すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館
by http://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/605
葛飾北斎作品だらけの美術館。常設展では浮世絵作品だけではなく、最新技術で約100年ぶりに復活した巨大絵馬や高精細4Kモニターを駆使した最新の展示が楽しめます。浮世絵専門の図書室も併設されているので、研究者からも人気の施設です。またミュージアムショップでは浮世絵にまつわるお土産が販売されていますが、他にはないおしゃれさなので注目ですよ。

周辺の類似スポットを地図で見る

すみだ北斎美術館の基本情報


【 住所 】〒130-0014 東京都 墨田区亀沢2丁目7−2
【営業時間】9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで) 休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(2018年12月29日~2019年1月1日)
【 料金 】一般:400円(団体320円)、高校生・大学生・専門学校生・65歳以上:300円(団体240円)


公式ページ

引き込まれる不思議な外観がインスタ映え!すみだ北斎美術館のアクセス方法や周辺情報について

すみだ北斎美術館ってどんな場所?

都営大江戸線・JR総武線「両国駅」で下車し、「北斎通り」を東へ歩くと、ひらけた公園とすみだ北斎美術館の近代的な建物が見えてきます。

すみだ北斎美術館は、現在もなお世界中の人に愛されている江戸時代の天才浮世絵師・葛飾北斎に関する美術館。2016年11月22日、東京都墨田区亀沢に開館した比較的新しい美術館です。

建物の外壁には、淡い鏡面のアルミパネルが使用されていて、空の色がうつって映える美しい佇まい。目の前には公園があり、開放的な雰囲気です。思わず写真に撮りたくなるその外観は、どこから切り取っても印象的な建物です。

身近な葛飾北斎作品といえば

葛飾北斎といえば、有名なのはなんといっても「冨嶽三十六景」ではないでしょうか。浮世絵に詳しくない人でも一度は見たことがあるのではないかと思います。波しぶきの躍動感と、その奥に富士山が描かれた、あの絵です。でもそれ、「冨嶽三十六景」という48枚からなる作品群の「神奈川沖浪裏」という一部の作品に過ぎません。通称・赤富士で親しまれる「凱風快晴」という絵も、「冨嶽三十六景」のなかの1枚です。「冨嶽三十六景」は、日本のさまざまな場所から富士山を臨んでいる風景画。1枚1枚その場所その場所での特徴が描かれているので、見ていて飽きません。

墨田区と葛飾北斎

なぜ葛飾北斎の美術館が墨田区にあるかというと、北斎が墨田区で生まれたからです。それだけならわかるのですが、北斎は約90年という生涯のなかでなんと93回も引っ越ししたといわれています。1日に3回引っ越したこともあったとか…?その住まいの多くが、すみだ北斎美術館のある亀沢地域近辺なのです。つまり美術館付近はまさに北斎ゆかりの土地といえるでしょう。

すみだ北斎美術館の見どころ

常設展

まずは常設展で葛飾北斎の生涯と作品にふれてみましょう。常設展は建物の4階にあり、エレベーターで上がります。階段で上がれないので、注意が必要です。

常設展では葛飾北斎の生涯をその年代ごとの作品とともにたどることができます。北斎ゆかりの地を紹介するマップをはじめ、プロジェクターとタッチパネルモニターを使って工夫がこらされていて、視覚的にわかりやすい展示。北斎が生きたその時代の世界史上の出来事もわかるようになっていますよ。展示によっては写真も撮れます!

「北斎アトリエ」と称して、北斎と娘の阿栄(応為)が実際にふたりで暮らしていた様子が再現された模型もあります。びっくりして声が出てしまうくらいにリアルな模型で、じっと見ているとときどき動きます(本当です)。絵を描くこと以外には無頓着だったふたりの住まいは、いつも散らかっていたのだそう。

常設展は大人400円で入場でき、美術館の入場料としてはリーズナブルな金額といえます。企画展が開催されている場合は、企画展の料金で常設展も入場できるそうですよ。

企画展

企画展示室は3階と4階にあります。だいたい2〜3か月にわたって葛飾北斎にちなんだ企画を展示していますが、企画展が開催されていない期間もあるので、公式サイトでスケジュールを確認してから行くのがよさそうです。

