は、非常に日差しが強くなります。帽子やタオルで直射日光から身を守る工夫をしておくとよいでしょう。また、西表島の日差しは想像以上に強いため、サングラスなどがあると便利でしょう。

「ピナイサーラの滝」とバラス島ツアー

ピナイサーラの滝を訪れたときには、ぜひ一緒に行きたいのがバラス島です。バラス島はサンゴのかけらだけで出来た真っ白な島で、美しさから「奇跡の島」とも呼ばれています。周囲の水の透明度も高く、シュノーケリングも楽しめる場所です。少し潜るだけで熱帯魚やサンゴ、運が良ければウミガメと会えることも。

潮が満ちてくると、島が少しずつ小さくなり、夕方には絶景の夕焼けが楽しめるなど、バラス島は魅力の多い場所。ピナイサーラの滝とともに、ぜひ訪れたい島です。

「ピナイサーラの滝」の半日コース

ピナイサーラの滝を見てみたいけど時間がない、そんな方の場合、半日での見学コースがおすすめです。ルートは一日の場合とほぼ同じですが、トレッキングの時間が短くなるため、滝を下から見上げることになりますが、その場合でも、滝つぼで遊んだり、滝の雄大な景色を楽しんだりと、ピナイサーラの滝の魅力を十分に楽しむことができます。

「ピナイサーラの滝」のおすすめポイント

ピナイサーラの滝は滝の絶景もおすすめですが、それ以外に様々な遊び方ができる場所です。まず、ピナイサーラの滝に来たとき、ぜひ楽しみたいのは沢遊び。ピナイサーラの滝は水の美しい場所で、水に浸かって楽しむことも可能。さらに周辺には様々な生き物が生息しているため、動物や植物を観察しているだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

また、滝つぼの周辺は水深も深いため、ライフジャケットを着用している場合、その場に浮かんで滝を見上げることも可能です。周辺はマイナスイオンがたっぷりで、滝の水しぶきで虹がかかるとても美しい景色が楽しめます。

さらに、ピナイサーラの滝を音ずれたときにぜひ楽しみたいのは鍾乳洞。滝からカヌーで少し移動したマングローブのジャングルの先には、自然によって作られた鍾乳洞が存在します。

鍾乳洞は規模の違うものもあり、自然の雄大な風景を探検気分で楽しむことができます。

「ピナイサーラの滝」でトレッキング

ピナイサーラの滝に向かうまでは、カヌーやカヤックを使って川をさかのぼっていきますが、マングローブのジャングルの中のトレッキングも楽しみのひとつです。

特に西表島は非常に自然の豊かな場所で、熱帯ならではの変わった動物や植物との出会いが楽しめます。

中でもぜひ見てみたいのはサキシマスオウノキ。サキシマスオウノキは根が板状に伸びていくという非常に珍しい植物で、森の中に突然妖精の世界が現れたような神秘的な風景を楽しむことができます。

またトレッキングでしか楽しめないのはピナイサーラの滝の上からの風景です。ピナイサーラの滝の上からは一面の緑のジャングルと青い海、空を一望することができる人気のスポット。さらに滝の上からは、上半身を乗り出して滝つぼを見下ろすことも可能。ただし、ピナイサーラの滝では景観を守るため、防護柵やロープなども設置されていないため、試してみるときにはガイドの指示に従うことが重要です。

「ピナイサーラの滝」へのアクセス

ピナイサーラの滝の周囲には、舗装された道路がないため、船浦湾からカヌーで北上するか、マングローブの森林を抜けていく必要があります。その場合の所要時間は約40~90分となります。

遠くから滝を眺める場合、大原港から車で約40分、上原港から車で約5分移動すれば、滝が見える県道に到着することができます。

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