トヨタ産業技術記念館

トヨタ産業技術記念館
photo by @eko0694
トヨタグループが運営する企業博物館。繊維機械館と自動車館に別れ、トヨタグループがいかにして発展してきたかが展示物や映像を通してわかるという構成になっています。海外の旅行客からも人気のスポットなので、一度行ってみてはいかがでしょうか?

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トヨタ産業技術記念館の基本情報


【 住所 】愛知県名古屋市西区則武新町4−1−35
【アクセス】名鉄名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩3分
【営業時間】午前9時30分~午後5時(入場受付は午後4時30分まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
【 料金 】大人500円、65歳以上300円、中高生300円、小学生200円

トヨタ産業技術記念館
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公式ページ

行ってよかった工場見学第1位!「トヨタ産業技術記念館」

日本を代表する世界的企業、トヨタ。

そのトヨタグループ発祥の地である、豊田紡績本社の跡地にオープンしたのが「トヨタ産業技術記念館」です。

そのように聞くと、ちょっと硬めの展示が並ぶ企業博物館のように想像してしまいますが、「トヨタ産業技術記念館」は実は誰もが楽しめるエンターテインメント性の高い施設です。

最近では海外の口コミサイトなどでも絶賛、外国人観光客も急増し、来館者は右肩上がりになっているといいます。

そんな「トヨタ産業技術記念館」とはどのような場所なのでしょうか。

トヨタ産業技術記念館展示
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トヨタ産業技術記念館の基本情報

まずは基本情報から見ていきましょう。

「トヨタ産業技術記念館」は名古屋市西区にある施設で、アクセスは非常に便利です。

電車を利用した場合、名鉄名古屋線栄生駅下車で徒歩3分。

地下鉄では東山線亀島駅より徒歩10分です。

JRや近鉄の名古屋駅からの場合には25分とやや距離がありますが、名古屋観光を兼ねて散策しながら歩いていくのもオススメです。

また、バスの場合には名古屋駅から名古屋駅行循環に乗車、「トヨタ産業技術記念館」下車徒歩3分です。

名古屋の主要な観光地をめぐるなごや観光ルートバス「メーグル」を利用することもできます。

車の場合は名二環清州東インターチェンジから15分、名神高速道路一宮インターチェンジから20分、名古屋高速都心環状線に指揮橋または丸の内出口から10分程度です。

開館は9:00から17:00、入館は16:30まで可能です。

休館日は月曜日ですが、祝日の場合は翌日が休館、年末年始も休館です。

ホームページには年間の開館カレンダーがあるのでそちらも確認しておいたほうがいいでしょう。

入場料は大人500円、中学生300円、小学生200円。65才以上は300円となっています。

なお、周辺にある「ノリタケの森」や「トヨタ博物館」などとの共通券も販売されているので、周辺を観光する予定のある方は、お得になります。

トヨタ産業技術記念館の繊維機械館

「トヨタ産業技術記念館」の内部にはいくつかの展示に分かれていますが、まずはトヨタの原点である「繊維機械館」から見ていきましょう。

こちらは大正から昭和初期の紡績工場を再現した展示。

トヨタ産業技術記念館の繊維機械館
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約3400平方メートルの空間は、大正時代に建てられた工場の柱やレンガの壁をそのまま使用、その内部に、紡績の機械が展示されています。

ごく初期の、糸車を使ったものからスタートし、江戸時代に使用された機織り器、産業革命のときに誕生した紡績機など、布をつくるという歴史が再現、昔の道具を使用して綿から糸をつむぐ実演も行われているので、基本的なことから糸と布について学ぶことができます。

トヨタ産業技術記念館 紡績
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さらにその後、国産の技術が発展して誕生した日本で最初の紡績機械や、豊田佐吉によって開発された世界初の自動機械まで、端から端まで歩くことで日本の技術の発展を体感することができるでしょう。