ミュージアムショップ

1階エントランスにあるミュージアムショップは、鑑賞チケットがない人でも自由に入れるグッズショップ。葛飾北斎にちなんだグッズをはじめ、すみだ北斎美術館オリジナルグッズや、北斎以外の浮世絵グッズなども置いてあり、子どもから大人まで楽しめます。ポストカードを購入すれば、いつでもお手頃に北斎の浮世絵にふれることができますね。

図書室

すみだ北斎美術館には、図書館が併設されています。葛飾北斎をはじめとする浮世絵の資料を収集する専門図書館で、浮世絵関連図書や雑誌、展覧会図録も。これを機に、他の浮世絵作品やその歴史にふれてみるのもおもしろいかも。

注意点

常設展は、休館日以外いつでも鑑賞できますが、企画展はタイミングによっては開催されていない期間もあります。常設展だけでも楽しめますが、せっかくの企画展も楽しみたい方は公式サイトの年間スケジュールを確認して行きましょう。

アクセス

●都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
●JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
●都営バス「都営両国駅前」より徒歩5分
●墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ

最寄り駅は両国駅です。両国駅は、都営大江戸線とJR総武線の駅同士が離れているので、注意が必要です。ちなみに少し歩くことになりますが、JR総武線での隣駅「錦糸町駅」からは1.5kmほどの距離(歩くと20分ちょっと)です。「北斎通り」をずっと西へまっすぐ歩くのですが、北斎通りはその名の通り葛飾北斎に由来していて、街路灯や公衆トイレ等に北斎作品の103枚が掲示されています。通りは北斎ギャラリーとも呼ばれ、北斎の絵を鑑賞しながら歩くことができるので、すみだ北斎美術館へのアクセスは錦糸町駅からでもオススメです。

北斎美術館周辺のおすすめスポット

北斎茶房

2003年に長屋をリノベーションしてできた甘味処。錦糸町駅から北斎通りに出て徒歩8分の場所にある古民家カフェです。あんみつ、大福、どらやき、最中などの定番和菓子のほか、夏はかき氷が大人気。食事メニューもあり、落ち着いた雰囲気のお店なのでお気に入りカフェとしてリピーターの多い人気店なんです。すみだ北斎美術館に行かれた際には、ぜひこちらのカフェにも足を運んでみてくださいね。

両国湯屋 江戸遊

江戸遊は、両国駅とすみだ北斎美術館のあいだにあるリラクゼーション・スパ。2019年にリニューアルされたばかりのきれいな大浴場には「赤富士」など葛飾北斎の浮世絵が壁一面に彩られています。また、食事処「北斎」、Cafe「応為」の2つの食事処があり、その店名の由来も葛飾北斎(とその娘)になっているんですよ。

すみだ北斎美術館の基本情報

・名称:すみだ北斎美術館
・読み方:すみだほくさいびじゅつかん
・営業時間:9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
・定休日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)。前記以外にも臨時休館する場合あり。
・料金(常設展):一般400円(団体320円)、高校生・大学生・専門学校生・65歳以上300円(団体240円)
・クーポン:墨田区の他施設(江戸東京博物館、すみだトリフォニーホール、すみだ水族館、刀剣博物館など)の入場券または半券提示で、団体割引料金での利用可。「東京・ミュージアムぐるっとパス」の利用で常設展無料・企画展は団体割引料金での利用可。お誕生月割引あり。

まとめ

すみだ北斎美術館は、墨田区ゆかりの天才浮世絵師・葛飾北斎の生涯をたどることができる、近代的な美術館でした。美術館のまわりには、北斎にちなんだ施設やカフェがあるので、1日を通して芸術にふれることができます。特に「北斎通り」は、道の至るところに北斎作品にふれることができるので、ぜひ歩いてみてくださいね。

東京のスポットを
ジャンルから探す

おすすめ記事




写真から探すその他の観光スポット




もっと写真を見る


SNS映えマップに戻る

Let's Apply!スポット情報拡充申請

スポット情報拡充の申請を行う機能を公開しました。システムによって問題ない情報と判断された情報は登録され、公開されます。

スポット情報拡充申請
日本最大級のSNS映え観光情報サービス。SNSの様々なデータを分析し、インスタ映え、ツイッター映え、定番スポットを地図上に表示。大手旅行会社である日本旅行やH.I.S.とも協業し、フォトジェニックスポットマップも提供。観光ガイドでは紹介されない、知る人ぞ知るニッチなスポットもカンタンに探せ、各スポットの特徴が3秒で分かる。