また最後には超高速化が実現した現在の織機も展示されているので、最初の糸車の時代と比べるとその発展にきっと驚くはずです。

「繊維機械館」に続いて展示されているのは「金属加工」。こちらにはオペーレーターにより、金属を加工する際のステップがわかりやすく説明されます。

トヨタ産業技術記念館の自動車館

続いて現れるのは、「トヨタ産業技術記念館」の目玉のひとつである「自動車館」。

約8000平方メートルの室内には、自動車の仕組みや生産の技術、また自動車づくりの歴史などのすべてが体験できる展示になっています。

こちらで見ておきたいのは1930年代に日本で作られた自動車。

トヨタ自動車の父である豊田喜一郎が挑戦した日本で最初の自動車づくりからその足跡、人物像などが詳しく語られます。

それだけでなく、実際の自動車を使用して車の基本的な構造や、走行などの仕組みの展示もあり、自動車好きはもちろん、機械に興味がある人にとっては必見の展示が行われています。

さらにここで注目しておきたいのは、トヨタ最初の乗用車であるトヨダAA型自動車のレプリカ。

トヨダAA型自動車
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当時約1400台のみ生産された車で、ファンにとっては幻の一台。

現代にも通じる洗練されたデザインのクラシックカーとなっています。

トヨダAA型自動車車内
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また1955年に発売された初代のクラウンも展示。

当時としては画期的なアメリカンスタイルで、いかにもトヨタらしいデザインの車を実際に自分の目で確かめることができます。

そのほかにも、初代カローラや初代セルシオなど、歴代のトヨタ車が並び、車の博物館として楽しむこともできるでしょう。

同時に、制作技術の進化や、モデリングについての資料などもあり、昔実際に使用されたトラックの木製モデルや、クレーモデルなど貴重な資料も展示されています。

さらに最新の技術であるハイブリッドガスタービンエンジンや、メタノールエンジンなどの展示もあり、今まで車に興味がなかったという人にもきっと関心が持てる資料が盛りだくさんとなっています。

さらに、こちらでは自動車の大量生産が始まった昭和初期の工場を再現。

トヨタ産業技術記念館 生産
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まったくゼロから一台の自動車が組み立てられる様子を知ることができます。

トヨタ産業技術記念館のテクノランド

自動車や繊維の機械の仕組みを理解できたら、次は「テクノランド」に移動しましょう。

こちらはものづくりの楽しさを実感できるスペース。

実際のミニカートを操縦できる「テクノサーキット」、自動車のブレーキの原理を応用した「ぴたっとブレーキ」、エンジンのピストンの動きで遊べる「リズムピストン」など様々なアトラクションが用意されています。

またバーチャルな布が制作できる「機織りマシーン」、織物の楽しさを体感できる「柄織りベンチ」、空気や水を噴出することで自然の力を体感する「ウォータージェット」「エアジェット」などは一度は体験しておきたい遊具です。

このように自分の体を使ってモノづくりの仕組みや楽しさを体験できるというのも、「トヨタ産業技術記念館」の楽しみのひとつ。

週末には体験コーナーも充実し、プレス機や成型機を操作して出てきた部品でストラップやミニカーなどを作るワークショップも開催されています。

トヨタ産業技術記念館のミュージアムショップ

ここまで館内を見学したら、ミュージアムカフェやレストランで一休み。

その後に欠かせないのはミュージアムショップです。

こちらでは繊維機械にまつわるものから自動車をテーマにしたものまで、「トヨタ産業技術記念館」らしいオリジナル商品が揃っています。

やはり人気になっているのは、ここでしか手に入らないミニカーの数々。

「Toyota FJクルーザー」や「SPRINTER TRUENO AE86 GTV」、そのほか2000GTをはじめとする歴代のトヨタ車など、ファンにはたまらない品が揃っています。

また意外な人気商品は豊田織機のオリジナルフォークリフト。

こちらは実際に使用されているものの23分の1スケールのモデルで、リフトが上下に動くというアイテムです。

さらに、モノづくりの現場らしく、スパナを模したスプーンやフォークなどのカトラリー、ひそかな名物になっている「トヨタ博物館カレー」など、お土産にぴったりの品が手に入ります。

「行ってよかった工場見学」の第一位にも選ばれた「トヨタ産業技術記念館」。

日本人なら一度は見てみたいスポットです。

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